おまけのページ

2023/01/25

「新年の誓い」はどうなっている? / コヨーテが出た!

年が明けたと思ったら、あっという間にもうすぐ2月ではないですか。
何だか、年々時計の動きが早まっている気がしてしまいます。

日本では「最強寒波」到来というニュース! 皆さん、大丈夫ですか?
寒さ対策は万全なミネソタなどと違って、慣れていないと大変だろうなと思います。
水道管が凍って破裂なんてことになったら、一大事ですもの。

こちらは逆に、1月なのに穏やかで雪も降らない日々が続いていました。
アメリカでは気温を華氏で表すので、マイナス5℃でも「23度」と表示され、家にいると外も暖かいような錯覚に陥ります。

けれども今週末頃から、本来のミネソタらしい気温に戻るとのこと。
昼間でもマイナス20℃前後、夜はマイナス30℃ぐらいまで下がります。

ただし、しばらく快晴の日が続くそうなので、気分が落ち込むことはないでしょう。
それに冬至に比べて日の出は10分早まり、日の入りは38分も遅くなったのが嬉しいです。

鹿が頻繁に行き来するけもの道をしばらく歩いて広場に出たら、夢のような光景♪
ひとりだったけれど、思わず「キャ~!!」と歓声を上げてしまいました。


樹氷ダイヤモンドダスト極寒地ならではの自然の美がたっぷり楽しめるミネソタです。



さて、多くの方がお正月に「新年の誓い」を立てたことと思いますが、挫折するのも今頃が多いかな?
私も「毎日不用品を5個見つけて処分する」という誓いは、既に挫折しました(汗;)

日に5個ずつ処分したら毎月150個のものが家から消え、年に2,000個近くが減るわけで、かなりすっきりするのでは?と思ったのですが・・・

思い出の品などは、お別れするのが難しいですね。
何年も着ていない服も、「いつか着るかも」と思ってしまいます。
たくさんある本も「ここで捨ててしまったら二度と読めない」という気持ちになって、ちっともはかどりません。
どんな本だっけ?と読み始めてしまうこともしばしばで、時間だけが過ぎていきます。

食器もこんなに必要ないのはわかっているのですが、「あの料理にはあの器でなくちゃ!」みたいなこだわりがあって、全然ダメです。

まあ、見える部分が散らかっているわけではないので、気が向いた時に少しずつ進めていくことにしましょう。


一方、去年に続いてピアノ演奏のほうは「新年の誓い」通りに順調に進んでいます。
去年チャレンジし始めたベートーヴェンピアノソナタは、去年第1巻(第15番「田園」まで)が全曲終わり、今年は第2巻に入りました!
 
 ★ピアノソナタについての去年のブログ記事「50年分の垢を落としたら・・・」も、ぜひお読みください♪

全曲チャレンジに挑戦し始めたら、ベートーヴェンのピアノソナタにはお宝がいっぱい詰まっていることに改めて気付きました。
弾く度に何か発見があり、飽きるということは決してありません。

小学生の頃からずっと一緒に暮らしてきたこの楽譜、かなり貫禄がありますが、実際にレッスンで弾いたのは数曲だけで、有名な曲以外を耳にする機会もほとんどありませんでした。

多分何百回も弾き込んだ「月光」のすぐ裏のページにも素敵な曲が隠れていたのに、今まで一度もお会いしたことがなかったという事実に、愕然としてしまいます。
何てもったいないことをしていたのかしら・・・
この年になって「はじめまして!」のご挨拶を重ねるのも、楽しいことですけれどね。

全然知らない曲を弾く時、前もって耳で確認したり、楽譜を分析してから弾き始める方が多いのでしょうが、私は全く先入観なしで初見でいきなり弾いてしまうのが結構好きです。
後でプロの演奏を聴いて「答え合わせ」をするものの、初めは「自分はこう弾きたい」に従います。

何調で何拍子なのかもちらっと見るだけ。途中でよく変わるし・・・
何楽章まであるのかも、何ページあるのかもわからないまま、どんどん進むことに何だかワクワクします。

それでも何とかなって、終わりまでちゃんとたどり着くのが不思議。
私の人生も、結構行き当たりばったりでどうにかここまで来たのは、そのせいか・・・?

