2020/10/02

基本中の基本と信じて疑わなかった「英語のルール」が、ネイティブにとっては実はどうでもよかった・・・

アメリカに住み始めてから私が気付いた「英語に関する勘違い」は色々ありますが、つい最近知った衝撃の事実をご紹介します。
ネイティブスピーカーであり、日本で長年英語の教師をしていた夫のことも驚かせてしまった話題でした。

まずは、下の動画をご覧くださいね♪
「学校で学ぶその常識、日本人しか知らない? 母音と子音で使い分ける The の発音ルール」なんて書かれていると、ついついクリックしちゃいますよね。


「おすすめ」に出てきたのでチェックした動画ですが、目からウロコが確実に100枚以上落ちました!

多分、中学の英語の授業で初めて冠詞について習う時、
 【不定冠詞】 子音の前は a, 母音の前は an
 【定冠詞】 子音の前は the [ðə], 母音の前も the だが発音は[ði] 
・・・と先生からしつこく注意されましたよね。

卒業後に英語からすっかり離れてしまっていても、この程度の基本ルールは忘れていないのでは?
*注)子音・母音の区別は、スペリングではなく「音」に関してです。

ところがこの動画によれば、ネイティブスピーカーはそもそも the の発音にそんな使い分けがあるなんて、習った覚えがないそう。
従って、会話の中でもかなりいい加減のようです。

興味津々で、さっそく夫に聞いたら、やはり「ええっ?????」という反応!
そんなルールがあることは、親にも先生にも一度も教わらなかったそう。
もちろん、自分が生徒に教えたこともないとのこと。

この発音はカタカナでは表すことができませんが、ここでは便宜上「ザ」「ジ」と書きますね。
夫は色々な単語を実際に口にしてみながら、「そう言えばそうかもしれない」とブツブツ確かめていました。

でも次に続くのが子音か母音かというより、そのほうが言いやすいからという理由で何となく使い分けているにすぎないとのこと。
日本人的には「ジ」ではなくてはおかしいと思う母音の前の the を「ザ」ですませている例は、数多くあるようです。

「二人で会話していて、私が子音の前か母音の前かで『ザ』と『ジ』を使い分ける努力をしているのに気が付かなかった?」と聞いたら、「全然!」と即答。
多分私もアメリカ人同様、the なんてモゴモゴ発音しているからでしょう。

唯一意識的に使うのは、この動画の中でも説明されているように、 "This is the best restaurant in this town." などと、何かを強調したい時だと夫も言っていました。

こういう時は、次が母音か子音かには関係なく「ジ」を使い、あいまいに発音せず、アクセントをつけて伸ばし気味に [ðíː] とはっきり言います。
これについては日本の学校で教わった記憶がありませんが、確かにこちらではよく耳にします。

週末、娘&彼氏が遊びに来ていたので、同じ質問を投げかけてみました。
二人とも、「鳩が豆鉄砲を食ったような」顔に・・・(笑)

夫と全く同じ反応で、教わったことも意識して使い分けたこともなかったそうです。
不定冠詞 aan については書く時に注意するけれど、the は発音上の違いなのでどうでもよいのでしょうね。


アメリカ人の講師はどう教えているのかな?と探してみたら、こんなのもありました。
英語学習者を対象とした、3分程度の短い動画です。


コメント欄を読むと、ネイティブスピーカーによる「そんなルールがあったとは初耳!」的なコメントが並び、興味深いです。

日本に限らず、英語が母国語でない国の英語の授業ではこのルールをしっかり教えているのでしょうが、ネイティブスピーカーにとっては全く重要ではなさそう。
間違えたって「教養のない奴だ」なんて思われる心配はないとわかれば、私たちももっと気楽になれますよね。


さて、火曜の夜にはトランプ大統領民主党候補バイデン氏の第1回目のディベートが、テレビで放送されました。

私は今週末のコンサートのためのリハーサルがあって見逃しましたが、夫と娘たちはしっかり全部観たそう。
どうだったか聞いたら、「最悪だった!」との答え。
お互いにののしり合いを始め、大人同士の討論とは思えないひどいものだったそうです。

4年に1度のエンターテイメントとしておもしろがって観る分には、最高だったようですが。
こんなのがこの国の代表かと、暗澹たる気持ちになった方が多かった様子。
アメリカには、明るい未来なんてなさそうだ・・・一体どうなってしまうのだろう。。。

2020/09/26

紅葉の季節に、写真狂となる夫

ミネソタ北部は紅葉の美しい季節で、ウォーキングしながら、または運転しながら、毎日うっとりしています。
強風が吹くと木の葉が乱舞し、掃いても掃いてもあっという間に庭が落ち葉だらけですけれどね。

この時期は特に、夫が写真狂いになります。
狙いを定めて数枚だけ撮る私と違って、ほんの少し角度を変えながら何百枚も撮り、気に入ったものだけ厳選して残す主義の人です。

今日は、そんな夫の作品をご紹介・・・
カメラは、ニコンを愛用しています。
(アメリカ人が「ナイコン」と言う度に初めは訂正していたけれど、すぐに諦めた)
ブログに載せていいよとのことですので、そうすることにしました。


ゴミ収集場所の景色が贅沢すぎる!


