2025/12/27

2025年、いつもと違うクリスマス / 朝ドラ「ばけばけ」

今年は、40年ぶりに夫婦二人きりのクリスマスでした。
息子夫婦は日本、娘一家はサンフランシスコ・・・新居に引越したばかりの私たちも、ここを離れる気がしなかったので。

けれども、近くに住む義妹夫婦がクリスマスイブの夕食に招待してくれました。
あちらは去年のクリスマスが、めずらしく夫婦二人きりだったのですが、今年は彼らの子供たち夫婦と孫たちが大勢やって来て、そこに私たちも加わった!

メインのポークリブなどはお任せでしたけれど、私たちはオードブルを担当。
シュリンプカクテルと、手巻き寿司もどきを用意しました。


刺身は手に入らず、ネタはスモークサーモンです。「もどき」だから、これで十分♪
アボカドとカニカマも加えて、一応クリスマスカラーですしね。

そこら辺にそのまま飾れるような Christmas plant と、シャンペンもおみやげに・・・



シャンペンのボトルには、Chrismas ugly sweater を着せました。
人間用・ペット用にも、ワインなどのボトル用にも、アメリカではこういうのがたくさん売られています。
普段は絶対着ないデザインだけれど、クリスマスだけはOKなのです。

大人たちは皆、もうこれ以上「もの」を増やしたくないのが本音なので、クリスマスのギフト交換はとっくにやめています。
でも、お孫さんたち(小学生以下のグループと、大学生以上のグループがいる)へのギフトはどうしようかと迷い、消えてなくなるお菓子にしました。

Walker'sショートブレッドなら、年齢を問わずみんな大好き。
可愛らしいジンジャーブレッドのギフトバッグも見つけたので、それに入れてひとりずつに配ったら、みんな結構喜んでくれました。


一番のおちびちゃんである4歳の男の子が、自分の分から「これはサンタへ」と別の皿にキープ。
夜寝る前に、ミルクも並べておくのですって。えらい、えらい!

私たちの子供たちや孫には会えなくて寂しいクリスマスでしたが、例年通り、ジンジャーブレッドマンクッキーは焼きましたよ。
もう13年も、毎年欠かさず焼き続けています。


最後のひとつは、いつもウ〇チになってしまいます。
それにもアイシングでおめかししたら、小学生の女の子が「これは lollipop ?」と嬉しそうに聞くので、そういうことにしておきましたが・・・


クリスマス当日も友人夫妻から招かれていたのですが、今年は家で静かに過ごすことにしました。
我が家のネコのキキは、サンタさんから「ちゅ~る」をもらって嬉しそう。


普段、おやつはほとんどあげていませんけれど、クリスマスだけ特別ね♪

新居に引越してから、家具や雑貨のいくつかを新規購入せざるを得なくなり、ものを選んで買うことに疲れてしまったため、今年は夫婦間のギフト交換は一切なしです。
孫たちには、アマゾンなどで選んだプレゼントをいくつか送りましたけれど。

サンフランシスコの娘夫婦と孫たち、日本の息子夫婦とは、それぞれビデオチャット
Merry Christmas! のテキストメッセージも色々な人たちと飛び交い、結構忙しい1日となりました。


今日買物に行ったら、多くのクリスマスグッズが半額に! 数日後には、もっと安くなるかもよ。
これを狙って買いに来る人も多いようです。



これも私は素通り・・・もう、収納場所がありませんよ~


引越しをはさんで何だかんだ忙しくしているうちに、今年ももう残すところ僅かですね。
無事にお正月を迎えられそうで、ほっとしています。

来たる2026年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう、心からお祈りいたします。


おまけ 

最近ブログには全然書いていませんでしたが、ミネソタに移住してからも、NHKの朝ドラは数作を除いてずっと観ています。
今シーズンは、ギリシャ生まれのアイルランド育ちで、その後日本に帰化した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその妻セツの物語「ばけばけ」です。
小泉八雲は、日本文化を深く愛し、「怪談」や紀行文を通して日本を世界に紹介した、明治時代の文豪です。

12月26日に放送された、今年最後の「ばけばけ」は、この回の主な登場人物(おトキちゃん、ヘブン先生、銀二郎さん、イライザさん)みんなの心情の切なさが伝わってきて(皆さん、演技が上手すぎ)、本当に泣けました。。。

オープニングテーマが最後に流れる演出と、セリフなしの二人の感情の動きだけの場面に海の夕日の美しさが相まって、個人的には朝ドラの歴史に残るベストシーンのひとつだったと思っています。

NHKさま、画像をお借りしますよ。
この素晴らしいドラマ制作に関わる全ての方々に、心からの拍手を送ります!



2025/12/21

ウェルカムギフト / 「多様性」がテーマのクリスマスコンサート

数日間、とても寒い日が続きました。
庭のスコッチパインジャックパインという松の仲間を背景に、窓についたクリスマスツリーの飾りみたいに見えます♪


新しい家具や道具も少しずつ調達し、家の中はどんどん整ってきました。
ここのところ寒いだけでなく風の強い日も多く、夫が新しく購入したグリルのカバーが吹き飛んでしまったため、漬物石代わり(笑)に「重し」として上に置かれたのは、何と白頭鷲の像!
前の住人が庭の隅に置いていってしまったものです。(前は、アメリカ国旗と共に玄関前に誇らしげに立っていた)


私たちが前に住んでいた湖の家の庭では、いくらでも自然の「重し」が見つかったのに、ここでは他に何もないのでね。
所在なさげなこの顔・・・何だか哀愁を誘います。
代わりが何か見つかったら、鷲さんにはもっと良い場所を探してあげましょう。


