2025/04/12

アメリカの不動産オープンハウスは本当に楽しい♪

我が家は町から結構離れていて、土地が広すぎて年と共に維持が大変になってきたため、長期計画で引越を考えています。

まずは買い手が見つからないと動けませんけれど、どんな物件が売り出されているのかは不動産サイトで常にチェック。
長い冬の間、不動産の売買は停滞していましたが、暖かくなるにつれてまた活発になってきました。

先週とても久しぶりに「おおっ!!!」と叫びたくなる物件を見つけ、一度見てみたいなと思っていたところ、さっそく Open House オープンハウスの表示♪

オープンハウスとは、〇曜日の〇時から〇時まで(普通は週末に2時間ほど)という期間限定で、予約なしで誰でもその家を内見することができるシステムです。
(アメリカにはオープンハウスという名の不動産会社も存在しますが、それとは別の話です)
家の持ち主はしばらくどこかに消え、担当の realtor(不動産仲買業者)がにこやかに待っていて、案内してくれます。
時には、ドリンクやクッキーなどが用意されていることも・・・

また、当日はその家の周辺に Open House と表示された不動産会社の看板が立つので、興味本位、または暇つぶしで、ふらりと立ち寄る人もめずらしくありません。

オープンハウスに行くのが趣味のひとつか?と言われるほど、あちこちに出没している私は、町中の realtor に顔を覚えられているかも(笑)
すぐに買う予定がなくても、realtor も自分の会社を宣伝しておきたい下心もありますから、歓迎してくれます。

今回見に行ったのは2007年に建てられた家で、居住面積は2,047スクエアフィート190平米という換算です。
地下も広い倉庫になっているので、それも含めるとかなりの広さになります。

ウォークインクロゼットとバスルーム付きの主寝室の他に、寝室が2つと、書斎やエクササイズルームとして使える部屋が1つ。
ガレージも、車3台分という余裕!

土地はちょうど2エーカー(2,448坪)で、この町のちょっとした家としては平均よりやや広い。
(年寄りには、芝刈りは大変かも・・・)

正面

裏側

玄関ドア

リビングルーム

キッチン
ダイニングルーム

主寝室

こんな素敵な家が、大学、高校、中学、小学校、主な買物施設、飛行場などまでそれぞれ数分(もちろん、徒歩でなく車でね)という素晴らしいロケーション。
それでも、主要道路からは少し引っ込んでいて静かな環境なのです。
木に囲まれていて、隣家も全く気になりません。
フェンス付きの大きなガーデンもあり、野菜を植えたらたくさん収穫できそう♪

価格は $459,000 ですって。今日のレートですと6,590万円
そこのあなた、いかが?

不動産サイトには「〇パーセントの確実ですぐに売れるだろう」という表示もあるのですが、それが98%になっていました。
たくさんの人が見に来ていたので、きっともう誰かが飛びついて、既に交渉段階に入っているだろうな・・・

唯一気になるのは、Jehovah's witnesses(エホバの証人)の教会にやたらと近いことで、勧誘が激しいかも(汗;)
彼らは、はるばる我が家にもやって来たことがあります。


「オープンハウス」は既に引越してしまった空っぽの家のこともありますが、大抵はまだそこに住んでいるそのままの状態を見せてくれます。
実際に家具が配置されていると、部屋の大きさもイメージしやすく、こんな風に使うといいわね~と、とても参考になります。

日本で不動産物件を探す時は、平面による間取り図を頼りにするしかないと思いますが(今は違うかな?)、こちらの不動産サイトには各部屋の様子が写真に載っているのが大きな違いです。
壁の色や床材、窓がどの位あってどの程度光が入りそうか、庭はどんな様子か・・・など全てわかります。

その代わり、全体の間取り図が載っていないことが多いのが不思議だけど。
(物件によっては、動画や3Dによる詳しい間取り図が表示されることもあります)


「オープンハウス」に熱心に出かけてしまう理由は・・・

もしこの家に住むことになったら、この家具はあそこに置いて・・・と妄想するのが楽しい。
持ち主は、家を最高の状態で見せようときれいに片付けているため、掃除断捨離のモチベーションが上がる。
あちこち出かけることで、この町の地理にとても詳しくなる。
たくさんの物件を実際に見るうちに、次第に相場感覚が身につく。

「こんな所には絶対住みたくない」という残念物件にも、いくつか出会ったことがあります。
写真の魔術で、サイトに載っている写真のほうが実際の数倍良かったり、ペットの臭いが気になったり、交通量が多くて騒音が無理そうだったり。

アメリカの田舎で、不便さには何かと我慢を強いられているのですから、「静けさ」は絶対に譲れないかな。
「オープンハウス」に行く度に、実は欲張りになっていく気もしています。

この前会った realtor にも言われましたが、うまいタイミングでトントン拍子に決まることもあるので、いつもチェックしていてください・・・とのこと。
はい、そうします。

2025/04/01

19年目ぶりに演奏、ドヴォルザークの「新世界より」

何かと忙しかった3月が終わって、ほっとしています。
今年も「2月は逃げる、3月は去る」でした。
私の場合は、コンサートが続くのでよけいにそう感じるのかもしれません。

昨年は、大雪の予報のせいでプログラムを短くしなければならないハプニングがありましたが、今年3月30日のコンサートは天気に恵まれて良かったです。
(でも今夜から降り始め、明日は1日中の予報!)

今回はとてもエキサイティングなプログラムで、お客様の反応が特に素晴らしかったです♪
まずは、「ウエストサイドストーリー」より「マンボ」という曲。
3/14のブログ記事に書いた通り、出だしが「ひょっこりひょうたん島」にそっくり!

前回はおとなしめのバージョンを載せましたけれど、今日はもうひとつ別の動画をご紹介します。

私が大好きなべネズエラの指揮者、グスターボ ドゥダメル Gustavo Adolfo Dudamel 率いるシモン・ボリバル交響楽団 Simon Bolivar Symphony Orchestra の演奏は、まるでロックコンサートのノリ!!

