2025/11/10

本当に、ロバ・ヤギ・ニワトリさんたちがやって来た!

約1ヶ月前のブログ記事に書いたことが、現実となりました!
今、我が家の庭には可愛い動物たちがウロウロしています。

この家と土地を買ってくれることになったまだ未婚の若いカップルが、地面が凍ってしまう前に動物たち用のフェンス用の杭打ちをしても良いか尋ねてきたのは、もう1ヶ月前のこと。
初めは、ここに引越してきてから動物を飼うのだと思っていたのですが、実は彼女が今まで住んでいたところで既にたくさん飼っていたのです。

ここは寒~いミネソタ
彼女の家が売れるのを待っていると、地面が固く凍って杭が打てなくなる・・・ということで、見切り発車でした。

ある日、彼氏が友人数名と共にやって来て、あっという間にたくさんの杭が打たれ、フェンスは完成。
そして、予定通り彼女の家はさっさと売れたため、クロージングを待たずに動物だけ先に連れてきても良いかどうか、また尋ねてきました。

う~ん・・・と迷いましたが、OKを出した結果、金曜日にデカいトレーラーが到着し、小屋などが設置され、翌日の夜には動物たちがやって来たのです♪

当日は暗くてよく見えませんでしたが、昨日の朝初めてご対面したら、まあああ、何て可愛いこと!!




2匹のロバミニチュアドンキー)と、4匹のヤギ、そしてニワトリたちはまだ外に出てきていませんけれど、この水色の小屋の中にいます。



ちょうど土曜日に初雪が降り、急に寒くなってしまいました。
それでも、動物たちは元気に庭の芝やエサの干し草をせっせと食べています。
飲み水は凍ってしまうため、皿の中にヒーターが設置されていて、我が家の外壁のコンセントにつながっています。

次の住人となるお二人は、クロージングの日まで彼氏が今住んでいる賃貸のアパートで一緒に暮らすそう。(ワンコたちとニャンコたちは、まだそこです)
私たちはガレージから車2台を外に出し、空いた部分に彼女の荷物を置けるようにしてあげました。

二人は動物たちのチェックがてら、毎日やって来てせっせと荷物を運び入れています。
普通はこういうことは許されないと思いますが、事情を考えるとまあしょうがないかなという感じ・・・

私たちの家も荷造りが進みつつあり、箱だらけになっています。
あと2週間ちょっとで、同じ日に、今住んでいるこの家と引越し先の家両方のクロージング
そして、その日の午後には引越しの予定です。
さてさて、どうなることやら。。。


思い出いっぱいのこの家と土地にさよならを言うために、週末には義弟、二人の義妹、従弟のひとりがやって来ました。
鹿のハンティングシーズンが始まったため、誤射を防ぐためのド派手なオレンジ色に身を包み、我が家の土地の真ん中辺にあって「セントラルパーク」と呼んでいる場所で、賑やかにキャンプファイヤーを囲んで、男共は最後の晩餐です。


色々と、楽しかったね♪

2025/10/31

やっと引越し先が決まったので、ちらっとお見せします

引越し先が、ついに決まりました~!
私たちの家の買い手は決まったのに、引越し先がなかなか決まらず、非常にやきもきした1ヶ月でした。

日本ではずっと賃貸マンション住まいでしたので、日本の不動産取引事情には疎いですが、多分アメリカとはずいぶん違うのでは?と想像します。

まずは、物件の検索サイトで良さそうな家を探します。
前にも書きましたが、売主が住んでいるそのままの状態で、家全体と各部屋の写真が数十枚も載っているので、イメージしやすいです。
家全体のレイアウトや各部屋のサイズは、載っていることもありますが、ないことがほとんどで、実際に見てみないとわかりません。

気になる家があれば、リアルター realtor(不動産仲介人)にお願いして見せてもらったり、週末に行われるオープンハウス(決められた時間に、誰でも自由に見に行ける)に出かけてチェックしたりします。

