2022/12/22

近所の陶芸家の窯出しに立ち会う

いくつになっても、「生まれて初めての体験」ってワクワクしますよね。
最近、そんな嬉しい経験をしました。

アートフェアやクラフトフェアに、よく出展している陶芸家がいらっしゃいます。
数年前に一目ぼれしたサラダボウルを購入して以来、Jeff というその陶芸家の作品をちょこちょこ買い続けています。

クリスマス前に彼のご自宅のスタジオでセールを行うとのことで、招待状をいただきました。
車で15分位のご近所さんであることは知っていましたが、実際に訪れるのは初めてで、ちょっとドキドキ・・・

車がずらっと並んでいる様子を想像しながら行ったのに、あれれ?
駐車スペースはほとんどなくて、ほんの数台の車だけ。ここに停めちゃっていいのだろうか。

少し離れた所に何人かが集まっていたので、そこに行ってみました。
すると、ちょうどこれから窯出しですって!

Jeff 本人とお姉さん夫婦と友人のひとりがいて、いよいよ窯のふたを開けるところに私も立ち会わせていただけたのです。
招待状は、絶対に来てくれそうな人にしか出さなかったとのこと・・・

手塩にかけた作品が、火の魔法でどんな風に出来上がるのか、作者さんにとって一番ドキドキする瞬間でしょうね。
彼のサイトを見ると、約1,300℃の高温で16時間も焼くそう。
みんなから歓声が上がります♪


その後、展示場となっているスタジオに作品を運ぶのを、私も手伝わされた(笑)
ええっ、そんなに信用して大丈夫なのですか?
コケたら一大事なので、ゆっくり一歩ずつ・・・

展示場では、許可をいただいて写真も撮らせてもらいました。



落ち着いた色使いがとても好み♪
何となく、萩焼のような和食器を思い出させます。



もし大金持だったら、片っ端から買い集めたい!
残念ながらそうではないので、今回は下の写真の長方形の皿を購入しました。
娘夫婦へのクリスマスプレゼントです。
握り寿司が似合いそうな気がする・・・


は、ガスや電気でなくを使うそう。
彼の作品の独特の肌合いは、薪でないと出ないとか・・・
自分で木を切って薪割りをし、窯の火の温度調節に気を配り、大変な手間がかかりそうですが、それも陶芸の楽しみのひとつとのこと。

息子さんが何年か前にしばらく日本に住んだことがあり、何と鍛冶屋 blacksmith の修行を受けたそう。
何という名前の町にいたのかは、忘れてしまったそうですが。
日本とのつながりがあって、ちょっと嬉しい。

Jeff は以前はお手製のウクレレも作っていましたし、大工仕事もお得意のようです。
手先が器用だと、幸せを感じる幅が広そうですね♪

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