テンポもめちゃくちゃ速く、団員が立ち上がって「マンボ!」と叫んだり、楽器をクルクル回したりする様子、見ているだけでワクワクします。



いつものコンサート以外に、その2日前に小学校高学年の子供たち向けのコンサートもあり、私たちはその時も「マンボ」を演奏しました。
客席の子供たちもみな、団員の「マンボ!」の掛け声に合わせて1000倍の声を出してくれ、めちゃ楽しかったです。

2曲目は、オーケストラ団員のひとりである Eric Sundeen さんのマリンバソロによるコンチェルト。


彼はいつも完璧で、絶対に信頼できるパーカッショニストです。
地元の大学の教授でパーカッションを教えていますが、アメリカ国内だけでなく、イギリス、オーストリア、ロシア、チェコ、キューバ、メキシコなど色々な国で演奏活動も行ってきたそう。

ユニークなこの長~いお髭を、いつか触ってみたい気がするのですが・・・怒られちゃうかな。
ソリストとしてマリンバを演奏する姿は、本当に生き生きとした様子。
いつもはご自宅の地下室で練習しているそうで、こうしてステージでライトを浴びながら、他の楽器と合わせるほうがずっと楽しいと笑っていました。

コンサートでは、彼の生徒たちも他の鍵盤打楽器を担当し、息の合った素晴らしい演奏を聴かせてくれたのです。

YouTube では Tomoya Aomori さんという日本人らしき方のソロによるものを見つけたので、ここに張り付けておきます。
とても洗練された、素晴らしい演奏だと思います。

どんな方なのか気になって「青森ともや」でググったら、「株式会社ともや 青森工場」というホタテ貝の通販をしている会社が出てきてしまったのですが(笑)



このマリンバコンチェルトは、1986年に Ney Rosauro というブラジルの作曲家によって書かれたそう。
ブラジルの伝統的なリズムとメロディーが多用され、それを体でちゃんと感じ取らないと演奏できません。
CDとプロモーションビデオにより、あっと言う間に人気が出て、世界中で今までに3,000以上のオーケストラによって演奏されたそうです。


そして休憩後は、チェコの作曲家アントニン・ドヴォルザーク  Antonín Leopold Dvořák の最高傑作とされる、交響曲第9番「新世界より」です。
まだ日本に住んでいた2006年に、所属していた東京のアマチュアオーケストラで演奏したことがあります。
その時は、私はセカンドヴァイオリン担当でした。

その頃ミネソタの大学に通っていた息子は、夏休みで日本に帰国していて、そのオケの定期演奏会にエキストラとして出演。
彼はファーストヴァイオリンだったのですが、家で一緒に練習した記憶はほとんどありません。
演奏会後の打ち上げにも出ずに、彼女と一緒にさっさとどこかに消えちゃったし・・・
一緒に記念撮影した証拠写真は、しっかり残っているけれどね。

「新世界より」は、ドヴォルザークが音楽院の院長として招かれ、アメリカに滞在していた時に作曲されました。
故郷ボヘミアに向かって、「アメリカって、こんなにおもしろい国だよ~」と知らせたい思いがあったのではないでしょうか。
今のアメリカは、何だか世界の嫌われ者になりつつあるのが残念なのですが。

第2楽章は、日本人なら誰でも聞いたことがあるのではないかしら。
「遠き山に日は落ちて」の歌詞で始まる「家路」は、わらべ歌などによく使われる音階で構成され、大変親しみが持てます。
学校や公園などの公共施設で、夕方の帰宅時間を知らせる曲としてよく流れますね。
その話をこちらのオーケストラの友人たちにしたら、「演奏途中で帰らないでね」と笑われました。。。

第4楽章にはハイスクールの生徒たち20名ほども加わって、すごい迫力となりました。
彼らは、金曜の子供たち向けのコンサートにも出演してくれ、コミュティーオーケストラならではの素敵なコンサートになったと思います。

私たちのオケの女性指揮者は、背がスラリと高くて宝塚の男役みたいな雰囲気で、下の動画の指揮者、西本智実さんに、指揮をする姿が似ている気がします。



クラシックの曲のコンサートでは、最終楽章の最後まで拍手は控えるのがマナーとされていますが、今回は楽章が終わる度に盛大な拍手!! こんなのは初めて・・・
これほどまでに楽しんでくださっているのだから、マナーなんて堅苦しいこと言わなくてもいいよねと思ってしまう、本当にノリの良いお客様でした。


♪3月30日のコンサートプログラム♪ 

     ”Mambo" from West Side Story ウエストサイドストーリーより「マンボ」      
      (Leonard Bernstein)

     Concerto for Marimba and Orchestra, No. 1, Op. 12 オーケストラとマリンバのための協奏曲
      (Ney Rosauro)
       Ⅰ. Saudação (Greetings)
       Ⅱ. Lamento (Lament)
       Ⅲ. Dança (Dance)
       Ⅳ. Despedida (Farewell)
 
           Intermission
       
     Symphony No.9 in E Minor, Op. 95 "New World" 交響曲第9番「新世界より」 
      (Antonin Dvořák)
       Ⅰ. Adagio - allegro molto
       Ⅱ. Largo
       Ⅲ. Molto vivace
       Ⅳ. Allegro con Fuoco

2025/03/26

初めて孫たちとセントラルパークへ

先週土曜日から昨日(火曜日)まで、娘が孫2人と共に我が家にやって来ました。
婿殿は、ワンコ2匹と共に留守番です。

娘のリクエストに従って数々の料理を作り、もうすぐ1歳11ヶ月になる孫娘の相手をみっちりとして、2日後に2ヶ月になる孫坊もたくさん抱っこ。
毎晩2人をお風呂に入れるのも任され、みんなが帰った後、ジジババはへとへとになりました(笑)

大雪が降った日曜の翌日、月曜は快晴で暖かく、外で過ごすのが気持ち良い日でした。
雑木林の真ん中に作った「セントラルパーク」にみんなで出かけ、キャンプファイヤーを楽しむことに。

孫坊は行く途中で眠ってしまい、ずっとスヤスヤおねんねでしたが、孫娘は大喜び♪
キャンプファイヤーの名物お菓子、スモア S'more も初体験。
ちょっと怖いけれど、マシュマロを炙るのも、孫娘にやらせてみました。


こんがりしたマシュマロを、ハーシーチョコレートと共に、グラハムクラッカーに挟んで食べるのが正式です。
孫娘は、手も顔もべとべとになりながら食らいついていました。

火に手をかざすことも覚えて、帰ってきてからも私たちが "Fire" と言うと、腕を伸ばして火にあたるような動作をするのが可愛らしく、つい何度もやらせちゃった。


彼女は、何でも自分でやってみたい時期です。
言葉は割と遅いほうだと思いますが、"Help, please." とご丁寧に言うのを覚えて、やりたいことがどうしてもできないと、助けを求めてきます。
舌足らずなので、初め "Help, please." が "happy" に聞こえて、夫も私も???でしたが。

同じことを、飽きもせず何度も繰り返す時期でもあります。
自分でを履いては、いちいち得意げな顔をするので、私たちも大げさに褒めてやります。
そして、すぐに脱いでしまって別の場所に持って行き、また元の場所に戻して履く・・・ということを一体何回繰り返したことでしょう。

