5月のコンサートでは、モーツァルトの 「レクイエム」 を演奏するため、久しぶりに映画 「アマデウス Amadeus」 を観ることにしました。
確か自分で録画したのがあったはず・・・とDVDの引き出しをごそごそ探しても見つからず。
・・・あれ??
さんざん探しまくった後に、実は市販のDVDを買ってあったのを思い出した!
そのうち暇になったら、またゆっくり観ようと思って買ったらしく、まだ封も切っていませんでした。。。
この映画を何度も観た覚えがあるのは、映画館とテレビでだったようです。
いつの映画だっけ? と制作年度を確かめてびっくり!!
1984年ですって! 日本公開は1885年。 ええっ、30年も前・・・?
子供たち、まだ生まれていなかったんだ~
せいぜい20年前位かと勘違いしていました。 30年って、こんなにあっという間なのね・・・ショック。
甲高い声で笑う、下ネタ好きでお下品なヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart を好演していたトム・ハルス Tom Hulce も、今ではすっかり初老のおっさんになっている。
何だかぽちゃっとしってしまったな~
私だっていつの間にかアラカンなのだから、仕方がないね・・・
この映画のアントニオ・サリエリ Antonio Salieri 役で、アカデミー賞主演男優賞に輝いたマーリー・エイブラハム Murray Abraham のほうが、雰囲気そのままに年を重ねた感じです。
宮廷楽長であったサリエリによる回想の形で進む3時間近くの長い映画ですが、音楽はもちろん、18世紀後半のヨーロッパの衣装も町並みも素晴らしく、モーツァルトの活躍していた時代に引きこまれてしまいました。
モーツァルトの作り出す曲には1音たりとも無駄がなく、譜面に書き起こす前に彼の頭の中で完璧に出来上がっていたそうです。
自分の凡庸さを、嫌というほど思い知らされるサリエリ。
同時に、なぜこんなに軽薄で礼儀知らずな若者に神は類い稀なる才能を与えたのだろうかと、激しく嫉妬します。
やがては、サリエリの中に神への復讐の気持ちが芽生え、それがモーツァルトを死へと導き、自分自身を精神病院に追いやることになるというストーリーです。
モーツァルトが死の床であえぎながら 「レクイエム」 をサリエリに筆記させる場面は、フィクションとはいえ真に迫っていました。
35歳で夭逝した天才作曲家モーツァルト、もしもっと長生きしていたら、さらにたくさんの名曲を残していたのでしょうか。
それとも、短い人生だったからこそ濃縮されていたのかな。
モーツァルトとは対照的に、すっかり忘れ去られてしまったサリエリも、何だか気の毒。。。
でも 「アマデウス」 の映画のおかげで、彼の作品も再評価されていると聞いて、少しほっとしています。
おまけ 1週間前のブログ記事で、雨でも雪でもいいから降ってくれ~と書いたら、一昨日本当に雪が・・・!
やたらなことを口にするものではないですね。
おかげで、異常なほどの乾燥状態は解消しましたが。
ホワホワだったネコヤナギは花を咲かせ、これでもか!というほどの真っ青な空に映えること。
芝も少しずつ青々としてきて、ようやく本当の春なのかな?
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