それでもこの辺では、「まさかこんな田舎までは来ないだろう」と、まだどこか他人事に感じている方が多いのですが・・・
画像は Nextbigfuture より |
今週はじめ、身近にちょっとした事件(?)がありました。
夫の元同僚の息子さん一家5人が、韓国からこちらにやって来るとのこと!
勤務先のインターナショナルスクールが休校となってしまったため、こちらに所有しているキャビン(湖をはさんで我が家の向かい)にしばらく泊まることに決めたそう。
いつもは夏だけ使うキャビンですが、一応冬でも使えるようにはなっています。
連絡があったのが到着予定日の2日前で、私たちは大慌て。
雪がものすごく深く積もっているから車の乗り入れが無理だとか、暖炉の薪はどうするのかとか、夫がメールで色々とやり取りしました。
それは既に手配して、除雪も薪も誰かに頼んだそう。レンタカーを借りるので空港への迎えも不要とのこと。
そうか~、
最初は行き当たりばったりのように聞こえたけれど、ちゃんと計画して本当に来るんだ・・・
それに、私たちにはなるべく迷惑をかけないようにと考慮してくれているのもわかりました。
ただし、夏からずっと使っていないキャビンは温まるまでに時間がかかりますし、すぐに井戸水が使えるわけでもありません。
ですから到着日は我が家で夕食を共にし、一晩の宿を提供するつもりで、彼らにもそう伝えていました。
長旅の後は、ゆっくりシャワーも浴びてから寝たいですものね。
ところが、それからが大騒ぎ!
御一行様到着日の前日、夫が男子飲み会(笑)でみんなにそのことを伝えたら、「ええっ、韓国からの人たちを受け入れるのか?」とその場が騒然となったそう。
彼らの帰宅後にそれが奥様方にも即伝わり、大反対の嵐となりました。
コロナウイルスの潜伏期間は2週間以上のこともあり、症状が出ていなくても人から人に伝染するケースもあるそう。
万が一彼らが感染者で、私たち夫婦にうつり、それがみんなに広まったらどうするのよ!!と。
(こちらの習慣で)みんなでハグし合ってご挨拶し、至近距離でおしゃべりも続くでしょう?
タオルや寝具を使わせ、ネコのキキと遊ばせたりもするでしょう?
それは危なすぎると釘を刺されました。
確かにそうだ・・・
誰だって自分と家族の命を守る責任があるので、感染は例え0.01%の確率だとしても、0%でない限り不安を感じるのは当然です。
夫もニュースで韓国におけるコロナウイルスの実態を詳しく知るにつれ、いつもの「誰でもウェルカム」の態度のままではいられなくなりました。
申し訳ないけど、今回は電話で話すだけで一切会わないことに決定。
とてもフレンドリーで、天使のように可愛らしい三姉妹の成長ぶりも見たかったのですけれどね・・・
彼らもそれについては全く問題なく理解してくれ、「ご心配なく。ちゃんと self-quarantine(自宅待機 / 隔離)するよ」と笑っていたようです。
危険が身近に迫っていそうな韓国で過ごすより、きれいな空気を思い切り吸えるミネソタに来たいと思った彼らの気持ちもよくわかるだけに、私たちも辛いところです。
お嬢さんたちを守ろうとしているのは、彼らも同じですから。
こちらとは時差があるので大変だけれど、休校中はオンラインで教えたり授業を受けたりするのだそうです。
日本でも全国一斉の臨時休校が決まったそうですが、やはりそのような方法を取ることになるのでしょうか。
いきなりの決定で、保護者もさぞ混乱していることでしょうね。
名前のせいで、コロナビールの売れ行きも落ちているらしい |
偶然彼らの到着日に重なりましたが、私は前から約束していた女子ランチ会へ。
心優しいアメリカの友人たちも、やはりこの件に関しては「お願いだから、感染の広まっている国からは誰も来ないで~」というのが本音であるのを実感しました。
それは、当然ですよね。
みんなシニア年代ですし、家族が持病を抱えている人だっています。
もし無知によってウイルスをうつされ、自分は軽症ですんだとしても、自分がうつしてしまった誰かが亡くなるなんてことになったら、犯罪者扱いされても仕方のない怖い状況かも。
息子夫婦が日本から来る予定の夏までに事態が収束していないと、私たち夫婦はとても難しい立場に立たされそうです。
東京オリンピックもどうなるのだろう・・・IOCによる開催是非の判断は、5月下旬だそうですね。
予定通り開催OKという状態になっていますように。。。
もっと色々と書きたいことがあるのですが、長くなるので続きはまた次回にね。
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