おまけのページ

2013/07/22

ロックヴァイオリニストと共演♪

私が所属しているオーケストラ、何と結成75周年を迎えました。
今シーズンは、いつにも増して盛りだくさんのコンサートが続きそうです。

7月20日には、恒例のサマーコンサートがありました。
今回のゲストは、オレゴン州ポートランドで活躍中のヴァイオリニスト、Aaron Meyer さんと、彼のパートナーであるギタリストの Tim Ellis さんでした。

Aaron さんは、ロックヴァイオリニストを自称する、とてもナイスルッキングな方です。 うふふ!
若いミュージシャンの育成にも熱心ですし、アメリカ癌協会などのために、チャリティーコンサートも精力的に行っているそう。


リハーサルは、何とコンサートの前日に1度だけ!いきなりステージ上ででした。
指揮者、私たちを信頼しすぎでは?
ゲストのお二人はマイクを使いますし、いつものティンパニーの代わりにドラムで、とても賑やかです。

ロックとクラシックの融合は画期的ですが、ロックの独特のリズムに戸惑いがちなメンバーも。。。
正直言って、ええっ、明日大丈夫かい・・・?と不安が残りました。
(ゲストたちは素晴らしかったですが、私たちがね。。。)

オケのメンバーで集まるのも2ヶ月半ぶりでしたので、ちょっとデコボコした感じでした。
でもまだ1日ある、何とかなる・・・楽天的な私は、自分にそう言い聞かせながら帰路につきました。


そしていよいよ本番!

今回は夫はもちろん、義妹2人、義弟とその彼女、従姉、友人と、応援団が集まっちゃった!
これでコケたらどうするんだと、ドキドキでしたよ~

サマーコンサートは、いつも独立記念日のある7月に行われますので、アメリカを称える曲がはずせません。
まずはアメリカ国歌。 続く American Salute も好調、好調・・・

いよいよゲストのお二人の登場。 とてもリラックスしたご様子で楽しそうに、時にはものすごく情熱的に演奏。
バックの私たちも、今日は息がぴったりでした! (みんな、猛練習したのかな・・・)
お客様の反応はものすごく良くて、割れんばかりの拍手。 それがさらにやる気を呼び起こしてくれます。

最前列のお客様の、歓喜で大きく見開かれた目と口が印象的でした。


Aaron さんは、お父様の手ほどきで5歳からヴァイオリンを始めたそう。
正統派クラシックの曲を極めていらっしゃいますので、しっかりと基本ができています。

彼が弾くと、ヴァイオリンが簡単な楽器に見えてしまうから不思議。
肩に力を入れずに、あんな風に自由に楽器を操れたら楽しいだろうな。 


2011年発売のCD、 Two Sides To This Story からの曲が主でした。
数々のオリジナル曲、レッド・ツェッペリンの曲、ビートルズの曲、どれも素晴らしかった♪
オリジナル曲は、バッハのフーガ風のものやケルトの民族音楽風のものまで、本当に多彩でした。

Aaron さんのウェブサイトにも、たくさんの動画が載っています。
ヴィヴァルディの曲をお父様と共演しているものや、11歳の時の演奏も・・・

Aaron Meyer さんのサイト

演奏中にギターの Tim さんとにっこり顔を見合わせたり、後ろの私たちに向かってうれしそうに微笑む様子がまた、好感度抜群!
私たちも、こんなに楽しく演奏したのは初めてかも。

70年代のロックが大好きだった私にとっては、何だか親しみのあるリズムで、決して弾きにくくはなかったです。
(プログレと呼ばれていたプログレッシブ・ロックに、特にハマっていました。
 プログレ好きは、なぜか息子にもしっかり遺伝・・・)


前日のリハーサル時の不安は、杞憂に終わりました。
観客総立ちの大成功のコンサートとなり、来てくれた応援団もみんな興奮状態!

