おまけのページ

2021/07/26

グリーンカードの更新

ミネソタに移住してから、今日でちょうど10年です。
私自身も、家族や友人も、こんな年になってからのアメリカ暮らしは困難なのでは?と心配していましたが、元気にハッピーに過ごしています。
夫はじめ、家族のサポートももちろんのこと、心優しい周囲の方々に恵まれたおかげです。

移住ビザでアメリカに入国し、グリーンカードを取得したのは8月の終わりでしたが、今年で10年になるのでカードを更新しなくてはなりません。
6月27日に、オンラインで申請書を提出。(結構面倒・・・)
手数料540ドルもクレジットカードで支払いました。

すぐにレシートが届き、biometrics(生体認証) appointment についての知らせも、7月初旬に書類で郵送されました。
内容は指紋採取写真撮影なのですが、それが行われる日が偶然にも、ちょうど10年目に当たる今日7月26日でびっくり!

これ以上あり得ないような細かい字で説明が色々書いてあり、約束の日時をすっぽかしたら、初めからやり直しとのこと・・・
忘れちゃったら大変なので、カレンダーに二重丸をつけておきました。

もし怪我をして傷口があったり、ギプスをつけた状態だったらお断りとのことです。
私は手首骨折前科者なので、いつもより気を付けて毎日を過ごしてきました。

それでも、数日前に庭の花の手入れをしている時に、人差し指の先にチクリと痛みが・・・!
何かの虫に刺されたようで、しばらく少し腫れて痛かったです。
幸い2,3日で落ち着いて良かったけれど、もし悪化していたら指紋とれなかったかも。。。


生体認証は、ミネソタ州隣りのノースダコタ州ファーゴにある Application support center で行われました。
グーグルマップで調べたら、車で2時間40分、自転車で12時間(笑)、徒歩だと丸2日(爆笑)だとさ。

夫と、ちょうどファーゴの空港に用事があった友人との3人で出かけました。
そこに向かう道は途中から平坦になり、広大なヒマワリ畑トウモロコシ畑がどこまでも続きます。
雑木林と湖に囲まれたこの辺りとは、大違いの景色です。



早めに行って、ベトナム&中華のレストランでランチ。
これにスープもついて10ドル以下で、B級だけれどなかなか美味しかったです♪



目的地にも早く着いてしまったので、入り口で約束の時間を早めてもらえるか聞いたら、多分大丈夫だから部屋に行ってみてくださいとのこと。
移民ビザの申請で印象の良くなかった東京のアメリカ大使館と違い、皆さんとてもフレンドリー。

係のお姉さんも、快く中に入れてくれました。
まずは写真・・・運転免許証はにっこり笑顔なので、グリーンカードもスマイルしたほうがいいの?と聞いたら、歯は見せない程度の笑顔でお願いします・・・って。

私の指先は乾燥しているようで指紋がなかなかうまく取れなかったのですが、乾燥肌の人用のローションも置いてあって、何とか無事に終了。ほっ・・・
あとは、新しいグリーンカードが郵送されるのを待つばかりです。

 ★追記:10日後の8月5日に、新しいグリーンカードが無事に手元に届きました。
  やれやれ・・・


帰りは、空が段々暗くなってきて天気が悪化。
何と竜巻注意報で、スマホがビービー鳴りました!

ギリギリセーフで嵐が来る前に家に着いたのですが、雷雨暴風とフルコース。
車は、できたばかりのガレージに入れることができて良かった~


ネコのキキを抱いて、一番安全そうな部屋でしばらくドキドキしていました。
移住10年目の記念日に、「オズの魔法使い」みたいに家が吹き飛んだら笑えないな。

幸いここでは大きな被害はなかったものの、ほんの4マイルほど離れた場所では野球のボールサイズの雹が降り、家の窓ガラスや車のガラスまで割れた所もあったそう!
危ういところでした。


もう先週のことなのでさらっと書くにとどめますが、東京オリンピック開会式は、早起きして6時から通して観ました。
色々な意味でとても感慨深く、途中で何度かウルウル・・・