実は欲張って、ショパン「ノクターン」も順にチャレンジ中。
こちらは半分ぐらいは既に弾いているし、耳から入り込んでいる情報も多く、ページ数もそれほど多くないので、その点は楽です。
去年の夏頃から、改めて順に楽しんでいるところです。

家の中のものの数は減らす努力をする一方、心の中に住まわせる「素敵なもの」の数はどんどん増やしていくつもり。
年を取るのは、決して悪いことばかりではありません。


また話は変わりますが、ある日のこと夫との朝食の最中に、凍った湖の上をコヨーテが歩いているのを発見してしまいました!
オオカミに似ていますが、もっと小型で中型犬ぐらいの大きさです。


最近あまり庭で鹿を見かけないのは、多分こいつのせいだな。
私だって、ウォーキングの最中には遭遇したくありません。
トレイルでも足跡をたくさん見かけたので、ちょっと恐怖・・・


コヨーテ coyote の英語の発音は「イオウt」 [káiout] と「カイウティ」 [kaióuti] の2種類があります。
この辺では、前者で発音する方が多いです。
普通はコヨーテについて英語で話す機会なんてほとんどないとは思いますが、カタカナのままだと通じないのでご注意を。

窓のそばに設置したバードフィーダーには、小鳥だけでなくリスウサギもやってきます。
あまりにも数が多くてうんざりするリスには「あっちにいけ!」と怒鳴るのに、ウサギが来ると大喜びで眺めている夫。何だか笑えます。


今年は卯年なので、余計におめでたい気が・・・
ウサちゃんも、コヨーテに気を付けてね。


2023/01/16

ラスベガス その3

3日目は、家にたどり着くまでに丸1日かかってしまいました。
早起きしてホテルのチェックアウトを済ませ、ロビーのお馬さんにもさようなら。


空港へのタクシーに乗り込んで2分後、私たちが乗る予定の便が約2時間の遅れとの連絡が!

この日は、アメリカ各地でフライトの遅れやキャンセルがあった様子。
セキュリティシステムのなんちゃらかんちゃらと、何か他の要因も影響したようです。

どうせ時間をつぶすなら、ホテルでゆったり過ごしたかったなあ。
それでも、キャンセルにはならなかっただけラッキーだったのかもしれません。

空港で、またスロットマシンにお出迎えされちゃった!


暇つぶしには良いのかもしれませんが、ここで散財もしたくないのでひたすら無視・・・
ゆっくり朝食をとった後、広い空港内をウロウロ歩き回り、カロリー消費に努めました。


11:15の便で、やっと出発!
ラスベガスの都市の賑やかさが、すごい勢いで遠ざかっていきます。

ここは、並んでいる建物がふっと消えて、砂漠に突入する地点。
急に何もなくなります。本当に、砂漠に囲まれた盆地なのね。


行けども行けども、砂漠が続きました。アメリカ国土の広大さを改めて実感。
生命の気配を感じず、どこか別の惑星の上空を飛んでいる気分・・・


巨大な昆虫か何かが這いつくばっているような、不思議な模様を発見・・・
この後すぐにすっかり雲に覆われて、何も見えなくなってしまいました。


帰りは行きより少し早く、約3時間でミネアポリスに到着。
私たちは乗り継ぎ時間が4時間以上ありましたが、17分しかない!と全力疾走する方たちも・・・!

モール・オブ・アメリカに行こうかとも思いましたけれど、人混みにちょっと疲れてしまい、空港内に留まることにしました。

どこの空港も、そこで働く方たちの出身地は様々です。
ラスベガスでも、ホテルのロビー、レストランのスタッフ、店員さん、タクシーの運転手さん、色々なお国訛りの英語が飛び交い、それでも皆さん堂々と振る舞っていました。
あの逞しさを、見習わなくちゃね!

それにしても、今回の旅では全然日本人を見かけなかったな・・・
まだコロナの影響で、おとなしくしているのでしょうか。
中国と他のアジア系の方々は、どこでもわんさか歩いていましたが。


やっと我が家に戻ったのは、夜の11時ちょっと前。
近所の友人に時々様子を見に来てもらっていたので、ネコのキキも元気に機嫌良く留守番してくれ、感激の再開♪

キラキラの「眠らない街」ラスベガスから戻り、静かで暗い田舎町にほっとします。
この寒さと雪景色さえ、懐かしい感じ。(今年の1月は、例年より穏やかですけれどね)

2日目、マッサージ師との世間話で気温の話題も出たのですが、ラスベガスでは華氏120度(約49℃)を記録したことがあるそう!
ミネソタでは華氏マイナス40度(摂氏でも同じくマイナス40度)を経験したよ~と、お互いに暑さ自慢、寒さ自慢になって笑ってしまいました。

ガーデニングは、ラスベガスではちょっと無理な様子・・・
水が豊富で夏は涼しく、緑でいっぱいのミネソタの良さに改めて気付いたことは確かです。


素敵な旅行をプレゼントしてくれた娘よ、ありがとう!
赤ちゃんが生まれたら、せっせと子守りを申し出て、何倍にもしてお返しするつもりです。

2023/01/15

ラスベガス その2

ホテル・ベラジオベッドはとても寝心地が良くて、できることなら家に持って帰りたいほどでした。
私は使いませんでしたが、夫によれば、備え付けのバスローブも上等の着心地だったそう。

