2019/06/12

クリムトの「ユディトⅠ」がジュリーにそっくり

日本滞在もあと1週間を切り、そろそろ荷造りなど始めています。
行きたい場所がありすぎて全部は無理でしたが、何とか時間を作って「クリムト展」は観てきました!

上野駅から公園内を歩いて行くと、こんな看板に出迎えられます。


東京都美術館は、上野動物園のすぐ隣り。
ついでにパンダにも会いたかったけれど、夕方からも予定が入っていて両方は無理なので、それはあきらめました。

日曜だったため、予想通りすごい混雑・・・チケットを買ってから中に入るまで20分待ちでした。
稲垣吾郎さんの音声ガイドが聴けるツールも、550円でしっかりゲット。
グスタフ・クリムト Gustav Klimt の作品だけでなく、弟さんたちや同時期の画家の作品も含めて全部で120点もあり、丁寧に観ようとすると1時間半位はかかります。

一番興味があったのは、この看板にも使われている「ユディトⅠ」という1901年の作品です。
ず~っと前から、「これって若い頃のジュリー(沢田研二さん)にそっくりじゃない?」と思っていました。

私の膨大なるジュリーコレクションの中から、似た感じのをどんどんご紹介しちゃいますよ~
(拾い物画像につき、出典サイト不明ですみません・・・)





今は「カーネルおじさん」だの何だのって言われていますが、昔は何て妖艶で美しかったのでしょう・・・(どれにしようか選んでいるうちに、思わずよだれが。。。)
妄想&暴走記事になってしまって、申し訳ありません。

で、本物はこちらです。
とても混んでいたとはいえ、しばらくの間、手を伸ばせば届くような真正面で鑑賞できて大満足でした。


体つきからわかるように、実際には官能的な表情の女性画です。
半開きの目と口元から漂う色気に、男性なら誰でも誘惑されてしまいそう。
でもよく見ると、右下には生首が!実はかなり怖い絵でした・・・

ユディト Judith は、旧約聖書外伝「ユディト伝」に登場する神への信仰深きユダヤ女性です。
敵陣の司令官ホロフェルネスが、その美しさに魅了されて彼女を酒宴に招待。
その夜、ユディトは酔いつぶれた彼の首を切り落としてしまったため、敵軍は敗退したとのこと。
殺人後の恍惚の表情だと知ると、ジュリ~~♥♥♥ なんて言ってられませんね。

3つの壁面を使い、ベートーヴェンの第九の世界を表した壮大な「ベートーヴェン・フリーズ Beethoven Friezeは、あまり私の趣味ではなかったけれど、体験できてよかったです。

クリムトは一生独身だったそうですが、わかっているだけでもお子さんは14人もいたそうでびっくり!
モデルさんとできちゃった・・・というパターンが多かったようです。

クリムトの写真を見ると、確かにエロ親父っぽい(笑)
まあ、そういう情熱がなければ、あのような素晴らしい女性画の数々も描けなかったってことなのでしょうね。


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4 件のコメント :

  1. 東京の、上野の美術館って本当に 混み混みなんですよね。もう、出掛ける 元気はありません。
    クリムトは ロートレックの次に好きな アーチストだと思います。
    ウィーンに行ったとき、ベルベデーレ美術館(だったと思う)で じっくり見ました。
    クリムトの代表作は、'接吻'だと思っていたので この作品は意外でした。khm(名前 忘れた、バベルの塔~ブリューゲルがある)の片隅にあった クリムトの小さな画集に飛びついて 買いました。7・7ユーロ。私の宝物です。
    その後、国際的な裁判で 映画にもなった 『黄金のアデーレ』がすでに ニューヨークにいってしまったていた と知りました。この小さな画集は 何か 意味のあるものになりました。
    映画『黄金のアデーレ』は 深く味わって観ました。色々な意味で クリムトは 特別な画家です。

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    1. Akko さん、

      名画をあのような至近距離で鑑賞できるなんて、
      大都会ならではの贅沢だなとつくづく感じました。
      アメリカの田舎暮らしで、芸術に飢えていたのでしょう。
      「接吻」が来ていなかったのは、ちょっと残念でしたが・・・

      平日でしたら、もう少しゆっくりできたのでしょうが、大混雑はやはり疲れます。
      それでもやはり、行かなかったら後悔したことだろうと思います。
      Akko さんがお買い求めになった小さな画集、一生のお宝になってよかったですね。

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  2. Sakuraさんに、お伝えしたいことが あります。
    少し前に USの友人(在米中のボス)から 手紙が届きました。私たちのひと回り上の上司ですが、金婚式のお祝いに招きたい ということです。場所はLake Elmo In event centerだそうです。
    なんと懐かしい、時々食事に出かけたところです。(25年前のこと)
    行ってみたい。皆さんにお会いしたい。
    でも、無理ですね。遥か日本から行く体力はありません。遠く 日本から お慶び申し上げたい。
    そして あやかりたい。元気に金婚式を迎える、凄いことだと思います。
    それにしても、一般の人が どとーんと 金婚式お祝い晩餐会をするなとど日本で あるのかな?
    70歳半ばなんて 生きているだけで 精一杯な気がする。私は 世間知らずなのでしょうか?

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    1. Akko さん、

      返信が遅れてすみません。
      上司ご夫婦が金婚式を迎えられるとのこと、おめでとうございます。
      25年ものブランクにも関わらず、ご友人からのご招待を受けたとは、素敵なことですね。
      私たちも昨年の夏に、近所に住む古くからの友人の金婚式を祝う会に招かれました。
      お子さんたちとお孫さんたちが主催で、料理は持ち寄りで彼らの庭で行われた会でしたので、
      気楽で温かな雰囲気が良かったです。
      そのご夫婦はとてもお元気な方たちですが、70代、80代は人によって状況が様々ですね。

      皆さんにお会いしたい気持ちはやまやまでも、ミネソタまでの道のりは遠く、躊躇してしまうのは当然だと思います。
      私も明日はいよいよ日本出発の日・・・荷造りや移動のことを考えて、ぞっとしているところです(笑)

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