おまけのページ

2025/05/19

予報通り、真夏から真冬に・・・

ミネソタは、本当に異常気象でびっくりです。
この前ブログをアップした時は、暑くてエアコンをガンガンかけていましたが、今は暖房のお世話になっています。
しまい込んだ冬の服をまた引っ張り出したりで、忙しいこと。

それでも若葉があっという間に育って大きくなり、ようやく新緑の美しい季節となりました。
も次々と咲いてくれて、この時期はとても楽しみです。

つぼみをたくさんつけていた庭の Crab apple(クラブアップル 姫リンゴ)は、少しずつ咲き始めてすぐに満開となりました♪
娘が、「なんちゃって桜」と呼んでいます。



湿地に咲く Marsh marigold(リュウキンカ 立金花)の花言葉は「必ず来る幸福」ですって。
確かに、花がにっこり微笑んでいる気がする。


群生している広い場所を見つけて写真を撮っていたら、方向感覚を失い、地面がドロドロした歩きにくい所をしばらくさまよってしまいました。
もたくさん出てきてちょっとあせりましたが、google map のおかげで無事脱出。
ありがたや~

玄関前の階段の下には、小鳥さんが巣を作ってを5個産みました!
ヒナが生まれて飛び立つまで、脅かさないようにドアの開け閉めはそっとね。


写真がかなりボケていますけれど、これがお母さん。
雨の日も風の日も、卵を守っています。


Lilac (ライラック)も咲き始めました♪
「北国の花」というイメージですよね。花言葉は「友情」「初恋」「思い出」など・・・ロマンを感じます。


毎度おなじみの(笑)、外の気温を表示してくれる温度計
この前は100℉(約37.8℃)まで上がった様子をお見せしましたが、昨日の朝は34.8℉
華氏表示ですとあまり寒そうに見えませんけれど、摂氏に直すと約1.6℃「霜注意報」も出ていました。
こりゃ、老体がついていかない・・・


2025/05/13

5月なのに気温が100度!? / 揚げひばり

今年のミネソタの5月は異常気象で、乾燥も甚だしく、火災注意報がずっと出ています。
母の日だった日曜には最高気温34℃となり、日中数時間は日なたの気温を示してしまう我が家の温度計が、ついに100℉を記録!
摂氏では約37.8℃ですが、華氏で表すとあり得ない暑さに感じます。ここは本当にミネソタか?)


この暑さが明日(水曜)まで続き、その後急激に寒くなるそうです。
冗談みたいですが、今週土曜日は最低気温が0℃でが降るかも・・・との予報。


こんなジェットコースターみたいな気温の変化は、今までに経験したことがありません。
私たちの体、ついていけるのだろうか。。。

まだ涼しい朝のうちにウォーキングしたら、つい1週間ほど前にはあちこちで見かけた雪割草は、すっかり姿を消していました。
今は、色々な種類の黄色の花が増えています。
庭の芝にはいつの間にかたくさんのタンポポがはびこり、数日中に初めての芝刈りが必要になることでしょう。

ムクムクと顔を出し、丸まった状態からどんどん葉を伸ばすシダを見るのも好き💛


そして今年も、去年と同じ場所に Jack-in-the-pulpit を見つけました!
そっとめくると中に Jack が隠れているという本当に不思議な形の花で、毎年ほれぼれ見てしまいます。
触るのは大丈夫ですが、食べると毒だそう。食べようとは思わないけれどね。


たくさんのツクシもはびこっていましたが、ピークを過ぎて全然美味しそうではなかったです。

庭のクラブアップルツリーには、いつの間にかつぼみがびっしりとついていた!
開花も間近な様子です。咲くとあっという間に散ってしまう花ですが。




5月11日(日)は、コンサート本番♪
母の日でしたので、泊まりに来ていた義妹と私のために、夫がスペシャルブランチを作ってくれました。

ミネソタで人気の walleye(ウォールアイ:北米のスズキ目パーチ科の中で最も大きな魚)や trout(マス)などの釣りが解禁になる Fishing Opener の週末でもあり、お客様の入りが心配でした。
でも、風が強すぎるから釣りはや~めた!と来てくださった方も多かったような・・・?

