2012/09/30

夏の暑さ!でも今週は冬・・・

ここ数日、暖かいというより暑いです!

紅葉もピークを過ぎ、庭は落ち葉でいっぱいなのに、昼間は半袖でないと汗ばむほど・・・
先週末には暖炉に火を入れていたのが嘘みたいです。


現在の気温は華氏85度(29℃)で、東京より暑かったりして?
とは言え、ミネソタは昼夜の気温の差が激しいので、夜にはぐっと涼しくなります。

一体この暑さはいつまで続くのだろうと思って、お天気サイトを調べたら、

  ひえ~っ!!

今度の木曜日、金曜日には何と、が降るかも・・・!!
そりゃまた、ずい分極端な・・・

こちらでは気温を華氏で表示するので、80度台から一気に30度台に下がってしまうということです。


実は私自身も、いまだに華氏表示には慣れないので、摂氏表示に変更してみましょう。


今週金曜日は、最低気温が氷点下5度だとさ!
で、降雪確率30%だそうです。。。


晩秋から初冬にかけて数日続く暖かい日のことを、こちらではインディアンサマー Indian summer と呼びます。
日本語だと、小春日和にあたるのだと思います。

その語源には諸説あるようですが、「偽りの夏」という意味で、ネイティブアメリカンへの偏見が含まれている場合があります。
昔の映画で「インディアン、嘘つかない」ってセリフがあったけど・・・?

この近くには、インディアンの居留地 Indian Reservation がありますので、あまり大きな声で言わない方がいいのかな?


家の前には絵画のようなこんな風景が広がり、目を楽しませてくれています。


秋色のこの風景も、間もなくまたモノクロの世界へと変わっていってしまうのでしょう。
つかの間の夏(?)を、戸外で思い切り楽しみたいと思います。


おまけその1 秋にはやっぱり、これを聴かなきゃ話にならない♪
         ヴィヴァルディの「四季」より「秋」。 秋の風景って大好きです。



おまけその2 これは夕べの写真。 中秋の名月が湖に映ってきれいだこと・・・
         もっと遅い時間に思い切りズームインして撮ってみました。
         普通のコンパクトデジカメですが、満月にうさぎさんが映っていて感激~♪



2012/09/23

イケメン作曲家にドキドキ♪

10月7日のコンサートに向けて、いよいよ25日(火)から練習が始まります。
オーケストラのメンバー全員が初回からきちんと合わせられるよう、自宅練習しておくのがお約束。

8月末に楽譜は受け取っていたものの、つい後回しにしてしまい、今になって顔面が引きつっています。
子供の頃からの土壇場主義、いくら年を重ねても直らないなあ。。。


今回は、Mendelssohn(メンデルスゾーン)交響曲「イタリア」と、ピアノ協奏曲第1番 ト短調
18世紀のイタリアの作曲家 Capuzzi(カプッツィ)コントラバス協奏曲

それに、20世紀のアメリカの作曲家、Samuel Barber(サミュエル・バーバー) の作品。
First Essay for Orchestra op 12 「オーケストラのためのエッセイ第1番」という曲を演奏します。

ふうっ・・・やたらと盛りだくさんだわ。 初めての曲ばかりだし。。。


この Barber について調べていたら、彼の若かりし頃の画像を発見!
端正なお顔立ちに、ときめいてしまいました~♫♫♫

中年以降の写真は、どうってことない普通のおじさんなんですけどね。


作曲家というより、俳優にしたいような・・・

しっかり自分の意思を持っていそうな、力強く、しかも知的で品のあるまなざし。
鼻筋の通り具合、引き締まった口元、どれを取っても好感度100%です!

この目にじっと見つめられてしまったらどうする、あなた!?
   キャ~! ♪ \(^0^\)(/^0^)/ ♪

身も心もとろけません? もし悪の道に誘われたら、後先考えずについていってしまうかも。


・・・いえいえ、アホな妄想に浸っている暇はありません。

何はともあれ、こんな写真を見つけた後には、練習にもますます熱が入るというものです。
あのきれいなお顔にどんな表情を浮かべながら、この曲を書いていたのかしら。

非常に 不純な動機 ですが、しょせん音楽なんてほとんど感性でやるものですからね。

この曲、途中から速いフレーズや不協和音も出てくるし、管と弦のリズムの絡み合いも複雑。
全員がしっかり指揮者と楽譜を注視していないと、とんでもなく崩壊しそうな気配です。
妄想から目を覚まして、ちゃんと練習せねば。