人間って、こうやって色々なことをひとつひとつ覚えていくのだなあと、感心してしまいます。
人生はまだ始まったばかりで、これから先、覚えなくてはいけないことがまだまだたくさんね。


孫坊に会うのは生まれた時に手伝いに行って以来でしたので、成長ぶりに驚きました。
体重も増え、背もずいぶん伸びて、少し前まで娘のお腹の中にいたのが信じられない。。。

表情がとても豊かになり、にっこり笑いながら長いこと見つめてくれると、グランマのハートは鷲掴みにされてしまうのです💛
この顔は何だか懐かしい気がするぞ・・・と感じ、知っている人の顔をあれこれ思い浮かべると、26年前に亡くなった義母の若かりし頃と、義母にそっくりとよく言われる姪のひとりに似ていることがわかりました。

こうやって遺伝子が受け継がれていくことが、とても不思議ですね。



だいぶ前のことになりますが、今年も友人夫婦2組を招いて聖パトリックの日 St. Patrick's Day のお祝いをしました。

 セントパトリックスデーについて詳しいことは、こちらの記事をどうぞ

いつものコーンビーフなどに加えて、色々作ったよ。
とにかく「グリーン」がテーマということを意識しました。




アイルランド系は実はひとりしかいなかったけれど、関係なくみんなで楽しく祝うのです♪


食事の後は恒例のビンゴ大会となり、夜遅くまで大騒ぎ!

5年前のちょうど今頃の時期、ミネソタにもコロナが蔓延してきたため「自宅滞在命令」が出て、ビクビクした毎日だったことを思い出しました。
セントパトリックスデーの集まりも、3月のコンサートもキャンセルせざるを得なくなったのでしたっけ・・・

またこうしてみんなで色々楽しめるようになったことに、改めて感謝です。

2025/03/14

ウエストサイドストーリーの「マンボ」が「ひょっこりひょうたん島」!

ミネソタは今、とても変な陽気です。
今日は気温が18℃まで上がり、記録的な暖かさでした。

ところが今夜からになるそうで、明日は何と「冬の嵐警報」が出ています。
またはみぞれが降り続き、3インチから6インチ(約15cm)積もるとの予報。
最大風速は時速で表すと45マイル(約72km)だそうで、風もかなり強そう・・・

道路はとても滑りやすく、木が倒れる可能性もあるとのこと。
なるべく外出は控え、どうしてもの場合は非常事態に備えて余分な食糧、水、そして懐中電灯を忘れずにですって。

絶対、家にいますとも!!


話は変わって、今月30日にまたコンサートがあり、来週からリハーサルが始まるので自宅練習中です。(明日でなくて良かった・・・)

今回は、ドボルザーク「新世界より」もプログラムに入っていて楽しみです。
オープニングは、バーンスタイン作曲の「ウエストサイドストーリー」より「マンボ」という曲。
この曲、今までにも耳にしたことはあったと思いますが、「トゥナイト」「マリア」「アメリカ」などのほうがずっと馴染みがありました。

「マンボ」を改めて聴いてみたら、あれれ?めちゃくちゃ懐かしい出だしだ!
メロディーが入ってからの2小節、子供の頃に放送されていたNHKの人形劇、「ひょっこりひょうたん島」とほとんど同じではないですか。

画像は「ひょっこりひょうたん島」ファンクラブサイトより





「マンボ」のほうが早く作曲されていたので、「ひょうたん島」のテーマソングはこの曲から何らかのインスピレーションを得たのでしょうか。
そっくりなのは出だしの数秒だけで後は全然違いますから、ただの偶然かな。

他にはそんなに娯楽のない時代で、私は「ひょっこりひょうたん島」を観るのが毎日とても楽しみでした。
実に個性豊かなキャラクターが揃っていて、次に何が飛び出すかわからない独特の世界観・・・
登場人物は実はみんな亡くなっていて、あれは「死後の世界」の物語なのだという説が浮上したこともありましたっけ。

声優さんたちは既に他界された方がほとんどですが、サンデー先生役の楠トシエさんは、現在97歳でご存命だそう!
博士役の中山千夏さんは、まだ70代。
歌手、タレント、参議院議員としても多彩なご活躍でしたけれど、今でも著作活動を続けていらっしゃるようです。

オリジナルから数十年後、BSで「ひょっこりひょうたん島」のリメイク版が放送され、私の子供たちもこの番組を楽しむことができました。
もちろん、私も一緒にワクワクしながら観ましたよ。本当に懐かしかったな♪
子供の頃は白黒テレビでしたので、この時初めてカラーの「ひょうたん島」を観たわけです。
劇中歌など結構良く覚えていて、自分でもびっくり。

アメリカのオーケストラの団員にも同世代の方がいますが、「マンボ」の出だしが「ひょうたん島」とそっくり!という驚きは分かち合えないのがちょっと残念・・・


今年は雪がとても少なく、このままですと春からの森林火災が心配です。
吹雪は歓迎しませんけれど、明日は大雪との予報にほっとしている方も多いかもしれません。

今夜は、まだ全面凍っている湖の上に満月がきれいですが、明日の朝目覚めるとどんな景色になっていることやら・・・

2025/03/08

誕生日用に、しっとりふわふわロールケーキを焼いた♪

昨日は私の誕生日で、またひとつお姉さんになりました。
数十年のお付き合いがある友人夫婦の息子さんも、何と同じ誕生日!

誕生日の前日に、その友人(夫が大学の時からのお付き合い) と息子さん、夫と義弟と他の友人も集まって、「寒さに負けず、外でキャンプファイヤーで過ごす会」がありました。
男の集まりなので私は遠慮しましたが、後からちょこっとだけでもいいから顔を出してと夫に頼まれ、そうすることに。

手ぶらで行くのも何なので、デザートを持って行くことにしました。
そして思いついたのが、友人の息子さんと私の「誕生日前祝い」をすること♪
みんなに、強制的に祝わせちゃおう!

