2018/08/23

カナダの孤島で原始生活~その1

日本から息子夫婦が来て、先週は充実しすぎの毎日でした。
ブログ投稿も、かなり久しぶりとなってしまいましたね。

週末には親戚などが大勢集まったものの、あとは家族だけで過ごせてよかったです。
今年は息子のたっての希望で、カナダウッズ湖 Lake of the Woods に4人で出かけて1泊してきました。(カナダ領とは言え、ミネソタ州の一部が飛び地になっている小さな領域もあるのが不思議。)

ミネソタとカナダの国境までは、家から車で2時間ちょっと。
陸続きですから、車から降りることなくパスポートを見せて、入国審査官の簡単な質問に答えれば、国境を越えることができます。
まるで、ファストフード店や銀行のドライブスルーみたい。

国境にレイニー川 Rainy River という川が流れていて、その橋を渡りきると、道路の制限速度の表示がマイルからキロメートルに!
日本に戻ったみたいで、何だか懐かしい感じがします。

さらにしばらく車を走らせると、ウッズ湖に到着!!
日本に住んでいてミネソタには夏休みにしか来なかった頃は、ウッズ湖にも毎年のように出かけたものです。

ウォータースキーに初チャレンジしたのも、ここでした。
翌日は、腕がひどい筋肉痛でしたっけ・・・

でも今回は、私にとっては11年ぶり、息子にとっても9年ぶり。
いつの間にそんな年月が経ってしまったのだろうと、不思議な気がします。


ウッズ湖はやたらと大きく、ウィキペディアによると縦が109 km、横が94 kmで、14,552 の島があるとのこと。

その島のひとつを、1960年代中頃に夫の両親が買ってキャビンを建てました。
島を買うなんてすご~い!と思いますが、当時の金額でたったの800ドルだったそう。
あり得ない・・・

その1年後には、カナダ政府が島の販売をやめてしまったとのこと。
きっと、環境汚染などが理由だったのでしょう。ギリギリセーフだったという訳です。

島までは、ボートで30分ぐらいです。
幸い穏やかな日でしたが、風の強い日は大変!ボートが揺れて、思い切り水しぶきがかかります。

標識も何もないので、似たような島と島の間をどうやって行くのか、私にはさっぱりわかりません。


幼い頃に大好きだった「ひょっこりひょうたん島」を思い出してしまう・・・
面積は2エーカーぐらいだそう。約2,450坪で、歩いてもさっと一回りできるかわいい島です。


両親亡き後は夫の兄弟4人共同で所有し、管理&維持。
それぞれ家族や友人を連れて行き、釣りなどを楽しみますが、毎回きちんと掃除してから帰るのがお約束なので、きれいさを保っています。




長く泊まる時にはジェネレーターで自家発電し、冷蔵庫なども使用します。
今回は1泊だけでしたので電気は一切使わず、持っていった食料品はクーラーボックスに保存。

湖の水を利用して、シャワーを浴びることもできます。
このシャワールーム、私は初めて見ました。中もきれいでびっくり。


皿洗いは、湖の水を大きなやかんで沸かして、消毒液と洗剤を混ぜて使用・・・
シンクには流せないので、使用後の洗い桶の水は外に運んで地面に流します。
ああ、ワイルドだわ~!

トイレも水洗ではありませんから、外にある「ポットン式」の便器です。
夜は、懐中電灯を持って歩いて行かなければなりません。
写真の右側がトイレ。あまり長居はしたくないな・・・


もちろんインターネットにはつながらず、携帯も使えず・・・
緊急時にだけ、一番近いリゾート施設に連絡する方法があるようですが。
何とも、原始的な生活です。

夕食後にボートでまた出かけ、日が沈む美しい風景を眺めた後、さっさとキャビンに戻りました。


キャンドルの光で、しばらくの間トランプゲームの「大貧民」で盛り上がっちゃった!
このゲームでの「大富豪」は、英語では President だそうで、「大貧民」については色々な呼び方があるようです。
 こちらをご参考ください ⇒ President (card game)

4人でキャーキャー大騒ぎしたけれど、真っ暗になればもう寝るしかありません。
寝る前にトイレに行った時、満天の星に大感激♪
ぱちゃぱちゃ言う湖の水の音を聞きながら、いつもより2時間も早く、気持ちよく眠りについたのでした。

続きは、また次回ね!


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