東京の夜空に浮かんだドローンによる地球

批判する方々もいたようですけれど、日本ならではの素晴らしい開会式だったと思っています。

選手入場があいうえお順というのも、好感持てました。
ギリシャと難民チームに続いて、他国の中でアイスランドがトップだなんて、きっと日本だけでしょうね。

夫に各国の日本式発音を教えながら一緒に観ていたのですが、アゼルバイジャンエジプトなどに爆笑していました。。。
アフリカや小さな島国の中には聞いたことがない国名がいくつかあり、地図を見ながら再確認でした。

ずっと頑張ってきた選手たちのために、とにかく無事にオリンピックが終わりますように。

2021/07/21

ショパンコンクール / ショパンが生身の人間のように・・・

東京オリンピック開幕がいよいよ間近に迫ってきましたが、音楽界ではショパンコンクールの予備予選 preliminary round(7/12~7/23)が話題になっています。
正式名は、フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール International Fryderyk Chopin Piano Competition です。

4年に1度のオリンピックに対し、こちらは5年に1度。
昨年がそれに当たったのですが、やはりコロナの影響で延期になってしまいました。

私が以前ブログに取り上げた角野隼人(かてぃん)さんも出場で、ドキドキしています。


普段はとてもリラックスした様子で YouTube に動画をアップしている彼も、こんな大きなコンクールではやはり相当緊張した様子。
初めのほうは、指が細かく震えていたみたいでした。

曲目は
  ノクターン第13番 Op.48-1
  マズルカ Op.24-1
  マズルカ Op.24-2
  エチュード Op.25-4
  エチュード Op.25-11(木枯らし)
  バラード第2番 Op.38

はあ~~、これだけの難曲、集中力を保ちながら弾き続けるストレスって、想像できないです。
どれもとても素敵な演奏ではあったものの、お得意なはずの「木枯らし」はかなりいっぱいいっぱいになっていた印象で、弾き終わってからちょっと放心したような顔つきでした。

人生全てを音楽に賭けているであろう強者揃いのコンクールで、東大大学院卒という異色な経歴の彼がどこまで行けるかわかりませんが、ファンとしてはずんずん進んで欲しいな。
もし本来の力が出し切れなかったとしても、素晴らしい経験となり今後の演奏の肥やしになることは間違いありません。

ポーランドまでは飛んで行けないものの、ネットで無料で視聴できるとは何と恵まれているのでしょう♪
下の動画で紹介アナウンスは1時間51分あたりから、角野さんの登場は1時間53分頃で、演奏終了は2時間18分頃です。



最後はいつものさわやかな笑顔で、こちらも肩の力が抜けました。お疲れ様~~!!
書類審査と動画審査を通った164名ものピアニストの演奏を聴かなければならない審査員も、本当にお疲れ様です。

約半数しか、予備予選をパスできないそう。
その後10月に1次~3次予選、さらに本選と続くのですから、本当に狭き門ですね。
過去に日本人で好成績を残したのは、中村紘子さん、内田光子さん、小山実稚恵さん、横山幸雄さんなど。
コンクール後の皆さんの活躍ぶりは、ご存知のとおりです。

角野さんの弾いた曲は、マズルカ以外は私もレパートリーに入っているので(人に聞かせるほどではありませんが。。。)、演奏の参考にもなって楽しみました。

今回もう1人注目している反田恭平さんも、既に予備予選を終えています。
こちらは、角野さんより余裕があったような・・・?
相当期待できるのではないでしょうか。ぜひぜひ頑張って欲しいですね。
下の動画で、3時間25分の辺りに登場です♪




ところで、ショパンコンクールの話をしていたら、ある人が「角野さんって何となくショパンに似ている気がする」って。
そう言われてみると、確かにかけ離れたお顔ではないですね。反田さんは全然違う系だけど・・・