誕生日のお祝いだから、クッキーやマフィンじゃなくてやっぱりケーキよね。

・・・という流れで、得意のロールケーキを焼いて持って行き、みんなでいただきました。
外で食べるケーキも、いいですね~


アメリカの男性は、お酒だけでなく甘いものにも目がない人が多いので(もちろん、夫も義弟も!)、大いに喜ばれました。
一緒に誕生日を祝いたかった息子さんが、急な仕事で来られなかったのが本当に残念だったのですが。


このロールケーキはもう何度も焼いているので、当然このブログにも載せたことがあったと思ったのですが、チェックしたらまだでした。
同じくしっとりふわふわ系シフォンケーキスポンジケーキは、とっくにご紹介していたのにね。

今さらなのですが、レシピと共に作る時の注意点などを書き留めておこうと思います。

レシピは、ずっと前に cookpad で見つけた「優しい。。。シンプルロールケーキ」に従っています。
とてもシンプルな材料です。巻く時に生地が割れたりせず、素晴らしい配合だと思います。

私は生クリームたっぷりが好きですし、上にも飾ったので、その量は変更しました。
30×30cmの天板1枚分です。

【材料】
  卵(Lサイズ) 4個
  砂糖 60g
  薄力粉(アメリカでは Swans Down, Softasilk などの cake flour を使用) 40g
  生クリーム 170g
  砂糖 20g
  イチゴ 適宜

【作り方】
  1.卵は常温に戻し、薄力粉はふるっておく。天板に紙を敷く。
    (アメリカでは parchment paper を使用)
  2.卵を卵黄と卵白に分けて、それぞれ別のボウルに入れる。
  3.砂糖の半量を卵黄に入れて、白っぽくもったりするまで泡立てる。
    (電動泡立て器がおすすめ!)
      

  4.薄力粉を一度に入れ、粉っぽさがなくなってなめらかになるまで泡立て器で混ぜる。


  5.卵白を泡立て、ある程度固くなってきたら残りの砂糖を2~3回に分けて入れる。
    しっかり角が立つまで泡立てる。


  6.卵黄のボウルに1/3の卵白を入れ、泡立て器で全体を混ぜる。
  7.ゴムベラに持ち替えて、残りのメレンゲを2回に分けて混ぜ合わせる。
    (なるべく泡をつぶさないように)
  8.紙を敷いておいた型に入れ、表面が平らになるように広げる。
    2回ほど軽くトントンと底を叩いて空気を抜く。

このようにクリップで留めておくと使いやすいです。

  9.180℃ (350℉) で予熱しておいたオーブンで10~12分焼く。


我が家のオーブンでは12分でこの焼き色

  10. 乾燥を防ぐため別の紙を上に乗せて冷まし、成形する前にケーキを紙からはがしておく。

ありゃ、ちょっと空気が入っちゃった・・・

  11. 焼き色がついた面に泡立てた生クリームを塗って、小さく切ったイチゴを均一に散らす。

巻き終わりの部分は、少し残しておいたほうがいいです。

  12. 手前から巻き、巻き終わりを下にして包み、数時間冷蔵庫に置く。


  13. 上に生クリームを絞り出し、イチゴを乗せる。


両端を切ってお味見するのは、もちろん作った人の特権ですよね~♪
持ち運びには、日本で買ったこのケースがパーフェクトでした。
多分、楽天で買ったのだと思います。


少し暖かい日が続いて雪が解けてきたのに、また寒くなってカチカチに凍り、家の周りはスケートリンクみたいになっていて危険です。
雑木林の中も、鹿の歩くけもの道が凍っていて、怖いぞ~
転ばないように細心の注意を払いながら歩き、何とか無事にたどり着きました。

ほんの一口ずつですけれど、キャンプファイヤーの横で料理したベネスン(鹿肉)などの後に、良い口直しになったみたい。
無理矢理みんなに祝わせた誕生日の前日、なかなか楽しかったです♪
余ったケーキは、奥様方のためにお持ち帰りをお願いしました。


明日から、日本ではサマータイム(夏時間)と呼ばれる Daylight Saving Time が始まります。
今晩寝る前に、家中の時計を1時間進めなくちゃ。
11月に時計を遅らせる時と違って、ちょっと損したような気がしてしまいます。

2025/02/28

美しすぎるひな祭りの食卓

毎年つぶやいているような気がしますが、「2月は逃げる」は本当で、あっという間に終わってしまいます。
二人目の孫も、今日で生後1ヶ月となりました。
娘から頻繁に写真や動画が送られてきて、その成長の早さに驚かされます。

「孫娘」という呼び方は一般的なのに、男の子の孫を「孫息子」と呼ぶことには私を含めて多くの人が違和感を覚えるのは、以前のブログに書いた通りです。
「孫息子」に代わる良い表現が何かないかしらと、ずっと考えていました。

そこで、ひとつひらめいた♪
娘が時々「あっ、坊やが泣いている」などと言っていたのが、懐かしい感じでもあり、なぜか新鮮な響きもして、「孫坊」もいいかもねと思っています。

そうすると、女の子の孫は「孫嬢」?
それはちょっと抵抗あるので、このブログでは「孫娘」「孫坊」でいこうかな。
もっと良い言い方を思いついたら、またあっさり変更するかもしれません・・・


もうすぐひな祭り! 今年も、お雛様を飾っています。
毎年同じですが、しつこく写真を載せますね。


娘の初節句に両親がプレゼントしてくれたお雛様なので、早く娘と孫娘に譲りたいのですが、「飾る場所がない、時間もない!」ということで、まだ我が家に残っているわけです。。。

毎年親戚のガールズたちを招いて行っているひな祭りのお祝いも、今年は諸事情により中止にしました。
娘夫婦も、小さな子供二人とワンコ2匹、大量の荷物と共に我が家まで来る心の準備がまだできていないため、もう少し先になりそうです。


それでも何となく、ひな祭りはどんな献立がいいかな~なんて思いながら、YouTube の動画を色々観ていた私です。

中でもこの「器のある暮らし」というチャンネルのものは、お料理も器もテーブルコーディネイトも、本当にきれい♪



セルクルを使って作るケーキのようなちらし寿司、ナイスアイディアですね。
こんな小さな蝶の抜き型、見たことがありません。何てキュートなのでしょう。

「ぶぶあられ揚げ」も、本当にきれいな色で可愛らしいこと!


はまぐりも美しい雛菓子も、ミネソタの田舎では決して手に入らないな・・・
こんな素敵なお食事会に、ぜひ招かれてみたいものです。


毎日ここまで時間をかけて丁寧に食事を作るのは不可能ですが、特別なイベントは別です。
料理に一番似合う器を探し、時には逆に器を先に見つけてそれに似合う献立を考えるのも、楽しいかもしれない。
食卓に飾る花や小物、食事に合うアルコール類とグラス類、全部含めて一期一会の「芸術」なのですね。

でも、各イベントに合わせて器を揃えていたら、収納場所がすぐにパンクしちゃう・・・
一般家庭では、あまり現実的ではありません。。。
空想の世界で楽しむことにしましょう。


去年一時帰国した時、親友のひとりがこんな可愛らしい飾りをプレゼントしてくれました。
中は空っぽだと思ったのに、小さなお雛様かくれんぼしていてびっくり!