フィンランドの作曲家、シベリウス「フィンランディア」「交響曲第2番」は、2013年にも演奏したことがあります。
第3楽章、こんなに速かったっけ・・・?と必死で練習(汗;)
12年も経つと、すっかり忘れてしまっていました。

曲については、以前のブログに詳しく書いたことがありますので、よろしければご参照ください。
 

「揚げひばり」というとても美しい曲のヴァイオリンソロパートは、私たちのコンサートマスター Eric Olson さんでした。


「揚げひばり」って、決して「ひばりの唐揚げ」ではありません。。。「凧を揚げる」などのほうの意味ね。
「本当に同じ字で良かったのだっけ?」と思ってしまった・・・漢字ってややこしいね。

レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ Ralph Vaughan Williams というイギリスの作曲家による曲で、1920年に初演されました。
(Ralph は普通「ラルフ」ですが、本人が古風な発音の「レイフ」にこだわったそう)

目を閉じて聴いていると、春のイギリスの田舎町で、小さなひばりがさえずりながら空高くまで舞い上がっていくのが感じられる、とても印象的な曲。
そしてバックのオーケストラは、ひばりが舞う空の下の森や小川、牧草地の風景、そこで遊ぶ子供たちの様子まで描いているかのようです。

民謡風でどこか懐かしさを覚える、日本人にとって親しみやすいメロディーだと思います。
気持ちがすさんでいる時に聴いたら、きっと心穏やかになれるのではないかしら。



今シーズンの8回のコンサートも、無事に全て終了しました。
カリスマ性抜群でいつも私たちを導いてくださる指揮者、熱心な団員たち、裏で全てを手配してくださる実行委員会の方々、コンサート会場に足を運んでくださるお客様、いつも支えてくれる家族・・・大勢の皆様に、心より感謝いたします。


♪5月11日のコンサートプログラム♪ 

     Finlandia フィンランディア (Jean Sibelius)

     The Lark Ascending 揚げひばり (Ralph Vaughan Williams)
 
           Intermission
       
     Symphony No.2 in D Major, Op. 43  交響曲第2番 (Jean Sibelius)
       Ⅰ. Allegretto – Poco allegro – Tranquillo, ma poco a poco ravvivando il tempo all'allegro – Poco largamente – Tempo I – Poco allegro (in D major)
       Ⅱ. Tempo andante, ma rubato – Poco allegro – Molto largamente – Andante sostenuto – Andante con moto ed energico – Allegro – Poco largamente – Molto largamente – Andante sostenuto – Andante con moto ed energico – Andante – Pesante (in D minor)
       Ⅲ. Vivacissimo – Lento e soave – Tempo primo – Lento e soave – (attacca) (in B♭ major)
       Ⅳ. Finale: Allegro moderato – Moderato assai – Meno moderato e poco a poco ravvivando il tempo – Tempo I – Largamente e pesante – Poco largamente – Molto largamente (in D major)

2025/05/07

夏が来ちゃった!? / 孫坊の初節句の飾り

家の前の湖の氷がやっと全部解けたのは、ほんの12日前のこと。
春の訪れを告げる雪割草を初めて見つけたのも、同じ日でした。何て可愛らしい花なのでしょう♪


長い長い冬がやっと本当に終わったのだなと喜んでいたら、数日で急に夏っぽくなっちゃった!
今日は少し気温が下がって涼しかったですが、日なたでは33℃近くになった日も・・・

華氏だとよけいに暑く感じる

外の景色がクリアに見えるように冬の間は外している網戸を慌ててはめ込み、約7ヶ月ぶりに窓を全開にしたら気持ち良かったこと!

