私たち夫婦は現在、とんでもなく辺鄙な場所に住んでいます。
周りに食料品店など何もないので、週に数度は、約30分車を飛ばして町に出かけなければなりません。
でも、とにかく広々として豊かな自然に恵まれていることに喜びを感じながら、今までずっと暮らしてきました。
所有している土地全体は300エーカー近くあり、雑木林や草原、渓谷など変化に富んでいて、ウォーキングにはうってつけ。
そして、家の周りの芝に囲まれたいわゆる「庭」だけに限っても、2エーカーあります。
そう言われてもピンときませんが、坪に換算すると2エーカーは2,448坪とのことです。
夏の芝刈りや雑草取り、秋の落ち葉かき、冬の雪かき、そりゃ大変なはずだわ~
私たち夫婦も、年を重ねるにつれ、それらの仕事が次第に負担になってきました。
真冬の吹雪後と春の雪解けの時は、舗装されていない長いドライブウェイがとんでもない状態になることも多いですし・・・
目の前が湖という美しい景色と、静けさとプライバシーは捨てがたいものの、あまりヨボヨボになる前に町中に引っ越したほうがいいかもね、と最近夫婦で話し合っています。
まだ具体的にいつとは決めていず、先のことになりますが、最近は不動産サイトにどんな物件が紹介されているかチェックするのが楽しみです。
今日見つけたのがこれ! 何と1941年に建てられた家ですって!!
真珠湾攻撃により太平洋戦争が始まった年ではないですか・・・
一体、中はどうなっているのだろうと、興味津々♪
色々と手を加えて、とても明るくモダンな雰囲気に生まれ変わっていてびっくり。
今のオーナーが趣味の良い方たちのようで、まるでインテリア雑誌を眺めているみたい。
玄関の扉を開けたところ。
我が家もこんなアーチ形の壁になっているので、何だか親近感がわきます。
主婦にとって一番気になるのはキッチン。こぢんまりと使いやすそうです。
最近の建売住宅は、キッチンがオープンになっているのがお約束みたいな感じですが、私はこのような独立型のほうが料理に集中できて好きだな♪
軽食も取れる小さなアイランドも、便利そうです。
ダイニングルームとは、壁を隔てています。
まあ、お皿をいちいち運ぶのが大変と言えば大変かもしれませんが、お客様を招いた時には楽屋裏が見えないほうがいいと、私は思うのでね。
こちらはリビングルーム。
アメリカの家って、「玄関」がなくて、ドアを開けるといきなりリビングルームやダイニングルーム・・・ということも結構あるのですが、この家は一応壁があるので許せるかな。
そして
主寝室。落ち着けそうなスペースです。
スクリーンポーチもあるよ! コーヒータイムやカクテルタイムにいいかもね。
隣家はすぐそこに迫っていますが、フェンス付きで、これだけの広さの庭が付いています。
2階建てで地下室もあり、全部で4寝室と2つのバスルーム付きで、お値段は284,500ドルですって。
今は円安で1ドルが約149円なので、円に換算すると約4,243万円となります。
専有面積は、地下室は含まないで1,572平方フィート、約146平方メートルです。
この辺の家にしては小さめだけれど、あまり広いと掃除が大変だしね。
町のど真ん中で、大学にも歩いて行ける距離♪
オーケストラのリハーサルを行うバンドルームには、徒歩5分位で行けそうです。
買物も、日本でしていたみたいにママチャリで行けちゃいそう。(でも、ママチャリはここにはない。。。)
土地の広さは8,712平方フィートということで、これまたさっぱりわかりません。
少し郊外の他の物件に比べるとかなり狭く感じるのですが、坪に換算すると244.8坪とのことで、実は結構広い!
でも今の家のちょうど1/10ですから、庭の手入れはずい分楽だろうなあ。
多分、この物件はお得でロケーションも最高なので、すぐに買い手がついてしまうと思いますが、しばらく楽しい想像に浸るとしよう。
町の中心地には、このような古い家が他にもたくさん残っています。
中には、100年以上前に建てられた家もあるようです。
皆さんそれぞれ色々と手を加えて住みやすくしながら、大切に使っているのがすごいですね。
日本では、戦前の家なんてとても使えたものではないと思いますが。
それにしても、色々な物件を眺めていて、「なぜなのだ・・・?」と感じることが色々。
上に書いた、「オープンすぎる玄関」もそのひとつです。
これらの疑問については、またいつか書きますね。
追記:翌日サイトをチェックしたら、予想通りこの物件には既に Contingent の表示が!
既にオファーがあって、契約に入ったようです。
皆さん、行動が早いな!
おまけ:不動産サイトに載っている写真は、大抵はきちんと整った部屋の様子が写されています。
でも時々、何を血迷ったのかこんなのが・・・!
これはジョークなのだろうか。。。