客入りが心配でしたが、おかげさまでコンサートは大盛況でした。
オーボエ奏者の思いがけない怪我により、代わりにサックスでの演奏となったヨハン・セバスティアン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685~1750) の 「オーボエとヴァイオリンのための協奏曲」 は、思ったより違和感なく、かえって新鮮でした。
ヴァイオリンのソロは、私たちの誇りである素晴らしいコンサートマスター Melanie Hanson さん。
そしてソプラノサックスを吹いた Michael Hanson さんは、彼女のご主人なのです!
さすがに、息がぴったりと合っていました。
ご夫婦でソロの共演とは、何ともうらやましい限り!
リハーサル中から、ほんわかと楽しそうなお二人でした。
Melanie は、「夫婦で一緒に演奏できるなんて最高だわ!」 とニコニコしながら・・・いいなあ♪
コンサート後も、彼らのお子さんたちやそれぞれのご親戚、お友だちがお二人を祝福していました。
バレンタインデーの、最高の思い出になることでしょうね。
バッハの 「2つのヴァイオリンのための協奏曲」 は、スズキメソードでヴァイオリンを習うと、発表会の全員合奏などで必ず弾く曲です。
セカンドヴァイオリンのパートが教本の第4巻、ファーストヴァイオリンのパートが第5巻に登場します。
でもファーストのほうがずっと難しいわけではなく、ほとんど対等な感じです。
「ドッペルコンチェルト」 略して 「ドッペル」 とも呼ばれ、初級の生徒にとっては憧れの曲。 \(*^▽^*)/
うちの息子も、ちっちゃな手だった頃からこの曲を弾いていたので、夫がとても懐かしがっていました。
スズキメソードで慣れ親しんだ第1楽章だけでなく、高貴な二人の女性の対話のように優雅な第2楽章、かけ合いが難しくて緊張感を伴う第3楽章まで、昨日は全楽章演奏しました。
イタリアの作曲家、トマソ・アントニオ・ヴィターリ Tomaso Antonio Vitali (1663~1745) の 「シャコンヌ」 も、スズキメソードの教本10巻まで終えて研究科に進むと習う曲です。
(レイトスターターだった私も一応弾いた・・・とても人には聞かせられないけれど。。。)
コンマス Melanie のソロを盛り立てながら、指揮者がオルガンパート (キーボードで) 、弦楽器がバックを務めました。
フルオーケストラをバックのサラ・チャン Sarah Chang の演奏などは、怖いくらいに官能的ですが、
今回はレスピーギ Respighi 編曲の弦楽器編成で、もっと清楚な感じ・・・
同じ曲でも、かなり印象が違います。
コンサート終了時間までにはだいぶ雪が積もり、駐車場ではみんなソロソロ歩き。
外は寒くても、バレンタインデーコンサートの熱気に、お客様の心と体はポカポカだったと願っています。
最初の3曲は軽めのモダンな曲でしたが、その後の3曲は約300年も前に作られたバロック音楽です。
時空を超えて、作曲者の熱い思いを皆さんに届けることができたでしょうか。
★2月14日のコンサートのプログラム★
My Funny Valentine
Embraceable You
When I Fall in Love
Concerto for Violin and Oboe, BWV 1060 (Johann Sebastian Bach)
1. Allegro
2. Adagio
3. Allegro
INTERMISSION
Chaconne in G minor (Tomaso Antonio Vitali)
Concerto in D minor for Two Violins, BWV 1043 (Johann Sebastian Bach)
1. Vivace
2. Largo ma non tanto
3. Allegro
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先般お知らせした羽田便ですが、昼間の羽田の発着枠を往復10便増やすことが決定したそうです。
返信削除匿名さん、
削除お知らせありがとうございました。
そう言えば、羽田を利用した時は夜か早朝に限られていました。
昼間の枠が増えるとのこと、大歓迎の方が多いでしょうね。