2日目は、ホテル内にあるスパ&フィットネスで水着に着替えて、サウナやスチームルーム、ジャグジーを楽しんだ後に、80分間のマッサージ
身体も心も、すっかり蘇った気がします。

ほど良い力加減、ほど良いおしゃべりで、とてもリラックスできて大満足でした。
マッサージ師は現在40数名もいて、大繁盛なのでさらに20名ほど増える予定だとか・・・


その日は、ラスベガスにしてはめずらしくが降り始めてびっくり。
砂漠のど真ん中に位置する都市ですから、雨はとても貴重なのです。
風も結構吹き始めて、天気はしばらく荒れ模様。

けれども、夕食のために近くのホテルに徒歩で移動する頃までには、雨もやみました。
(やっぱり、日頃の行いが良いからかな!?)

2日目の夕食は、シーザーズ・パレスの中にある Nobu という日本料理店で。
大人気スポットのようで、次から次へとお客様が吸い込まれていきます。
おまかせコースを、娘が予約しておいてくれました。

一品目からもう、感動の嵐!


ああ、日本の味だなあ♪


この後に、握り寿司、天ぷら、和風の味付けのステーキまで出てきて、お腹は破裂寸前。
でも、まだ退散はできません。

ここでも、結婚記念日(まだ先だけど)のスペシャルデザートが用意されていました。
2日目も「甘いものは別腹」ということで、全て完食した自分が恐ろしくなってきた・・・


真ん中のカップは、下にコーヒー味とチョコレート味の層が隠れていて(多分)、上はウイスキーが隠し味になっているホイップ。
底から、全部一緒にすくって食べるのがベストだそう。うっとりする味です。

Nobu は、夫とほぼ同い年の松久信幸さんの店です。
色々とご苦労もあったようですが、ロバート・デ・ニーロにその味を認められてニューヨークに店をオープンし、世界各地に店舗を増やしてきました。

パンデミック前には、ラスベガスの店にも時々顔を出してくれていたそう。
現場の声を聞き、色々と意見を交換したり励ましてくれたりする素晴らしいオーナーだとのこと。
彼の努力と情熱と誠実さが、大輪の花を咲かせたのでしょうね。


2日目は、この後ショーも鑑賞しました。
Wow ‐ The Vegas Spectacular というショーで、これがまた予想以上の素晴らしさ!

空中アクロバットは、ちょっとバランスを崩したら命がなさそう。。。
ダンスジャグリングは、安心して楽しめたけれどね。

コメディアンもステージを盛り上げてくれ、ハラハラ・ドキドキ・ワクワクのうちにあっという間に終了時間となりました。

このショーは撮影しなかったので、少し前のものですが動画をご紹介します。



今回は、肉体美を誇るお兄さんたちも登場!
一体どんな訓練をすると、こんなことができるようになるのでしょうか。

画像は vegas News より

これだけでも、良き目の保養となりました 💛
怪我などしないよう、十分に気を付けて頑張って欲しいです。

続きは、また明日!

2023/01/14

ギャンブルだけではないラスベガス その1

2泊3日で、ラスベガスに行ってきましたっ!
田舎に引きこもって満足してしまっている私たち夫婦を見かねて、娘が全て企画し、手配してくれたのです。

クリスマスプレゼントと、少し早いですが結婚40周年のお祝いを兼ねて。
そして、赤ちゃんが生まれたら色々よろしくね~・・・の意味も含まれているのだろうと思います(笑)

厚い冬のジャケットは空港に停めた車の中に置き、雪景色に別れを告げて旅立ちです♪
年中無休の家事のことも、しばらく忘れましょう。


ラスベガスに着くと、空港にもスロットマシンなどがずらっと並んでいました。
さすがですね~

タクシーで、宿泊先のホテルへ。
運転手さんは、エチオピアからの方でした。
その後も何度かタクシーを利用しましたが、運転手さんの出身地はアフリカや中東など様々。
皆さんフレンドリーで、身の上話やお客様とのあれこれを楽しそうに話してくれました。

娘が予約してくれたホテル・ベラジオ Hotel Bellagio は、大理石がふんだんに使われて高級感にあふれ、そこにいるだけでワクワクする雰囲気です。
私たちが泊った27階の部屋の大きな窓からは、有名な噴水も見えて最高の眺め!


