2019/10/15

芸術の秋、ショパンを弾きまくる♪

台風19号は日本各地に大きな爪痕を残していき、悲惨な映像に心が痛みます。
被災された方々へのお見舞いを申し上げ、復旧作業が1日も早く進みますようお祈りしています。


ミネソタではもう初雪が降り、早くも冬の気配です。
ですから、タイトルの「芸術の秋」はここではちょっと季節外れなのかもしれませんが・・・
とにかく今年は、やたらとショパンの曲に手を出しているのは本当です。
ピアノの詩人と呼ばれるショパン、39歳の若さで亡くなってしまったものの、珠玉の名曲の数々を残してくれました。


家には、ショパンに限らずピアノの楽譜がどっさりあります。
でも、持っているだけで弾いていない曲が多いこと!
これは、勿体なさすぎる。

そこで今年の新年の誓いのひとつは、1ヶ月に1曲のペースでショパンのエチュード(練習曲)に挑戦することでした。

学生の頃ピアノのレッスンを受けていた時、この中から「別れの曲」「革命」を弾いた後は、「あとは自分の好きな曲を選んで弾いてね」と先生から放置されちゃった。
「練習曲」とは言え、鬼のように難しいのがずらり・・・その中から、比較的易しそうなのを数曲弾いただけで終わっていました。

でもまたチャレンジしたくなったきっかけは、辻井伸行さんのこの動画。
第1曲目からから1音1音が宝石の粒のようにきらめいていて、ああこんな風に弾けたらな~と。


遅めでも一応は一定のテンポで弾けるようになると、1ヶ月なんてすぐに経過しているのですが・・・
「新年の誓い」通り、10月現在何とか予定通り第10曲目まで進んでいます♪
難曲が並んでいますけれど名曲揃いで、この年になっても少しずつ上達を感じられるのが本当に嬉しい!

ショパンのエチュードは作品10が12曲(今年中に制覇する予定)、作品25が12曲(来年用)。
その他に、短めの3つの新練習曲(再来年用?)というのもあります。

この予定でいくと本当は来年の11月に弾くはずの曲「木枯らし Winter Windは、ちょっとズルして今年の夏から練習しています。
真夏に「木枯らし」で少しは涼しくなるかも?と思ったのに、難しくて大汗かきました。。。

最初の4小節だけは、ゆっくりで音数も少なく楽勝。
ところが、5小節目から突然木枯らしが吹き荒れ始める、大変ドラマチックな曲です。

今年の夏、マッチョなピアニストのユーチューバー、フォルテ君の動画を偶然見つけて、「プロのピアニストだって、最初からバリバリ弾けるわけではないのだ」と納得。

まだ練習段階の拙い演奏を公開しているピアニストって珍しく、こういうのを観ると何だか自分でも弾けそうな気がしてきます。(気がするだけ・・・)


フォルテ君は笑顔がさわやかでしゃべりも楽しく、ここ数ヶ月彼の動画をよく観ています。
20時間後にはかなり弾けるようになっているのが、さすが~!


そして30時間後・・・
まだ本人が「あれっ?」と言っている部分もあるものの、指が気持ちよく動いています。


私も最初は情けな~いすきま風みたいな演奏だったのが、1ページ目なんてもう暗譜してしまったほど弾き込んだ。
本格的に木枯らしの吹きすさぶシーズンまでに、何とか仕上げたいな♪


もう1曲、やはりフォルテ君の演奏を観ていたら突然弾きたくなったのが、同じくショパンの「英雄ポロネーズ Heroic Polonaiseです。
これは、おふざけなしの『本気演奏』というカテゴリーに分類されていました(笑)
落ち着いたテンポの丁寧な演奏で、好感持てます。


「英雄ポロネーズ」なんて私にとっては「聴くだけの曲」であり、決して「弾いてみたい曲」の候補に挙がったことはありませんでした。
中間部のマシンガンみたいに速い左手のオクターブの連打、手の大きな人でないと無理でしょ~と思って、まるっきり無視していましたもの。

でも六十ウン歳にして、人生で初めて「どれだけ弾けないものなのか、試してみようかな」という気持ちになった。
思った通り、1ページ目で大苦戦。。。何じゃこれは???
私ってこんなに譜読みダメだっけ?と落ち込むほどでした。
(弾けるようになると、冒頭はとてもかっこいい部分なのですが)

やっとのことで2ページ目に到達。ふぅ~・・・
英雄が登場する例のきらびやかなメロディーの部分に入ると、意外と弾きやすかった!