雪の「白」ばかりだった外の景色が、雪解けでドロドロの土とまだ眠っている芝で、しばらくは「茶色」でした。
そして今、芝は魔法がかかったように「緑」になり、若葉もムクムクと目覚めつつあります。
この数週間の素敵な変化を見るのが、毎年とても楽しみ♪

今は気温が平年並みであるものの、次の日曜日と月曜日は30℃を超すようです。


暖房が不要になったら、あっという間にエアコンが欲しくなりそう。
ずっと乾燥しているので、雨乞いが必要かも・・・天気予報によれば、第4週までまとまった雨は期待できなそうです。
最低気温が1℃なんていう日もありそうなのが、やはりミネソタだな~


5月5日の「端午の節句」は、孫坊にとっての初節句でした。
小学校からの親友がプレゼントしてくれた、とても立派な金の兜を飾ったら、小さくても映えること!
家康の兜ですって。そう言えば、大河ドラマでも松潤がかぶっていたな。



去年の5月に一時帰国した時にいただいたのですが、その時は「えっ、兜?」とびっくり。
まだ、娘がおめでただとわかる前でした。
それなのに、きっと男の子だろうということまで当ててしまう予知能力が、親友にはあったのかしら。
これからずっと孫坊の人生をこの兜が守ってくれそうで、本当に有難いことです。

こいのぼりは立派なものはないけれど、今年は気合を入れて色々と飾りました。


初節句と言っても孫坊本人に会えたわけではありませんが、ジジババの気持ちはきっと伝わったと思います。


ダイソー3D組立兜も!こんなのが本当に100円だったのだろうか・・・
意外と苦労し、完成までに50分ぐらいかかってしまいました。
良い脳トレになった気がします。




2025/05/01

優雅なティーサンドイッチの午後

近くに住む親戚のTが、先日40歳の誕生日を迎えました。彼女は息子と同い年です。
お母様が中心になってご主人とお嬢さんたち、兄弟や友人たちも協力し、市営の集会所で行われた誕生会に、私たち夫婦も招待されました。

この集会所、すぐ前を車で頻繁に通っているのに、中に入ったのは初めて。
みんなの協力で春らしく可愛く飾り付けされ、優しさに満ちた誕生会でした。


本人の希望で、誕生会のテーマは「ティーパーティー」
ティーサンドイッチという小さくて優雅なものや、いろんな味のスコーンフルーツなどが並びます。


ティーパーティーですから、多分イギリス式なのでしょうね。
パンの耳はそのままで、ピーナッツバター&ジャムなど簡単なものが定番のアメリカのサンドイッチに比べ、耳が切り落としてある点がまず違う。
バケットを薄切りにした、オープンサンドもありました。

スモークサーモンやクリームチーズ、アボカド、薄切りのきゅうり、生ハムなど、私好みの具がいっぱいで嬉しいわ♪
(アメリカの集まりにはよく登場するホットドッグの、100倍ぐらい素敵)

お祖母様から譲り受けたという、特別なお皿やティーカップ&ソーサーのセットも、どうぞ遠慮なくお使いくださいとのこと。
ソーサーなしで大きなマグで飲んでしまうことが多いアメリカ式と違って、日本でのおよばれを思い出します。

使用中に壊したら怖いので、私は紙皿と紙コップを選んでしまいましたが、夫が躊躇なく「お姫様セット」を選んでいて苦笑。。。
全然似合わないってば!


40歳の誕生日を迎えたTは、春らしいドレスに花をいっぱい飾った帽子で登場。
お嬢さんたちや、妹さん一家、みんな可愛らしいドレスと帽子です。
私自身は絶対着なそうないで立ちですが、盛り上がっていいね~

食事を楽しんだ後、お母様手作りの巨大なケーキが運ばれてきました。
こんな大きなケーキ、結婚式でもなければなかなかお目にかかれません。


早めに作って冷凍しておいたそうで、切り分けようとしたら解凍が不十分だった様子。
「チェーンソー持って来ようか?」と冗談を言う人も・・・
それでも何とか、人数分に切り分けられました。
6段仕立てのすごいケーキ!


