2025/09/12

アメリカのド田舎コンビニで、「きのこの山」を見つけた!

アメリカのガソリンスタンドには、コンビニが併設されていることが多いです。
給油は自分で行い、クレジットカードを給油機に挿入して支払うことが多く、終わったらすぐ出発してもOK。

でも、店内に入ってホットドッグやコーヒー、スナック菓子などを買い、ガソリン代をそこで払う人もいます。
長旅の途中で、ついでに店のトイレを利用することも。
日本のコンビニのようなワクワク感はちっともありませんが、まあまあ便利な存在です。

先日、給油がてら夫と立ち寄ったド田舎のコンビニで、嬉しいものを見つけちゃった!
何と、「きのこの山」が並んでいたのです!!
名前は Chocorooms・・・中国製か何かのパクリかと思いましたが、ちゃんと meiji って書いてある♪


そしてパッケージの裏には、 "Kinoko no Yama" と説明文も入ってる!


5ドル39セントとちょっと高かったけれど、懐かしくて買ってしまいました。
隣りに並んでいた Hello PANDA は色々な店で売っていますが、「きのこの山」は町中の大きなスーパーでも見たことがありませんでしたのでね。
142gも入っているので、結構長いこと楽しめます。(夫にも取られちゃったけど・・・)


ぜいたくを言えば、「たけのこの里」も欲しかったな。
どちらも好きですが、私の脳内では「たけのこの里」のほうがちょっとだけ上です。
アメリカ人は筍なんて滅多に食べないでしょうから、あまりウケないのかな?

家に帰ってさっそく袋を開けてみると、大きさも味も日本の「きのこの山」と全く同じ(多分)。
食べたのは何年ぶりかしら・・・何十年ぶりかも。
絶対売っていなさそうなド田舎の小さなコンビニで出会ったのが、かなりの感動でした。


秋になりましたので、庭や雑木林の中には本物のきのこがたくさん生えています。
何だか美味しそうだな~



これはテングタケの仲間みたい。きれいだけど、こういうのは絶対怪しいよ~


去年は不作だったドングリが、今年はものすごい数です。
パラパラと雨のように落ちてくるので、樫の木の下を歩く時は傘をさしたほうがいいかも(笑)

ドングリを食べに、鹿たちが毎日やってきます。
お母さんが見守る中、今年生まれたばかりの兄弟同士で追いかけっこをしたり、本当に可愛らしい♪


木の葉もだいぶ色づいてきて、毎日違った景色を見せてくれます。
ハイウェイの運転も、楽しくなってきました。
見とれていて事故らないように、気を付けなくちゃ・・・



2025/09/04

ジジババ、週末は子守に奮闘

この前は、とても賑やかな週末でした。
木曜の夜に娘が孫たちを連れて来て、日曜の朝まで滞在。

7月の独立記念日の集まりには娘だけ来て、会場だった義妹の家に直行直帰でしたので、我が家に来るのはかなり久しぶり。
それでも、2歳の孫娘はネコのキキのことをよ~く覚えていました。
この家はキキの家で、私たちジジババは、キキのお世話をするためにここに住んでいるスタッフだと思っている様子ですが(笑)

キキのご飯で、日本から来たケロちゃんたちを歓迎しているらしい

1ヶ月ちょっと前に仕事に復帰した娘は、金曜日はずっとオフィスにこもりきり・・・私たちがたっぷりと孫たちの相手をしました。
普段デイケアに通い慣れていますので、ママは仕事だとちゃんと理解しているようで、邪魔しに行ったりはしません。

グランパがきれいに磨いて使えるようにしてくれたのは、古いワゴン
子供たちが小さかった頃、さんざん遊んだものです。
孫たちがそれに乗って遊ぶのを見ていると、あの頃の記憶がよみがえってきます。
私たちも、うんと若かったな~


急におすわりができるようになった孫坊は、その勢いで、ハイハイももうすぐ始めそう。
息子が赤ちゃんだった頃、最初にハイハイができるようになったのは、ビール瓶を目指してでした。
それを思い出してグランパがビール瓶を見せたら、孫坊もやはり一生懸命に動こうとしていました。
さては、伯父さんの血を受け継いだな?


娘の仕事が終わってから、みんなでボート乗り。
孫坊にとっては、生まれて初めての経験です。風が気持ちいいね。
グランパが孫娘にも運転させたら、鼻の穴をふくらませながら大いに頑張っていました。



もうすぐ結婚式を挙げる姪(娘には従妹にあたる)の バチェロレッテパーティーbachelorette party があったため、翌日土曜日も私たちが子守りを引き受け、娘はゆっくりと夜中まで楽しんできました。
これは親しい友人や親戚と行う、独身最後の夜を祝うパーティーで、普通は女性だけで行われます。

大騒ぎで盛り上がりながらも、途中で母乳の搾乳をしなければならなかった友人が、娘の他にも二人いたそう・・・
その情景を想像すると、何だか微笑ましいです。アルコールも飲まなかったそうですし、母は偉い!