左手マシンガンの部分も、予想したほど疲れずに弾き通せたよ!!
私もミネソタに引越してきてから、大きくて重たいシャベルで雪解けのぐちゃぐちゃ道を直したり、落ち葉かきだの雪かきだので鍛えているので、「筋肉系ピアノ弾き」になったのかもよ。

2年前に左手首を骨折した時も、ギプス姿で何とかピアノを弾き続けていた私。(初めは指1本で)
ギプスが取れた後、力こぶが恐ろしく退化したのを感じ、筋トレに励んだのも良かったのかも。
まさに、怪我の功名です。
ピアノは決して力任せに弾くものではないけれど、疲れずに弾き通せる腕力はやはり必要ですから。

「英雄ポロネーズ」は4ページずつぐらいに分けて練習するつもりだったのに、気付いたら曲の最後に到達していました。
10Kに参加するつもりだったのが、フルマラソンを走り切っちゃいました・・・みたいな感じで、これは嬉しかったな。

実はこの他に、ショパンのバラードの第4番もひそかに練習開始。
これも、この年になって初めてチャレンジの曲です♪

ショパンのバラード全4曲の中で一番長くて、多分断トツで最難曲。
でも、物語性にあふれていて実に魅力的!
手を変え品を変え幾度も登場する主題には、魔性が潜んでいるかのようです。
ヤバい・・・完全にショパンに魂を奪われているな。

もちろんピアノ以外にも色々することがあり、人とのお付き合いも多く、ミネソタライフは結構多忙です。
ショパンに限らず他の作曲家の曲も弾いているので、時間の経つのが早いこと!
やりたいことが多すぎて、1日が36時間だったらなあ・・・なんて時々思っています。


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2019/10/09

グーグル翻訳で英訳したら大変なことに!

ひと昔前に比べると、グーグルなどの翻訳機能はずい分進歩したなと思います。
でも、まだまだ発展途上ね!と感じた出来事が・・・

先日、知人(日本人)が SNS にアップした近況報告を、英語に翻訳しながらざっと読んでいた夫の目が点になっていました。
これは一体どういうこと!?と聞かれて、翻訳箇所を読んだら、私の頭の中も???に。

幸い私は日本語が読めるので(笑)、オリジナル文を読ませてもらいました。
結構長い文でしたが、夫が驚いた部分を簡単に書くとこんな感じ。

「一度倒れたが、手当の甲斐あって自分でご飯が食べられるくらい元気になった」
  ・・・中略・・・
「でもまた盛大に吐いて食べ物を受け付けなくなり、とうとう息を引き取った」
「最後までオムツは使わず、自分で歩いて行っておしっこもウンチもシートにした」
「翌日、火葬にした」

実はこれ、とても可愛がっていたペットのワンちゃんについてのご報告でした。
家でもネコを飼っているので他人事ではなく、どんなにお辛いことだろうとお気の毒に思います。


でも、英語の翻訳文を読んだら、はあっ?という感じ。
主語がみんな I(私)となり、ご自身がご病気になったとしか思えない文章に変わっていました。

そして、まるで自分を火葬してしまったかのような謎の文・・・焼身自殺者が書いているのか?

考えてみると、日本語の文ではいちいち「誰が」や「誰に」を明確にしないことが多いですよね。
あまりしつこく書くと、洗練されていない印象になってしまいますので。
これも日本独特の「以心伝心」の一種なのかしら?

この筆者は最初に、愛犬が旅立って悲しくてたまらないことを書いていらっしゃいました。
あとは主語が省略されていても、犬のことだなと読み手に自然にわかるため、日本語としてはごく普通です。
夫が混乱したのは、最初の大事な部分をなぜか読み飛ばしてしまったからなのでしょう。

一方、英語は基本的にはいつも主語目的語などが明確です。(省略してしまうこともありますが)
グーグル翻訳はご丁寧に全部主語を付け加えてくれたけれど、犬に起こった出来事が飼い主のことにすり替わってしまった。。。
書いたご本人も、英語の翻訳文を読んだら驚くだろうな~

多言語に対応するグーグルの翻訳ツールバーは、このブログにも設置可能です。
でも以前試してみたところ、自分でも吹き出してしまう結果に・・・
もしかして、元の文章が悪いのか?

そんなわけで、ブログに興味を示してくれるアメリカの親戚や友人には、「ごめんね~写真だけ眺めてね」とごまかしています。


天気が良くて暖かなのも、今日までという予報。
今週末は、いよいよが降りそう! せっかくの紅葉も、もう終わりなのかな。。。


日本では、大型で猛烈な台風がまたもや接近中とのことで、心配です。
皆様のご無事をお祈りしています。


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2019/10/01

余裕!と思ったけど、違った / 紅葉と白鳥の親子

日曜日のコンサート本番が無事に終わり、ほっとしています。
大人気のアメフトのシーズン中で、テレビの放映時間と重なるにも関わらず、たくさんのお客様でした。

1曲目は、以前オーケストラの団員だった Max Wolpert さん作曲の、"The Man Whose Gloves were on the Wrong Hands."
少し早いけれど、ハロウィーンに似合いそうな不思議な雰囲気の曲です。