「オーケストラのためのエッセイ第1番」って、こんな曲です。



楽譜だけである程度練習したら、ヘッドホンを使って CD や YouTube と合わせてみるのが私のやり方。
他の楽器とどのように対話しているかが飲みこめるし、自分の音程&リズムのずれもシビアにわかります。(汗;)


バーバーの曲では、Adagio For Strings「弦楽のためのアダージョ」が一番有名です。

暗殺されたケネディ大統領の葬儀に使われたことで、それ以降映画やテレビドラマなどで、葬送の場面の定番になっちゃった。
そんなつもりで作ったわけではないので、ご本人としてはちょっとご不満だったようです。

昭和天皇の崩御の際にも、N響の演奏によるこの曲を流したそうですし、「冬のソナタ」にも使われたとのこと。
おばさま方の間でものすごく話題になったドラマでしたが、なぜか私はじっくり見たことは一度もなし・・・


そういえば、2007年の日曜劇場「華麗なる一族」で、キムタク演ずる主人公鉄平が自殺してしまった場面でも、この曲が流れていたのを思い出しました。


鎮魂をイメージさせる要素が、この曲のどこかにあるのでしょうね。
母国語が何語かにかかわらず、同じような感じ方をする・・・音楽って本当に不思議です♪


おまけその1 話題の(?)「弦楽のためのアダージョ」で、天国気分を味わってみてください。
         何だか心が透き通ってくるような気がします。



おまけその2 イケメンキムタク冬ソナつながりで・・・こんなのを見つけてしまいました。
         個人的には、ペ・ヨンジュンは混ぜないほうがよかったと思う。。。
         (もしファンの方が読んでいらしたら、ごめんなさ~い!)



2012/09/20

絶対に見飽きないもの

季節限定ですが、毎日目にしても絶対に見飽きないもの・・・

   それは、紅葉です♪

ここミネソタ北部では、ただ今紅葉真っ盛り~♪


この夏は雨が異常に少なかったせいか、実は8月半ば頃から多くの木の葉が変色し始めてしまいました。
枯れてきたのか、それとも紅葉が始まったのか、判断に悩むような色合いでした。

木がストレスを受けているので、いつもみたいに鮮やかにはならないかも・・・
地元の方たちが、そう心配していました。


けれども9月中旬から、木々はみるみるうちに豊かに色付いてきました。

去年は、紅葉時期の早さに本当に驚いたっけ! 東京では11月に入ってからですもの。
ミネソタ生活2年目となると、もう慣れたものですけれどね。


多分、今が紅葉のピークかな?
毎日のようにウォーキングをして、写真を撮りまくっています。

ハイウェイを運転中も、そのまま絵はがきにしたくなるような風景に目を奪われて危ない、危ない・・・

や、


黄色や、


オレンジの葉。


自然のグラデーションの見事さに、ため息が出ます。

  


こんなに美しいものを見せてくださって、神様ありがとうございます!

そんな謙虚な気持ちになるのは、多分私だけではないでしょう。

この時代、この場所、この家族と共に生かされていることの不思議。
ず~っと長い間、命をバトンリレーしてくれたご先祖様たちと両親への感謝。
色々な思いが胸をよぎります。


ミネソタの紅葉は、2週間楽しめればとてもラッキーという感じらしい・・・
あっという間に葉が枯れ落ち、またあの長い長い冬が始まるわけです。

今はただ、魂が震えるような喜びと共にこの贈り物を受けたい。



話は変わりますが・・・

我が家に2泊していった義弟が、昨日そこら辺で仕留めた Grouse をお礼にくれました。
裏口にそのままポンと置いていった。。。 さすが狩猟民族だわ。


こちらの人は、「かわいそう」とか「気持ち悪い」とは決して言わず、「おいしそうと言います。
Grouse って日本語でライチョウ ? 日本では普通食べないよね・・・??

この辺に生息しているのは Ruffed grouse エリマキライチョウと呼ばれる種類がほとんどで、私たちが知っている冬になると真っ白になるライチョウとは違うものらしいです。

夫がさっそく、手際よくさばいて調理してくれました。
まるで靴下を脱がせるように、するっと皮が取れるのだそうです。

初ライチョウ(?)、非常に美味でした♪ 

ジビエの中では、最もとっつきやすいお味なのではないでしょうか。
鶏の胸肉に似ているけれど、もっと柔らかくてパサパサ感はゼロ。  全くクセがありません。


林の中をウォーキングしていると、時々急に Grouse がバサバサバサッと飛び立つので、!?とびっくりすることがあります。
あんまり驚かすと、また夕食にしちゃうからね!!