孫たちは可愛く、会う度に成長していくのを見るのはとても楽しみですが、やっぱり疲れたわ~
食事の世話、授乳、離乳食、おむつ替え、昼寝の管理、お風呂、夜の寝かしつけ・・・子育て中は毎日毎日やっていたことなのに、どんなに大変か忘れてしまっていました。
日曜に3人が帰り、ひと通りの掃除をしてから、夫と二人でしばらくへたっとなっていました(年のせい?笑)

孫娘は、現在2歳4ヶ月。
英語で "terrible twos" と呼ばれる通り、天使のように良い子に振舞っていたかと思うと、いきなり悪魔のようにかんしゃくを起こしたりすることもあります。

子供たちもそうだったので、「いよいよきたか~」という感じですけれど、そうやってジジババの反応を試しているのがうかがわれます。
たくさん甘やかしたいけれど、叱るべき時はきちんと叱らないとね。
将来困るのは、本人ですから。


週末は素晴らしい天気に恵まれたのに、やはり Labor Day(今年は9月1日)を過ぎると夏が終わったと実感します。
今日の最高気温はたったの9℃、最低気温は5℃と、急に寒くなってしまいました。
昼間は我慢していましたが、寒すぎて夕方からとうとう初めて暖房を入れちゃった。

雑木林にも秋が静かに忍び寄り、木の葉の色がだいぶ変わってきました。


私がミネソタで一番好きなシーズンの到来です。
涼しくなり、嫌な虫もいなくなる・・・食欲の秋芸術の秋、楽しみだ~♪

2025/08/26

プレスリーが町にやってきた!

急に肌寒いほどになった先週の土曜日、町のコンサート会場は熱気に包まれました。
エルヴィス・プレスリー Elvis Presley に扮した歌手 Anthony Shore さん&彼のバンドと、私たちのオーケストラの、ジョイントコンサートがあったのです。


前売り券は記録的な枚数が売れたそうで、会場いっぱいのお客様!
中には、プレスリーを真似た衣装で来てくださった方もいらっしゃいました。
私たちも、いつもの黒のフォーマルではなくカラフルなシャツでとのリクエストを受け、気分も上がった感じ。
すごい声援で、正にロックコンサートのノリでした♪

去年のサマーコンサートで演奏したプリンスティナ・ターナーの曲に続き、今年もコントラバス担当の団員が、全曲をオーケストラ用に編曲してくれたのです。
休憩なしで1時間半近くのコンサートで、プログラムの途中にバンドだけの演奏も数曲入りました。

前日夜と当日朝の2回のリハーサルに続いて、コンサート本番。
よく声が枯れないものだと感心してしまいます。

実は、前日夜の初リハーサルで私がコンサート会場に入る時、さっとドアを押さえてくれたのがエルヴィスさまでした!
その時に彼のほうから自己紹介し、笑顔で握手してくれたのです。
おばさんの心を即座に鷲づかみにするのが、何てお上手なのでしょう♪

コンサート本番でも、途中でステージの下に降りた彼が、首に巻いたスカーフをお客様にプレゼントするコーナーがありました。
次から次へとスカーフを巻いては、それをお客様の首に巻いてあげて、ハグまでしてくれちゃいます。
おばさま方のお目目がハートマークになっているのが、ステージの上からもわかりました。
(スカーフ、私も欲しかったな~)

衣装はもちろん期待通りのセクシーなもの。彼がステージに登場すると、大歓声の嵐でした!


エルヴィス・プレスリーが実際に人気絶頂だった頃は、私はまだ若すぎて全然興味なかったけれど、練習のために YouTube で彼の動画を観ると、多くの人が夢中になったのは当然だなと思います。
(かなりの批判も受けていたようですが・・・)



Anthony さんのエルヴィスは、途中でお色直し(笑)もありました。
これも胸がはだけて、またまた期待通り。
演奏中に、どこを見ているのだと怒られそうですが・・・


本日の歌手 Anthony さんがプレスリーに夢中になったのは、何と3歳の時だったそうです。
お父様が持っていらしたカセットテープを聴いてすっかり心を奪われたのが、この "My Boy" という曲だったそう。


既にその時に、「大きくなったら僕はエルヴィスになる!」と決めたそうで、子供の頃から練習を重ね、16歳で既にプロとして活動を始めたとのこと。
元々は英国出身で今はミネアポリス在住だそうですが、ミネソタ州だけでなく、アメリカの他の州やヨーロッパでも演奏活動を精力的に行っているそうです。

バックバンドの方々も皆さんとてもフレンドリーで、リハーサルの合間に私たちとも雑談してくれました。
こちらのオーケストラは、クラシックの名曲だけでなく、このように色々なジャンルの曲を演奏できるのが本当に楽しいです♪

エルヴィス・プレスリーは「キング・オブ・ロックンロール」と呼ばれ、ビートルズなど後のミュージシャンたちにも多大な影響を与えました。
あまり良くは知らなかった彼の曲を、今回たくさん覚えたのが大きな収穫でした。
彼が42歳の若さで亡くなってしまったのは、とても残念なことです。


★8月23日のコンサートのプログラム★

     Opener (Thus Spoke Zarathustra) - C. C. Rider  
     Kentucky Rain  Eddie Rabbit and Dick Heard
     68 Comeback Medley: Heartbreak Hotel, Hound Dog, All shook Up
      Axton, Durden, Lieber, Stoller, Blackwall and Presley 
     Suspicious Minds  Mark James
     My Way (Comme d'habitude)  Jacquens Revaus and Paul Anka
     My Boy  Jean-Pierre Bourtayre and Claude François
     I can't Help (Falling in Love with You)
      Hugo Peretti, Luigi Creatore and George David Weiss
     If I Can Dream (Inspired by a speech of Martin Luther King, Jr.)  Walter Earl Brown
     An American Trilogy: Dixie, Battle of the Republic, All My Trials