2020/05/25

今年は卒業証書授与もドライブスルー方式

ふと気付いたら、もうメモリアルデーでびっくり!

「戦没将兵追悼記念日」と訳される祝日ですが、今年は多くの追悼イベントが中止、または規模が縮小されてしまったとのこと。

画像は TMZ より

次期大統領選で争うことになるお二人は、それぞれ違う場所で戦没者に献花をしました。

公共の場でマスクを着用しないトランプ大統領。メラニア夫人もペンス副大統領も、マスクなしです。
一方、民主党バイデン前副大統領とジル夫人は黒マスク姿。
マスクがまるでご自分の主義主張のシンボルのようであるのが、興味深いです。


アメリカではメモリアルデーの頃から夏が始まると考えられ、確かに今日も気温が25℃まで上がって蒸し暑かったです。
木々の緑が濃くなり、クラブアップルライラックが咲き始める美しい季節となりました。

気候も良いせいか、自宅滞在命令が解除されて以来、皆さん本当に気が緩んじゃったみたい。
いつもより長い週末なので、各州でビーチや公園などに人が殺到したとのこと。
アメリカでのコロナウイルスの感染者は170万名を超え、死者は10万名に近づいているというのに、そんなことでいいのだろうか。

土曜日には、夫の友人が何週間ぶりかで我が家を訪れました。
ずっと人に会っていなくて、寂しくなってしまったようです。

彼によれば、コロナで亡くなる方のほとんどは長期ケア施設で過ごす高齢者だから、それ以外の人はもう、さほど神経質になる必要はないとのこと。
こういう甘い考え方の人が多いのも、アメリカでこんなに感染が拡大した原因のひとつだと思ってしまう。。。

「とにかく手はよ~く洗ってよね!」と、まずは洗面所に直行していただきました。
その後、いつものようにハグしようと彼が笑顔で両腕を広げてきたけれど、これも、肘と肘をコッツンする elbow bump greeting に変更してもらっちゃった。
色々うるさくて、うんざりされたかも? それでも、安全第一です。

彼のたっての希望で、今回は寿司をテイクアウトしました。
2ヶ月以上の閉店で寿司屋はつぶれてしまうのではと心配していましたが、許可されているテイクアウトとデリバリーだけで、思った以上に繁盛しているみたいでよかった~

レストランバーの再開は、ミネソタ州では6月に入ってから収容人数を制限しながらになるそうです。
早く以前のように、友人たちと店でランチやハッピーアワーなど楽しみたいですが、まだちょっと怖いなというのが本音・・・

美容院ネイルサロンなども、やはり6月からオープンです。
スタッフも客も、マスクをすることが条件。変な感じだろうな~
アメリカ人が本当にそれを守るだろうかと、これもちょっと心配です。


大勢での集会はまだ禁止されているので、先週土曜日に行われたハイスクールの卒業式も、いつもとは違った様子。
ご家族と共にそれぞれ車に乗った卒業生たちが、乗車したままで町中を行進し、周りの方たちからの祝福を受けました。

卒業証書はハイスクールの駐車場で、ドライブスルー方式で授与されたとのこと。
(画像は、ローカル新聞より)



ちょっと味気ないけれど、それはそれでユニークな良い思い出になるといいね♪


我が家の庭には、コロナなんか気にしないお客さんが続々と・・・
ゲストキャビンの前にたむろするカナダグースのファミリー。ベビーが6羽の大所帯です。
お食事後に残していくものの数も半端じゃなくて、拾うのが大変!


のそのそと歩き回る珍客は、ウッドチャック woodchuck
リス科の動物の中では一番大きく、グラウンドホッグ ground hog とも呼ばれます。

とぼけた可愛らしい顔ですが、農作物を食い荒らすので歓迎されないそう。
先週せっかく植えた花を食べてしまったのも、もしかして・・・?


夫がチャッキーと名付けたけれど、その後現れなくて正直ほっとしています。

2020/05/18

自宅滞在命令が解除された

前回書きましたように、3月末に発令されたミネソタ州の Stay at Home Order 自宅滞在命令が、今日から解除となりました。

これに伴い、一部の経済活動も再開可能。ただし、レストランやバー、理髪店などはまだ今月末まで営業が認められないそう。
夫を含め、あちこちでボサボサ髪の人がいっぱいです(笑)
(レストランのテイクアウトとデリバリーはずっとOKで、どの店も何とか細々と続けている様子)

マスクをした上で、人との距離を保つこと (social distancing) は、これからもしっかり守らなければいけません。
ご挨拶のハグは、当分できないな・・・

それに、「社会経済活動の再開後も、基礎疾患がある方や65歳より高齢の方は自宅滞在が強く促されています」と付け加えられていました。

学校は3月からずっと休校で、このまま夏休みに突入!
学齢期のお子さんを持つ親たちは、本当に大変だなあ。。。

10人以上の集会もまだ禁止・・・私たちの来シーズンのオーケストラ活動も、全く未定です。
本来なら昨日がコンサート本番で、先週はリハーサルで忙しいはずの週でした。

私たちだけでなく、世界中の音楽活動が今は絶たれていて、寂しい気持ちでいっぱいです。
演劇やスポーツなども、一体いつになったら再開できるのでしょうね。

それでも、外で過ごすのが快適な季節がやっと到来で、ウキウキしてきます♪
屋外で少人数のグループで過ごすのはOKのはず。みんなに連絡しなくちゃ。
長いことずっと不自由に耐えてきて、もう家にじっとしていられない!という気持ちの方がほとんどでしょうね。


先週、自宅滞在命令が解除になる前に買物に出かけたところ、既に車も人通りもだいぶ増えた印象でした。
何だかコロナ慣れしてしまって、最初の頃の緊張感は薄れてきた感じ。

ボートを引っ張っていく車も多数見かけました。もう、釣りも解禁になっていますのでね。
たくさんの花を売っているグリーンハウスやホームセンターにも、結構人がいっぱい!