これは犬筥(いぬばこ)というもので、女の子の成長と幸せを願う雛飾りのひとつとして、古くから親しまれてきたそう。
犬は安産で多産のため、出産の場を守る飾りとしても使われるのですって。
今まで知らなかったなあ・・・とぼけた顔が何とも言えませ~ん。


今日は風が強く、明日まで寒いようですが、今年のミネソタの2月後半は春のような暖かさでした。
雪もかなり解けてしまい、庭には地面がだいぶ見えています。


数年前の同じ2月28日の写真。年によって、ずいぶん違うものです。


今年は3月も例年より暖かいようで、夫と友人たちのメープルシロップ採取も、いつもより早く始まりそうです。

2025/02/25

断捨離の一環でやっと処分した、四半世紀前の新聞

今日は2025年2月25日という、何だかきれいな日付です♪

今年の目標のひとつ「断捨離」・・・衣類やキッチン用品などはどんどんはかどっていますが、私にとって「思い出の品」は難しく、とても時間がかかります。
一度捨ててしまったら、もう2度と手に入らないものですものね。

自分はこの分野の断捨離が苦手なのだなと自覚し、あまり無理はしないことにしました。
それでも、「写真に残しておけば、現物がなくてもまあいいか」と感じたものは、そのようにしています。

クロゼットの奥から出てきた謎の袋、中身は何だろう・・・?
古新聞の束でした!

子供たちが生まれた日の新聞の他、昭和天皇が亡くなって平成に変わった時のもの、1999年大晦日と2000年元旦、自分が50歳になった日、銀婚式の日・・・など。
「絶対、後から読まないだろう!」と、今さらながら自分にツッコミを入れます(笑)

昔の新聞は色がずいぶん褪せてしまい、その頃の活字の小ささに驚きます。
当時、年配の方が新聞を読むのは難しかっただったろうな。
幸い(?)私はやや近眼という程度で、普段の生活で眼鏡はほとんど必要なく、昔の新聞も裸眼で読めるのですが・・・


子供たちが生まれた日の新聞だけは残しておくことにし、あとは「一面」だけ写真を撮って処分です。
(これも、後からチェックすることはないかもしれないけれどね)

せっかくなので、他のページも一応さっと目を通しました。
当時のテレビ番組、三面記事、古い広告、株相場、みんな興味深いものでしたが、まあこれっきりでいいかな。

1999年12月31日の新聞一面には、「雅子さま流産」のニュース。
お世継ぎを期待されるプレッシャーは大変なものであっただろうと、胸が痛みます。
けれどもその後、愛子さまという素晴らしいお宝に恵まれました。
ご両親に本当の意味で愛情深く育てられ、愛子さまは好感度100%の全世界に誇れるプリンセスにご成長なさいましたね。

そして、その翌日2000年1月1日の新聞。
21世紀の始まりは2001年1月1日なのですが、2000年が「ミレニアム」として盛り上がっていて、より記念日っぽかったので、こちらの新聞を残しておいたわけです。

ロシアエリツィン大統領が辞任し、代行にプチン氏任命」との記事。
ああ、この年だったのですね。


ですが、「プチン氏」?その頃は「プーチン」ではなかったの?
これには、かなりびっくりしました。プッチンプリンみたいじゃない?
いつから「プーチン」と表記されるようになったのでしょう。覚えていません・・・
もしかしたら、「プチン」と書いていたのは朝日新聞だけだったのかもしれませんしね。

英語ですと、 Putin の後半 tin は飲み込むような発音で、あまりはっきりした音ではありません。
「ティン」と読みそうですが、それとも違い、ましてや「チン」なんかではない(笑)

けれども、ウィキピディアに載っているロシア語の発音を聞くと、確かに「プーチン」が最も近いようですね。
国名や人名は、時々カタカナ表記のほうが、英語での発音より原語に似ていることがあります。
(余談ですが、フルネームは、「ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン」という冗談みたいな名なのも、「なぜそうなった?」と不思議に思います)

彼はこの年2000年の3月の大統領選に当選し、今に至るわけですね。
ここまで世界を騒がせる男になるであろうとは、あの時の記事では全く予想できなかったけれど・・・

当時のロシアでは、大統領は連続2期までと制限されていたため、2008年から2012年はドミートリー・メドヴェージェフ氏に大統領職を譲りました。
けれども次の選挙でプーチンが返り咲き、憲法改正により長々と大統領の座に居座り続けています。
(アメリカもそうならないよう、祈っています。。。)


2000年と言えば、今からちょうど25年前ですね。
人類の歴史においては、あっという間の「四半世紀」ですけれど、世の中はずいぶん変わりました。

当時はガラケーがやっとで、スマホの一般的な利用ははまだ先のこと。
子供たちが友だちと電話で話したい時は、まず電話を受けた親と言葉を交わすのが普通で、私が子供だった頃と全く同じでした。
これにより、自然に大人との礼儀正しい挨拶を学べた気がします。
親も、子供がどんな友だちと付き合っているのかが、ちゃんと把握できていましたしね。

SNS もなかった時代、みんなもっと落ち着いて暮らしていたのではないかしら。
SNS はとても便利で楽しいけれど、常にたくさんの人とつながっていて動向が気になるのは、何だか疲れるなと感じる時があります。

そして今から25年後の2050年、世界はどうなっているのでしょう。
バラ色の未来より、戦争、天災、新たなパンデミック、長く続いてきた日本の皇室の将来、心配の種のほうが多いです。

AI が人間を超えるシンギュラリティは、私たちの予測以上に早く到来するのでは・・・?
その時、人間はどうなってしまうのか。答は誰にもわかりません。

25年後、私はもうこの世にはいないかもしれませんが、子供たち、孫たち(ひ孫も?)の代の人々が、日々危機感にさらされることなく暮らしていける世の中でありますように。


2025/02/17

ディズニーの曲は、やっぱり楽しい♪♪

娘の家から戻ってすぐ、休む間もなくコンサートのリハーサルが始まりました。
2月のコンサートは最近、映画音楽の特集が続いています。
今年はディズニーの映画音楽で、お馴染みの懐かしい曲も多くて練習が楽しかったです♪

本番は昨日でしたが、その前日は午前中にリハーサルがあり、ランチは町の寿司&ラーメンレストランへ!
主にヴァイオリンのメンバーに、寿司が大好きな指揮者も加わって総勢6名でした。
寿司の他にギョーザたこ焼きもオーダーして、みんなでシェアしながらワイワイとおしゃべり。