鼻の形などちょっと似ていた気がしてショパンを画像検索したところ、お馴染みの肖像画に混ざって素敵なCG画像を見つけてしまいました♪


イスラエルのデジタルアーティスト、Hadi Karimi さんの作品です。
あららら、ナイスルッキングだこと ♥♥♥
肖像画でしか知らなかったショパンが、途端に一緒におしゃべりしたり食事したりできそうな存在に感じられます。

「デジタルアーティストが描いたショパンの最新CG画像」というブログ記事で見つけ、そこにある秘密の花園ページへの入り口をたどりました♪♪♪

作者の Hadi Karimi さんのサイトにも行ってみると、バッハモーツァルトなど他の作曲家や、有名人を元にしたCG画像がたくさん!
若い頃めちゃイケメンだったリストは、中年の顔なのがちょっと残念・・・


話は元に戻りますが、角野さんの実力は、クラシックの曲を楽譜通りに弾くだけにとどまらない即興演奏にあると思っています。
ジャズやポップス、ジブリの曲など、何でもこなしちゃう。
編曲や作曲も手掛けている点に、器の大きさを感じています。

彼の出版楽譜「7つのレベルのきらきら星変奏曲」「12の調によるバースデー変奏曲」を日本から送ってもらいましたので、ただ今練習中。
どこまで仕上がるか、楽しみです♪

2021/07/13

やっと我が家にもガレージが・・・

今住んでいる家を建てたのは、20年ちょっと前のこと。
本格的にミネソタに移住してからは、もうすぐ10年になります。

快適に過ごしていますけれど、ひとつ大問題が・・・
我が家にはガレージがなく、ず~っと屋外駐車なのです。
(この前の記事でご紹介したMGは、別の場所で大切に保管しています)

以前はミネソタに来るのは夏休みだけでしたので、さほど問題なかったものの、厳しい真冬を経験するようになってからは大変です。
雪の降った後はもちろん、普通でも霜を落として車を十分に温めてからでないと出かけられません。

紫外線浴び放題だし、が降ることもあるし、車にとっては過酷な環境です。
それに、落ち葉やドングリ、折れた枝、泥、鳥のフン、虫などで何かと賑やかな装飾に・・・
未舗装の長いドライブウェイも通らなければならないため、我が家は高価な新車とは無縁というわけです。


でも今年はとうとう、ガレージを建てることとなりました!
今建築中で、朝から夕方まで工事の音が賑やか。やっと外側は出来上がりに近づいてきたところです。


庭は広いのでどこに建てても良さそうなものですが、実はこれがかなり制限されてしまいます。
湖から一定の距離がないと、どんな建築物も建ててはいけないという厳しい決まりがあるのです。
予定していたより家に近くて圧倒感がありますけれど、便利と言えば便利かな。

6月初めに、バカでかいコンクリートミキサー車がやって来ました。
家の中から撮影。狭い私道をギリギリで入ってきた感じで、ちょっと怖い。


ここに建ちま~す!


大工さんが大忙しでしばらく放置され、本格的に工事が始まったのは6月末からです。



今度はクレーン車が入ってきた・・・!屋根用の木材を空中移動しています。


なるほど、効率的ですな。


屋根にアスファルトシングル asphalt shingle を貼った日々は、ちょうど記録的暑さでとても大変そうでした。
触ると火傷しそうなほど屋根材が熱くなるため、何と朝の6:30に工事開始。
日が高くなると、もうそこでストップです。


やっと全部貼り終えた・・・


窓とドアが入って、だいぶいい感じに!


外壁のサイディングは丈夫な金属系で、家の外壁の色に近いものにしてもらいました。
正確にサイズ合わせをしなければならないので、特に屋根に面する上のほうは時間がかかります。


これから車用のドアを付け、電気や内装の工事です。
ガレージ周りの土の部分も何とかしなくてはいけないし、時間も費用もかかること。。。

夫の友人でもある大工さんなので、夫も毎日手伝っています。
もしかして、おしゃべりしすぎで邪魔しているかも???