その後、それぞれが持って行ったプレゼントをTがみんなの前で開け、参加者におみやげが配られました。
ティーポット型ギフトボックスにリボンがかかり、「気をつけて持って帰ってね」とのこと・・・

家に着いてから開けてみたら、プティフール型の石鹸でした。
それが、陶器のケーキスタンド型のソープディッシュと一緒に入っていたというわけ。
細かいところまでよくプランを立て、優雅なひとときを味わわせてくれた皆さんに感謝・・・


日本に住む息子も今年11月に40歳の誕生日を迎えますが、残念ながら私はこんな素敵な誕生会を用意することはできません。
もし近くに住んでいたとしても、多分無理(笑)
ごめんよ。

2025/04/20

静かにゆっくり過ごしたイースター

毎年日付が変わるので、ちょっとややこしいイースター(復活祭)
「春分後の最初の満月の次に来る日曜日」なんて、一体誰が決めたのでしょう。
3月22日から4月25日の間とかなりの幅があり、今年は遅いほうでした。

娘一家を誘ったものの、もうすぐ2歳ともうすぐ3ヶ月のチビちゃん二人とワンコ2匹を連れて来るのは大変で、実現しませんでした。
それなら、イースタースペシャルメニューがとても美味しいレストランに行こうかと言っていたのですが、ぐずぐずしていたらもう予約が取れなくなっちゃった。

今朝になって下の義妹から、急だけど夕食に来る?とお誘いがあったものの、車で2時間半はかかるので、やっぱりそんな急には無理。
悪いけれどお断りして、家で静かにお祝いすることに・・・

夫と二人だけのイースターも、なかなか良いものです。
簡単なものばかりだけど、ささっと作ってワインで乾杯しました。


イースターにつきものの deviled egg デビルエッグ、このイースターエッグ型の皿にぎっしり作った年もありましたが、今年は二人分なのでこれだけ。
(卵の値段、この頃やたらと高いし・・・)

キユーピーマヨ、粒マスタード、塩コショウと、ほんの少しのカレー粉、ごく細かく切ったピクルス少々を使うのが我が家流です。
上には、tajin というメキシコのスパイスと、ドライパセリを振りかけて、ちょっとおめかし。


バゲットに乗せたのは、去年家で育てたバジルで作ったペストジェノベーゼ(冷凍保存している)とマヨネーズ、ガーリック、パルメザンチーズ、塩コショウを混ぜたもの。
サンドライトマトのみじん切りも足しちゃった。

英語ですが、こちらのレシピを参考にしました。

あとは適当に色々混ぜたサラダと、冷凍のムール貝
ムール貝には、いろんな色のパプリカを刻んだものを乗せるつもりだったのですが、貝が思ったより小さくて無理でした。
せっかく刻んだパプリカは、サラダのほうに混ぜてしまいました。
 ⇒ Mussels Vinaigrette (このサイトのようにしたかったのですが)

買物に行かなくても、家にあるもので全部できて、めでたしめでたし。
プライムリブやハムは重たく感じるようになってきて、ジジババにはこの位がちょうどいい。


ミネソタに住み始めたばかりの頃は、毎年我が家に親戚と友人を招いてイースターを祝っていました。
でも、それぞれ子供たちが結婚したり遠くに引っ越してしまったり、孫が増えて大所帯になったり・・・
家族形態が変わり、みんなで集まるのはだんだん難しくなってきています。

イースターの時期は、我が家の長~いドライブウェイは雪に埋もれていたり、雪解け水でぐちゃぐちゃだったりで、運転に困難を極めることも多いしね。


食後のコーヒーと共に、昨日焼いたイースターのクッキーを食べていたら、待ちわびていた Common loon(ハシグロアビ)の声が、今年初めて湖から聞こえてきた!!
ルーンは、ミネソタの州の鳥に指定されています。
夏が終わるともっと南に渡ってしまいますが、今頃の時期にまた戻って来てくれるのです。
イースターに、何よりもの喜びでした。

画像はこちらのサイトより

クッキーの写真は撮るのを忘れ、もう残り少なくなってしまったので、前に載せた写真を再利用します(笑)
可愛くて、美味しいよ~ 小さいので、ついたくさん食べちゃう♪


イースターの飾りはきれいなパステルカラーのものが多く、春の気分になれて見ているだけでウキウキします。


いただきものの新顔。手作りだそう!
子ウサギが、お母さんウサギのお腹のポケットにいるような・・・? 
カンガルーの親戚なのか???


