NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が、ついに最終回を迎えました。
ものすごい情報量の最終回で、全ての謎も一気に解け、本当に(良い意味で)とんでもない脚本でしたね。
まだ、気持ちの良い余韻に浸っています。
こんなにも、毎日夢中で見た朝ドラは初めてでした。
戦争中の残酷な場面では胸がつぶされそうになりましたが、投げ出さずに見続けて良かった。
それぞれの登場人物がとても魅力的で、それを感じさせる俳優さんの演技力に圧倒されました。
同じ俳優さんが、親・子・孫の役を掛け持ちで演じるパターンが多く、「今度はこうきたか」とくすっと笑いながら・・・
AI さんの歌うテーマソング「アルデバラン」も、ペーパークラフトのタイトルバックも、みんな好きでした。
(AI (アイ) さんのこと知らなくて、「人工知能」と同じく「エーアイ」と読むのかと思っていました。。。)
恋の場面では、昔の少女マンガを読んでいる時のようにキュンキュンしてしまい、私の目の中はハート模様でいっぱいになっていたと思います。
やっとのことで母子の再会が叶い、ぎゅっと抱き合った場面では涙が洪水状態・・・
そう言えば、自分の母親とこんなふうにハグしたことはないなと気付いてしまって反省。
アメリカでは、色々な人たちとハグしまくっているのに。
文化の違いとは言え、それはちょっと寂しいことなので、今度一時帰国した時に実行することにします!!
3世代での「あんこのおまじない」の場面、幸福感に満ちていましたね。
私もこれから何か作る時は、「おいしゅうな~れ」のおまじないをかけようかな。
いろんな意味で、人を思いやることの尊さと美しさを教えてくれたドラマだったと思います。
「カムカムエヴリバディ」では「英語」が大きなテーマだったことも、興味をそそられた理由のひとつでした。
私も3人のヒロインたち同様、NHKのラジオ英語講座で英語の基礎を身につけたひとりだからです。
ドラマ内で、テキストの表紙に東後勝明先生のお名前を見つけた時には、懐かしくてじ~んとなってしまいました。
今の夫と初めて出会ってから、彼の日本語能力の開花も待ちましたが、一向にその気配は感じられず(笑)
何とかもっと深くコミュニケーションしたく、私が英語を勉強した方がずっと早そうだと悟りました。
毎日タイマーをセットして番組をカセットテープに録音し、テキストと共に猛勉強!
まだ若くて、意欲満々だったな~
残念ながら、その頃のテキストもカセットテープも処分してしまいましたが、YouTube でこんなのを見つけました。
そうそう、このテーマ音楽も本当によく覚えています。
ドラマの最終回で、大杉正明先生、マーシャ・クラッカワー先生も声の登場でした。
講師の皆様、あの頃は本当にお世話になりました。
このドラマの影響で、NHKラジオ英語講座のテキストの4月号、売れまくっているかもしれませんね。
そういえば私も、こんなお仕事をいただいたことがあります。もう5年も前のことですが。
このドラマのヒロインだった上白石萌音さん、 深津理恵さん、川栄李奈さん、そして老後の安子役の森山良子さん、皆さん流暢な英語を聞かせてくれました。
川栄李奈さんは Haste Makes Waste(急がば回れ)を「ハステとワステが仲良く作った」と素晴らく和訳してしまったことがあるほど、英語は不得意だったようですが、ドラマのために本当によく頑張りましたね。
上白石萌音さんは帰国子女とのことで、英語も「さすが!すごい!」と思いましたけれど、住んでいたのはメキシコだそう。
英語は、帰国してから勉強したそうです。
ただし、ひとつ外国語を覚えると、次の言語は比較的楽に身につくという説もあり、少し有利だったのではないかな?
それに皆さん歌がお上手なので、英語独特のイントネーションや発音を聞き分ける力が人より勝っているのでしょうね。
あちこちに遊び心も散りばめられていて、それを見つけるのも楽しいドラマでした。
脚本の藤本有紀さんに、大きな拍手~!
これから「カムカムロス」に陥りそう・・・
来週から新しく始まる朝ドラがよほどおもしろくないと、この喪失感から抜け出せなそうです。
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