作曲した Max さんが子供の頃に大好きだった、ちょっと恐ろしい絵本がモチーフなのですって。
背が高くて痩せた男の人が登場するのですが、とてもきちんとした身なりなのに、彼の手袋だけはなぜか左右反対でしかも裏返しだったそう。
(私たちの指揮者も背が高くて細め。左右反対の手袋をして登場で、ウケました。)

大きな古い家で、真夜中に家じゅうの時計が好き勝手に時報を鳴らし始め・・・
そんな不気味さがよく表現された音楽でした。

ヴァイオリンの最後の17小節は、ピチカートで弾く4音が指定され「この順番である限りリズムは各自お好きに、最後は消えるように」というアバウトな指示。
こんなのは初めてだな。。。


次のドヴォルザークチェロコンチェルトは、チェリストの Anthony Arnone さんと共に。
ホノルル生まれで、現在はアイオワ州にある音楽大学の教授だそうです。


彼が以前別のオーケストラとこの曲を弾いた時には、当日マラソン大会に出場してからだったそう!
あり得ない・・・!
娘が去年マラソンを完走した後は、すっかりヨレヨレで食欲もなく、ひたすら寝てたけど。。。

Anthony さんによれば、走ることと楽器を演奏することには、色々と共通点があるそう。
良い日もあれば調子の出ない日もあり、「自分はどうしてこんなことをやっているのだろう」と疑問を感じることもあるとのこと。

でも、トレーニングを積んでマラソンに挑み、最後の力を振り絞ってゴールに達する時と、長時間練習して本番に臨み、難しい曲を終わりまで見事に弾きこなして拍手喝采を浴びる時、共通した最高の喜びを得られるのがわかっているから頑張れるのでしょうね。

今回のコンサート当日の朝も、近くの湖の周りをたっぷりと走ったそう!
演奏も本当に素晴らしく、低音からかなりの高音まで艶のあるチェロを聴かせてくださいました。

ドヴォルザークチェロコンチェルトは、色々な作曲家のチェロコンの中で最も人気のある曲なのでは?
私にとっても、一番のお気に入りです。
2013年に、このオーケストラでも演奏したことがあります。

 その時のブログ記事 ⇒ ドヴォルザークはドヴォジャーク?

実はファーストヴァイオリンは、やたらと休みが多いのです。
普段は仕事量の多いパートですが、めずらしくあまり働かずにすみます。。。
特にメロディーの美しい第2楽章は、うっとりと聴けてラッキー!

前にも載せたけれど、またしつこく動画を貼っておこうかな。



休憩後のベートーヴェン交響曲第7番も、前回の記事に書いたように私は演奏4回目。
ですから、今回は余裕だわね!と軽く構えていました。

ところが、リハーサルでは割とゆっくりめだった第1楽章が、本番は速かったこと!
後から聞いたら、他の団員の皆さんも「ええっ、嘘でしょ。。。」と必死だったようです。
第2楽章はゆっくりですが、第3楽章も第4楽章もかなり速い曲なので、ステージの上で汗びっしょりになりました。

コンサート終了後、指揮者から「余裕がありそうだったので少しテンポを上げましたが、皆さんよくついてきてくれました」とお礼メールが。
それこそマラソンを完走した気分で、へとへと・・・でも気分良かったです。


9月は何だかんだと忙しかったので、10月はもう少しゆっくりできるといいな。
紅葉が進み、湖も林の中も夢の世界ですもの。(*´∀`*)



ウォーキングが楽しい~♪ 今日も1万歩以上歩きました。

家の真ん前の湖で、白鳥のファミリーを発見。
子供6羽は親鳥と違ってまだグレーだけれど、体の大きさはかなり近づいてきています。
そろそろ渡りの準備なのかな?


ダックのハンティングシーズンはすでに始まっていて、夜明け前の暗いうちに銃声で起こされることがあります。
この音には、何年経っても慣れません。。。


♪9月29日のコンサートプログラム♪

     The Man Whose Gloves Were on the Wrong Hands (Max Wolpert)

     Concerto for Violoncello and Orchestra in B minor, Op. 104 (Antonín Dvořák)
       Ⅰ. Allegro
       Ⅱ. Adagio, ma non troppo
       Ⅲ. Finale: Allegro moderato - Andante- Allegro vivo

           Intermission
       
     Symphony No.7 in A major, Op. 92 (Ludwig van Beethoven)
       Ⅰ. Poco sostetuto - Vivace
       Ⅱ. Allegretto
       Ⅲ. Presto - Assai meno presto
       Ⅳ. Allegro con brio


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