家の周りのトレイルのどこか。秋の色の盛り合わせ。


二人で、紅葉ドライブ(ごく近所です)に出かけた時の写真。





家の前の湖です。



絵の才能は皆無ですが、夫の写真はなかなかの腕前なのではないかしら?
目の付け所がいいな~
見過ごしてしまいがちな自然の美に、いつも気付かせてもらって有難いことです♪

2020/09/23

トランプ大統領が町にやって来た

11月の選挙のキャンペーンのために、私たちの町にトランプ大統領がやって来るというウワサが流れていました。
人口15,000人程度のこんな田舎町まで、まさか来るわけないよね。
きっと、入場料集めが目的の詐欺でしょ?と冷ややかに言う人も・・・

新聞で公表されるまで私も冗談だと思っていましたが、先週の金曜日にそれは実現されました。
準備も当日の警備も、かなり大変だった様子です。
現役の大統領の訪問なんて、前代未聞のこと。ずい分遠くからも人が集まったみたい。

大統領の専用機エアフォースワンで、我が家からは車で20分ちょっとの所にある空港に到着。
その場で催された集会で、およそ2時間のスピーチ。その様子はニュース番組でも放映されました。

"Four more years!!" と叫ぶ熱心なサポーター数千人に迎えられて、彼もご機嫌だったのでは?
反対派による抗議のサインを掲げる席も設けられていましたが、皆さん礼儀正しい態度だったようです。


奇しくも同日、対戦相手の民主党候補バイデン氏も、同じミネソタ州のダルース Duluth を訪れていたそうです。

ミネソタ州では、ソマリアなどからの難民を数多く受け入れていますが、
Sleepy Joe は難民の受け入れ数を大幅に増やそうとしているよ。ミネソタは難民だらけの州になって、きっと彼らに破壊されてしまうね」と皮肉たっぷり。
やれやれ、トランプらしい発言だこと・・・
 (*「寝ぼけたジョー」は、トランプ大統領がバイデン氏につけたあだ名)

集会は屋外で開かれたとは言え、こんなに大勢の人たちが体を寄せ合うように集まり、マスクをしていない人もちらほら。
このご時世に、「大丈夫なのかい?」と思ってしまいます。

入場時にはマスク着用が義務付けられ、体温のチェックもあったようですけれど、途中から外しちゃったのね。


抗議デモ暴動などが起こるのではと警戒されましたが、民主党支持者数百名がバイデン候補のサインを掲げて静かに沿道に立っただけ。

私たち夫婦が親しくしている友人たちも数名が参加し、夫も誘われたそう。(行かなかったけれど)
通りかかった車の多くが、応援のクラクションを鳴らしていったそうです。


大きな混乱は何も起こらず、本当に良かった。
トランプ大統領が再びエアフォースワンに姿を消した時には、正直のところ皆さんほっとしたことでしょう。



その日は最高裁判所の判事リベラル派の象徴的存在だった、ルース・ベイダー・ギンズバーグ Ruth Bader Ginsberg 氏が87歳で亡くなったというニュースが飛び込んできた日でもありました。

画像は Wikipedia より

トランプ大統領は、スピーチの中で彼女について触れることはなかったようです。
単に、知らされていなかっただけかな?

社会で女性が活躍できる場を広げ、非常に多くの人たちから尊敬されていた彼女の後継者が誰になるかが注目されています。
もし保守派が選ばれると、最高裁判事の構成が6対3と大きく保守寄りになってしまうそう。

同性婚の合法性、人工中絶、死刑執行の差し止めについてなど、保守派リベラル派では姿勢が大きく違います。
トランプ氏とバイデン氏のどちらが勝利するかももちろんですが、最高裁判事の構成は、アメリカという国がこれからどういう方向に向かうかに、かなり大きな影響を与えることでしょう。

他にも銃規制、環境問題など、アメリカ人はどちらの党を支持するかで意見が異なり、口論に発展することが度々・・・
特に選挙前の今の時期、トランプ大統領の支持者か否かで、その人の人間性までがレベル付けされているような、ピリピリした空気を感じています。

共和党支持だけれどトランプは嫌い!という人もいれば、逆に、民主党支持だけれど、バイデン氏が大統領にふさわしいと思っているわけでもない、という人もいて、今年の選挙はまだ先が見えません。
今のところバイデン氏がリードしているものの、勝つためにはどんな手も使って、とんでもないものを仕掛けてきそうなトランプ氏が相手ですからね。。。


日本では国民の知らない所で首相が決まってしまい、毎年のように変わって覚えきれないほどだった数年間もありましたね。
国のリーダーを自分たちで選べるなんて、そういうシステムを持たない多くの国に比べると、とても恵まれていることと言えるでしょう。

皆さんが政治の話でここまで熱く盛り上がれるとは、つくづく違う人種だ!と感心しながら眺めている私です。。。