夫の親戚一同と友人たち、娘の彼氏 (同じ学校を共に卒業した) の親戚一同も集まって一緒にお祝い♪
前日、「このガウン、豪華すぎて何だか笑えるよね~」 と見せてくれた娘。
何だかふかふかのお布団みたいで暖かそう・・・というのが私の第一印象でした。
首から後ろにかぶるフードみたいの (名称がわかりません) と、角型の帽子とタッセル一式で借りるそうです。
黒いガウン (アカデミックドレスとも呼ばれるらしい) の袖に縫いつけられた紫のビロードの3本線は、Juris Doctor (法務博士) の資格を表します。
これは卒業式が終わってからの写真です。 |
本当は、全ての色がきちんと見えていなければいけなかったらしく、これは失敗例 (汗;)
他にも、フードのかぶり方がイマイチな学生多し・・・色々な国籍、年齢で、お子さん連れの方も!
今年は、全部で270名以上の卒業生だったそうです。
このロースクールには、自国で既に法科大学院を卒業した外国籍学生のための、1年間のプログラム LL.M. も用意されています。
日本人の学生さんも、4名卒業しました!中国、韓国からの留学生も大勢です。
ホールいっぱいの来賓と卒業生。
一応フォーマルな格好の方がほとんどですが、ジーンズ姿もちらほらというのが、さすがアメリカです。
全体的に、日本の卒業式に比べるとかなりカジュアルな印象かな?
卒業生の入場は、お決まりのエルガーの 「威風堂々」 と共に。
娘は卒業式の進行責任者でしたので、最初にスピーチも! 見ている私のほうがドキドキしてしまいました。
ステージ上に並んで座っているのは教授陣で、やはり全員ガウン姿です。
サンタさんみたいな赤いガウンの方もいらっしゃるな~
これをもって皆さんは在校生から卒業生となりました、という学部長の宣言により、帽子のタッセル tassel (房飾り) を右側から左側に自分で動かします。
日本に住んでいた時、インターナショナルスクールのハイスクールの卒業式でも同様でしたので、懐かしいな。
卒業生1人ずつの名前がアルファベット順に呼ばれ、壇上で学部長と握手し、記念撮影をしたのですが・・・
あれ?
卒業証書授与は、どうなっているの???
後日、それぞれの学生宛に郵送されるのだそうです。 ええっ、ずい分味気ないじゃないの?
それに、映画でよく見る派手な帽子投げも誰もやっていなくて、何だか拍子抜けしてしまいました。
式の最後には、アメリカ国歌ではなくミネソタ州の歌を、代表の学生たちが合唱です。 娘はこれにも参加♪
ミネソタ州歌は、20世紀初めに、ミネソタ大学の二人の学生によって作られました。
詳しくは、 「ミネソタ基本情報」 をどうぞ。
無事に卒業はできたものの、多くの学生は多額のローンを抱えていますし、実は就職先がまだ決まっていない人も大勢です。
はっきり言って、今のアメリカでは弁護士が過剰!
そんな現状ですので、ロースクール入学希望者もこれからは減っていくことでしょう。
学生の数をキープするためにレベルを落とせば、学校のランク (現在は全米で20位以内にランクイン) が落ちてしまい、ますます就職が難しくなるという悪循環となるため、学部長は頭を抱えています。
みんなの次の課題は、ミネソタ州の バーイグザム bar exam (司法試験) に合格すること。
就職は決まっているのに、司法試験に落ちた・・・では、目も当てられません。
アメリカの司法試験は、州によって内容も合格率もかなり違うようです。
これから、試験のための特別なクラスをまた取るのだそう。 娘よ、頑張れ!!!
親子共に決して忘れられない、人生での特別な1日となりました。
私たちは、経済的に娘を助けることはほとんどしませんでしたが、自力でよくここまで来たな~
いつも励まし、支えてくださった周りの方々に、心から感謝いたします。
おまけ 弁護士の卵をたくさん見た後に、家の裏口の階段下でロビンの卵をみつけました。
どちらも、しっかりと新しい世界に羽ばたいてくれますように。
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