演奏したのは、ヨハネス・ブラームス Johannes Brahms のドイツレクイエム Ein deutsches Requiem, Op.45 です。
4月23日の記事にも書きましたが、 「ドイツレクイエム」 は、去年の父の葬儀の時にバックに流した曲でした。
私にクラシック音楽の魅力を伝えてくれた父の、人生最後のリクエスト曲・・・
色々な思いが交錯し、家での練習中にも、リハーサル中にも、何度ウルウルしてしまったことか。
私たちの指揮者にとっても、この曲には特別な思い入れがあったのだそうです。
いつかこの曲を自分自身で指揮してみたかったというのが、指揮者になった理由のひとつだったのですって。
そして、今回初めて彼女の夢が実現したのです。
昨日のリハーサルの後、指揮者への感謝の気持ちを伝えるために話しかけました。
彼女も、この曲を指揮をしながら、感動で泣きそうになることがあるのですって。
みんなのことを心から信頼している、明日はきっと最高のコンサートになるわ♪とのうれしいお言葉でした!
時には厳しく、時にはジョークを交えながら、いつもすばらしい指揮をしてくださる Dr. Beverly Everett は、私たち団員と町のみんなの誇りです! とてもチャーミングでしょう?
ウィキペディアを参考に、 「ドイツレクイエム」 について・・・
ブラームスが35歳だった1868年に完成したドイツレクイエムは、全7曲で構成されています。
ブラームスを世に送り出した恩人であったシューマンが亡くなったのが、構想のきっかけだったそう。
(余談ですが、独身を通したブラームスが、シューマンの奥様クララを一生慕い続けたというのは、有名な話。)
レクイエムというと、通常はカトリック教会において死者の安息を神に願う典礼音楽のこと。
けれども、ブラームスのドイツレクイエムは典礼音楽ではなく、演奏会用作品として作曲されたのが特徴です。
また、ブラームスはプロテスタントの信者でしたので、自分で聖書の中から選んだ歌詞も、カトリックのレクイエムとは少し違ったものになっています。
私たちのコンサートは、ソプラノとバリトンのプロのソリストと、大学&コミュニティの合唱団 chorale / choir と共に行われました。
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| バリトン:Edward Huls さん |
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| ソプラノ:Jennifer Swanson さん |
そして合唱団も、アマチュアとは思えないほどレベルが高くてびっくり!
大学生から結構年配の方まで、総勢60名位だったでしょうか。
リハーサルで初めて合わせた時、その歌声に私の涙線は思い切り刺激されてしまい、こらえるのが大変でした。
私の隣で弾いたパートナーも、やはり去年お母様を亡くしたばかりなので、全く同じ思いだったそう。
特に第1曲目、ヴァイオリンはずっと休みのため、じっと聴いていなければなりません。
低弦パートのみの、厳かで美しいメロディーから曲が始まります。
天使の歌声のようなコーラスが呼応し、それに木管楽器 (特にオーボエが印象的) のふくよかな音がからみ・・・これを聴いて全く心を動かされない人は、人間じゃない!?
生の歌声、生の演奏には、CDなどで聴くのとは全く別の感動があります。
みんなの息づかい、豊かな振動、手や体の動きや表情・・・そういったもの全てが音楽だから。
第1曲目だけ、歌詞の日本語訳を載せておきますね。
祝福されたるは、悲しみを負う人、
彼らは慰められるのですから。
(マタイ福音書 5:4)
涙をもって種を播く人は、
喜びとともに刈り取るでしょう。
彼らは大切な種を携えて出でゆき、涙を流し、
やがては収穫の束を携えて、喜びとともに戻ってくるでしょう。
(詩篇 126:5-6)
短調ではなく長調である第1曲目、聴いているだけで気持ちが清らかに浄化されるような・・・
亡くなった方、そして残された人々への慈愛に満ちた、天上の音楽のような曲です。
第2曲目からは、自分も演奏しながらでしたので、もう少し冷静でいられました。
でも、時々長い休みがあってコーラスの響きに浸っちゃうと・・・また危ない、危ない。
もしもの時のために、ハンカチを譜面台に置いておきました。 どうにか使わずにすんで、ほっ。
今日のコンサート、父もどこかで聴いていてくれたことと思います。
この世での務めを終え、今は神様のもとで安らかに過ごしているのだと思えることは、残された私たちにとって大きな慰めとなっています。
今回のコンサートはドイツレクイエムだけでしたので、休憩なしで7曲を通して演奏しました。
皆さん、お疲れ様~
おまけ 今日はこどもの日!
柏餅は手に入らないので、大福と抹茶入りクレープを作りました。
そのクレープを柏の葉の形に切ったものを合体させたら、な~んちゃって柏餅♪
作り方は、また今度・・・
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