(二人とも釣りキチなのです。)
終わって帰り支度をしている最中、お兄さんは突然静かに倒れて意識不明となり、救急隊員による救命処置が施されても蘇生叶わず、帰らぬ人となってしまいました。
心臓の持病があったため、心臓発作を起こしたのだそう。
昨日葬儀があり、彼の住んでいた町まで親戚一同で出かけてきました。
家から車で1時間45分ほどの所です。
こちらに住み始めてから5度目の葬儀参列ですが、アメリカのカトリック教会でというのは、人生初体験でした。
前夜に行われた viewing にも、何と500人位の方がいらして、故人との最後のお別れをしたそうです。
教会でも、平日の昼だというのに、席が足りなくなるのでは?というほどの参列者!
教会員としての活動も、とても熱心な方だったそうですから・・・
彼は50代まで床屋を経営していたとのことで、明るく話し好きで、誰とでも友達になってしまうタイプの方でした。
まだまだお元気でいられたはずの74歳・・・突然のご不幸で、ご遺族のショックと悲しみはどんなに大きかったことでしょう。
でも、とても仲の良かった奥様に数年前に先立たれているせいか、これで天国でまた一緒になれるね~という見方をしている方が多かったようです。
神父様さえも、大好きな魚釣りの直後に苦しむこともなく天国に召されるなんて、これ以上の旅立ち方があるだろうか・・・みたいにおっしゃっていました。
甥がギターを演奏しながら美しいお別れの歌を歌い、思いがけず最期を看取ることになってしまったMがスピーチをし、故人の略歴やニックネームの由来まで、事細かに話してくれました。
お兄さんが愛したのは、「1番が家族、2番がハンティング、3番がポテトサラダ」 だったそう!
愛情とユーモアに溢れた、素晴らしいスピーチでした。
お兄さんが最後に釣った魚は、Mがちゃんと料理して親族に振舞うのだそうです。
神父様が最初に、「カトリック教徒でない方も、どうぞお気楽に」 とおっしゃってくださった通り、終始和やかな雰囲気でした。
聖歌や、神父様と教会員によるお祈りの唱和などは、私たちは知らないので、ただ聞いているだけ。
跪いたり十字を切ったりすることは、プロテスタント教会ではいたしませんので、映画の中のシーンのように感じました・・・
アメリカで葬儀に参列する際の服装は、黒一色の日本と違って何でもありです。
大抵の方は、いつもよりフォーマルな格好を心がけていますが、ジーンズ姿の方もいらっしゃいました。
ストライプ、水玉、花柄もOKの様子。 赤やフューシャピンクのトップの方も! ええっ、いいの???
男性は、ジャケットなしの方がほとんどでした。
アクセサリーだって、真珠に限る日本と違い、大きめのをじゃらじゃらさせていても別に構わないみたい・・・
葬儀後、ご遺族が墓地で埋葬に立ち会う間、参列者は教会で簡単なランチをいただきました。
これも、教会員の方が用意してくださったようです。
結婚式も葬儀も、お食事はいたってシンプルなのがアメリカ式。 これで十分な気がします。
プロテスタント教会でも同様ですが、キリスト教の葬儀は、神様のもとに召されたことを祝福する意味合いもあり、悲しみの中にも安らぎがある点が良いなと思います。
人生を思い切り楽しんだ後、こんなふうに突然ふっと消えるような亡くなり方って羨ましいな!と思った方も多かったかも。。。
故人が大好きだったポテトサラダに、少しだけつながる話題です。
我が家のポテトガーデンの後ろにある雑木林に、こんな花を発見!
カンパニュラの仲間かしら? 名前がわかりません・・・
ご近所からいただいたピオニー Peony (シャクヤク)。 ほんのり甘い香りがします。
夏は、花代がかからなくて助かるわ♪
ミルクウィード Milkweed (トウワタ) のつぼみも、うっすらと色づいてきました。
ミルクウィードしか食べないモナーク蝶 Monarch Butterfly (オオカバマダラ) はまだ渡ってきませんが、今の時期には、もっと小型のオレンジの蝶をよく見かけます。
パールクレセント Pearl Crescent、またはその仲間であるノーザンクレセント Northern Crescent のようです。 羽を広げても、5cm位しかありません。
「真珠の三日月」 という意味? 一体なぜ、そんな詩的な名前がついたのでしょうね。
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