庭には、本物のウサギたちが遊んでいました。


カエルの声も少しずつ聞こえるようになり、ミネソタにもやっと春が近づいたようです。

2025/04/12

アメリカの不動産オープンハウスは本当に楽しい♪

我が家は町から結構離れていて、土地が広すぎて年と共に維持が大変になってきたため、長期計画で引越を考えています。

まずは買い手が見つからないと動けませんけれど、どんな物件が売り出されているのかは不動産サイトで常にチェック。
長い冬の間、不動産の売買は停滞していましたが、暖かくなるにつれてまた活発になってきました。

先週とても久しぶりに「おおっ!!!」と叫びたくなる物件を見つけ、一度見てみたいなと思っていたところ、さっそく Open House オープンハウスの表示♪

オープンハウスとは、〇曜日の〇時から〇時まで(普通は週末に2時間ほど)という期間限定で、予約なしで誰でもその家を内見することができるシステムです。
(アメリカにはオープンハウスという名の不動産会社も存在しますが、それとは別の話です)
家の持ち主はしばらくどこかに消え、担当の realtor(不動産仲買業者)がにこやかに待っていて、案内してくれます。
時には、ドリンクやクッキーなどが用意されていることも・・・

また、当日はその家の周辺に Open House と表示された不動産会社の看板が立つので、興味本位、または暇つぶしで、ふらりと立ち寄る人もめずらしくありません。

オープンハウスに行くのが趣味のひとつか?と言われるほど、あちこちに出没している私は、町中の realtor に顔を覚えられているかも(笑)
すぐに買う予定がなくても、realtor も自分の会社を宣伝しておきたい下心もありますから、歓迎してくれます。

今回見に行ったのは2007年に建てられた家で、居住面積は2,047スクエアフィート190平米という換算です。
地下も広い倉庫になっているので、それも含めるとかなりの広さになります。

ウォークインクロゼットとバスルーム付きの主寝室の他に、寝室が2つと、書斎やエクササイズルームとして使える部屋が1つ。
ガレージも、車3台分という余裕!

土地はちょうど2エーカー(2,448坪)で、この町のちょっとした家としては平均よりやや広い。
(年寄りには、芝刈りは大変かも・・・)

正面

裏側

玄関ドア

リビングルーム

キッチン
ダイニングルーム

主寝室

こんな素敵な家が、大学、高校、中学、小学校、主な買物施設、飛行場などまでそれぞれ数分(もちろん、徒歩でなく車でね)という素晴らしいロケーション。
それでも、主要道路からは少し引っ込んでいて静かな環境なのです。
木に囲まれていて、隣家も全く気になりません。
フェンス付きの大きなガーデンもあり、野菜を植えたらたくさん収穫できそう♪

価格は $459,000 ですって。今日のレートですと6,590万円
そこのあなた、いかが?

不動産サイトには「〇パーセントの確実ですぐに売れるだろう」という表示もあるのですが、それが98%になっていました。
たくさんの人が見に来ていたので、きっともう誰かが飛びついて、既に交渉段階に入っているだろうな・・・

唯一気になるのは、Jehovah's witnesses(エホバの証人)の教会にやたらと近いことで、勧誘が激しいかも(汗;)
彼らは、はるばる我が家にもやって来たことがあります。


「オープンハウス」は既に引越してしまった空っぽの家のこともありますが、大抵はまだそこに住んでいるそのままの状態を見せてくれます。
実際に家具が配置されていると、部屋の大きさもイメージしやすく、こんな風に使うといいわね~と、とても参考になります。