私たちも、ゼラニウム、パンジー、マリーゴールド、ペチュニア、インパチェンスなどを買い込みました。
車から降ろして並べたところ・・・


色とりどりの花は、見ているだけで気持ちが弾みます。
何しろミネソタでは、冬の「白」の季節が長すぎるので・・・


庭やデックのあちこちに植えましたが、これはまだほんのスタート。
今週また、別の花屋数軒を回る予定です。



でも実は、コロナの感染者数を見ると浮かれてばかりはいられません。

毎日ミネソタと日本の感染者数をチェックしていますが、今日ついにミネソタの感染者数16,372名で日本全体の16,367名をを上回ってしまいました!

死者数はミネソタ731名、日本は768名で、やはり明後日頃には追い越しそうです。
ミネソタ州の人口は日本の1/22程度なのに、どうしたことか・・・
逆に、色々批判されながらも、日本のコロナ対策が結構うまくいっているということなのでしょうね。

ミネソタでのここ数日の感染者の増え方を見ると、最大で1日に805名、大体毎日700名ほど増加。
5月初めにはまだ5,730名でしたから、相当な勢いです。
全く気を許せる状態ではないですが、このまま自宅滞在が続くと経済的打撃が大きすぎて、皆さん黙ってはいないでしょう。

色々数字を並べましたが、コロナ感染者はほとんど都市部に集中していて、私の住む北部の郡では一桁続きです。
死者も出ていないし、入院している人もいないみたい。

それでもこれからは人の流れが増えますので、気を緩めずにゆっくり日常を取り戻していけたらと願っています。

2020/05/16

目を閉じたままで「別れの曲」の演奏にチャレンジ♪

2月までは、まだ半ば他人事のように新型コロナウイルスの騒ぎを眺めていたアメリカ。
それが大嵐にすっかり巻き込まれ、世界一の感染者数と死者数を記録するようになってしまいました。

各州で次々と自宅滞在命令が出て、初めは時が止まってしまったように感じたものの、この「非日常時」の風景が今ではすっかり「日常」です。

毎日不安におびえているだけでなく、一生に一度だけであって欲しいこんな緊急事態の思い出になるようなものも、何か残したいという気分に・・・
後で、「あの時は大変だったね~、でもいつもより時間があったから、これができるようになった」と言えるようなことをです。

そこで、「とんでもない非日常時」にふさわしい(?)「とんでもないこと」にチャレンジすることに決めました!

今日のブログのタイトル通りなのですが、日本では「別れの曲」として多くの方に愛されているショパンのエチュード、作品10の第3番を、目を閉じたまま演奏するという荒業に、4月から励んでいます。

ピアニスト、辻井伸行さんの演奏がきっかけになったのは確かです。
もちろん、彼の足元にも及ばないのですが・・・


以前にも、彼によるショパンのエチュードの動画を、ブログでご紹介したことがあります。
目が見えないからよけいに音に集中できているかのような、一音一音がキラキラと輝く素晴らしい演奏ですね。
  ⇒ 芸術の秋、ショパンを弾きまくる♪


あの時にも書いたように、「別れの曲」はピアノを習っていた学生の頃にちょっとかじりましたが、子育てが終わってから、もう一度真剣に練習し始めた曲のひとつです。
弾けば弾くほど好きになり、いつのまにか暗譜で弾けるようになっていました。

ショパン自身が「一生のうち二度とこんなに美しい旋律を見つけることはできないだろう」と語ったそう。
もしこの先、病気か事故で視力をなくすようなことがあっても、この曲はぜひ弾き続けたい。
そんな思いもあってのチャレンジです。

結果としては、自分で思った以上に目を閉じたままでも大部分弾けました。
鍵盤の位置って、指が覚えてしまっているのだなあ・・・
この調子では、決して不可能なチャレンジではなさそうです。
そう言えば私、左手首を骨折した時にも、この曲をしぶとく弾いていたっけ。

「別れの曲」の構成はサンドイッチのようで、真ん中の具の部分はやたらと音が込み入っているものの、パンの部分はゆっくりでそれほど難しくはありません。
それに、音が極端に離れている部分も意外と少ないです。

さあて、コロナ収束と私のゴールと、どちらが先になるかな?
またみんなで家に集まれるようになったら、目隠しで演奏をご披露して、皆さんを驚かせてみたいものです(笑)


それにしても、私の場合は楽譜を見ながら弾けるようになったわけですが、辻井さんの場合はどの曲も全部耳から覚えてしまうのでしょうね。
「別れの曲」よりもっと速くて複雑な曲も、もっと音と音の間が飛ぶ曲も、ピアノ協奏曲のような長い曲も、目が見える人以上に美しく正確に弾き通してしまう・・・

幼少の頃から、一体どれほどの時間をピアノにかけてきたのでしょう。
天から授かった才能を持って生まれてきたというのも事実でしょうが、ご本人とご両親と先生の努力には本当に頭が下がります。

以前のブログと重なりますが、最後にもう一度、辻井伸行さんショパン「エチュード」の抜粋の動画も貼っておきますね。



実はミネソタ州では、いよいよ明日5月17日の23:59を以て、自宅滞在命令終了です。
正直のところ、大丈夫なのだろうか・・・とかなり心配。
それについては、また改めて書きますね!