少し遅れて先週土曜日に、サンクスギビング (感謝祭) のパーティーを我が家で行いました。
賑やかな数日間を共に過ごした娘と義弟も今朝帰り、やっと静かな時間が戻ってきたところです。
今年は、全部で13名集合でした。 多忙な娘は、車ではなく飛行機で・・・ 片道たったの40分だったそう。
めずらしく、家族だけでゆっくり過ごす時間も持てて嬉しかったです。
続々と集まるゲストたちにカクテルやオードブルを振る舞った後、友人の1人が、食前の祈りを捧げてくれました。
みんなが健康でこうして一緒に時間を過ごせること、収穫の恵みなどに感謝した上で、お食事開始。
感謝祭だものね、いろんなことに改めて 「ありがとう♪」 を言う良い機会です。
当たり前のように思ってしまいがちですが、親しい人々全員が今年も元気に季節のイベントに参加できるということは、奇跡に近いのかも。
年を重ねるにつれ、そのことを非常に有難く感じるようになってきています。
料理はいつものように持ち寄りでしたので、私たちの負担はかなり軽減。
メインのターキーとローストビーフの他、手作りレフサ、ビーンサラダ。
ほうれん草・フェタチーズ・スライスアーモンド・ストロベリー・ドライクランベリーのサラダ、夫作ガーリックマッシュポテト、上の義妹の定番ワイルドライスを使った一品など。
スナップエンドウ snap peas とゆで卵のサラダ、下の義妹の定番ジェロサラダ。 (甘くてデザートみたいだけれど、おかず扱い)
ネコのキキは、いつの間にか自主的に疎開していました。
誰かが持ってきた箱が、すこぶる気に入った様子。
山盛りの、娘のお皿。
サンクスギビングのご馳走を前に、みんなとても嬉しそう・・・
お腹いっぱいでしたが、デザートは別腹なのだ♪
友人たちが作ってくれた、チョコレートチップクッキー、スイートポテトパイ、アップルパイ。
サンクスギビングの日、アメリカ人が摂取するカロリーの平均は約4,000キロカロリーですって!
さもありなん・・・と思うメニューですね。
いつも何となく、茶色系のものが集まりがちな持ち寄りパーティー。
今年私が作ったのは、見た目がもっとカラフルになるよう意識したものです。
沸騰後2分間だけ塩茹でしたスナップエンドウに、刻んだゆで卵・キユーピーマヨネーズ・ディジョンマスタード・塩こしょうを合わせたソースを乗せたサラダは、とても簡単。
皆さんがお好きなのはわかっているので、心配なし。
今回初めて作ったメキシカンビーンサラダの評判はどうだろうかと、ちょっとドキドキ・・・
お味がよく馴染むよう、前日の午前中に用意しました。
ほとんどがサンクスギビング定番メニューの中で、鮮やかな色合いも、少しだけスパイシーな味も、ほどよいアクセントになったみたい。
日本人の私が、伝統的なアメリカ料理に対してメキシコ料理で攻撃をしかけるって一体?と言われそうね (笑)
栄養のバランスもいい感じだと思うし、喜んでいただけてよかった!
翌日日曜日の夕食は残り物特集だったのですが、ますます味がしみておいしくなっていました。
最後に、レシピを載せておきますね~
アメリカの料理サイトでみつけた一品、カロリーを抑え気味にしたりして、少しアレンジしています。
元のレシピ (英語) はこちら ⇒ Mexican Bean Salad
一応8人分ですが、今回のように他にも色々な品がある時には、倍ぐらいの人数でも十分すぎるほどの量です。
材料は多くても、作り方はシンプルですので、ぜひ試してみてね。
メキシカン ビーンサラダ
材料
ブラックビーンズ (黒インゲン豆) 1缶 (15オンス / 425g)
ダークレッドキドニービーンズ (赤インゲン豆) 1缶 (15オンス / 425g)
カネロニビーンズ (白インゲン豆) 1缶 (15オンス / 425g)
グリーンベルペッパー 1個
レッドベルペッパー 1/2個
オレンジベルペッパー 1/2個
冷凍コーン 10オンス (284g)
紫玉ねぎ 小1/2個
オリーブオイル 1/3カップ
レッドワインビネガー、アップルサイダービネガー、ホワイトビネガーなど 合計1/3カップ
(割合はお好みで。 今回はアップルサイダービネガーとホワイトビネガーを、2対1の割合で使用。)
ライムの絞り汁 大さじ2
レモンの絞り汁 大さじ1
グラニュー糖 大さじ1
塩 大さじ3/4
黒コショウ 小さじ1
みじん切りにんにく 1片分
クミンパウダー 大さじ1/2
チリパウダー 小さじ1/2
好みでシラントロのみじん切り 1/4カップ
作り方
1) 豆類をそれぞれの缶からザルにあけ、流水でさっと洗っておく。
2) 紫玉ねぎはみじん切りにし、塩と酢 (分量外) 少々ふりかけ、しばらくしたら水分を絞る。
3) ペッパー類は、コーンと同じぐらいの大きさに揃えて切る。
4) 大きなボウルにビーンズ、ベルペッパー、コーン、紫玉ねぎを入れる。
5) 別のボウルにオリーブオイル以下を入れて、泡立て器でよく混ぜ合わせる。
6) これを4) のボウルに注ぎ、全体をよく混ぜ合わせて冷蔵庫でしばらく (できれば一晩) 冷やす。
*アメリカの計量カップは、1カップが約240ccです。
★シラントロ cilantro について
サルサなどのメキシコ料理によく使われる香草。
タイ料理ではパクチー、中国料理では香菜 (シャンツァイ) と呼ばれます。
大好きか大嫌いか、好みが極端に分かれます。
今回のビーンサラダも、シラントロのみじん切りは混ぜずに別の小さなボウルに入れ、自分で混ぜるスタイルに。
夫も私も好きですが、娘は大の苦手・・・石鹸の味がするのだそう。
(石鹸を食べたことがあるのか!?) (゚Д゚;)
日本では、カメムシの味がするという意見も。。。 これも、「いつ食べたっ?」 とツッコミ入れたくなるな。
味にうるさい義弟は、シラントロは好きだけれどコリアンダーはダメだそう。
「えっ、同じ香草のスペイン語と英語の違いではないの?」 と聞いたら、実や葉を乾燥させてスパイスとして使う時、コリアンダー coriander と呼ぶらしい。
そうだったのか、今まで勘違いしていた・・・ 食材にはとても詳しい人なので、きっと正解なのでしょう。
娘によれば、シラントロ嫌いは生まれつき持つ遺伝子に組み込まれているのだそう。
特定の遺伝子に変異がある人は、シラントロが放つ化合物臭を同じ化合物を多く含む石鹸と同様と見なし、危険物と感じて脳が拒否してしまうのですって。
シラントロは平気な私も、アメリカ人のほとんどが子供の頃から親しんでいるリコリッシュ licorice (日本ではリコリスとも表記) にはウップ!となります。。。
色、形、味、食感、全てが怪しすぎ! こんなものを 「食べ物」 と呼んでいいのだろうか。
(納豆も、外国人にはそのように思われているに違いないけれどね。)
アメリカ育ちでない限り、多分100%近くの日本人はリコリッシュが苦手。
こちらのケースは遺伝子などではなく、単に慣れの問題なのかな。
長くなるので、リコリッシュについてはまた別の機会に書きますね♪
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