2025/03/26

初めて孫たちとセントラルパークへ

先週土曜日から昨日(火曜日)まで、娘が孫2人と共に我が家にやって来ました。
婿殿は、ワンコ2匹と共に留守番です。

娘のリクエストに従って数々の料理を作り、もうすぐ1歳11ヶ月になる孫娘の相手をみっちりとして、2日後に2ヶ月になる孫坊もたくさん抱っこ。
毎晩2人をお風呂に入れるのも任され、みんなが帰った後、ジジババはへとへとになりました(笑)

大雪が降った日曜の翌日、月曜は快晴で暖かく、外で過ごすのが気持ち良い日でした。
雑木林の真ん中に作った「セントラルパーク」にみんなで出かけ、キャンプファイヤーを楽しむことに。

孫坊は行く途中で眠ってしまい、ずっとスヤスヤおねんねでしたが、孫娘は大喜び♪
キャンプファイヤーの名物お菓子、スモア S'more も初体験。
ちょっと怖いけれど、マシュマロを炙るのも、孫娘にやらせてみました。


こんがりしたマシュマロを、ハーシーチョコレートと共に、グラハムクラッカーに挟んで食べるのが正式です。
孫娘は、手も顔もべとべとになりながら食らいついていました。

火に手をかざすことも覚えて、帰ってきてからも私たちが "Fire" と言うと、腕を伸ばして火にあたるような動作をするのが可愛らしく、つい何度もやらせちゃった。


彼女は、何でも自分でやってみたい時期です。
言葉は割と遅いほうだと思いますが、"Help, please." とご丁寧に言うのを覚えて、やりたいことがどうしてもできないと、助けを求めてきます。
舌足らずなので、初め "Help, please." が "happy" に聞こえて、夫も私も???でしたが。

同じことを、飽きもせず何度も繰り返す時期でもあります。
自分でを履いては、いちいち得意げな顔をするので、私たちも大げさに褒めてやります。
そして、すぐに脱いでしまって別の場所に持って行き、また元の場所に戻して履く・・・ということを一体何回繰り返したことでしょう。

人間って、こうやって色々なことをひとつひとつ覚えていくのだなあと、感心してしまいます。
人生はまだ始まったばかりで、これから先、覚えなくてはいけないことがまだまだたくさんね。


孫坊に会うのは生まれた時に手伝いに行って以来でしたので、成長ぶりに驚きました。
体重も増え、背もずいぶん伸びて、少し前まで娘のお腹の中にいたのが信じられない。。。

表情がとても豊かになり、にっこり笑いながら長いこと見つめてくれると、グランマのハートは鷲掴みにされてしまうのです💛
この顔は何だか懐かしい気がするぞ・・・と感じ、知っている人の顔をあれこれ思い浮かべると、26年前に亡くなった義母の若かりし頃と、義母にそっくりとよく言われる姪のひとりに似ていることがわかりました。

こうやって遺伝子が受け継がれていくことが、とても不思議ですね。



だいぶ前のことになりますが、今年も友人夫婦2組を招いて聖パトリックの日 St. Patrick's Day のお祝いをしました。

 セントパトリックスデーについて詳しいことは、こちらの記事をどうぞ

いつものコーンビーフなどに加えて、色々作ったよ。
とにかく「グリーン」がテーマということを意識しました。




アイルランド系は実はひとりしかいなかったけれど、関係なくみんなで楽しく祝うのです♪


食事の後は恒例のビンゴ大会となり、夜遅くまで大騒ぎ!

5年前のちょうど今頃の時期、ミネソタにもコロナが蔓延してきたため「自宅滞在命令」が出て、ビクビクした毎日だったことを思い出しました。
セントパトリックスデーの集まりも、3月のコンサートもキャンセルせざるを得なくなったのでしたっけ・・・

またこうしてみんなで色々楽しめるようになったことに、改めて感謝です。

2025/03/14

ウエストサイドストーリーの「マンボ」が「ひょっこりひょうたん島」!