日本で不動産物件を探す時は、平面による間取り図を頼りにするしかないと思いますが(今は違うかな?)、こちらの不動産サイトには各部屋の様子が写真に載っているのが大きな違いです。
壁の色や床材、窓がどの位あってどの程度光が入りそうか、庭はどんな様子か・・・など全てわかります。

その代わり、全体の間取り図が載っていないことが多いのが不思議だけど。
(物件によっては、動画や3Dによる詳しい間取り図が表示されることもあります)


「オープンハウス」に熱心に出かけてしまう理由は・・・

もしこの家に住むことになったら、この家具はあそこに置いて・・・と妄想するのが楽しい。
持ち主は、家を最高の状態で見せようときれいに片付けているため、掃除断捨離のモチベーションが上がる。
あちこち出かけることで、この町の地理にとても詳しくなる。
たくさんの物件を実際に見るうちに、次第に相場感覚が身につく。

「こんな所には絶対住みたくない」という残念物件にも、いくつか出会ったことがあります。
写真の魔術で、サイトに載っている写真のほうが実際の数倍良かったり、ペットの臭いが気になったり、交通量が多くて騒音が無理そうだったり。

アメリカの田舎で、不便さには何かと我慢を強いられているのですから、「静けさ」は絶対に譲れないかな。
「オープンハウス」に行く度に、実は欲張りになっていく気もしています。

この前会った realtor にも言われましたが、うまいタイミングでトントン拍子に決まることもあるので、いつもチェックしていてください・・・とのこと。
はい、そうします。

2025/04/01

19年目ぶりに演奏、ドヴォルザークの「新世界より」

何かと忙しかった3月が終わって、ほっとしています。
今年も「2月は逃げる、3月は去る」でした。
私の場合は、コンサートが続くのでよけいにそう感じるのかもしれません。

昨年は、大雪の予報のせいでプログラムを短くしなければならないハプニングがありましたが、今年3月30日のコンサートは天気に恵まれて良かったです。
(でも今夜から降り始め、明日は1日中の予報!)

今回はとてもエキサイティングなプログラムで、お客様の反応が特に素晴らしかったです♪
まずは、「ウエストサイドストーリー」より「マンボ」という曲。
3/14のブログ記事に書いた通り、出だしが「ひょっこりひょうたん島」にそっくり!

前回はおとなしめのバージョンを載せましたけれど、今日はもうひとつ別の動画をご紹介します。

私が大好きなべネズエラの指揮者、グスターボ ドゥダメル Gustavo Adolfo Dudamel 率いるシモン・ボリバル交響楽団 Simon Bolivar Symphony Orchestra の演奏は、まるでロックコンサートのノリ!!

テンポもめちゃくちゃ速く、団員が立ち上がって「マンボ!」と叫んだり、楽器をクルクル回したりする様子、見ているだけでワクワクします。



いつものコンサート以外に、その2日前に小学校高学年の子供たち向けのコンサートもあり、私たちはその時も「マンボ」を演奏しました。
客席の子供たちもみな、団員の「マンボ!」の掛け声に合わせて1000倍の声を出してくれ、めちゃ楽しかったです。

2曲目は、オーケストラ団員のひとりである Eric Sundeen さんのマリンバソロによるコンチェルト。


彼はいつも完璧で、絶対に信頼できるパーカッショニストです。
地元の大学の教授でパーカッションを教えていますが、アメリカ国内だけでなく、イギリス、オーストリア、ロシア、チェコ、キューバ、メキシコなど色々な国で演奏活動も行ってきたそう。

ユニークなこの長~いお髭を、いつか触ってみたい気がするのですが・・・怒られちゃうかな。
ソリストとしてマリンバを演奏する姿は、本当に生き生きとした様子。
いつもはご自宅の地下室で練習しているそうで、こうしてステージでライトを浴びながら、他の楽器と合わせるほうがずっと楽しいと笑っていました。