この前の記事で、まだご近所の方に全然会っていないことを書きましたけれど、今日は初めてのご対面がありました。
いきなり「ピンポーン」とチャイムが鳴り、同時に玄関のドアをノックする音が!
開けると、黒い子犬を抱いた同世代と思われる男性がにこやかに立っていました。

斜め前の家に住んでいる方で、もっと早くウェルカムの挨拶に来ようと思っていたけれど、寒い日が続いたので遅れて申し訳なかった・・・とのこと。
義妹が言っていた通り、やはりこの国では元から住んでいる方のほうから新入りに挨拶する習慣があるようですね。

子犬はまだ生後5週間だそうで、本当に可愛らしい子です。
我が家のネコのキキのことも紹介しましたが、ワンコとニャンコはお互いに知らん顔(汗;)

蜂を飼ってはちみつを集めるのが楽しみだそうで、その1瓶をお近づきのしるしにとプレゼントしてくださいました。


私たちも、夫が友人たちと樹液を集めて煮つめたメープルシロップの1瓶をプレゼント。
ちょうど焼き立てのお菓子もあったので、それも差し上げることができて、良いタイミングでした。

この辺に現れる動物のこと(鹿やキツネも来るらしい)や、他のご近所さんのあれこれ(ちょっと危ない人もいるらしい!)も聞けて良かったです。
今度、奥様も連れて改めて挨拶に来てくださるとのこと・・・



そう言えば、クリスマスコンサートのことをまだ書いていませんでした。
引越しの5日後にリハーサル、6日後に本番で、なかなかのハードスケジュールでしたけれど、何とかこなしました。

今年はいつもと少し趣向が違って、"diversity(多様性)" がテーマでした。
例年演奏する、「ジングルベル」「もろびとこぞりて」「きよしこの夜」など定番のクリスマスキャロルの代わりに、初めて演奏する曲が多かったです。

パーカッションがごきげんな "African Holy Night" と、 "Festive Sounds of Hanukkah" を YouTube でお聴きください。



  Arr. Bill Holcombe - Festive Sounds of Hanukkah 


Hanukkah(ハヌカ) というのは、「光の祭り」とも呼ばれるユダヤ教の祝祭です。
まだ日本に住んでいた頃、息子のクラスメイトにユダヤ人の子がいて、ハヌカのお祝いにご自宅に招かれたことがあります。

このように、真中に1本、左右に4本ずつがセットになったキャンドルを飾るのが特徴です。
クリスマスの少し前の時期に、毎日1本のキャンドルに火を灯していきます。


また、油を使った料理や、ドーナッツのような揚げ菓子を食べる習慣があります。
ハヌカの歴史的背景は省きますが、今ではクリスマスと同じように、子供たちがプレゼントをもらえる楽しい行事のようです。

クリスマスコンサートを通してこのように文化的多様性を尊重する姿勢を伝えたのは、今のアメリカにとって有意義なことであったと、指揮者も私たち団員も信じています。
終了後のスタンディングオベーションと大歓声で、それが客席にも伝わったと感じることができました。


♪12月2日 クリスマスコンサートのプログラム♪

     A Swingin' Holiday (Ralph Ford)
     African Holy Night (Robert W. Smith)
     A Charlie Brown Christmas (Guaraldi / Pugh)
     Festive Sounds of Hanukkah (Holcombe)
     Sleigh Ride (Leroy Anderson)

           Intermission
     
     Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow (Styne / Sayre)
     Frosty the Snowman (Steve nelson / Jack Rollins, arr. John Moss) 
     Carol of the Drum (Katherine Davis, arr. Ray Wright)
     An "Inappropriate" Sing Along (arr. Paul Johnson)
      "Grandma Got Run Over by a Reindeer" "I Want a Hippopotamus for Christmas"
      "Chipmunks Christmas Time here"  "All Want for Christmas is my Two Front Teeth"
     It's the Most Wonderful Time of the Year (arr. Cerulli)
     Holiday Sing-along (Traditional, arr. Bob Cerulli)

2025/12/13

今日はマイナス28℃という寒さ / IHヒーターに苦戦

引越しから2週間以上が経ち、新居はだいぶ整ってきました。
毎年楽しみだった本物のクリスマスツリーは、さすがに今年はあきらめましたけれど・・・
息子が赤ちゃんの頃に通販で購入し、毎年欠かさず飾ってきた小さなツリーだけ、夫と飾り付けて楽しんでいます。



親戚や友人から、「もう近所の人たちに会った?」と聞かれますが、まだです。。。
アメリカでは、日本の「引越し蕎麦」に準じるものをご近所に配る習慣はほとんどないようで、私たちもわざわざ挨拶には出かけていません。
知らない人の家をいきなりピンポンするのは、ちょっと勇気のいることです。

12年前に他の町からこちらに引越してきた義妹に、当時の様子を聞いてみました。
やはり自分たちからは挨拶に出かけることはなかったけれど、ご近所の方のひとりが、ちょっとしたお菓子などの入った「ウェルカムバスケット」を持って来てくれたそう。

その方を通じて他のご近所さんとも仲良くなり、今も心地良いお付き合いが続いているとのことでした。
ご近所さんのほうからこのように歓迎のアクションを起こしてくれるなんて、日本とは逆の発想ですね。

季節柄、庭仕事などで外で過ごすこともないので、偶然顔を合わせるという機会がありません。
車でどなたかとすれ違ったこともないし、犬を散歩させている人も見かけません。
夜になるとクリスマスライトが美しいお宅が多いですけれど、何だかとても静かな界隈です。

まあ、今日は マイナス28℃ というとんでもない寒さでしたし、皆さん家の中に引っ込んでいるのでしょう。
そのうち、ぼちぼちと顔見知りが増えるのを、楽しみに待つことにしましょう。


