コロナのため閉鎖されていたカナダとの国境が、数週間前にやっと一般旅行者に向けてもオープンになりました。
夫は親戚と友人と共に、約2年ぶりに出かけることに・・・
カナダにあるウッズ湖にキャビン付きの小さな島を所有しているのですが、ずっと行けずにいたため、オープンのニュースにみんなルンルンです♪
カナダの島については、以前詳しく書いたことがあるので、そちらをご参照ください。
コロナ以前は国境を越えるのは簡単でしたが、両国民の安全を守るために、今はとても厳しくなっています。
まずは規定数のワクチン接種が完了していることを証明しなければならず、ワクチンを受けた小さなクリニックから、ミネソタで一番大きな病院メイヨークリニック経由で、地元の総合病院に記録を転送してもらいました。
さらにカナダへの入国72時間以内に検査を受けて、結果が陰性だったという証明も必要です。
夫は先週検査の予約をして、昨日の朝受けてきました。ドライブスルー式で、待たずに済んだそう。
女性スタッフひとりだけで2レーン受け持ち、長い綿棒をそれぞれの鼻の穴に突っ込んでチョコチョコ・・・大変なお仕事です。
結果は、オンライン上でアクセスできる病院の「マイアカウント」に送られるとのことですが、どの位時間がかかるのかわからずイライラ。。。
今日出発の予定で準備完了で待っていましたけれど、結果がわかったのは昼過ぎでした。
同行者同士で結果を確認し合った後、各自プリントアウトが必要だったようです。
(誰かが陽性だったら悲劇だったな・・・)
カナダ政府のウェブサイトにも、色々書き込まなければいけなかった様子。
プリンターの調子が悪くてかなりの時間がかかり、やっと2時頃にご出発!
てんやわんやの騒ぎを見守っていた私も、やれやれ・・・の心境でした。
デザート用に持たせたのは、これです。
ココアとシナモン・ナツメグ・クローブなどのスパイスを混ぜ、ラムレーズン・チョコレートチップ・クルミも加えた、香り豊かでしっとりしたケーキ。
★レシピはこちら ⇒ スパイシーアップルソースケーキ
2週間前に既に島に行って来た義妹夫婦の報告によれば、泥棒が入り(!)色々直さなくてはいけない箇所はあるものの、決定的なダメージはないとのこと。
ひと通りの掃除も草刈りもしてきてくれたそうで、ああ有難いこと・・・
夫たちも、修理だけでなく釣りを楽しむ時間などもあればいいなと願っています。
(おみやげ、よろしく♪)
コロナについては、夫のテスト結果が陰性だったということは、行動を共にしている私も大丈夫と勝手に解釈しました。
先週後半は連日お付き合いの集まりごとで忙しかったけれど、久しぶりにネコのキキと一緒に静かにのんびりしようっと!
ミネソタでもデルタ株が暴れ始めているので、せっかくオープンになったカナダとの国境もいつまた閉じてしまうかわかりません。
ボートを引っ張って北を目指す車をたくさん見かけますけれど、これがずっと続くようにと祈っています。
デルタ株に対しては、この辺ではまだそれほどの危機感を持っている人は少ないようで、どこのレストランもバーも大賑わい。
季節柄、大勢でのピクニックなども頻繁に行われ、以前と同じようにぎゅ~っとハグするご挨拶も復活です。
手洗い?うがい?そんなもの、どこへ行った?という感じ。
ソーシャルディスタンスの概念も、すっかり消えています。
それに、ワクチン反対派の人までハグにはちゃっかり混ざっていて、アメリカ人は何を考えているのかよくわからない。
今でもハンドサニタイザーを使いまくっている私って、神経質な人に思われているかしら・・・
反対派の多い南部の州などでは医療崩壊も起こり始め、慌ててワクチンを接種する人が増えていると聞きます。
今から5、6週間は待たないと、接種完了扱いにはなりませんけれどね。
高確率で予防できるようになったのに、受けなかったためにコロナが重症化し、深く後悔しながら亡くなる方もいらっしゃる一方、ワクチンが引き金となって心疾患などで亡くなる方もいらっしゃる。
不信感を持つ方に、ワクチンを無理にすすめるわけにもいきません。
結局は、それぞれの運命ということになるのかな。。。
私たち夫婦は、ネガティブな情報はあまり入ってこなかった早い時期にワクチンを受けたため、接種後は安堵感しかありませんでした。
今の日本のように様々な情報が飛び交う状況だったら、迷って接種を躊躇していたかもしれません。
接種後に起こる副反応は大したことなかったけれど、数年後にどんな副作用が出てくるかわからないというのも確かに恐怖です。
5年後にみんな死ぬことになる・・・などという陰謀論もありますね。
それでも、特に私たち世代は親しい人たちのほとんどがワクチンを受けてしまった今、受けなかったことで将来少数派として生き残るのも寂しいだろうな・・・みたいな気持ちです。
ただし、これから未来の待っている若い世代については確かに心配ですよね。
子供たちについては、ワクチンを受けるか受けないかは親が決めることになるのでしょう。
各自が大変な決断を迫られる時代に生まれ合わせてしまったこと・・・
これもやはり運命なのかな。
将来の歴史の教科書に、今回のパンデミックがどのように表現されるのか、ちらっと覗いてみたいような気がします。