2025/01/21

母乳の出が良くなる、ラクテーションクッキー

娘の2人目の赤ちゃんの誕生まで、いよいよあと1週間となりました。
1人目はなかなかの難産で、とうとう帝王切開となってしまったため、2人目は初めからそうする予定。
既に日にちが決まっていて、それがちょうど1週間後という訳です。

もちろん、その前に陣痛が始まる可能性もあるため、毎日ドキドキしながら過ごしています。
実は安定期のはずの9月に流産しかけて、cerclage という子宮頚部を縫い合わせる処置をしていただき、何とか助かった命です。

あれから4ヶ月、重いものを持ち上げたり長く歩くことは厳禁で、娘は本当に気を付けて毎日を過ごさなければいけませんでした。
婿殿がとても協力的に何でもやってくれ、心優しい近所の方々の助けも得ながら、やっとここまで来てほっとしています。


今日は、2年前に孫娘が生まれた時に焼いて持って行った、「母乳の出が良くなる」とされているクッキーをたくさん焼きました。
冷凍しておいて、赤ちゃんが生まれたら届ける予定です。

このレシピは、幼稚園から一緒の娘の親友が私に送ってくれたものです。
「たくさんお乳が出るように、お母さんが焼いてあげてくださいね~」とお願いされてしまいました。
彼女はその時にすでに2児の母で、母親としては娘の大先輩でしたのでね。

こんなクッキーです♪ ラクテーションクッキー Lactation Cookies と呼ばれています。


オートミールの他、ビール酵母フラックスシードが混ざっているのが良いのかな?


どの材料がどんな働きをするのか良くわかりませんが、1人目の出産後にこのクッキーをたくさん食べたおかげで(?)、確かに娘は初めからたっぷりの母乳に恵まれ、断乳の時期までそれが続きました。

お祝いに来てくれた方たちにもクッキーをふるまったら、「何だか母乳が出てきそうだ」と男性客まで冗談を言って笑っていたのが、良い思い出です。

あれから私は、娘のために度々このクッキーを焼きました。
最初は元の英語のレシピ通りの分量にしましたけれど、かなり大量に焼けるので、それ以降は半量にしています。

オートミール・チョコチップ・ラクテーションクッキー(小さめで約3ダース)

材料
  バター 135g
  砂糖 100g
  ブラウンシュガー(または三温糖) 70g
  水 大さじ2+フラックスシードミール(粉末) 大さじ1 ⇒ 小さなボウルに合わせておく
  卵 1個
  バニラエクストラクト 小さじ1/2
  小麦粉(アメリカではall-purpose flour) 190g
  ベーキングソーダ 小さじ1/2
  塩 小さじ1/2
  オートミール 135g
  チョコレートチップ 90g
  ビール酵母(brewer's yeast powder) 大さじ1.5
  
作り方
 1)オーブンは350°F(約180℃)に予熱しておく。天板にシリコンマットなどを敷く。
 2)ボウルにバターを入れ、レンジで少し温めて柔らかくする。
 3)砂糖、ブラウンシュガーを混ぜ合わせ、卵も加える。
 4)フラックスシードと水を合わせたもの、バニラも加え、シリコンべらで混ぜ合わせる。
 4)粉類、オートミール、チョコチップを加えて均等に混ぜ合わせる。
 6)スプーンなどで生地をすくい、天板に並べる。指で丸く形を整える。
 5)オーブンで約12分焼く。

元の英語のレシピ(上の倍量)は、こちらに載っています。
わかりやすいよう、グラムに変えて記載しました。



この前オーダーしたばかりの新しい計量スプーンセットを、今回初めて使ってみました♪
今まで使っていた安いプラスチックのセットは、これでさようなら。

真ん中の記載部分の字が段々薄くなってきて、どれがどの大きさなのか、ぱっとわかりにくくなってきたため、新しいのが必要でした。
今日は使いませんでしたが、特にお菓子作りの時には、小さじ1/8や1/4も活躍することがあります。


新しいセットは、字が薄くなる心配がありません。
丸いのと細長いと、両方使えるのが嬉しい♪ スパイス瓶に入れるには、細長いのが便利です。
マグネットでぴったり合うようになっているため、引き出しの中でバラバラにならないのも嬉しい!