アメリカでの家の売買は、冷蔵庫洗濯機などの家電込みですので、新しいものにひと通り慣れるまでにちょっと時間がかかります。
幸い、それほど複雑な機種はなくて、マニュアルを見なくても使えるものばかりでほっとしています。

どんな家電が当たるかは、運次第です。
この家はまともな家電ばかりでラッキーでしたが、壊れる寸前の古いものが当たる可能性もあるのでしょうね。

それに、前に住んでいらしたご夫婦が、家の隅から隅まで全てを完璧にきれいにしておいてくださって、本当に感謝です。
私も、以前の家を磨き上げて出たつもりでしたが、この家を見て敗北感に浸っています(汗;)

唯一困っているのが、キッチンのコンロが使い慣れたガスではなく、IHヒーターであること。
最初に使ってみた鍋は、たまたまIH対応で問題なかったのですが、実は手持ちのほとんどの鍋やフライパンが使えなくてショック・・・

取りあえず、IH対応の大小のフライパンを新しく購入して、何とか使い回しています。
その他、発熱プレートをアマゾンでオーダーし、届くのを待っているところです。
これをIHと鍋などの間に挟めば、どんな材質の鍋でも使えるようになるらしいですが、本当かな???

夫が数回だけ外で使った卓上ガスコンロ(カセットコンロ)も、持って来てもらいました。
まだ使っていないけれど、それも試す価値がありそう。

暖かくなったら、IHをガスコンロに交換することができるかどうか、調べてもらう予定です。
この家の構造を考えると、ちょっと無理そうに思えますが・・・

IHは安全面ではガスより優れているのでしょうし、何と言っても掃除が楽です。
でも、慣れていないので火力調節が難しい!焦がしてしまったり、失敗続きです。。。
まるで、料理初心者みたいだあ・・・


大がかりなハウスウォーミングパーティー(新居のお披露目で、ハウスツアーと称して家中をご案内する)は行いませんでしたが、ちょこちょこと友人たちを招待して、小規模にご披露しています。
皆さん、「何だかず~っとこの家に住んでいるみたいに、しっくり馴染んでるね」との感想です。
私たち自身もなぜかそんな気がして、すっかり落ち着いています。

今まで住んでいた湖の家のことも、時々無性に懐かしくなりますけれどね。
図らずもしばらく一緒に暮らすことになってしまった、ロバ・ヤギ・ニワトリたちは、この寒さの中でどうしているのかな。(詳しくは11月10日の記事をどうぞ)
新オーナーがもう住んでいるので、ヒーターを設置してくれているといいけれど。
家の中ではワンコ2匹&ネコ3匹を飼っているそうで、旧我が家はすっかり動物園になってしまいました(笑)


とても近くなのにほとんど行ったことがないバーに、引越し直前に行ってみました。
バーとは言え、結構まともな食事もできるので、いつも流行っている店です。
ふと壁を見たら、こんな方がいらっしゃいました!


日本で、今年2025年の漢字は「熊」だそうですね。
襲われて亡くなられた方、大けがをされた方も多く、ニュースを聞くたびにぞっとしています。
この辺にもはいますが、日本の熊より気弱なのか、人が襲われたという話は聞きませんが・・・

引越し前の最後のウォーキング、私が歩いたルートsmart watch で記録したら、何だかおめでたい図柄になっていた♪
敷地内の木の友だちにお別れを言いながら、約2時間かけて5.7kmの距離を歩いた日でした。


長いドレスをなびかせて、手には扇を持って、ステップを踏んでいる女性に見えませんか?
お別れのはなむけに、森の妖精ダンスを踊ってくれたのだと思っています。

この広大な土地を好きなだけ歩き回る自由、そしてそれを管理する困難さと引き換えに、シンプルな暮らしを手に入れた訳ですが、町に近くなったのは嬉しいものの、身体がなまってしまった気がしています。
もう少し落ち着いたら、町のジムにでも通おうかな。

2025/12/08

ついに引越し完了!

ずいぶん長いことブログから離れてしまいましたが、引越しも一段落で、やっと少し落ち着いた時間を持つことができるようになりました。

季節はすっかり変わり、周りはもう銀世界です。
引越しの日の前日にかなりの雪が降ったものの、当日は曇り空で、荷物の運搬にも支障がなくてラッキーでした。

重い段ボール箱が多くて申し訳ないな・・・と思っていましたが、引越し業者の若い(しかもナイスルッキングの)頑強そうなお兄ちゃんたちが3人来てくれ、笑顔でトラックにどんどん詰め込んでくれました。

夫が愛用するマッサージチェア(ものすごく重い!)や、私の2台のピアノ(一台はクラビノーバ)もあって、さぞかし大変だろうと心配だったのですが。
彼らは、午前中にもう1軒の引越しを終えてから来てくれたそうで、その怪力にびっくり。

色々な事情により、引越し業者が到着する時間のギリギリになって、やっと新居の鍵を受け取ったという綱渡り状態で、最後までドキドキでした。

夫は湖の家で荷物運びを手伝い、新居には私が先に、ネコのキキと一緒に到着。
年のせいか最近あまり元気がなかったキキが、全く躊躇せずに、さっそく新居の各部屋を歩き回って探検し始めました。
すぐに、気に入ってくれたようです(笑)

引越しにはちょうど6時間かかり、終わったのは夜7時。
その日はもうへとへとで、町のレストランに食事に出かけてから、バタンキュー。

翌日11月27日は、感謝祭 Thanksgiving Day でした。
毎年、親戚と親しい友人を招待して我が家でパーティだったのですが、さすがに今年は無理ですから、義妹夫婦が招待してくれました。

その次の日は、ブラックフライデー
夫がルンルンと、新しい大型テレビを買いに行きました。
町まで車で10分かからなくなり、本当に楽ちんです。
親戚一同が手伝いに来てくれ、新居がどんどん家らしくなってきて有難かったこと!

