2025/10/26

私の「英語学習の原点」が出てきた! / 引越し準備中

引越しの準備を、少しずつ進めています。
前にブログに書いた若いカップルの現在の家が売れたため、正式にここを買ってくれることが決定!
あとちょうど1ヶ月後に最終取引、引き渡しです。

実は私たちの引越し先は、まだ決まっていません(汗;)
候補の家があり、交渉しているものの、何だかんだと色々言ってくるので困っています。。。

明後日、もう1軒別の家を見に行く予定。
そちらはキッチンが広々として素敵な家で、数分で町の中心地に行けるものの、その分隣家も近くてハイウェイの騒音も聞こえそう。

第一候補の家は、静かで庭ももっと広いのですが、なぜかキッチンだけがとてもコンパクト。
さらに断捨離に励まないと、食器などがとても入りきらなそうです。
本当にたくさんの家をチェックしてきましたが、なかなか完璧な家は見つからないものだなあ。

今週中には引越し先が決まることを願いながら、あまり使わないものから順に段ボール箱に詰めている最中です。
やたらと本が多いのでそれを整理していたら、陰になって見えなかった場所から、めちゃ懐かしいものが出てきました!

私の両親は特に早期教育に熱心だったわけではありませんが、小学生の時になぜかこれを買ってくれちゃった。
結構嬉しかったのを覚えています。


14年前に日本からミネソタに引越してきた時にも、「これは懐かしすぎるから取っておこうか」と思って荷物に加えたようです。

その後、子供たちに見せたくなった時に見つからず、迷ったあげくやっぱり処分してしまったのだろうと思っていました。
14年ぶりに開けてみて「これが私の英語学習の原点だったのだな」と、しみじみ・・・

アメリカンスクールの子供たちによる英語のセリフや歌のソノシート(あのペラペラさが懐かしい!)がついていて、本を見ながら何度も聴いたのを覚えています。
60年近く経った今でも、その中の歌を覚えているほど。


小学校高学年になってローマ字を教わり、初めてアルファベットに親しむような時代でした。
今と違って小学校では英語の授業は全くなく、基本的な英単語でさえ、何となく知っていたという程度。

7冊目のThree Little Pigs 三匹の子豚」のストーリーの中で何度も出てくる "Help!" の部分で、私の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいに・・・
「助けて!」は「ヘルプ!」だと大人から教わっていました。
でも、全然「ヘルプ!」には聞こえない。どっちかというと「ヘーォ!」???
何度も聞き返したけれど、あまりにも変すぎる。
この人たち、ちゃんと英語しゃべっているのかしらと疑ったほど(笑)


中学生になって英語の授業が始まってから、やっと謎が解けました。
中学の英語の先生、割とちゃんとした発音で教えてくださったのが有難いです。
カタカナそのままで「ヘルプ!」なんて言っても、多分誰も助けてくれません。


9月にミネソタからサンフランシスコに引っ越した娘たちは、ミネアポリス郊外の自宅を最近売り出しました。
業者に頼んでステージングしてもらい、素敵な家具や絵などを配置してもらって、まるでモデルルームのよう!
撮影もプロに頼んだそうです。
「これがあの家?」とびっくりしてしまいます。



おかげでオープンハウスの翌日にはもうオファーが数件入り、売り出し価格より高く売れるらしい・・・
何ヶ月もぐずぐずしている私たちと、ずいぶん違って驚きます。


あの「三匹の子豚」から長い長い道のりをたどって、ここまで来ました。
時々そんな思い出に浸って寄り道しながら、毎日色々な引越し準備作業をこなしています。

荷造りの他に、いつもの秋と同じように全ての窓掃除落葉掃きも。
もう引越すのだからしなくてもいいじゃない、と言ってくれる人もいますけれど、「飛ぶ鳥跡を濁さず」という美しい言葉があります。
今までのお礼の気持ちを込めて、そして次に住む人たちの幸せを願いながら、せっせと手を動かす毎日です。


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