亀さんのようなのんびりペースで一時帰国の思い出を書いてきましたが、今日はちょっと横道にそれて別の話題です。
先週土曜日に、今シーズン初のコンサートが行われましたので、それについて書きますね。
サマーコンサートは、いつもアメリカ国歌から始まります。
皆さん起立して、胸に手を当てるのがお約束。
今回のお客様はやたらとノリが良く、1曲目からものすごい歓声と大拍手!
ええっ、今のは何?・・・と、私たちも戸惑ってしまったほどです。
今回はミネソタ出身のミュージシャンであるプリンスと、「ロックンロールの女王」ティナ・ターナーの曲が中心のプログラム。
私たちがクラシックを演奏する時はかしこまって静かに聴いているお客様も、今回は完全にロックコンサートのノリでした。
休憩なしで約1時間。あっという間だったな。
お二人のゲスト歌手、Michael Cartwright さんと Cydney McQuillan-Grace さんは、とてもフレンドリーでにこやかな方たちでした。
素晴らしい声量で、歌だけでなくダンスも披露してくださり、バックを務めた私たちも楽しかったです♪
プリンスの曲を歌いながら、Michael さんはトランペットも吹いてくださったのですが、途中でミュートがステージ下に落ちてしまい、それを拾ってもらった場面も・・・
これは、大いにウケました(笑)
プリンスとティナ・ターナーのような衣装で会場にいらした方は、コンテストで優勝すると、賞品がいただけるだけでなく、コンサートチケット代が値引きになるという楽しい企画もありました。
こういうのは、さすがアメリカです。
初めに書きましたように、プリンスは数少ないミネソタ出身の有名人の中のひとりです(笑)
残念ながら私は今までそれほど彼に興味がなかったので、亡くなった時にも、あらまあ、まだ若いのにもったいない・・・と感じた程度でした。
でも、今回のコンサートのために彼の動画を色々観て、偉大なミュージシャンであったことがよ~くわかりました。
プリンスと言えば紫のイメージ・・・代表作のひとつ Purple Rain は、YouTube で何と2.5億回も視聴されています。
団員のひとりが午前中のリハーサルの時、「天気予報によると、今夜は100% 紫の雨が降るってさ」と親父ギャグを飛ばしていましたっけ・・・
ティナ・ターナーは義妹のお気に入りの歌手のひとりですので、夫婦で孫娘2人も連れてコンサートに来てくれました。
10歳のお姉ちゃんのほうは既に何度か来たことがありますが、7歳の妹はコンサートデビューで、目を丸くしながらステージに見入っていたようです。
今回のコンサートのタイトルでもあった、「シンプリー・ザ・ベスト」も、いい曲ですね♪
これも2.5億回視聴・・・すごい数です。
サマーコンサートは大成功で、お客様も、ゲストの歌手たちも、指揮者も私たち団員も、色々準備してくださったスタッフの方々も、みんな笑顔いっぱいで帰路につきました。
今回演奏した曲のほとんどは、コントラバスの団員のひとりがアレンジしてくれたものです。
プリンスもそうでしたが、彼も数多くの楽器を演奏する方で、編曲はどれも素晴らしかったです♪
楽譜も読みやすく美しい仕上がりで、団員一同大いに感激しました。
今年は私たちの誇る指揮者が就任して20年という節目の年で、これから6回あるコンサートも気合の入ったプログラムです。
特に3月の、ドヴォルザーク作曲の交響曲第9番「新世界より」が楽しみだ~
日本に住んでいた時、セカンドヴァイオリンのパートで弾いたことがありますが、ファーストは初めて!
健康に気を配って、元気でいなくては♪
★8月17日のコンサートのプログラム★
The Star-Spangled Banner (The U.S. National Anthem)
The Star-Spangled Banner (The U.S. National Anthem)
Bugler's Dream / Olympic Fanfare Leo Arnaud / John Williams
What's Love Got to Do with It? Graham Lyle / Terry Britten
Little Red Corvette Prince
River Deep Mountain High Spector, Jeff Barry and Ellie Greenwich
When Doves Cry Prince
How to Train Your Dragon John Powell
Let's Go Crazy Prince
Simply the Best Mike Chapman / Holly Knight
The Lion King arr. Michael Brown
Purple Rain Prince
Proud Mary (as performed by Tina Turner) John Fogerty
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