私は12月2日にクリスマスコンサートにも出演で、本当に忙しかったのですが、それも終わってまとまった時間ができました。
ガレージに山積みだった段ボール箱も、ようやくほぼ全てが空になり、何とか新居の各部屋に収まったところです。



キキの部屋は、今までのユーティリティルームから、ランドリールームに昇格。


南向きのとても明るく暖かい部屋で、かなり気に入ってくれたみたいです。
夜寝る時とトイレ以外は、大体私のそばをウロウロしているけれどね。

細かいことについては、また改めて少しずつ書きますね♪

2025/11/17

最低限のものだけの暮らしが心地良い / 11月のコンサート

引越しまで、あと10日を切りました。
持ち物の80%位は、もう段ボール箱その他に詰め終わったかな?
最後の最後まで荷造りできないものも数多くありますが、どこを開けてもすっからかんで気持ちいいこと!

ミニマリストは、きっと普段の暮らしがこの状態なのでしょうね。
何かをどかして、奥のものを取るというストレスが皆無で、本当に快適です。

荷造りの時、たまにしか使わないものの箱には「C」、数ヶ月以内には使うかも?というものの箱には「B」、日常的に使うものには「A」とマークを書き込みました。

もちろん、「C」のものから順に段ボールに詰めたのですが、結構な数になったことに自分でもびっくり。
これには、季節外の衣料品や、イースター・ハロウィーン・クリスマスといったイベントの時だけ使うもの、ガーデニング用品、処分してしまうことができない思い出のものなどが含まれます。
ほとんどのも、ここに分類。

かなりのものを処分したつもりだったけれど、まだまだ多いですね~
引越してもっと時間ができたら、さらなる断捨離に励むつもりです。

「B」には、変化をつけるために時々使う食器や、製菓・製パン用品ギフト用のあれこれ、ソーイングの道具、など・・・
たまにしか弾かない楽譜も、ここです。

そして、「A」の箱もだいぶ増えてきました。
日用使いの食器なども、最低限のものだけ残してあとは箱詰め。
衣料品も、あと9日分だけクロゼットに残して、他は詰めちゃった。

冷蔵庫もなるべく空になるように計画してメニューを考えたので、余白だらけになってきました。
我ながら、うまくいっています。

ものが少ないと、何て楽なのでしょう!掃除もささっと簡単にできるしね~
どこを開けても、ほれぼれしてしまいます(笑)


このパントリー、ぎゅうぎゅう詰めだった時は、こんな状態でした。。。



キャビネット内のものがなくなるにつれ、生活空間が段ボール箱などに占領されつつありますけれどね・・・



話は変わりますが、引越し準備の忙しい時期にもかかわらず、昨日はコンサートに出演しました。
9月末に楽譜をいただいてすぐ、みっちりと自宅練習に励んだので、ぎりぎりになって慌てずにすんで良かったです。

1曲目の Overture は、作曲者自身がリハーサル2回にお付き合いくださって、テンポなどの指示がありました。
亡くなった叔母様に捧げた曲だそう。叔母様、お幸せだな・・・
音源が全くなくて、みんなで合わせるまでどんな曲だかさっぱりわかりませんでしたが、うまく仕上がり、評判も良かったようです。

メンデルスゾーン交響曲第5番「宗教改革」は、最初は厳かにゆったりと始まります。ところが、ヴァイオリン譜で言うと1ページ目の3段目から突然速くなり、7段目からは細かい音符が続いて地獄です・・・
最初に YouTube で曲をチェックした時、「設定スピードを1.25倍に間違えたかな?」と思ったほど。
自宅練習の時、スピードを0.75倍にしても初めはついていけませんでした。

2週間前にリハーサルが始まり、初めはプロオケの演奏に比べるとだいぶゆっくりでほっとしたのですが、指揮者が段々自信をつけたのか、どんどんスピードアップしてきて本番は突っ走っていました(汗;)

続いて踊るような第2楽章、哀愁に満ちた美しい第3楽章、壮大なコラールに続く力強い第4楽章と、とてもドラマチックな交響曲です。
最終楽章はまたテンポが速くなり、落ちないように、息をするのもまばたきするのも忘れて必死でした。



休憩後のヴァイオリン協奏曲も、なかなかの難曲でした。
うっとりする部分も多く、最後はハッピーエンドなのですが、第2楽章はカオス・・・なんじゃこれ?の世界です。

ソリストとしてフィラデルフィアから来てくださった Mitchell Newman さんは、34年もの間ロサンジェルス・フィルハーモニックの団員として演奏活動をされたそう。


この曲の作曲者 Lucas Richman 氏とコラボを組み、音楽を通してホームレスの方々を擁護する事業を行っているとのことです。

人間の尊厳を問うこの曲、一度聴いただけではとっつきにくいと思いますが、何度も演奏するうちに結構ハマりました。
Mitchell Newman さんご自身の演奏する YouTube 動画と合わせて自宅練習したので、本番もばっちりだったと思います。




このコンサートが終わってほっとしたものの、2週間後にはまたクリスマスコンサートが控えています。
支障なく引越しできれば、次は新居からリハーサルに通えるはずです。
町にだいぶ近くなるので(今の半分以下の時間で行ける)、ずいぶん楽だろうな~


♪11月16日のコンサートプログラム♪ 

     Overture 序曲 (Christopher Hart)

     Symphony No.5 in D Major / D Minor, Op. 107 "Reformation" 交響曲第5番「宗教改革」 
       (Felix Mendelssohn)
       Ⅰ. Andante – Allegro con fuoco
       Ⅱ. Allegro vivace
       Ⅲ. Andante 
       Ⅳ. Andante con moto – Allegro vivace – Allegro maestoso 

           Intermission
       
     Concerto for Violin: Paths to Dignity  (Lucas Richman)
       "Our Stories"
       "Fever Dreams / Move"
       "Shelter for my Child"
       "Finding Home"

2025/11/10

本当に、ロバ・ヤギ・ニワトリさんたちがやって来た!