コンサートでは、彼の生徒たちも他の鍵盤打楽器を担当し、息の合った素晴らしい演奏を聴かせてくれたのです。

YouTube では Tomoya Aomori さんという日本人らしき方のソロによるものを見つけたので、ここに張り付けておきます。
とても洗練された、素晴らしい演奏だと思います。

どんな方なのか気になって「青森ともや」でググったら、「株式会社ともや 青森工場」というホタテ貝の通販をしている会社が出てきてしまったのですが(笑)



このマリンバコンチェルトは、1986年に Ney Rosauro というブラジルの作曲家によって書かれたそう。
ブラジルの伝統的なリズムとメロディーが多用され、それを体でちゃんと感じ取らないと演奏できません。
CDとプロモーションビデオにより、あっと言う間に人気が出て、世界中で今までに3,000以上のオーケストラによって演奏されたそうです。


そして休憩後は、チェコの作曲家アントニン・ドヴォルザーク  Antonín Leopold Dvořák の最高傑作とされる、交響曲第9番「新世界より」です。
まだ日本に住んでいた2006年に、所属していた東京のアマチュアオーケストラで演奏したことがあります。
その時は、私はセカンドヴァイオリン担当でした。

その頃ミネソタの大学に通っていた息子は、夏休みで日本に帰国していて、そのオケの定期演奏会にエキストラとして出演。
彼はファーストヴァイオリンだったのですが、家で一緒に練習した記憶はほとんどありません。
演奏会後の打ち上げにも出ずに、彼女と一緒にさっさとどこかに消えちゃったし・・・
一緒に記念撮影した証拠写真は、しっかり残っているけれどね。

「新世界より」は、ドヴォルザークが音楽院の院長として招かれ、アメリカに滞在していた時に作曲されました。
故郷ボヘミアに向かって、「アメリカって、こんなにおもしろい国だよ~」と知らせたい思いがあったのではないでしょうか。
今のアメリカは、何だか世界の嫌われ者になりつつあるのが残念なのですが。

第2楽章は、日本人なら誰でも聞いたことがあるのではないかしら。
「遠き山に日は落ちて」の歌詞で始まる「家路」は、わらべ歌などによく使われる音階で構成され、大変親しみが持てます。
学校や公園などの公共施設で、夕方の帰宅時間を知らせる曲としてよく流れますね。
その話をこちらのオーケストラの友人たちにしたら、「演奏途中で帰らないでね」と笑われました。。。

第4楽章にはハイスクールの生徒たち20名ほども加わって、すごい迫力となりました。
彼らは、金曜の子供たち向けのコンサートにも出演してくれ、コミュティーオーケストラならではの素敵なコンサートになったと思います。

私たちのオケの女性指揮者は、背がスラリと高くて宝塚の男役みたいな雰囲気で、下の動画の指揮者、西本智実さんに、指揮をする姿が似ている気がします。



クラシックの曲のコンサートでは、最終楽章の最後まで拍手は控えるのがマナーとされていますが、今回は楽章が終わる度に盛大な拍手!! こんなのは初めて・・・
これほどまでに楽しんでくださっているのだから、マナーなんて堅苦しいこと言わなくてもいいよねと思ってしまう、本当にノリの良いお客様でした。


♪3月30日のコンサートプログラム♪ 

     ”Mambo" from West Side Story ウエストサイドストーリーより「マンボ」      
      (Leonard Bernstein)

     Concerto for Marimba and Orchestra, No. 1, Op. 12 オーケストラとマリンバのための協奏曲
      (Ney Rosauro)
       Ⅰ. Saudação (Greetings)
       Ⅱ. Lamento (Lament)
       Ⅲ. Dança (Dance)
       Ⅳ. Despedida (Farewell)
 
           Intermission
       
     Symphony No.9 in E Minor, Op. 95 "New World" 交響曲第9番「新世界より」 
      (Antonin Dvořák)
       Ⅰ. Adagio - allegro molto
       Ⅱ. Largo
       Ⅲ. Molto vivace
       Ⅳ. Allegro con Fuoco