すり切りもついているし、本当にいいね~
一生の友になりそうです(笑)


昨日は Inauguration Day(大統領就任式の日)でした。
近所の友人宅に夫婦3組が集まり、3時集合で夜10時頃までかなり盛り上がってヤケ酒(笑)
愚痴るだけではなく、真剣に世界とアメリカの平和な未来を祈りましたけれどね。

昨夜は今シーズン一番の寒さで、帰る頃は気温が-35℃まで下がっていてびっくり!
マジで、「寒い」より「痛い」と感じました。
今日は-14℃位なのに暖かく思えた「ミネソタあるある」です。


2025/01/13

断捨離、早くも挫折・・・

今年の目標のひとつは、「断捨離」でした。
14年前に日本からミネソタに移住した時、かなりのものを処分して身軽になったつもりでしたが、また少しずつ増えてきてしまったのでね。

「断捨離」は、去年から少しずつ行ってきました。
所持品をもう一度じっくり見直し、使っていないものは捨てるかリサイクルショップへ。
町には数件の thrift shop(リサイクルショップ)があり、気軽に寄付することができます。
お金にはなりませんが、罪悪感なく不用品とお別れすることができて助かります。

これで、家の各部屋にある引き出しや棚の中が本当にすっきりしてきて、なかなかいいぞ~と思っていました。
ものって、減れば減るほど暮らしが楽になる感じがするのが不思議。
ぎゅうぎゅう詰めになっていなければ、何かを取り出すのもとても簡単です。
家具などが少ないほうが、掃除機をかけるのも面倒ではありません。


ところが・・・

家から少し離れたところにある、やたらとデカい「物置 (shed)」の隅に隠れていたプラスチック収納ケースの存在を忘れていた!
物置でもあり車庫でもあるこの建物内部には、あらゆるものがいっぱいにあふれているのです。
  詳しくはこちらの記事をどうぞ ⇒ 物置に眠るお宝?

夫がコツコツ整理していますけれど、まだまだ氷山の一角で、ため息が出てしまいます。

そのうち何とかしようと思いながら忘れていた2つの収納ケースを開けてみると、ひとつは子供たちが学校で使った教材や仕上げた作品、もうひとつは古い写真や手紙の束でした。
古い写真と手紙の束は家にもあるので、それが全部だと思っていたら、もっと出てきてしまったわけ。

子供たちの作品などは本人に押し付けるつもりでしたが、「いらない」と言われてしまいました。
これは一部だけ残して、あとは写真に撮って処分することに・・・
(母としては、胸が痛みますけれどね)

写真は、アルバムには入れなかった「ボツ」の束なんていうのが結構たくさんあり、これは一応目を通したけれどやはり「ボツ」の作品ばかりでした。
取っておいても仕方がないので、やはりさよならです。

大量のフィルムのネガも、もう写真を現像してくれる店なんてないので、お別れしなくてはね。
デジカメが登場するまでの数十年分のネガで、びっくりするほどの量です。


困ったのが、手紙の束。
結婚してからの分は一応年ごとにまとめてあったのですが、その前のがごちゃごちゃでした。
小学生の頃のも少し取ってあり、中学、高校、大学と卒業後のが数十通ずつあります。

画像はイメージで、実際のものではありません

全部目を通して本当に大切なものだけ取っておこうと思い、まあ2/3位までには減ったのですが、それ以上は無理でした。
両親や親友からの手紙は、「永久保存版」です。夫や子供たちからのも、1通も捨てられません。
英語の手紙は筆記体で読みづらいけれど、義両親・義兄弟・義理の祖父母からのものも、大事にとっておきましょう。