昨日のコンサートは、満員御礼でノリの良いお客様が多くて楽しかったです。
クラシック音楽ももちろん良いですが、映画音楽ですとお子さんたちもたくさん来てくれるのが嬉しいな。

呼びかけに応じて、映画の登場人物の衣装で来てくれたお子さんが多かったです。
女の子は、お姫様のようなドレスで可愛らしい子がいっぱい。
夫の甥の長女と次女は、ハリーポッターに出てくる魔術学校の制服で来てくれました。

映画音楽特集のコンサート、普通はそれほど難しい曲はないのですが、今回は結構大変でした!
今までも演奏したことのある「美女と野獣」「ライオン・キング」は、今回全く違うアレンジでとてもドラマチックな長いものでしたし、「アラジン」はどんどんテンポと雰囲気が変わって本当にかっこいい。

娘がライブストリームでコンサートを観ながら、写真も撮っておいてくれました。


自宅練習の時に参考にした YouTube の動画も載せておきます。



私たちの演奏には合唱は入らなかったのですが、オーケストラ部分は同じアレンジです。
合唱付きだと、さらに素敵ですね。

私が一番好きだったのは「アラジン」です。(一番難しい曲でもありました)
中東っぽいメロディーとリズムで、その地を旅しているような気分になれます。
このオケ、衣装も凝っていて迫力ある演奏です。ぜひ聴いてみてくださいね~



演奏した10曲のうち8曲は初めての曲で、コンサート3日前に初めて渡されたものも・・・!
こういうことには結構慣れているので、皆さん平気で演奏していましたけれどね。
この緊張感が老け込まない秘訣と自分に言い聞かせながら、私も頑張りました(汗;)

演奏だけでなく、団員たちは犬の鳴き声を真似したり、足踏みを入れたり、「カリブの海賊」の出だしでは歌も歌って大忙し。
「あまりきれいに歌わず、海賊っぽくね」だってさ。


ここ数日かなり寒い日が続き、今日の最低気温は-31℃ですって。
でも来週は、とても暖かそうで楽しみ!!
ミネソタに住んでいると、6℃なんて春が来たかと勘違いしそうです(笑)



★2月16日のコンサートのプログラム★

     Beauty and the Beast 美女と野獣

     Symphonic Suites from:
      The Lion King ライオン・キング
      Alladin アラジン
      The Jungle Book ジャングル・ブック
      Mary Poppins: A Symphonic Fantasy メリー・ポピンズ
      
        INTERMISSION

     101 Dalmations 101匹わんちゃん
     Monster Inc モンスター・インク
     A Disney Adventure ディズニー・アドベンチャー
     Music from Frozen アナと雪の女王     
     Pirates of the Caribbean: At Worlds's End カリブの海賊

2025/02/11

無事にグランマの役目を果たしてきました

娘に二人目の孫が生まれてからしばらく手伝いに行き、日曜に久しぶりに自宅に戻ってきました。
体重・身長・頭囲が86~90パーセンタイルというジャンボサイズの赤ちゃんですけれど、やはり「新生児ってこんなに小さかったかしら」と、可愛らしさに目を細めてしまったグランマです。
おむつはまだブカブカでも、キック力はかなりのもので元気いっぱい!

1歳9か月の孫娘も、まだおむつ使用中。
彼女のおむつ替えをすると、冗談みたいにデカく見えて笑ってしまいます。

ママと赤ちゃんが退院する日に、孫娘は今までゲストルームだった隣りの部屋にお引っ越し。
ベビーベッドから、いきなり大人用のクイーンサイズのベッドに変わりました。
周りに専用のネットを取り付けたので落ちる心配はありませんけれど、大きすぎるベッドにちょこんと寝ている様子は、何だかマンガみたいです。

今まで自分が使っていた部屋を小さな弟に取られてしまったわけですが、全く気にしていないのは大物の気配?


孫娘はグランマにべったりで、よく懐いてくれました。
言葉はまだまだの様子でも、「きらきら星」を正確なメロディーとリズムでそれらしく歌えて「音楽の才能あるかも♪」と期待してしまいます。
嫌いだったはずの野菜も、私が作ったものは食べてくれて良かった~


毎晩寝る前に、「やれやれ今日も無事に終わった」と胸を撫でおろす毎日でした。
私自身もいつも以上に健康に気を遣い、自分と孫たちが怪我したり火傷したりすることのないよう気配りし、家のものの配置を勝手に変えたり壊してしまったりしないように注意を払い・・・ああ、何だか疲れたわ。。。

数ヶ月前には、ベビーシッターが孫娘を抱っこして階段を降りる時、うっかり手が滑って落としてしまった事件もあったので、余計にドキドキでした。
(幸いその時は、大泣きしたものの怪我はありませんでした)
早く自力で階段の昇り降りができるようになると良いのですが、体が重いせいか(笑)あまり動きは敏捷ではありません。


ワンコの散歩と餌やりも、進んで引き受けました。
とは言え、婿殿のハンティング用の大きなワンコの散歩は私には無理・・・
娘のコーギーがちょうど良くて、毎日の散歩は結構楽しみでした。
ミネアポリス近くの町ですが、閑静な住宅街で、ひとりで歩いていても全く恐怖感はありません。

そして、いつもより過敏になっている娘の気持ちに寄り添い、励まし、子育てについては応援はしても余計な口は出さず・・・
有難いことに実母も義母もそのようにしてくれたので、私もぜひ見習いたいと思っています。


私自身は、我が息子を「坊や」と呼んだことは多分一度もなかったと思いますが、娘は赤ちゃんのことを時々そう呼んでいます。
「何だか昔話に出てくる男の子みたいで、可愛いでしょ?」とのこと。
あっ、それいいかもね。

坊やを連れてのお出かけも2回。
最初は、みんなで「牛角」へ。ずっと眠っていてくれて、全く問題ありませんでした。
カルビハラミ、どれも美味しかった~


デザートは、アメリカンキッズが大好きなスモア S'more
串に刺したマシュマロをきつね色に炙り、チョコと共にグラハムクラッカーに挟んでいただくお菓子です。
キャンプファイヤーで作る時は、気を付けないとマシュマロに火がついて真っ黒になってしまうのですが、これは良い火加減で簡単でした。

翌日も、娘と坊やと私だけで、抹茶の店へ。
ミネアポリス周辺には移民が多く、特にソマリア人をあちこちで見かけます。
娘が連れて行ってくれた抹茶デザート専門店が、なぜかソマリア人のたまり場みたいになっていて、不思議な光景でした。
一体、抹茶の何がソマリア人をそんなに惹きつけるのか、謎です・・・

娘も私も、豪勢に抹茶パフェをオーダー。抹茶の味が濃くて、大満足の美味しさでした!