とりあえず、ホテル内をあちこち探検。どこも清潔で、良い「気」が漂っている感じです。
壁やフロアの色合いも好みだな~


中国の旧正月(春節)(Chinese New Year) を祝っての、大掛かりな飾り付けも楽しめました。
ラスベガスには超リッチな中国人客が多く、多くのお金を落としていくそうですから、彼らに敬意を表してなのでしょう。





私たちはギャンブルはしないのですが、ホテルには広いカジノがで~~んとあり、そこを通らないと、シャネルルイ・ヴィトンなどの高級ブランド店や、たくさん並ぶコンベンションルームに行けないレイアウトになっています。

写真を撮った時はまだそれほどでもありませんでしたけれど、カジノは特に夜になると平日でも大賑わい。
週末は、きっととんでもない大騒ぎなのでしょうね。



最初の夜は、フランス料理のジョエル・ロブション Joël Robuchon へ。
人生初の、ミシェラン3つ星レストラン

MGMグランドホテルのカジノと同じフロアにあるのですが、奥に入ると全く別世界の静けさでした。
シャンデリアやテーブルの花などの雰囲気抜群で、セレブになった気分です♪

お料理は、お味はもちろんのこと見た目にも美しく、写真を撮らずにはいられませんでした。
隣りの若いカップルも嬉しそうに撮影していたので、田舎者丸出しかもしれないけれど、まあいいよね~と便乗・・・
だって、多分一生に一度ですもの。
(あとで少しおしゃべりする機会があったのですが、隣りのカップルは結婚4周年のお祝いだったそう)



フォアグラ、銀ダラ、合鴨などこってり系も含めて、8種類のコースと小さなパン。
既にお腹がはち切れそうだったのに、それからまたデザートが続きました。



でも、若い頃から「デザートは別腹」ですので、何とか全部お腹に押し込みましたよ。
他にもパネトーネと小さなお菓子のおみやげ付き。本当に至れり尽くせりでした。



ミネソタとラスベガスでは2時間の時差があるため、時計は10時を指していても眠くなってしまい、ちょっと困りました。

全部一度に書くとやたらと長くなるので、続きはまた明日ね♪

2023/01/05

娘のためのベビーシャワー

いつも気持ちがしゃんとする新年ですが、アメリカではクリスマスの飾りがそのままの所が多く、まだ「去年」を引きずっている感じがしてしまいます。

でも、今年は「まあいいか」の精神でゆるく生きようと思っていますので、「こうであらねばならない」や「こうであってはいけない」などと、あまり気にしないようにするつもり。
そう決めてしまうと、気分的にかなり楽ですよ~
この1年で、すっかり怠け者になってしまいそうな気もしますが・・・


2023年には、とても楽しみなことがひとつあります♪
4月の終わり頃に、初孫が誕生する予定です。

去年の6月末に結婚式を挙げた娘が、さっそくおめでた!(早っ!!)
もうあまり若くはないから、急がなきゃと思ったらしいです(笑)
予定日は、何と娘の誕生日と同じ日ですって。
女の子だそうですので、卯年生まれって可愛いな。

しばらくの間、娘はつわりで辛そうでしたが、今は安定期で落ち着いています。
一番年上の姪が、年末にベビーシャワーを計画してくれました。
彼女は、結婚式前にも娘のためにブライダルシャワーを開いてくれた恩人です。
 ★その時の記事は こちら

ベビーシャワーとは、出産が近づいてきた妊婦さんをお祝いする会のことです。
家族、親戚、友人、仕事仲間などが集まり、赤ちゃんやお母さんが使うものをシャワーを浴びせるようにたくさんプレゼントします。

ブライダルシャワーの時と同じメンバー、親戚の女性だけ9名と、今回は甥の娘たち(8歳と5歳)も加わって義妹(主催してくれた姪のお母さん)宅に集合し、とても賑やかでした。
天候にも恵まれましたし、みんなそれぞれ忙しく遠くに住んでいる人もいるのに、奇跡的に集まることができて本当にラッキーだったと思います。

妊娠中は、念のために生ものを避けている娘のために、姪が「寿司ケーキ」を特別オーダーしてくれました。
これは、芸術品♪ の向きが違うのはご愛敬。



軽食の後、プレゼントカードの開封がありました。
チビちゃんたちがせっせと運び役をしてくれ、ちゃんと参加。
笑えるのが、5歳の子は「今日、赤ちゃんが生まれるのだ」と勘違いしていたこと。
もうちょっと、待っててね~

可愛らしいベビー服絵本おしり拭きなど実用的なものも集まり、ワクワクしてきます。
皆さん、ありがとう!


寿司ケーキはご飯の部分がホワイトチョコスプレーで、ネタやわさび、海苔などはマジパンで作られて全部食べられます。
中はこうなっていて、見た目だけでなく味も満点でした。


みんなで乾杯ができるよう、娘用にアルコール抜きのカクテルも用意され、至れり尽くせりでした。

今回は親族だけでしたが、これから友だちや同僚主催のベビーシャワーがあと2回あるとのこと。
ひと通りのものが、揃ってしまいそうですね。

私も、新米グランマとなるのが楽しみです。
自分が子育てした頃と比べ、色々なことが進歩して変化しているでしょうから、多分あたふたしてしまうことでしょう。
先輩グランマたちの教えを請わなくては♪