おまけのページ

2012/02/04

青春再び!

今日は、今回の里帰りのクライマックスだった
ジュリーとザ・タイガースの元メンバーのコンサート のことを書きます。
(すみませんが、またまた熱~く語ってしまいまいそうですので、興味のない方はさらっとスルーしてくださいね)

話は、41年前の1月24日に戻ります。

当時中学生だった私は、武道館で涙を流していました。
この世界がもう終ってしまうのではないかと思うほどの、悲しみに包まれながら・・・

大好きだったグループ、ザ・タイガースの解散コンサートが、そこで行われていたのです。

当時の雑誌の切り抜きも、まだ大切に持ってます♪



今年の1月24日、同じ武道館の二階席片隅で、私はまた涙を流していました。
今度はジュリーと元ザ・タイガースのコンサートで、年を重ねたメンバーの変わらない友情を目の当たりにしての、
感激の涙でした。

写真は朝日新聞より

普段は解放しないステージ後方席や立ち見席まで、全てが埋め尽くされました。
(13,000人集まったそう!)
前日に降った雪も、みんなの熱気で溶けてしまったほどです。

結婚前、いつもジュリーのコンサートに一緒に行っていた高校からの親友と、小学校からの親友との3人で行けたのもうれしかったです。

メンバーそれぞれにも、客席の元少年少女たちにも、41年もの間には本当に色々なことがあったはず・・・
それでも、気持ちは一気にあの頃に戻ってしまうものですね。
ジュリーの指差しに、あちこちでワーワーキャーキャー大変な騒ぎでした!

当時は、 「黄金の指」 なんて呼ばれていたっけな~


グループ解散後に芸能界をきっぱりと去り、猛烈に頑張って慶応大学を卒業し、高校教師となったドラムのピー(瞳みのるさん)が戻ってきてくれたのが、一番うれしかった。

体型はメンバーの中で一番変わらず、小柄で華奢ですが、とてもパワフルなドラムを聞かせてくれました。
曲順を間違えてみんなをコケさせたり、お茶目な所もそのまんま!!

今もとってもいいお顔してる・・・自分で納得できる人生を送ってきた人の顔ですね。
北京大学にも留学し、中国語関連の本も出版しているだけあって、ステージでの挨拶も北京語ででしたよ♪


味のある役者さんになったベースのサリー(岸部一徳さん)。
低音の歌声も魅力的だし、ベースの腕はかなりのもので、当時も一目置かれていました。
「サリー!」と呼ばれるのは久しぶりで、ファンの声援に「今さら急に言われても・・・」なんて照れ笑い。
客席も爆笑でした。

二人とも楽器からはすっかり遠ざかっていたのに、本当に音が冴えていました!
コンサートツアーのために、1日何時間も練習したようです。
いくつになっても「努力」する人は輝いています。


ギターのタロー(森本太郎さん)は、今でもバンドを率いてライブ演奏を続けています。
彼の作った「青い鳥」などの名曲は、優しさにあふれていて大好きです。

「お母さんは、僕たちを良い時代に産んでくれました」の言葉に、思わずうなずいてしまいました。
あの頃は、みんなが未来に夢を描くことができたキラキラした時代でした。
ジュリーによれば、昔「純情太郎」と呼ばれたタロー、今は「毒舌太郎」なのだそうですが。


ジュリー(沢田研二さん)は、さすがにプロとしてずうっと歌い続けてきただけあるわ~♪
その艶のある声に、体の芯からとろけそうになってしまいます~~

ザ・タイガースのボーカリストとして活躍していたのは、彼がまだ10代の終わりから20代の初めの頃でした。
63歳となった今では、かなり貫禄が(お肉が?)ついています。
でも当時の歌を歌うそのお声は、今でも甘くて切なくて王子様風なの♪

奥様の田中裕子さんと仲良くお酒飲んで、おいしいもの食べて、幸せ太りのようですね。
あんなにしっかり声が出るのも、あの体型のおかげらしいのですけど、もう少し痩せようよ・・・

この日は、病気療養中で歩くのもやっとだったシロー(岸部四郎さん)がお兄さんのサリーに支えられながらステージに上がり、1曲歌うというサプライズまで!!
ワイドショーなどで、激やつれの様子が報道されていたようですが、昔とちっとも変わらないきれいな高音で、
ビージーズの「若葉の頃」を歌ってくれました。

「このステージに立てたのは、全部ジュリーのおかげなんです」とのシローの言葉に、また涙、涙・・・
そう、ジュリーってとても男気のある所が、またステキなのです♪♪♪

写真は朝日新聞より

オリジナル曲だけでなく、コンサートでよく歌っていたローリングストーンズのナンバーなども数曲。
迫力あって、かっこよかったです♪
ストーンズだって、まだまだ現役で頑張ってるものね!
 (ここだけの話。 あの頃は気付かなかったけど、今聞くと英語の発音はちょっと???なところも・・・)


ザ・タイガースはアイドル路線を走らされてしまって、自分たちが本来やりたかったものから離れていき、結局は解散ということになってしまいましたが、演奏技術はかなりのものでした。

41年が経ち、あれやこれやのしがらみも捨て、彼らは心から楽しそうに演奏していました。
ああ、これぞ青春!って思いましたね。
ザ・タイガースの歌は、ファンの心の中の深い深い所で、いつも変わることなく響き続けているのです。

ファン同士でよく、これって宗教みたいね~なんて冗談で言ってますが、決して揺らぐことのない心の支えを持っているという意味では、確かにそうかも・・・?


ところで、海外からのコンサート参戦は私だけではありませんでした。
わかっただけでも、イギリスからも香港からも駆けつけた方がいらっしゃいました!
ファンの人たち、みんな生き生きとしてとても元気です。

コンサートのおかげで、またしばらくゴキゲンでいられそうだわ♪
今回は不参加だったトッポ(加橋かつみさん)のコンサート参加を目標に、また仕切り直しなのですって。

その実現を夢見ながら、このミネソタで、私もまたしっかり頑張ります!!



左からタロー、トッポ、ピー、サリー、ジュリー (シローは途中から参加)


おまけ ’71.1.24 の解散コンサートでは、メンバーもファンもひたすら涙でした

2 件のコメント:

  1. さくら♪さんは1970年の田園コロシアム、そしてビュ-ティフルコンサ-トの両方を生で体験してるのは凄いですよ。
    僕は両方ともビデオを持ってるのですが、結構客席のファンがアップになりますので、ひょっとしてさくら♪さんが映ってたかも・・・41年経っても一瞬であの頃に気持ちが戻れるなんて素晴らしい事です。

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    1. ひろみつさん、コメントありがとうございました!

      ほめられてしまって(?)くすぐったいです。
      41年前のコンサートに行くことを許してくれた親、
      そして、今回許してくれた夫にも感謝しなくては・・・

      外見はずい分変わりましたが、ときめきは忘れず、
      妙に冷めた大人にはならずにすみました。

      ビデオのコレクション、すばらしいですね。
      もし自分が映っているのをみつけたら、
      恥ずかしくて正視できないかもしれませんけどね。

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