私たちの場合は、別の家の内見をリアルターにお願いしたついでに、「他にこんな家もありますよ」と何軒か連れて行ってもらった中の1軒が、今度引越すことになった家です。
実は、サイトを見て私も気になっていた家だったのですが、キッチンがかなりコンパクトで、今使っているものはとても入りきらないなとチェックから外していた家でした。

でも実際に見せてもらったところ、今の家主さんがとても丁寧に暮らしていらっしゃるのが感じられ、アプローチを見ただけでワクワクしました。


セージグリーンというちょっとユニークな外壁の色、私は好きだけど夫はどうかな?と思ったら、彼も気に入った様子。

静かで周りの環境も良いし、庭も広々!キャンプファイヤーも楽しめるね~
車3台分のガレージ付きなのですが、後ろのほうにはガーデニング用品などのための物置も!
落葉樹がないので、今とても苦労している落ち葉かきの心配もなくなるぞ・・・
欲を言えば、四季折々の葉の色の変化を楽しめないのはちょっと残念ですが、見たくなったらどこかに出かければ良いだけのことです。


アメリカの一般的な家は、玄関のドアを開けるとすぐにリビングルームダイニングルームというケースが多いです。
食事中に宅配のものが届いたりすると、お互いに気まずいのでは?と思いますが、アメリカ人は全然気にしないのかな。
日本の玄関は、どんなに小さな家でも、ちゃんと離れた所にあるのにね~

この家もリビングルームのすぐそばに玄関なのですが、一応は玄関らしさを保っていてクロゼットが付いているのも好ましいです。


そこで、私たちがお世話になっているリアルターから売主側のリアルターに連絡してもらい、買いたいというオファーをさっそく出しました。
ところが、しばらくの間は全く返事なし・・・
再三探りを入れてもらったところ、他にも2件のオファーを受けていて、みんな「自分の家が売れたら」という条件だったようです。

値段を少し引き上げてさらにオファーしても、やはり連絡なし。
現金で即買ってくれる人を待っているのでは?と想像しました。

その後少し進展があり、向こうからも色々な条件を出してきて、その度に「カウンターオファー」という「この条件は飲むけれど、ここは無理」みたいな書類を提出し、向こうがまたそれに応えるというようなやり取りが何度も続きました。
書類は全部リアルターが用意してくれ、私たちはサイト上でサインするだけでしたが。

やっと交渉成立で、売主がOKを出してくれたのが、飼い猫のキキを14年前に我が家に迎えた記念日の10月27日でした♪
キキが幸運を運んでくれたかな?

その家がダメだった場合を考えて、他にもたくさんの家を見ましたが、これぞという家は見つからず、最悪の場合しばらく賃貸住宅に住むしかないかなと思っていました。
やっと前向きに色々プランできるようになり、心からほっとしています。


今の家は3階建てですが、次は平屋となり、掃除が楽になることでしょう。
私たち夫婦はまだ階段の上り下りは全く問題ないですけれど、数年後にどうなっているかはわかりません。
14歳となったネコのキキは、関節炎などの症状が出てきていますので、階段なしの家のほうが負担がかからないと思いますし。

一番楽しみなのは、町にずっと近くなること!
頻繁に買物するウォルマートまで今は25分かかるのが、たったの9分で行けるようになります。
その他の主な店やレストランも、病院も、10分前後で行けちゃいます。

オーケストラのコンサートやリハーサルがある大学ハイスクールにも、12分ほどで行けるので、特に天候の悪い日は助かります。

ご近所には近いためプライバシーは減りますけれど、何かあった時に心強いことでしょう。
(今は隣家まで約1キロ・・・舗装されていない細い道なので、雪が積もるとかなり心細い)

長年慣れ親しんだ、美しいと大きな雑木林に囲まれた暮らしとのお別れは寂しいですが、なるべく楽しいことだけを考えて、新しい生活への期待を膨らませている最中です。


おまけ孫たち、楽しいハロウィーンだったようです♪
     この子たちの母である私たちの娘、そう言えば子供の頃、エルモが大好きだったな~



2025/10/26

私の「英語学習の原点」が出てきた! / 引越し準備中

引越しの準備を、少しずつ進めています。
前にブログに書いた若いカップルの現在の家が売れたため、正式にここを買ってくれることが決定!
あとちょうど1ヶ月後に最終取引、引き渡しです。