約1ヶ月前のブログ記事に書いたことが、現実となりました!
今、我が家の庭には可愛い動物たちがウロウロしています。

この家と土地を買ってくれることになったまだ未婚の若いカップルが、地面が凍ってしまう前に動物たち用のフェンス用の杭打ちをしても良いか尋ねてきたのは、もう1ヶ月前のこと。
初めは、ここに引越してきてから動物を飼うのだと思っていたのですが、実は彼女が今まで住んでいたところで既にたくさん飼っていたのです。

ここは寒~いミネソタ
彼女の家が売れるのを待っていると、地面が固く凍って杭が打てなくなる・・・ということで、見切り発車でした。

ある日、彼氏が友人数名と共にやって来て、あっという間にたくさんの杭が打たれ、フェンスは完成。
そして、予定通り彼女の家はさっさと売れたため、クロージングを待たずに動物だけ先に連れてきても良いかどうか、また尋ねてきました。

う~ん・・・と迷いましたが、OKを出した結果、金曜日にデカいトレーラーが到着し、小屋などが設置され、翌日の夜には動物たちがやって来たのです♪

当日は暗くてよく見えませんでしたが、昨日の朝初めてご対面したら、まあああ、何て可愛いこと!!




2匹のロバミニチュアドンキー)と、4匹のヤギ、そしてニワトリたちはまだ外に出てきていませんけれど、この水色の小屋の中にいます。



ちょうど土曜日に初雪が降り、急に寒くなってしまいました。
それでも、動物たちは元気に庭の芝やエサの干し草をせっせと食べています。
飲み水は凍ってしまうため、皿の中にヒーターが設置されていて、我が家の外壁のコンセントにつながっています。

次の住人となるお二人は、クロージングの日まで彼氏が今住んでいる賃貸のアパートで一緒に暮らすそう。(ワンコたちとニャンコたちは、まだそこです)
私たちはガレージから車2台を外に出し、空いた部分に彼女の荷物を置けるようにしてあげました。

二人は動物たちのチェックがてら、毎日やって来てせっせと荷物を運び入れています。
普通はこういうことは許されないと思いますが、事情を考えるとまあしょうがないかなという感じ・・・

私たちの家も荷造りが進みつつあり、箱だらけになっています。
あと2週間ちょっとで、同じ日に、今住んでいるこの家と引越し先の家両方のクロージング
そして、その日の午後には引越しの予定です。
さてさて、どうなることやら。。。


思い出いっぱいのこの家と土地にさよならを言うために、週末には義弟、二人の義妹、従弟のひとりがやって来ました。
鹿のハンティングシーズンが始まったため、誤射を防ぐためのド派手なオレンジ色に身を包み、我が家の土地の真ん中辺にあって「セントラルパーク」と呼んでいる場所で、賑やかにキャンプファイヤーを囲んで、男共は最後の晩餐です。


色々と、楽しかったね♪

2025/10/31

やっと引越し先が決まったので、ちらっとお見せします

引越し先が、ついに決まりました~!
私たちの家の買い手は決まったのに、引越し先がなかなか決まらず、非常にやきもきした1ヶ月でした。

日本ではずっと賃貸マンション住まいでしたので、日本の不動産取引事情には疎いですが、多分アメリカとはずいぶん違うのでは?と想像します。

まずは、物件の検索サイトで良さそうな家を探します。
前にも書きましたが、売主が住んでいるそのままの状態で、家全体と各部屋の写真が数十枚も載っているので、イメージしやすいです。
家全体のレイアウトや各部屋のサイズは、載っていることもありますが、ないことがほとんどで、実際に見てみないとわかりません。

気になる家があれば、リアルター realtor(不動産仲介人)にお願いして見せてもらったり、週末に行われるオープンハウス(決められた時間に、誰でも自由に見に行ける)に出かけてチェックしたりします。

私たちの場合は、別の家の内見をリアルターにお願いしたついでに、「他にこんな家もありますよ」と何軒か連れて行ってもらった中の1軒が、今度引越すことになった家です。
実は、サイトを見て私も気になっていた家だったのですが、キッチンがかなりコンパクトで、今使っているものはとても入りきらないなとチェックから外していた家でした。

でも実際に見せてもらったところ、今の家主さんがとても丁寧に暮らしていらっしゃるのが感じられ、アプローチを見ただけでワクワクしました。


セージグリーンというちょっとユニークな外壁の色、私は好きだけど夫はどうかな?と思ったら、彼も気に入った様子。

静かで周りの環境も良いし、庭も広々!キャンプファイヤーも楽しめるね~
車3台分のガレージ付きなのですが、後ろのほうにはガーデニング用品などのための物置も!
落葉樹がないので、今とても苦労している落ち葉かきの心配もなくなるぞ・・・
欲を言えば、四季折々の葉の色の変化を楽しめないのはちょっと残念ですが、見たくなったらどこかに出かければ良いだけのことです。


アメリカの一般的な家は、玄関のドアを開けるとすぐにリビングルームダイニングルームというケースが多いです。
食事中に宅配のものが届いたりすると、お互いに気まずいのでは?と思いますが、アメリカ人は全然気にしないのかな。
日本の玄関は、どんなに小さな家でも、ちゃんと離れた所にあるのにね~