この日も坊やは、ずっとスヤスヤおねんね。
娘は、「花丸〇〇ちゃん」と名付けて喜んでいました。

私がいた10日間で、「花丸〇〇ちゃん」はますます大きくなり、表情もしっかりしてきました。
グランマの顔をしっかり見つめ、「これが僕のばあちゃんか」と観察している様子(笑)
こんなのを着せると、新生児には見えませんね。


あまり近くに住んでいるわけではないため、今度いつ会えるかはわかりません。
きっと次回は、びっくりするほどの成長を見せてくれることでしょう。
それまでに、グランマも少しは成長できていますように。。。

2025/01/31

「孫息子」という言い方は変?

娘の2人目の赤ちゃんが、28日に無事に生まれました♪
帝王切開だったためしばらく入院で、本日(31日)めでたく退院!
(アメリカでは、正常分娩の場合は翌日には追い出されてしまうことが多いようです)

幸い婿殿はしばらく paternity leave(父親の育児休暇)を取ることができ、上の子の面倒を見ていました。
近所の方々も色々とヘルプしてくださり、とても有難いことでした。

娘たちの家までは車で片道4時間かかるため、私たち夫婦は娘の退院日に合わせて今日初めて赤ちゃんに会いに来たというわけです。
夫は明後日一度自宅に戻りますが、私はここに留まり、しばらくの間色々と手助けをするつもりです。

術後の娘は、もうスタスタと歩き回っていてびっくり。
授乳にも時間がかかり、すぐに疲れてしまうようですけれど、普通に生活できていて大したものだ・・・

今度の赤ちゃんは男の子。
9月に一度危うくなりそうだった命が、無事に39週まで胎内に留まり、元気に生まれてきてくれて感激もひとしおです。

しかも、約3,800g、54.8cmという大きなベビー!
まだ生後3日なのに何だかしっかりしていて、あまり「こわれもの」の感じがしません。


さっそく時々「天使のほほえみ」を見せてくれます。どんな夢を見ているのかな?


ここで、ひとつ疑問が・・・

初孫が生まれた時は、女の子でしたので当然のように「孫娘」と書きましたが、男の子はどうなのだろう?
「孫息子」という呼び方は、あまりしませんよね。

英語ですと、女の子なら granddaughter、男の子なら grandson で、全くおかしくないのですが。

「孫息子」だって普通に使うという意見もあれば、認められていない言い方だという意見もあるようで、迷っています。
私自身は、やはり少し違和感を覚えるかな。何か、誰もが納得する「男の孫」の呼び方はないのでしょうか。


孫娘はまだ1歳9ヶ月ですけれど、今のところは弟に焼きもちをやいたりすることなく、素直に受け入れているようです。
新しいおもちゃぐらいに思っているのかな?

今まで使っていた部屋も弟のものとなり、お姉ちゃんは隣りの部屋に移動となったのですが、それについても嫌がっている様子はありません。
とても大らかな性格なのか、鈍いのか・・・(笑)

家族仲良く、元気に暮らしてほしい。
とてもありふれた願いですが、やはりそれが一番大切であり、日々感謝しなければいけないことだとつくづく感じています。

そして孫世代のためにも、世界が平和でありますようにと心から祈るグランマです。


昨日は、ミネソタでは記録的な暖かさでした。
自宅のある北部でも、日なたでは一瞬72.3℉(約22.4℃)まで上がるという驚きの気候!


これからまた、気温が下がるようですけれどね。
新米の赤ちゃんが、さっそく風邪をひいたりしませんように・・・

2025/01/21

母乳の出が良くなる、ラクテーションクッキー

娘の2人目の赤ちゃんの誕生まで、いよいよあと1週間となりました。
1人目はなかなかの難産で、とうとう帝王切開となってしまったため、2人目は初めからそうする予定。
既に日にちが決まっていて、それがちょうど1週間後という訳です。

もちろん、その前に陣痛が始まる可能性もあるため、毎日ドキドキしながら過ごしています。
実は安定期のはずの9月に流産しかけて、cerclage という子宮頚部を縫い合わせる処置をしていただき、何とか助かった命です。

あれから4ヶ月、重いものを持ち上げたり長く歩くことは厳禁で、娘は本当に気を付けて毎日を過ごさなければいけませんでした。
婿殿がとても協力的に何でもやってくれ、心優しい近所の方々の助けも得ながら、やっとここまで来てほっとしています。


今日は、2年前に孫娘が生まれた時に焼いて持って行った、「母乳の出が良くなる」とされているクッキーをたくさん焼きました。
冷凍しておいて、赤ちゃんが生まれたら届ける予定です。

このレシピは、幼稚園から一緒の娘の親友が私に送ってくれたものです。
「たくさんお乳が出るように、お母さんが焼いてあげてくださいね~」とお願いされてしまいました。
彼女はその時にすでに2児の母で、母親としては娘の大先輩でしたのでね。

こんなクッキーです♪ ラクテーションクッキー Lactation Cookies と呼ばれています。


オートミールの他、ビール酵母フラックスシードが混ざっているのが良いのかな?


どの材料がどんな働きをするのか良くわかりませんが、1人目の出産後にこのクッキーをたくさん食べたおかげで(?)、確かに娘は初めからたっぷりの母乳に恵まれ、断乳の時期までそれが続きました。

お祝いに来てくれた方たちにもクッキーをふるまったら、「何だか母乳が出てきそうだ」と男性客まで冗談を言って笑っていたのが、良い思い出です。

あれから私は、娘のために度々このクッキーを焼きました。
最初は元の英語のレシピ通りの分量にしましたけれど、かなり大量に焼けるので、それ以降は半量にしています。

オートミール・チョコチップ・ラクテーションクッキー(小さめで約3ダース)

材料
  バター 135g
  砂糖 100g
  ブラウンシュガー(または三温糖) 70g
  水 大さじ2+フラックスシードミール(粉末) 大さじ1 ⇒ 小さなボウルに合わせておく
  卵 1個
  バニラエクストラクト 小さじ1/2
  小麦粉(アメリカではall-purpose flour) 190g
  ベーキングソーダ 小さじ1/2
  塩 小さじ1/2
  オートミール 135g
  チョコレートチップ 90g
  ビール酵母(brewer's yeast powder) 大さじ1.5
  