私が小学校1年の時の担任の先生の、達筆だったこと!
ひとりひとりの生徒のために、こんなに時間をかけて書いてくださったのかと思うと感激です。

子供たち、途中でインターナショナルスクールに変わったものの、最初は普通の日本の幼稚園に通っていました。
幼稚園の先生方から子供たちへの心のこもった手紙も、やはり捨てられません。

たくさんの手紙を読み、物心がついてからの自分の人生をもう一度体験した気分です。
家族をはじめ親しい人々、お世話になった方々、これらの手紙の束には多くの愛情が込められていて、何だかお守りのように思えるのです。
この先何度読み返すかはわかりませんが、捨ててしまったら、きっと後でものすごく後悔すると思います。

いつからか連絡手段はメールとなり、今はもっと手軽な LINEテキストメッセージがほとんどとなりました。
便箋を選ぶことから始まり、間違えないように気を付けながら自筆で手紙をしたため、封筒に入れて相手の住所氏名と自分の住所氏名を書き、切手を貼ってポストに投函する・・・という一連の面倒な動作があった昔の手紙には、手間がかかっている分、比較にならない有難みがあります。

そんなわけで私の場合、「大切な思い出のもの」は「保存」に決定!
割と調子よく進んでいた「断捨離」は、ここで足踏み状態となりました。

私の93歳の母も、自分の両親(つまり私の祖父母)からの手紙は今でも時々読み返すことがあるそうなので、きっと似たのでしょうね。
ミニマリストには、とてもなれないな。。。


ここ数日、かなりの寒さで外に出かける気もしなかったので(現在の気温は-24℃)、好きな音楽を聴きながら美味しい紅茶と共に古い手紙を読むひとときは、優雅な気分が味わえました♪
いつもバタバタしていることが多いので、たまにはこのようにゆっくりするのもいいですね。

2025/01/05

新年には、モチベーションが上がる動画がいいね!

明けましておめでとうございます。

今年も、緩いペースでぼちぼち投稿していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2025年は巳年ですが、ヘビ脱皮をするため「復活と再生」を連想し、不老長寿や強い生命力につながる縁起のいい動物と考えられているそうです。


人間も、一生のうち何度か脱皮できるといいのにね。
シミ、シワ、傷跡や虫刺され跡など、すっかり消えて、すべすべつやつやの赤ちゃんみたいなお肌になれたら、嬉しいじゃない?

アホな話はその位にして、今年はだらだらせずに、もっと時間を大切に使おうと思っています。
年を重ねるにつれ、人生の残り時間が少なくなってきたのでね。

とても頑張っている方たちの YouTube 動画を観ていると、自分の日頃の怠慢さは棚上げして、料理も掃除ももっと楽しくパパッとやれそうな気がしてくるのです。
私のおすすめ動画を、今日は3つ紹介します。


まず、ここ半年位良く観ているのが、北海道に住む方のもの。
「Kuro - 北国のくらし」というタイトルで、Kuro さんが時々ご実家に戻った時に、主にお母様(私と同年代)、時々お祖母様(私の母と同年代)の様子も撮影していらっしゃいます。
なぜか長いことずっとお嬢さんだと思っていましたが、Kuro さんって実は息子さんであることに最近気が付いた。。。



このお母様が、とにかく1秒もじっとしていないタイプの方で、料理庭仕事をバリバリとこなしていきます。
料理の手さばきには全く迷いがなく、Kuro さんも時々「いつの間にかもう一品出来上がっていた」と驚くほど、たくさんのメニューが次から次へと生まれるのです。

とにかく美味しいものを作って人に食べさせ、喜んでもらうのが、ご自分にとっても最高の喜びのようです。
我が家もお客様が多く、やはり自分が作ったものを「美味しい!」と喜んで食べてもらうのは嬉しいですけれど、義務感も半分なので反省しています・・・

舞台は北海道ですから、ここミネソタと同じで冬は長くてものすごく寒く、すっかり雪に埋まってしまいます。
(ミネソタでは、ここまで深く積もることはありませんが)
でも、それ以外の季節の何と美しいこと♪
庭に咲くたくさんの花も、周囲の紅葉も、うっとりしてしまう映像です。

周りの方々の協力も得ながら、お母様はご自宅の庭をパラダイスのように作り上げていく最中のようです。 出来上がりが楽しみ!

