2013/07/03

心臓手術!

驚かせてすみません。 手術と言っても、私ではありません。
大親友である、ヴァイオリンのお話・・・

何だかこの頃、特にピアニッシモで微妙な音を出したい時に、変なノイズが少し入るなと気になっていたのです。
弓も毛替えをしてもらう時期でしたので、ついでに楽器の調整もお願いすることにしました。

ただのスクラッチかと思ったら、これは結構重傷かも!と言われたのが、木目に沿ってできている傷でした。


楽器の内側からひびが入って、表面に達しそうになっているとのこと。

 ショック。。。

ぶつけたり落としたりした覚えはないので、ひょっとしたら日本とアメリカの湿度の差が原因?
私のお肌も髪も、ガサガサになっていることだし・・・

表板をはずして、内側から修理するのが唯一の方法ですって!

Open heart surgery みたいなものよ、と言われました。
位置的に、開腹手術ではなくて、心臓切開手術だということね。

ヴァイオリンだから笑顔で冗談言えるけれど、人間だったら大変だ!!


表板をはずすと、魂柱(表板と裏板にはさまれている小さな円柱、振動を伝える働き)の調整、または交換も必要だそう。
もそろそろ取り換えた方がいいし、オプションだけれど指板もどう?と聞かれ、顔面は次第に蒼白に。


そして弓も、スティックが少し曲がっていて、スクリューも傷んできているとのこと。
修理できなくはないけれど、新調したほうがいいかも・・・ですって。

え~ん(TOT)

「夫と相談してみます」と、取りあえずその日は退散。


修理料金の相場を調べたら、ぼったくられているわけでもなさそうなので、結局お願いすることになりました。
弓も7、8本試奏させていただいたところ、ドイツ製のものにピンときたので、それに決めました。

37歳でヴァイオリンを始めたレイトスターターである私は、こんな時、聴いている人をうならせるような名演奏ができるはずもなく、こそこそと迷演奏です。

しばらく入院、そして心臓手術(?)となった愛器、元気になって戻ってくるのが楽しみです♪
思いがけない出費は、とても痛いですが・・・

入院中に困らないよう、別の楽器を貸してくれるサービスがありました。
まだちょっと、お互いに人見知り状態です。


おまけ ものすごく子沢山のダックを発見。
     数えてみたら、ヒナ duckling が14羽もいました!


きちんと一列につながっている様子がかわいいでしょ?


一番前の子、よそ見してちゃだめよ。


行っちゃった・・・みんな元気に育ってね~♪


6 件のコメント :

  1. おはようございます。

    心臓手術と読んで,行った誰が?
    バイオリンでしたか..♪ 重傷ですか?汗
    価値があるバイオリン、,良い音色を出すバイオリン,ピアノと同じく調律が必要なんですね。本体にひびが〜〜$$ と驚く私。日本とミネソタの乾燥度の違いが原因かもしれませんね.コロラドは度乾燥地域なんで,木製や竹製の物にはひびがはいります。。日本からもってきた素敵なお味噌汁のお茶碗にひびが入ったときはがっくりでした。

    ダックの赤ちゃん、,兄妹が多くていいですね。その中でも列の順番ってあるのかな?ちょっと不思議に感じました。。

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    1. ねこちゃんさん、

      コロラドもきっと、ミネソタ以上に乾燥しているのでしょうね。
      こちらは時々まとまった雨が降る分、まだましかもしれません。
      食器は今のところ大丈夫ですが、家具は怪しいです。。。

      そう言えば、ピアノも調律しないといけないですよね。
      こちらに引っ越してきてから、まだ一度もしていません。
      日本からの長い船旅後、不思議なことに素人耳にわかる音程の狂いはありませんでした。
      でも、あれから2年・・・
      今では明らかにちょっとずれているなとわかるキーもあり、
      弾いていて気持ち悪いです。

      ダックの赤ちゃんの並び順、私も不思議に思いました。
      どうやって順番を決めるのでしょうね。

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  2. おかべ なお2013年7月4日 22:33

    さすがですね  ノイズが気になるなんて  私ではわからないかもしれないわ
    大事なものが壊れるのって ショックですけど、治るのであれば少しはすくいかもしれませんね

    バイオリンさん  又素敵な音色が戻ることをお祈りしています。お大事にね  (笑)

    東京はこれから熱帯夜が続くらしく 耐えられるか恐ろしいわ

    お肌も気にしないとならないしね
    美白!某化粧品が問題になっているけど またそれも恐ろしい事

    そんな中可愛いダックちゃんをみて心が和みます

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    1. なおさん、

      弾いているうちに慣れてきてしまって、
      こんなものなのかなあ、と思い始めていました。
      臨時出費は痛いですが、修理したら直るのだったら喜ばしいこと。

      日本の夏は、蒸し暑くて大変ですよね。
      こちらも気温は上がっていますが、
      湿気が少ない分、かなり楽よ♪
      そう言えばこちらでは、日傘をさして歩いている人は皆無です。

      あのダック親子、その後見かけないけれど大丈夫かしら。。。

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  3. 亀裂がどこかに生じていると音が気持ち悪い重複した音になったことがありました。そのときは応急処置で修理してもらいましたが、私のはもともとボロボロで趣味だけのものなので「$」のショックはそれほどのものではありませんでした。(汗 先生が毎年調整・何年かに分解しての調整に出されるときの金額を訊いてプロで使われる方々の出費たるや眩暈を起こしそうでした。演奏で弾かれる方々の楽器の管理、お手入れ…大変とお察しいたします。

    37歳でバイオリンを始めてオケで演奏なさっている!これは凄いことですよ。あまりいらっしゃらないと思います。歳を重ねながら音楽と深くかかわっていらっしゃることは素晴らしく素敵です。

    始められた頃のお話もいつか折りに触れ是非、書いてください♪

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    1. chopiana さん、

      今使っている楽器、実はいただいたもので値段も不明なのです。
      私にとっては、元の持ち主の魂がこもった、特別なヴァイオリンです。
      なぜ譲っていただくことになったかは、
      またいつかブログに書きたいと思っています。

      ヴァイオリンを始めた頃の話も、そのうち書きますね♪
      レイトスターターでしたが、「継続は力なり」 です。
      親に強制されて、嫌々ながらレッスンを受けているお子さんに比べたら、
      自分の意思で始めた分、練習も頑張ったかな?

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