この家もリビングルームのすぐそばに玄関なのですが、一応は玄関らしさを保っていてクロゼットが付いているのも好ましいです。


そこで、私たちがお世話になっているリアルターから売主側のリアルターに連絡してもらい、買いたいというオファーをさっそく出しました。
ところが、しばらくの間は全く返事なし・・・
再三探りを入れてもらったところ、他にも2件のオファーを受けていて、みんな「自分の家が売れたら」という条件だったようです。

値段を少し引き上げてさらにオファーしても、やはり連絡なし。
現金で即買ってくれる人を待っているのでは?と想像しました。

その後少し進展があり、向こうからも色々な条件を出してきて、その度に「カウンターオファー」という「この条件は飲むけれど、ここは無理」みたいな書類を提出し、向こうがまたそれに応えるというようなやり取りが何度も続きました。
書類は全部リアルターが用意してくれ、私たちはサイト上でサインするだけでしたが。

やっと交渉成立で、売主がOKを出してくれたのが、飼い猫のキキを14年前に我が家に迎えた記念日の10月27日でした♪
キキが幸運を運んでくれたかな?

その家がダメだった場合を考えて、他にもたくさんの家を見ましたが、これぞという家は見つからず、最悪の場合しばらく賃貸住宅に住むしかないかなと思っていました。
やっと前向きに色々プランできるようになり、心からほっとしています。


今の家は3階建てですが、次は平屋となり、掃除が楽になることでしょう。
私たち夫婦はまだ階段の上り下りは全く問題ないですけれど、数年後にどうなっているかはわかりません。
14歳となったネコのキキは、関節炎などの症状が出てきていますので、階段なしの家のほうが負担がかからないと思いますし。

一番楽しみなのは、町にずっと近くなること!
頻繁に買物するウォルマートまで今は25分かかるのが、たったの9分で行けるようになります。
その他の主な店やレストランも、病院も、10分前後で行けちゃいます。

オーケストラのコンサートやリハーサルがある大学ハイスクールにも、12分ほどで行けるので、特に天候の悪い日は助かります。

ご近所には近いためプライバシーは減りますけれど、何かあった時に心強いことでしょう。
(今は隣家まで約1キロ・・・舗装されていない細い道なので、雪が積もるとかなり心細い)

長年慣れ親しんだ、美しいと大きな雑木林に囲まれた暮らしとのお別れは寂しいですが、なるべく楽しいことだけを考えて、新しい生活への期待を膨らませている最中です。


おまけ孫たち、楽しいハロウィーンだったようです♪
     この子たちの母である私たちの娘、そう言えば子供の頃、エルモが大好きだったな~



2025/10/26

私の「英語学習の原点」が出てきた! / 引越し準備中

引越しの準備を、少しずつ進めています。
前にブログに書いた若いカップルの現在の家が売れたため、正式にここを買ってくれることが決定!
あとちょうど1ヶ月後に最終取引、引き渡しです。

実は私たちの引越し先は、まだ決まっていません(汗;)
候補の家があり、交渉しているものの、何だかんだと色々言ってくるので困っています。。。

明後日、もう1軒別の家を見に行く予定。
そちらはキッチンが広々として素敵な家で、数分で町の中心地に行けるものの、その分隣家も近くてハイウェイの騒音も聞こえそう。

第一候補の家は、静かで庭ももっと広いのですが、なぜかキッチンだけがとてもコンパクト。
さらに断捨離に励まないと、食器などがとても入りきらなそうです。
本当にたくさんの家をチェックしてきましたが、なかなか完璧な家は見つからないものだなあ。

今週中には引越し先が決まることを願いながら、あまり使わないものから順に段ボール箱に詰めている最中です。
やたらと本が多いのでそれを整理していたら、陰になって見えなかった場所から、めちゃ懐かしいものが出てきました!

私の両親は特に早期教育に熱心だったわけではありませんが、小学生の時になぜかこれを買ってくれちゃった。
結構嬉しかったのを覚えています。


14年前に日本からミネソタに引越してきた時にも、「これは懐かしすぎるから取っておこうか」と思って荷物に加えたようです。

その後、子供たちに見せたくなった時に見つからず、迷ったあげくやっぱり処分してしまったのだろうと思っていました。
14年ぶりに開けてみて「これが私の英語学習の原点だったのだな」と、しみじみ・・・

アメリカンスクールの子供たちによる英語のセリフや歌のソノシート(あのペラペラさが懐かしい!)がついていて、本を見ながら何度も聴いたのを覚えています。
60年近く経った今でも、その中の歌を覚えているほど。


小学校高学年になってローマ字を教わり、初めてアルファベットに親しむような時代でした。
今と違って小学校では英語の授業は全くなく、基本的な英単語でさえ、何となく知っていたという程度。

7冊目のThree Little Pigs 三匹の子豚」のストーリーの中で何度も出てくる "Help!" の部分で、私の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいに・・・
「助けて!」は「ヘルプ!」だと大人から教わっていました。
でも、全然「ヘルプ!」には聞こえない。どっちかというと「ヘーォ!」???
何度も聞き返したけれど、あまりにも変すぎる。
この人たち、ちゃんと英語しゃべっているのかしらと疑ったほど(笑)


中学生になって英語の授業が始まってから、やっと謎が解けました。
中学の英語の先生、割とちゃんとした発音で教えてくださったのが有難いです。
カタカナそのままで「ヘルプ!」なんて言っても、多分誰も助けてくれません。


9月にミネソタからサンフランシスコに引っ越した娘たちは、ミネアポリス郊外の自宅を最近売り出しました。
業者に頼んでステージングしてもらい、素敵な家具や絵などを配置してもらって、まるでモデルルームのよう♪
撮影もプロに頼んだそうです。
「これがあの家?」とびっくりしてしまいます。