ミネソタは今、とても変な陽気です。
今日は気温が18℃まで上がり、記録的な暖かさでした。

ところが今夜からになるそうで、明日は何と「冬の嵐警報」が出ています。
またはみぞれが降り続き、3インチから6インチ(約15cm)積もるとの予報。
最大風速は時速で表すと45マイル(約72km)だそうで、風もかなり強そう・・・

道路はとても滑りやすく、木が倒れる可能性もあるとのこと。
なるべく外出は控え、どうしてもの場合は非常事態に備えて余分な食糧、水、そして懐中電灯を忘れずにですって。

絶対、家にいますとも!!


話は変わって、今月30日にまたコンサートがあり、来週からリハーサルが始まるので自宅練習中です。(明日でなくて良かった・・・)

今回は、ドボルザーク「新世界より」もプログラムに入っていて楽しみです。
オープニングは、バーンスタイン作曲の「ウエストサイドストーリー」より「マンボ」という曲。
この曲、今までにも耳にしたことはあったと思いますが、「トゥナイト」「マリア」「アメリカ」などのほうがずっと馴染みがありました。

「マンボ」を改めて聴いてみたら、あれれ?めちゃくちゃ懐かしい出だしだ!
メロディーが入ってからの2小節、子供の頃に放送されていたNHKの人形劇、「ひょっこりひょうたん島」とほとんど同じではないですか。

画像は「ひょっこりひょうたん島」ファンクラブサイトより





「マンボ」のほうが早く作曲されていたので、「ひょうたん島」のテーマソングはこの曲から何らかのインスピレーションを得たのでしょうか。
そっくりなのは出だしの数秒だけで後は全然違いますから、ただの偶然かな。

他にはそんなに娯楽のない時代で、私は「ひょっこりひょうたん島」を観るのが毎日とても楽しみでした。
実に個性豊かなキャラクターが揃っていて、次に何が飛び出すかわからない独特の世界観・・・
登場人物は実はみんな亡くなっていて、あれは「死後の世界」の物語なのだという説が浮上したこともありましたっけ。

声優さんたちは既に他界された方がほとんどですが、サンデー先生役の楠トシエさんは、現在97歳でご存命だそう!
博士役の中山千夏さんは、まだ70代。
歌手、タレント、参議院議員としても多彩なご活躍でしたけれど、今でも著作活動を続けていらっしゃるようです。

オリジナルから数十年後、BSで「ひょっこりひょうたん島」のリメイク版が放送され、私の子供たちもこの番組を楽しむことができました。
もちろん、私も一緒にワクワクしながら観ましたよ。本当に懐かしかったな♪
子供の頃は白黒テレビでしたので、この時初めてカラーの「ひょうたん島」を観たわけです。
劇中歌など結構良く覚えていて、自分でもびっくり。

アメリカのオーケストラの団員にも同世代の方がいますが、「マンボ」の出だしが「ひょうたん島」とそっくり!という驚きは分かち合えないのがちょっと残念・・・


今年は雪がとても少なく、このままですと春からの森林火災が心配です。
吹雪は歓迎しませんけれど、明日は大雪との予報にほっとしている方も多いかもしれません。

今夜は、まだ全面凍っている湖の上に満月がきれいですが、明日の朝目覚めるとどんな景色になっていることやら・・・

2025/03/08

誕生日用に、しっとりふわふわロールケーキを焼いた♪

昨日は私の誕生日で、またひとつお姉さんになりました。
数十年のお付き合いがある友人夫婦の息子さんも、何と同じ誕生日!

誕生日の前日に、その友人(夫が大学の時からのお付き合い) と息子さん、夫と義弟と他の友人も集まって、「寒さに負けず、外でキャンプファイヤーで過ごす会」がありました。
男の集まりなので私は遠慮しましたが、後からちょこっとだけでもいいから顔を出してと夫に頼まれ、そうすることに。

手ぶらで行くのも何なので、デザートを持って行くことにしました。
そして思いついたのが、友人の息子さんと私の「誕生日前祝い」をすること♪
みんなに、強制的に祝わせちゃおう!

