おまけのページ

2019/03/31

新元号発表 / 姉妹でデュエット

我が家の子供たちは二人とも昭和の終わり頃の生まれで、「平成」の元号と共に成長して無事に巣立って行きました。
思い出いっぱいの「平成」から、新元号「令和」にバトンが渡されます。
(時差があるため、こちらでは3月31日の発表でした。)

個人的には「光」の字が使われることを予想していたのですが、はずれちゃった。
まだ馴染みが薄いけれど、「令和」もなかなか良いのでは?
出典が「万葉集」というのも、何だか嬉しい。

海外暮らしですと、どうしても西暦で考えることが多くて元号を忘れがちです。
「平成〇年」は娘の年と同じでわかりやすかったけれど、これからは訳がわからなくなりそうだな。
どうか、新しい時代が平和でありますように・・・

画像はバズプラスニュースより


一昨日午前中の子供のためのコンサートに続き、今日は通常のコンサートの本番でした。
今回のゲストは元団員だった若い姉妹で、指揮者にとっても感慨深かった様子。

私がミネソタに移住してきて、このオーケストラの仲間に加えていただいた時にびっくりしたのは・・・
コンサートマスターの隣りには、まだあどけなさの残る女の子が座っていて、どんな曲でもバリバリと弾きこなしていたのです。

その定位置で彼女は何年か過ごしましたが、高校生になってから学業が忙しくなり休団。
ヴァイオリンは続けていたものの、陸上競技の選手としても大活躍で数々の記録を残していました。

実は彼女のお姉さんもヴィオラでずっとオーケストラ活動に参加で、とても頼りになる存在でした。
今は二人とも大学生となり、現在はテキサスの音楽大学に在学中です。


その Sarah&Sadie Hamrin 姉妹が、今回モーツァルトのコンチェルトのソロを務めるということで、みんな楽しみにしていました。

さすが姉妹だけあって、とても息の合った演奏に客席もうっとり♪
私たち団員は、彼女たちの見事な成長ぶりにウルウルしながら伴奏を務めました。


さらに驚きだったのは、ちょうど8年前の3月のコンサートで、やはりこの姉妹のソロで同じ曲を演奏したことがあるのですって。
まだ13歳と11歳だったそうです!
私が入団したのはその年の秋でしたので、惜しい所で聴きそびれてしまったな・・・

第一部の最後には、アンコールで二重奏も聴かせてくれました。
多分ヘンデル=ハルヴォルセン - パッサカリア Handel=Halvorsen - Passacaglia だったと思います。
2台だけで演奏しているとは思えないほどの、厚みのある音&超絶技巧でした♪

ヴィオラは、あと1ヶ月で天皇に即位される皇太子さまも演奏されますね。
中音域担当で普段は縁の下の力持ち的な存在ですが、ふくよかで豊かな音を奏でる素敵な楽器です。


第二部の初めの「シンドラーのリスト」も、彼女たちのソロと弦楽器で。
モノクロの画面で、少女が着ていた服の「赤」だけが強調されていた映画のシーンを思い出します。

「リンカーンの肖像」は以前にも演奏したことがあり、割と楽勝でした。
  その時の記事はこちら ⇒ 私がセレブだって!?
ナレーションとティンパニーなどの打楽器のおかげで、大変ドラマチックな仕上がりです。


♪3月31日 コンサートのプログラム♪

     The Impresario Overture 劇場支配人序曲 (Wolfgang Amadeus Mozart)

     Sinfonia Concertance in E-flat majoy for Violin and Viola, K. 364
      ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 (Wolfgang Amadeus Mozart)
       Ⅰ. Allegro maestoso
       Ⅱ. Andante
       Ⅲ. Presto

           Intermission

     Theme from Schindler's List シンドラーのリストのテーマ (John Williams)

     Lincoln Portrait リンカーンの肖像 (Aaron Copland)


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