おかげでオープンハウスの翌日にはもうオファーが数件入り、売り出し価格より高く売れるらしい・・・
何ヶ月もぐずぐずしている私たちと、ずいぶん違って驚きます。


あの「三匹の子豚」から長い長い道のりをたどって、ここまで来ました。
時々そんな思い出に浸って寄り道しながら、毎日色々な引越し準備作業をこなしています。

荷造りの他に、いつもの秋と同じように全ての窓掃除落葉掃きも。
もう引越すのだからしなくてもいいじゃない、と言ってくれる人もいますけれど、「飛ぶ鳥跡を濁さず」という美しい言葉があります。
今までのお礼の気持ちを込めて、そして次に住む人たちの幸せを願いながら、せっせと手を動かす毎日です。


2025/10/15

ショパンコンクールが熱い♪

第19回ショパン国際ピアノコンクールが、ポーランドワルシャワで開催されています。
5年に1度のコンクールですが、前回はコロナ禍で1年延期となってしまいました。
「あれ?もうやるの?」という印象・・・4年なんて、本当にあっという間で驚きます。

前回は、コンクールより前に YouTube で見つけてずっと応援していた角野隼人(かてぃん)さん、やはり以前から活躍ぶりをよく知っていた反田恭平さんと小林愛実さんのステージを、全て食い入るように鑑賞しました。

リアルタイムでももちろん、後からでも都合の良い時に楽しめる YouTube は本当に有り難い!
反田さんが第2位、小林さんが第4位となり、幼馴染だったお二人が、コンクール後結婚されたのも嬉しいニュースでした。

今回は日本人の出場者は13名で、今現在そのうち3名が第3次予選に進んでいます。
私が以前から知っていたのは、牛田智大さんだけだったのですが、桑原志織さん、進藤実優さんを、ショパンコンクールのおかげで知ることができて良かったです。

牛田さんは、前回は2次予選で敗退という皆が驚く残念な結果となってしまいました。
今回はピアノをスタインウェイに替え(前回はヤマハだった)、本人曰く前回の敗因だった「ホールの音響がつかめなかった」という問題が解決しているように思えます。
過去にヤマハピアノで優勝した方もいますので、相性の問題かもしれませんが。

牛田さんは、まだ幼かった頃から「この子はすごいピアニストになる」と確信していた方なので、今回はぜひファイナルに残って欲しいです。
ルックスが良いのも、得よね~ 
優雅さ、細やかさ、色彩感や躍動感に優れた、本当に素敵なピアニストに成長してくれました。
第3次予選でも、きっと魂のこもった演奏を聴かせてくれることでしょう。



今日は町に買物に出て戻って来てから、桑原志織さんの第3次予選のステージをじっくりと楽しみました。
こんな素晴らしいピアニストを今まで知らなかったなんて、何ともったいなかったこと!
落ち着きと品があり、マズルカの一音一音はキラキラ輝くようで、本当にひき込まれました。
最後のピアノソナタロ短調 Op. 58 も、圧巻です!

ふくよかな体形も(失礼・・・)、つるんとした感じのお顔も、前回第2位の反田恭平さんを思わせるような・・・
ピアニストって指だけの問題でなく体力勝負だと思いますので、痩せている方より安心して見ていられるような気がします。
そしてショパンの曲の持つ温かさも、より良く表現できているかもしれません。



進藤実優さんの第3次予選のステージも、既にアップされています。
私はまだ見ていないのでコメントを控えますが、リンクを貼っておきますね。




カナダケヴィン・チェンさんの演奏も、見ていると息をするのを忘れちゃうほどです。
第2次予選で、エチュード Op. 10 の12曲を全部弾いちゃったのもすごい♪


ショパンのエチュードに関しては、私は Op. 10 と Op. 25 全24曲のサワリの部分(最初の2ページ位、区切りの良い所まで)だけを、ここ数年繰り返し練習しています。
もちろん、もっともっとゆっくりですが・・・
こんな速さで、10本の指の音質と音量のバランス、ペダルの動きまで常に考えながら弾くのは、本当に神がかっています。


今回はファイナルで、ピアノ協奏曲第1番または第2番に加えて、「幻想ポロネーズ」課題曲となっています。
誰が残るのか、とても楽しみ♪
こんなにたくさんの曲を全部暗譜しているピアニストの頭の中って、一体どうなっているのかしら。

ショパンコンクールに没頭していると、他のことができなくなってしまいますけれど、「芸術の秋」だから、まあいいか。
皆さんも秋の夜長を、ぜひショパン三昧でお楽しみくださいね♪


追記:この記事をアップした時はまだチェックしていなかった、進藤実優さんの第3次予選。
後から聴いたら、「ああ、生きていて良かった・・・」と感じるほどの、素晴らしい演奏でした♪
特に「ピアノソナタ第2番変ロ短調」、第3楽章の誰でも知っている「葬送行進曲」が鳥肌モノ!
ドラマやコントなどにもよく登場する、あの「葬送行進曲」ですが、これほどまでに慈しみ深く心の琴線に触れる演奏は初めてで、思わず涙してしまいました。
まだその後に「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」が残っていたにもかかわらず、多くの聴衆が思わずここで拍手!何だか歴史に残りそうな名演奏でした。
上のリンクから、ぜひぜひ聴いてみてくださいね。

最初にご紹介した牛田智大さんは、残念ながらファイナルには進めなかったのですが、残った11名のうち進藤実優さんは15番目、そして桑原志織さんは大トリを飾りました。
既に、お二人の動画がアップされています。



もうすぐ最終審査結果が出るはずです。
皆さん、本当にお疲れ様でした。ショパンにどっぷり浸かった幸せな数週間でした💛

2025/10/07

引越すことになりそう・・・ここにはロバやヤギ、ニワトリが来るかも!?

