「バカみたいに長いミネソタの冬が、ついに終わったよ~!」 と知らせてくれる、可愛らしい存在です。
他の草花は蕾さえつけていず、新緑もまだこれからという時期に、いつも真っ先に元気な姿を見せてくれます。
枯葉の残るウォーキングコースがやっと色づき始める、うれしい季節です。
ラベンダー色のも真っ白のも、茎には細かい毛がいっぱい生えています。
ここでは見たことありませんが、ピンクの種類もあるそう。
毎年目にするのに、実は今までこの花の名前を知りませんでした。
誰かに聞こうと思っていても、いつもあっという間に消えてしまうのですもの。
でも今年は、Wildflowers of Minnesota という小さな図鑑の中で、ついにそれらしき花を発見!
あ~ら、これって雪割草 (ユキワリソウ) の仲間だったのね。 (多分・・・)
Round-lobed Hepatica、または Hepatica Americana というのが英語名だそうです。
アメリカでも日本でも、 「春を告げる花」 のひとつとされていることに納得。
東京辺りと違って、ミネソタでは冬季に屋外で花を見かけることは絶対にないので、最初に見つけた時の嬉しさは格別なのです!!
Buttercup (キンポウゲ) 科の多年草で、高さは10~15センチ。 1つの花の大きさは2センチ位かな?
中心にある緑色のが雌しべ。 それを囲むように白い雄しべが多数見えます。
花弁に見えるのは、実はがく片だそう。 5~9枚と幅があるそうです。
そしてよく見ると、がく片の後ろには3つの苞 (ほう) があります。
日本では三角草 (ミスミソウ) 、州浜草 (スハマソウ) などと呼ばれる種類もあるらしい・・・
今年は葉っぱはまだ出てきていないようですが、去年の写真を見るとこんな感じ。
そうか、葉が三角形っぽいから三角草というわけね。 いかにも山野草っぽい佇まいです。
花や鳥、虫など、わからなかった名前がやっと明らかになった時って、とてもスッキリしますね♪
英語名のほうは、すぐ忘れてしまいそうだけど。
こちらは、やはり林の中で見つけた不思議なもの。
引越してきた年に最初に見かけた時には何だかわかりませんでしたが、今ではすっかりお馴染みです。
これは、ミルクウィード Milkweed (トウワタ) の綿毛なのです。 春の光を浴びて、まるでシルクのような光沢!
茎が倒れてしまっていたため、きっと冬中雪に埋もれていたのでしょう。
これから春風に乗って飛ばされ、パラシュートのように色々な所に降り立つのかな。
こんなふうに、さや pod の中にびっしりと種が見えます。
ミネソタの 「州の蝶」 とされるモナーク Monarch (オオカバマダラ) の幼虫は、ミルクウィードの葉しか食べないのだそうです。
ミルクウィードがたくさん生えている所には、モナークもいっぱいというわけ♪
*蝶の画像は、こちらからお借りしました。
林の中ほどの沼では、カエルたちの歌がゲコゲコと賑やか。
近づくとピタリと止んでしまいますけれどね。 沼の写真、ちょっとモネ風じゃないかしら?(汗;)
これも、パッと見ただけでは何だかわからない。
何と、ビーバーたちが木をかじって倒してしまった跡だそうです。 こんなに何本も!?
先がかなりとがっていて、ここで転んだら痛そう。
もうそろそろ、ガーデニングの計画も立てなくちゃいけないな~
外を歩くのも気持ち良く、美しく楽しい季節の到来です。 (*^o^*)/
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