2025/03/26

初めて孫たちとセントラルパークへ

先週土曜日から昨日(火曜日)まで、娘が孫2人と共に我が家にやって来ました。
婿殿は、ワンコ2匹と共に留守番です。

娘のリクエストに従って数々の料理を作り、もうすぐ1歳11ヶ月になる孫娘の相手をみっちりとして、2日後に2ヶ月になる孫坊もたくさん抱っこ。
毎晩2人をお風呂に入れるのも任され、みんなが帰った後、ジジババはへとへとになりました(笑)

大雪が降った日曜の翌日、月曜は快晴で暖かく、外で過ごすのが気持ち良い日でした。
雑木林の真ん中に作った「セントラルパーク」にみんなで出かけ、キャンプファイヤーを楽しむことに。

孫坊は行く途中で眠ってしまい、ずっとスヤスヤおねんねでしたが、孫娘は大喜び♪
キャンプファイヤーの名物お菓子、スモア S'more も初体験。
ちょっと怖いけれど、マシュマロを炙るのも、孫娘にやらせてみました。


こんがりしたマシュマロを、ハーシーチョコレートと共に、グラハムクラッカーに挟んで食べるのが正式です。
孫娘は、手も顔もべとべとになりながら食らいついていました。

火に手をかざすことも覚えて、帰ってきてからも私たちが "Fire" と言うと、腕を伸ばして火にあたるような動作をするのが可愛らしく、つい何度もやらせちゃった。


彼女は、何でも自分でやってみたい時期です。
言葉は割と遅いほうだと思いますが、"Help, please." とご丁寧に言うのを覚えて、やりたいことがどうしてもできないと、助けを求めてきます。
舌足らずなので、初め "Help, please." が "happy" に聞こえて、夫も私も???でしたが。

同じことを、飽きもせず何度も繰り返す時期でもあります。
自分でを履いては、いちいち得意げな顔をするので、私たちも大げさに褒めてやります。
そして、すぐに脱いでしまって別の場所に持って行き、また元の場所に戻して履く・・・ということを一体何回繰り返したことでしょう。

人間って、こうやって色々なことをひとつひとつ覚えていくのだなあと、感心してしまいます。
人生はまだ始まったばかりで、これから先、覚えなくてはいけないことがまだまだたくさんね。


孫坊に会うのは生まれた時に手伝いに行って以来でしたので、成長ぶりに驚きました。
体重も増え、背もずいぶん伸びて、少し前まで娘のお腹の中にいたのが信じられない。。。

表情がとても豊かになり、にっこり笑いながら長いこと見つめてくれると、グランマのハートは鷲掴みにされてしまうのです💛
この顔は何だか懐かしい気がするぞ・・・と感じ、知っている人の顔をあれこれ思い浮かべると、26年前に亡くなった義母の若かりし頃と、義母にそっくりとよく言われる姪のひとりに似ていることがわかりました。

こうやって遺伝子が受け継がれていくことが、とても不思議ですね。



だいぶ前のことになりますが、今年も友人夫婦2組を招いて聖パトリックの日 St. Patrick's Day のお祝いをしました。

 セントパトリックスデーについて詳しいことは、こちらの記事をどうぞ

いつものコーンビーフなどに加えて、色々作ったよ。
とにかく「グリーン」がテーマということを意識しました。




アイルランド系は実はひとりしかいなかったけれど、関係なくみんなで楽しく祝うのです♪


食事の後は恒例のビンゴ大会となり、夜遅くまで大騒ぎ!

5年前のちょうど今頃の時期、ミネソタにもコロナが蔓延してきたため「自宅滞在命令」が出て、ビクビクした毎日だったことを思い出しました。
セントパトリックスデーの集まりも、3月のコンサートもキャンセルせざるを得なくなったのでしたっけ・・・

またこうしてみんなで色々楽しめるようになったことに、改めて感謝です。