前にも書いたことがありますが、ずっと暮らしてきた今の家と土地にさよならすることにしました。
3階建てのメインの家とゲストキャビン、皇居ほどの広さがある土地を管理し、維持していくのは、年と共にとても大変になってきたからです。

楽しい思い出がぎっしり詰まった湖の家とお別れするのは本当に辛いのですが、身軽になってもっと町に近い所に住むのも、悪くないことでしょう。
元気なうちに動かないと、後でどうしようもない事態になって、皆さんに迷惑をかけてしまうかもしれませんからね。

幸い、ぜひここに住みたいという人たちが見つかりました!
まだ若いカップルで、この広大な土地で動物をたくさん飼いたいそうです。
既にワンコ2匹、ニャンコ3匹がいるらしいですが、さらにロバヤギニワトリも飼う予定とか。


すごいことになりそうだな。でも、動物さんたちに会ってみたい♪

そして私たち夫婦も、引越し先を探しています。
今までに本当にたくさんの家を見てきて、結構気に入った家が見つかったものの、まだ先立つものがないので買えません。。。

ここを買おうとしている若いカップルも、今住んでいる家が売れないとどうしようもないらしいし、私たちが買おうとしている家の持ち主も、まずは家を売らないと引越せないしで、一体どうなるのでしょうね。

湖の上に浮かぶ満月を眺めながら、ここで見るのは最後かも・・・でも、まだまだ何度も見るのかも・・・とモヤモヤしています。
急に色々と決まって、大慌てで引越すことになるのかもしれないし、本当に何もかもが宙ぶらりんの状態です。


実は娘一家も、9月の終わりにミネソタからサンフランシスコに引越して行ったばかり。
婿殿の仕事の関係で、最低18ヶ月は向こうに住むのですが、その後またミネソタに戻ってくるかどうかはわかりません。

今まで住んでいた家を売ることにして、梱包・運搬は全て業者に任せ、まずは婿殿の新しい就職先で手配してくれた仮の宿にしばらく住み、新たに賃貸住宅を探してまた転居したのが今日のこと。
親子で何をバタバタやっているのだろう・・・という感じです。


とりあえず私たちは、あまり使っていないゲストキャビンの荷物を、整理して箱詰めし始めました。
ここを買ってくれる予定のカップルが、いらないものは何でも置いていってくれたら有難いと言ってくれたので、かなり助かります。
家具も、寝具も、キッチンのこまごましたものも、全部差し上げます♪
これこそが Win-Win というものです。

私の私物はここには何もなく、夫のコレクションの骨董品があちこちにたくさん置いてあったのを、床とテーブルにまとめたところ。
これらは転居先に持って行きたいそうなので、今は箱詰めしてガレージに保管します。



なぜか下駄まで・・・(笑)

家のものはかなりの断捨離ですっきりしましたが、まだまだ減らさなくてはいけません。
引越し先が決まっていないので、どこまで減らすべきなのか、よくわかりませんが。

できれば雪に閉ざされる前に引越しをすませたいところですが、ひょっとしたら来年の春頃になってしまうのかもしれません。

ハロウィーンの飾り付けは、いつもと同じように今年も行いました。
これも、今年で最後になるのかな・・・?



2025/09/29

紅葉がきれいなのに、暑くてライラックも狂い咲き!

先週の火曜から、ずっと晴天が続いてカラカラ陽気です。
今日の最高気温は、何と28℃!!
もうすぐ10月だというのに、これからもしばらくこんな気候が続くようです。

最近は夜になってもあまり涼しくならず、半袖のまま・・・ここは本当にミネソタかい?という感じですが、紅葉はとてもきれいです。
少し前には、夜はひと桁台まで気温が下がっていたからでしょう。

写真であの美しさをお伝えするのは難しいですが、何枚か載せておきます。





地面に落ちてしまった葉が敷き詰められたトレイルも、また美しい♪


この時期、ウォーキング中に私の脳内で無限リピート再生されてしまうのは、やっぱりこの曲💛
YouTube で見つけちゃった♪
映画の中のこの場面、とてもよく覚えています。
明治チョコレートをたくさん買って、マークを集めて、タイガースのポスターやレコードをせっせと貰っていたのもこの頃だったな~ 実に平和な時代でした。



今年も、庭の落ち葉かきに忙しくなる時期です。
木にまだまだ残っている葉っぱを眺めると、始めるにはまだ早すぎる!と思って、ほとんど手を付けていませんが。


あまりの気温の高さのせいか、町のメインストリートに並ぶライラックが、また花を咲かせ始めてびっくり!
車で通り過ぎる時にあの薄紫色が視界に入り、「まさかね、見間違いよね?」とバックして確かめてしまいました。

上のほうに少しだけど、やっぱり花だった♪
が秋から冬にかけて狂い咲きすることがあるという話は知っていましたが、ライラックよ、おまえもか!?



ライラックは、普通は5月の終わり頃に、美しく香りの良い花を咲かせます。
ずっとここに住んでいる近所の友人も、こんな時期に花を見るのは初めてと驚いていました。
来年の初夏、ちゃんと咲いてくれるのかしら。。。


空が澄み渡っているので、夜空のもとてもきれいです。
夜寝る前に、昴(すばる)(プレアデス星団)が見える時期となりました。
肉眼で見えるのは6つの星とのことですが、双眼鏡で眺めると、数十個の星がそこにぎゅっと固まって大集合で、本当に不思議な光景・・・

もう少しすると、大好きなオリオン座も見えるようになることでしょう。
大宇宙の営みに比べると、地球に張り付いている私たち人間の喜怒哀楽なんて、本当にちっぽけなもの。
それでも、日々のあれこれを深く味わいながら暮らしたいですね。