作り方
 1)オーブンは350°F(約180℃)に予熱しておく。天板にシリコンマットなどを敷く。
 2)ボウルにバターを入れ、レンジで少し温めて柔らかくする。
 3)砂糖、ブラウンシュガーを混ぜ合わせ、卵も加える。
 4)フラックスシードと水を合わせたもの、バニラも加え、シリコンべらで混ぜ合わせる。
 4)粉類、オートミール、チョコチップを加えて均等に混ぜ合わせる。
 6)スプーンなどで生地をすくい、天板に並べる。指で丸く形を整える。
 5)オーブンで約12分焼く。

元の英語のレシピ(上の倍量)は、こちらに載っています。
わかりやすいよう、グラムに変えて記載しました。



この前オーダーしたばかりの新しい計量スプーンセットを、今回初めて使ってみました♪
今まで使っていた安いプラスチックのセットは、これでさようなら。

真ん中の記載部分の字が段々薄くなってきて、どれがどの大きさなのか、ぱっとわかりにくくなってきたため、新しいのが必要でした。
今日は使いませんでしたが、特にお菓子作りの時には、小さじ1/8や1/4も活躍することがあります。


新しいセットは、字が薄くなる心配がありません。
丸いのと細長いと、両方使えるのが嬉しい♪ スパイス瓶に入れるには、細長いのが便利です。
マグネットでぴったり合うようになっているため、引き出しの中でバラバラにならないのも嬉しい!


すり切りもついているし、本当にいいね~
一生の友になりそうです(笑)


昨日は Inauguration Day(大統領就任式の日)でした。
近所の友人宅に夫婦3組が集まり、3時集合で夜10時頃までかなり盛り上がってヤケ酒(笑)
愚痴るだけではなく、真剣に世界とアメリカの平和な未来を祈りましたけれどね。

昨夜は今シーズン一番の寒さで、帰る頃は気温が-35℃まで下がっていてびっくり!
マジで、「寒い」より「痛い」と感じました。
今日は-14℃位なのに暖かく思えた「ミネソタあるある」です。


2025/01/13

断捨離、早くも挫折・・・

今年の目標のひとつは、「断捨離」でした。
14年前に日本からミネソタに移住した時、かなりのものを処分して身軽になったつもりでしたが、また少しずつ増えてきてしまったのでね。

「断捨離」は、去年から少しずつ行ってきました。
所持品をもう一度じっくり見直し、使っていないものは捨てるかリサイクルショップへ。
町には数件の thrift shop(リサイクルショップ)があり、気軽に寄付することができます。
お金にはなりませんが、罪悪感なく不用品とお別れすることができて助かります。

これで、家の各部屋にある引き出しや棚の中が本当にすっきりしてきて、なかなかいいぞ~と思っていました。
ものって、減れば減るほど暮らしが楽になる感じがするのが不思議。
ぎゅうぎゅう詰めになっていなければ、何かを取り出すのもとても簡単です。
家具などが少ないほうが、掃除機をかけるのも面倒ではありません。


ところが・・・

家から少し離れたところにある、やたらとデカい「物置 (shed)」の隅に隠れていたプラスチック収納ケースの存在を忘れていた!
物置でもあり車庫でもあるこの建物内部には、あらゆるものがいっぱいにあふれているのです。
  詳しくはこちらの記事をどうぞ ⇒ 物置に眠るお宝?

夫がコツコツ整理していますけれど、まだまだ氷山の一角で、ため息が出てしまいます。

そのうち何とかしようと思いながら忘れていた2つの収納ケースを開けてみると、ひとつは子供たちが学校で使った教材や仕上げた作品、もうひとつは古い写真や手紙の束でした。
古い写真と手紙の束は家にもあるので、それが全部だと思っていたら、もっと出てきてしまったわけ。

子供たちの作品などは本人に押し付けるつもりでしたが、「いらない」と言われてしまいました。
これは一部だけ残して、あとは写真に撮って処分することに・・・
(母としては、胸が痛みますけれどね)

写真は、アルバムには入れなかった「ボツ」の束なんていうのが結構たくさんあり、これは一応目を通したけれどやはり「ボツ」の作品ばかりでした。
取っておいても仕方がないので、やはりさよならです。

大量のフィルムのネガも、もう写真を現像してくれる店なんてないので、お別れしなくてはね。
デジカメが登場するまでの数十年分のネガで、びっくりするほどの量です。


困ったのが、手紙の束。
結婚してからの分は一応年ごとにまとめてあったのですが、その前のがごちゃごちゃでした。
小学生の頃のも少し取ってあり、中学、高校、大学と卒業後のが数十通ずつあります。

画像はイメージで、実際のものではありません

全部目を通して本当に大切なものだけ取っておこうと思い、まあ2/3位までには減ったのですが、それ以上は無理でした。
両親や親友からの手紙は、「永久保存版」です。夫や子供たちからのも、1通も捨てられません。
英語の手紙は筆記体で読みづらいけれど、義両親・義兄弟・義理の祖父母からのものも、大事にとっておきましょう。

私が小学校1年の時の担任の先生の、達筆だったこと!
ひとりひとりの生徒のために、こんなに時間をかけて書いてくださったのかと思うと感激です。

子供たち、途中でインターナショナルスクールに変わったものの、最初は普通の日本の幼稚園に通っていました。
幼稚園の先生方から子供たちへの心のこもった手紙も、やはり捨てられません。

たくさんの手紙を読み、物心がついてからの自分の人生をもう一度体験した気分です。
家族をはじめ親しい人々、お世話になった方々、これらの手紙の束には多くの愛情が込められていて、何だかお守りのように思えるのです。
この先何度読み返すかはわかりませんが、捨ててしまったら、きっと後でものすごく後悔すると思います。

いつからか連絡手段はメールとなり、今はもっと手軽な LINEテキストメッセージがほとんどとなりました。
便箋を選ぶことから始まり、間違えないように気を付けながら自筆で手紙をしたため、封筒に入れて相手の住所氏名と自分の住所氏名を書き、切手を貼ってポストに投函する・・・という一連の面倒な動作があった昔の手紙には、手間がかかっている分、比較にならない有難みがあります。

そんなわけで私の場合、「大切な思い出のもの」は「保存」に決定!
割と調子よく進んでいた「断捨離」は、ここで足踏み状態となりました。

私の93歳の母も、自分の両親(つまり私の祖父母)からの手紙は今でも時々読み返すことがあるそうなので、きっと似たのでしょうね。
ミニマリストには、とてもなれないな。。。


ここ数日、かなりの寒さで外に出かける気もしなかったので(現在の気温は-24℃)、好きな音楽を聴きながら美味しい紅茶と共に古い手紙を読むひとときは、優雅な気分が味わえました♪
いつもバタバタしていることが多いので、たまにはこのようにゆっくりするのもいいですね。