工事の音がうるさくて何も手に着かないかも・・・と心配でしたが、意外と気にならなくてびっくりです。
建築現場の独特のにおいも、実は大好き♪
この家を建てていた時のワクワク感も思い出します。

来年の1、2月頃、特にこんな天気の時に、ガレージがある有難さを実感していることでしょう。
(車の後ろに映っているのは組み立て式の簡易ガレージですけれど、雪の重みに負けて壊れました。。。)



2021/07/06

独立記念日のパレードに参加

地味におとなしく終わった去年のアメリカ独立記念日から一転、今年はとても賑やかでした。

バイデン大統領が掲げた、「独立記念日(7月4日)までに、少なくとも1回以上のコロナワクチン接種者を70%に」という目標にはわずか2.9%差で到達しなかったものの、かなり良い状態になったことは確かです。
アメリカ50州のうち20州は目標に達し、ミネソタ州もその中に含まれています。


我が家では、金曜の夜に娘と彼氏がワンコたちと共にやってきて、月曜の昼過ぎまで滞在。
土曜日には親戚の他のメンバーも集まって、総勢8名で湖の前のデックでワイワイと過ごしました。

私たちの住む人口200名の小さな町でも、独立記念日パレードが行われるという情報を聞きつけ、参加することに・・・
これが想像以上に田舎気分丸出しで(良い意味でね)、なかなか楽しかったです。
周辺の町からも集まり、トラックやバイク、ジープなど様々でした。

車の飾り付けをする発想がなかった私たちと違って、星条旗をあしらった車が多かったです。
来年は、もう少し気合を入れなきゃ・・・



11時集合で列に並び、パレードは12時からでしたので、皆さんガヤガヤと雑談しながら待っていました。
近所のお子さんたちとおしゃべりしていた娘、「何年生なの?」と聞かれたとのことで嬉しそう!


私たち夫婦はこちら。1954年製のMGで参加です。


1968年に夫が800ドルで手に入れたそうですが、長いことガレージで眠っていました。
今年の5月に、やっと修理を依頼することに。
外も中もピカピカに磨いてあちこち部品も交換してもらい、費用はかかったものの現役として見事に復活!


パレードが始まるのを待つ間にも、多くの方からお褒めの言葉をいただきました。
さすがに長距離運転は不安ですが、時々近場のドライブを楽しんでいます。

パレードは、まずは湖沿いの道をゆっくりと。
ピクニックを楽しむ人々があちこちに集い、私たちは子供たちに向かってキャンディを投げたり手を振ったり・・・
沿道からの熱い声援を受け、ちょっと雅子様気分を味わいました(笑)

パレードのためにしばらく通行止めとなったハイウェイを横切り、続いて町中も。
一応はメインストリートと呼ばれてはいますが、あっという間に舗装なしの土ぼこりの立つ道となります。

ここに住んでいた夫の祖父母がまだ若かった頃は、メインストリートも未舗装で、馬車が通っていたそうです。
ですから、あちこちに馬の落し物もあったとか。。。


たいていの車は、途中でパレードを抜け出して、自分の家に帰ってしまったようです。
参加賞も何もありませんが、お祭り気分に浸れて良かったわ~♪


翌日は、夫の指導で娘と彼氏がジープの運転に挑戦!
これも、MGと同じく1954年製ですって。

オートマ車しか運転したことがないと、クラッチを踏んだりギアチェンジをしたりが大変!
ハンドルさばきも、普通の車とかなり勝手が違います。


でも二人ともすぐに慣れて、森林内のトレイルの運転も木にぶつかることなくこなしていました。
私はもっと若い頃にこのジープを運転したことがありますが、夜中にストップサインを無視して突っ走って以来、自粛しています(汗;)

田舎道で他の車なんて全然通っていなかったため、笑い話ですんで何よりでしたけれどね。
今さらマニュアル車を扱う自信がないのが本音です。。。


昨日は娘たちが帰ってから、1日遅れで近所の友人たちとバーベキュー
去年何もできなかった分を取り戻すかのような、フルコースの独立記念日のお祝いでした♪