実は私たちの引越し先は、まだ決まっていません(汗;)
候補の家があり、交渉しているものの、何だかんだと色々言ってくるので困っています。。。

明後日、もう1軒別の家を見に行く予定。
そちらはキッチンが広々として素敵な家で、数分で町の中心地に行けるものの、その分隣家も近くてハイウェイの騒音も聞こえそう。

第一候補の家は、静かで庭ももっと広いのですが、なぜかキッチンだけがとてもコンパクト。
さらに断捨離に励まないと、食器などがとても入りきらなそうです。
本当にたくさんの家をチェックしてきましたが、なかなか完璧な家は見つからないものだなあ。

今週中には引越し先が決まることを願いながら、あまり使わないものから順に段ボール箱に詰めている最中です。
やたらと本が多いのでそれを整理していたら、陰になって見えなかった場所から、めちゃ懐かしいものが出てきました!

私の両親は特に早期教育に熱心だったわけではありませんが、小学生の時になぜかこれを買ってくれちゃった。
結構嬉しかったのを覚えています。


14年前に日本からミネソタに引越してきた時にも、「これは懐かしすぎるから取っておこうか」と思って荷物に加えたようです。

その後、子供たちに見せたくなった時に見つからず、迷ったあげくやっぱり処分してしまったのだろうと思っていました。
14年ぶりに開けてみて「これが私の英語学習の原点だったのだな」と、しみじみ・・・

アメリカンスクールの子供たちによる英語のセリフや歌のソノシート(あのペラペラさが懐かしい!)がついていて、本を見ながら何度も聴いたのを覚えています。
60年近く経った今でも、その中の歌を覚えているほど。


小学校高学年になってローマ字を教わり、初めてアルファベットに親しむような時代でした。
今と違って小学校では英語の授業は全くなく、基本的な英単語でさえ、何となく知っていたという程度。

7冊目のThree Little Pigs 三匹の子豚」のストーリーの中で何度も出てくる "Help!" の部分で、私の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいに・・・
「助けて!」は「ヘルプ!」だと大人から教わっていました。
でも、全然「ヘルプ!」には聞こえない。どっちかというと「ヘーォ!」???
何度も聞き返したけれど、あまりにも変すぎる。
この人たち、ちゃんと英語しゃべっているのかしらと疑ったほど(笑)


中学生になって英語の授業が始まってから、やっと謎が解けました。
中学の英語の先生、割とちゃんとした発音で教えてくださったのが有難いです。
カタカナそのままで「ヘルプ!」なんて言っても、多分誰も助けてくれません。


9月にミネソタからサンフランシスコに引っ越した娘たちは、ミネアポリス郊外の自宅を最近売り出しました。
業者に頼んでステージングしてもらい、素敵な家具や絵などを配置してもらって、まるでモデルルームのよう♪
撮影もプロに頼んだそうです。
「これがあの家?」とびっくりしてしまいます。



おかげでオープンハウスの翌日にはもうオファーが数件入り、売り出し価格より高く売れるらしい・・・
何ヶ月もぐずぐずしている私たちと、ずいぶん違って驚きます。


あの「三匹の子豚」から長い長い道のりをたどって、ここまで来ました。
時々そんな思い出に浸って寄り道しながら、毎日色々な引越し準備作業をこなしています。

荷造りの他に、いつもの秋と同じように全ての窓掃除落葉掃きも。
もう引越すのだからしなくてもいいじゃない、と言ってくれる人もいますけれど、「飛ぶ鳥跡を濁さず」という美しい言葉があります。
今までのお礼の気持ちを込めて、そして次に住む人たちの幸せを願いながら、せっせと手を動かす毎日です。