最後に日本で桜を見たのは、8年も前だったな~ ずい分月日が経ってしまったこと。
夕方、夫が「東京オリンピックは延期に決定だそうだ!」と騒いでいました。
でも、日本のネットニュースをチェックしても、そんな発表はまだどこにも見当たりません。
アメリカのメディアのリーク? それとも、夫の勘違い?
どちらにしても、世界の今の状況を考えたら残念ながらとても無理で、近いうちに正式に決まることでしょう。
(追記:アメリカ時間で翌朝24日に「安倍首相とIOC会長、新型コロナで東京五輪1年程度延期で一致」がトップ記事になっていました。)
私たちのオーケストラのコンサートは、3月に続き5月もキャンセルとのお知らせ。
それぞれ7回のリハーサルが予定されていたのが、全部なくなって暇になっちゃった。。。
オリンピックに比べたらキャンセルの影響は微々たるものですけれど、やはり寂しいです。
ずい分前に予約していたので、今日はマンモグラフィと子宮がん検診のために病院に出かけました。
この時期に病気でないのに病院に行くのは、もしかして危険なのかもしれません。
キャンセルしようか迷いましたが、もし延期しても1ヶ月後、2ヶ月後に状況がもっと良くなる保障はどこにもなく、かえって悪くなっている可能性のほうが高いかも。
・・・というわけで、勇気を出して行ってみたら、病院は本当にガラガラでした!
入り口ではハンドサニタイザーの横に職員が立っていて、この2週間以内に外国渡航歴はないか、熱・咳・息切れの症状はないかなどを、入ってくる人全員に聞いていました。
仕事とは言え、ずっと同じ質問をくり返すのはうんざりしてしまうだろうな。
マンモグラフィは予定の15分前に行ったら前には誰もいなくて、すぐに検査してもらえました。
聞いてみたところ、やはり最近キャンセルする人がとても多いとのこと。
次に、別の階で子宮がんの検査。
マンモグラフィがさっさと終わってしまって、アポイントメントの時間までずい分間があったので、少し早めてもらえるか尋ねてみました。
あっさりと、「はい、今すぐどうぞ」ですって。
子宮がん検診でいつもお世話になる感じの良い女医さんも、今日は暇そうで、世間話をたくさんしました。
やはりこの頃キャンセルする人が多く、今日は3人だけしか予約がないとのこと・・・
でも、これは「嵐の前の静けさ」なのかもしれません。
あっという間にミネソタの新型コロナウイルス感染者は235名となり、いよいよ隣りのカウンティ(郡)まで迫ってきましたから。
大勢で集まってバーベキューしたりする夏は、2度と来ないのではないかしら?と、何だか悲観的なドクター。
答は誰にもわかりませんが、そんな日がちゃんと来るように、みんなで努力を続けなきゃ!
息子が日本に住んでいることも覚えていてくれて、びっくり。
アメリカ人と違って、日本人は言われたことをよく守り清潔好きな国民だから、コロナウイルスが爆発的に広がっていないのでしょうね、と言っていました。
ドクターは以前、欧米とアジアの挨拶の仕方の違いを「温かい」か「よそよそしい」かで比べていたけれど、今は "dangerous" か "safe" かで比べ、認識を新たにしたそう。
お辞儀の習慣はいいわね!と同意していたのに、検診が終わって部屋を出る時には、やはりドクターのほうから手を差し出してきた・・・
そのまま握手してしまったけど、これが危ないって話をさっきしていたばかりなのにね(笑)
検診が終わってから、ちょこっと買い物へ。
先週ウォルマートに行った友人に、「かなりの棚が空っぽで、買い物客の顔が殺気立っていた」と聞いていたので、今日は避けることに。
代わりに、日本で言うと成城石井みたいな高級スーパー(?)へ。
お値段もそれなりに高いのですが・・・
ここにはまだ、野菜と果物、肉と魚、乳製品、卵、冷凍食品、パンやパスタ・シリアル、水も豊富にあってほっとします。
でも除菌グッズとトイレットペーパーは相変わらず皆無、ラーメンと米もすっかり消えていました。
アメリカ人がそんなにお米を食べているとは、今まで知らなかったわ。
缶詰は「1人5個まで」と制限されているせいか、まだたくさん残っていました。
今までは、客が自分で好きなものを好きなだけ取る形式だったサラダバーとドーナッツは、既にパックされた状態で売られています。
そして、チェックアウトの列でも、前後の人との social distancing が絵付きで表示されていました。(この前行った時には、そんな表示はありませんでした。)
6フィート(約183cm)ずつ離れてくださいとのことです。
画像は County News Center より |
色々なことが、少しずつ変わってきているようです。
「社会的距離(を保つ)」という意味で使われる social distancing という語、アメリカでは耳にタコができるほど毎日聞かされています。
スーパーにはあまりおいしそうなベーコンがなかったため肉屋に行ったら、「ここがヘンだよアメリカ人」みたいな、目を疑う光景が!!
割と無愛想で頑固そうなじいちゃんが経営するこの店は、ショーケースに並ぶ肉を客が指さして、店員さんに取ってもらう形式の店です。
ベーコン1ポンドを頼んだところ、手袋もせず素手でそのままワサッとつかんで、ポイッと量って包んでくれちゃった!
みんなが、衛生についてこんなにも神経質になっているこの時期に、それはないだろう・・・滅多に行かない店だけど、今までももそうだったかしら。
ベーコンなんて、どうせ生で食べるわけじゃないからいいよね~ってこと?
(寿司職人が素手で握ることに対しては、何も抵抗を感じないのも不思議だけど・・・)
文句を言う気力もなくてそのまま店を出ましたが、もう2度と行くものかと固く心に誓いました。
言っちゃ悪いけど、こういう小さな無神経さの積み重ねが、アメリカのあちこちでウイルスをばらまいているのかも。(そして、お客もなくしている)
家の中でも土足でいることを何とも思わない人が多く、根本的に何かが違うような気がします。
私たちの影響かどうかわかりませんが、親戚や親しい友人たちは、ほとんど全員家では靴を脱いでいますけれどね。
もうひとつ、日本ではあり得ない発想で驚いたのは・・・アメリカでは、コロナの広がりと共に銃と銃弾を購入する人が増えているらしいこと。
急速に状況が悪化する一方のアメリカで、これから増えそうな犯罪も、コロナと同じ位に怖いです。。。
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少し前には 中国や日本などのアジアが 超ヤバいという 雰囲気でしたが、今は 欧米にコロナウイルスが蔓延している。そもそも 始まりは どこからなのか わかりませんが、コロナウイルスは 今や 全世界の問題です。
返信削除それにしても 広大なUSの台地の 隅から隅まで、Minnesotaにまで 広がってしまうとは。
ウイルスに対して 向かっていくのに 銃を買い集める(テレビで やっていました)という 発想が USですね。結局 そう。
Akko さん、
削除こちらではこの2週間ほどで、刻一刻と目まぐるしく状況が変わってきて驚いています。
最初の頃は東京オリンピック開催が危ぶまれたのは、日本の様子のせいでした。
ウイルスが蔓延している国に選手や観客を呼べないよね・・・みたいに。
いつの間にか欧米のほうがずっと大変な状況になり、コロナに関しては日本は優秀国扱い(?)です。
ただし、コロナ慣れしてしまったせいか、大勢で群れている日本人の映像は、私から見ても「大丈夫なのかしら」と恐ろしく感じます。
どうか気を許さずに、最大限の警戒を続けてくださいね。