誕生日のお祝いだから、クッキーやマフィンじゃなくてやっぱりケーキよね。

・・・という流れで、得意のロールケーキを焼いて持って行き、みんなでいただきました。
外で食べるケーキも、いいですね~


アメリカの男性は、お酒だけでなく甘いものにも目がない人が多いので(もちろん、夫も義弟も!)、大いに喜ばれました。
一緒に誕生日を祝いたかった息子さんが、急な仕事で来られなかったのが本当に残念だったのですが。


このロールケーキはもう何度も焼いているので、当然このブログにも載せたことがあったと思ったのですが、チェックしたらまだでした。
同じくしっとりふわふわ系シフォンケーキスポンジケーキは、とっくにご紹介していたのにね。

今さらなのですが、レシピと共に作る時の注意点などを書き留めておこうと思います。

レシピは、ずっと前に cookpad で見つけた「優しい。。。シンプルロールケーキ」に従っています。
とてもシンプルな材料です。巻く時に生地が割れたりせず、素晴らしい配合だと思います。

私は生クリームたっぷりが好きですし、上にも飾ったので、その量は変更しました。
30×30cmの天板1枚分です。

【材料】
  卵(Lサイズ) 4個
  砂糖 60g
  薄力粉(アメリカでは Swans Down, Softasilk などの cake flour を使用) 40g
  生クリーム 170g
  砂糖 20g
  イチゴ 適宜

【作り方】
  1.卵は常温に戻し、薄力粉はふるっておく。天板に紙を敷く。
    (アメリカでは parchment paper を使用)
  2.卵を卵黄と卵白に分けて、それぞれ別のボウルに入れる。
  3.砂糖の半量を卵黄に入れて、白っぽくもったりするまで泡立てる。
    (電動泡立て器がおすすめ!)
      

  4.薄力粉を一度に入れ、粉っぽさがなくなってなめらかになるまで泡立て器で混ぜる。


  5.卵白を泡立て、ある程度固くなってきたら残りの砂糖を2~3回に分けて入れる。
    しっかり角が立つまで泡立てる。


  6.卵黄のボウルに1/3の卵白を入れ、泡立て器で全体を混ぜる。
  7.ゴムベラに持ち替えて、残りのメレンゲを2回に分けて混ぜ合わせる。
    (なるべく泡をつぶさないように)
  8.紙を敷いておいた型に入れ、表面が平らになるように広げる。
    2回ほど軽くトントンと底を叩いて空気を抜く。

このようにクリップで留めておくと使いやすいです。

  9.180℃ (350℉) で予熱しておいたオーブンで10~12分焼く。


我が家のオーブンでは12分でこの焼き色

  10. 乾燥を防ぐため別の紙を上に乗せて冷まし、成形する前にケーキを紙からはがしておく。

ありゃ、ちょっと空気が入っちゃった・・・

  11. 焼き色がついた面に泡立てた生クリームを塗って、小さく切ったイチゴを均一に散らす。

巻き終わりの部分は、少し残しておいたほうがいいです。

  12. 手前から巻き、巻き終わりを下にして包み、数時間冷蔵庫に置く。


  13. 上に生クリームを絞り出し、イチゴを乗せる。


両端を切ってお味見するのは、もちろん作った人の特権ですよね~♪
持ち運びには、日本で買ったこのケースがパーフェクトでした。
多分、楽天で買ったのだと思います。


少し暖かい日が続いて雪が解けてきたのに、また寒くなってカチカチに凍り、家の周りはスケートリンクみたいになっていて危険です。
雑木林の中も、鹿の歩くけもの道が凍っていて、怖いぞ~
転ばないように細心の注意を払いながら歩き、何とか無事にたどり着きました。

ほんの一口ずつですけれど、キャンプファイヤーの横で料理したベネスン(鹿肉)などの後に、良い口直しになったみたい。
無理矢理みんなに祝わせた誕生日の前日、なかなか楽しかったです♪
余ったケーキは、奥様方のためにお持ち帰りをお願いしました。


明日から、日本ではサマータイム(夏時間)と呼ばれる Daylight Saving Time が始まります。
今晩寝る前に、家中の時計を1時間進めなくちゃ。
11月に時計を遅らせる時と違って、ちょっと損したような気がしてしまいます。