コンサート終了後、彼らのサイン入りCDの販売がありましたが、長蛇の列でした。
何しろ Aaron さんはルックスもとても良くて素敵な方なので、女性たちはうれしそうに握手してもらっていました。

ギタリストの Tim さんに、すばらしい演奏をありがとう!と挨拶したら、あなたたちの演奏が良かったからこそ・・・と温かい笑顔と共に力をこめて、両手で握手してくださいました。

ああ、良い方だわ~ Six Gifts という曲がありましたが、これは Tim さんの6人のお子さんたちのことなのだそう。
きっと家でも、優しいパパなのだろうな。


コンサート終了後、義妹の家でお疲れ様会をしてくれました。
ビールがとってもおいしかったです♪
音楽は世界の共通語でよかったね、と言われました。 本当に、本当に、そのとおりです。


Aaron さんたちのレコーディング時の様子は、YouTube に載っています。 私たちもこの曲を演奏しましたよ。



今日のプログラムは、こんな感じ。
オレンジ色のが、Aaron さん& Tim さんと共演した曲です。 この他にも二人だけで演奏してくださった曲が2曲ありました。


     The Star Spangled Banner  アメリカ国歌
     American Salute
     Emerald Shores
     Six Gifts
     The Stars And Stripes Forever 星条旗よ永遠なれ
     Cadenza
     The Compass
     Carmina's Fortune

     <休憩>

     Beatles Medley
     Let it Be
     Bugler's Holiday
     Kashmir Intro / Hermitage
     Hymn to the Fallen「プライベート・ライアン」より
     America, The Beautiful
     The Bounty
     


おまけ Aaron さんと Tim さんの手にかかった、鈴木メソードの教本第1巻の「無窮動」がこれ!
     気分はロックスター・・・こりゃ子供たちが喜ぶわ♪

     鈴木メソードの教本1、2巻のカラオケ版CDも販売しているそう。
     Practice Classical Violin and Play Like A Rock Star というタイトルです。
     ロック、ラテン、ブルーグラス、カントリーなどのバックに合わせたら、
     練習が楽しみになるだろうな~


2 件のコメント:

  1. Sakuraさん、こんにちは。

    暑〜いコロラドです.今日は93位かな!そちらのお天気をちょっとみたら60〜70度台なんですね..涼しいでしょう!!いや寒いかな?
    暑過ぎて野菜が焼けるのがあり,成長が止まってしまったり,トマトは不調です。

    音楽は私にとって癒しです.以前のブログにコンサートバイオリニストになったのがちょっと遅かった.。と書いてありました。年齢はともかく才能があるから年齢問わず雇われたなんて素晴らしい。。脱帽です!子供さんたちは音楽の才能を受けツタでしょうね!

    2ヶ月半ぶりのコンサートでも息が合うのはやはりプロだからでしょう.そしてロック調と音合わせが巧くはこんで良かったです。やはり音楽プロです!
    クラッシックもロックも同じかもしれません。。。

    すばらしい演奏をありがとう!と挨拶したら、あなたたちの演奏が良かったからこそ・・・と
    >こんな表現大好き! ビールが格別でしたね,♪

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    1. ねこちゃんさん、

      コロラドは暑そうですね!
      このところ涼しくて爽やかで、とても過ごしやすいミネソタです。
      7月でも汗をかかないなんて、日本では考えられませんでしたが。。。

      私たち、プロではなくボランティアで演奏しています。
      中には音楽教室や高校、大学で教えていらっしゃる方もいますが、
      オーケストラ活動に関しては無報酬なんですよ。
      町の色々な企業、銀行、大学などがパトロンとなって、
      活動を支えてくださっているのは、本当にありがたいです。

      団員はみんな誇りを持ってコンサートに臨み、
      町の皆さんも楽しみにして応援してくださる・・・
      音楽教室に通うお子さんたちも、将来は自分もと憧れる・・・
      小さな町ですが、理想的な姿なのではと思っています。
      指揮者がとてもすばらしく、彼女はこの町の 「お宝」 扱いです♪

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