お父様は、お母様やお祖母様と違って顔を映されるのがお嫌とのことですが、存在感がなさすぎで何だか笑えます。
こんなに働き者のエネルギッシュなお母様なので、家のことはすっかり任せて、他で仕事をしていらっしゃるのかな?

追記)実は掃除・洗濯は主にお父様の担当であることが、後からわかりました。ごめんなさい。

時々お庭の散歩に出ていらっしゃるお祖母様は、同じ敷地内に住んでいらして、今でも毎日ピアノを練習されているとのこと。
その他、写真(本格的!)の他、ガーデニング、刺繍、陶芸、フラダンスなどにも夢中だった時期があったそうで、心から人生を楽しんでいるご様子です。

美しい銀髪に明るい色合いの洋服がお似合いで、何だか外国のおばあちゃまみたい。
家の中にも、ドイツ製のアンティークの時計や「ハイカラ」な感じのする食器があり、もしかしたら海外暮らしのご経験がおありなのかも?





お次は、管理栄養士さんで若いママでもある、中井エリカさんのチャンネル。
「食堂あさごはん」というタイトルですが、朝食に限らず、色々なメニューを紹介してくださっています。



動画によっては、朝早くからこんなに作るの??とびっくりします。
このように体に良さそうな食事を毎日とっていたら、サプリメントなんて不要でしょうね。
身近な食材で割と簡単にできそうなものが多くて、時々真似しています。

平均的なアメリカのキッチンに比べると小ぢんまりしていますが、そこからどんどん生み出されるお料理は、アメリカの平均的食事の数倍の魅力があります。
ご飯に味噌汁、数品の副菜が別々の器で出てくるのって、日本人にとっては当たり前でしょうけれど、とても贅沢な食事なのですよ。
アメリカでは、一皿にど~んが多いですから。

こんなママに育てられたら、お嬢さんも将来ちゃんと料理をする人に育つでしょう。
「食育」って、とても大切ですね。


最後になりますが、「80代元気ばあちゃんの日常」の動画もおすすめです。
去年の5月に日本に一時帰国した時、親友のひとりもこれを観ていると聞いて、あまりの偶然にびっくり!
このように毎日を丁寧に、あれこれ工夫しながら暮らしていらっしゃる人生の先輩に脱帽・・・ぜひ見習わなくてはと思います。



「ばあちゃん」というタイトルではあっても、しぐさや言葉の端々に人間としての品の良さがにじみ出ていて、「マダム」とでもお呼びしたほうが良い気がします。 

お孫さん(男性)にすすめられて、YouTube を始められたそうで、最初はお孫さんがずっと撮影していたようですが、その後ご自分でも撮影や編集をなさっている様子。
いくつになっても、新しいことにチャレンジしてみようというお気持ちの若さがあれば、きっとボケとは無縁でいられるでしょうね。

この方は料理ももちろんお上手ですが、掃除の丁寧さに一番感心してしまいます。
使ったものはその場でピカピカに拭き上げる、決して汚れは貯めこまない、ものに感謝しながら身の回りを整える。
わかっちゃいるけどつい後回し・・・になってしまうことがあり、もっと掃除の頻度を上げなくてはと反省。

お孫さんとこのような温かい関係を築けているのも、とても羨ましいです。
彼にとって、自慢のおばあちゃんなのだろうな。
我が家では、孫たちが成人する頃には、私たち夫婦はもうヨボヨボになっていそうです。


今の時代、素敵な動画があまりにたくさんあるため、観てばかりで他に何もできなかった・・・では逆効果ですから、適度にご覧ください。