おまけのページ

2014/10/14

おへそがぷっくりのマドレーヌ、大成功!

この前、地元のディスカウント店でシェル型マドレーヌ型 Madelein pan をゲット!
 (マドレーヌ、英語の発音はにアクセントをつけます。)
一度に12個焼けるフッ素加工されたタイプで、定価の半額以下、たったの $4.99 でした。

お菓子作りの道具を買った時って、いつもワクワクしてしまいます。
さっそく使ってみたところ、おへそがぷっくり飛び出した、いかにもおいしそうなマドレーヌができました♪

本場フランスでは、おへそがないとマドレーヌとは認められないとか・・・?
これだったら、合格にしていただけるでしょうか。


手でざっくりと割った断面は、こんな感じです。


ここで、私のマドレーヌ型遍歴 (?) を・・・

お菓子作りにハマり始めた大学生の頃、シェル型のマドレーヌというのがすばらしくおしゃれに思えました。
その頃は、マドレーヌといえば神田精養軒みたいな朝顔型っていうのかな?コロンとしたのとか、


底にこんな紙が敷いてある、平らな丸いものばかりだったものね。


ネットショッピングなんて存在しない時代、あちこち必死に探しまくって、ついに発見♪
一度に6個焼けるシェル型を2枚買いました。 結構高かった気がするな。
その後、それを使って何度もシェル型マドレーヌを焼きまくり、ギフトの定番となっていました。

でもマドレーヌって手間がかかるし、他のお菓子にも目移りしてばかり。
ずい分長いこと焼かず、型も手入れせずにほったらかしでした。
ミネソタに引越す前に見たら、型にはサビや黒ずみが出ていて、見るも無残に。。。 (;´д`)

古いマドレーヌ型にさよならして新しく買ったのは、スチールにダイアモンド加工してある真っ黒な型。
やはり6個焼けるタイプを2枚、浅井商店さんで買いました。


「表面加工が施されておりますが、レシピや環境によっては型にくっついてしまう場合もありますので、ご使用前には薄く油脂を塗ることをおすすめいたします」 との注意書き。

スルリとはずれるのだろうと期待し、サラダオイルだけ軽く塗り、昔ながらのレシピで焼いてみたら、大失敗。。。
型にくっついてしまい、取り出したらボロボロ・・・ おへそなんてとんでもないし。

やはり昔持っていた型と同じように、きちんと溶かしバターを塗り、粉をふって準備しないとダメだったようです。
2回目には、きれいに焼くことができました♪


そして、最近買ったシェル型はこれ。

上の黒い型もそうですが、この写真、シェルの部分が飛び出しているようにも、へこんでいるようにも見えて、何だか錯視画像みたい。 あなたには、どちらに見えますか?
   (実際には、へこんでいます。)


今日は、フッ素加工の新しい型 (12個用) と黒い型 (6個用) を横に並べて、一度に18個焼いてみることに。
アメリカのオーブンは大きいので、こんなことが可能なのがうれしいわ。

フッ素加工のほうはそのままでも大丈夫なのかもしれませんが、念のために両方きちんと下準備しました。

まずは、お菓子用のハケを使って、溶かしバターを型の隅々までていねいに薄く塗ります。
それから、粉ふるいを使って薄力粉をフリフリ・・・型を逆さにして軽くたたき、余分な粉を落としたところです。
出来上がりの表面が粉っぽくならないよう、粉の使用は最低限にしたほうが良いと思います。


この過程で手抜きしなければ、貝の筋もはっきり出て、美しい焼き色に出来上がり、マドレーヌが型から簡単に取り出せるはずです。

生地を流し込んだところです。 小さなお玉を使うと、軽く1杯でちょうど1個分でした。
本当は型の9分目との指定なのですが、余っても困るので、ギリギリまで入れちゃった!


シェルの形はほぼ同じ? 日本で買った型のほうが、やや幅が狭く容量が少ないようです。

オーブンに置かれた場所によって、少し濃さに違いがあるものの、どちらもすばらしい型離れで楽でした。
むらなくきれいな焼き色がつき、かわいらしいおへそが並んでいて思わずにっこり♪



おへそぷっくりにするコツは、生地を冷蔵庫で数時間から一晩休ませ、高温で焼くことらしいですが、今日みたいにすぐに焼いてしまっても、できる時はできる!
きちんとレシピどおりに作ったつもりでも、できない時はできない・・・不思議ですよね。

何十年も前に雑誌でみつけたレシピで焼いたマドレーヌ
焼きたては表面がさっくり。 翌日以降はしっとりふんわりで、お味も最高よ♪
カロリーを気にしなければ、粉の一部をアーモンドプードル (almond flour / meal) にすると、さらに美味です。


おへそぷっくりのマドレーヌ 
  シェル型12個分 ( ) 内は18個の時の分量

材料  
  卵  2個 (3個)
  バター  60g (90g) 
  砂糖  60g (90g)
  薄力粉  65g (100g)
  ベーキングパウダー  小さじ1/2 (小さじ3/4
  レモン  2/3個 (1個)
  バニラエッセンス 小さじ1/2 (小さじ3/4

  
作り方
 1) バターを湯せんにして溶かす。 (レンジでチンでもOK)
 2) 薄力粉とベーキングパウダーを一緒にふるっておく。
 3) シェル部分のすみずみまで、溶かしバターをハケでていねいに塗る。1) のバターの一部を使用してよい。
 4) 2)の粉の一部を、 3) で塗ったバターの上に再び粉ふるいを通してふるう。
   型を逆さにして底から軽くたたき、余分な粉を落としておく。
 5) ボウルに卵を割り、60℃位の湯せんにかけて泡立てる。 ハンドミキサーがおすすめ!
   もったりしてきたら、砂糖を2、3回に分けて加える。 
   白っぽく2倍位の量になったら湯せんからはずし、冷めるまでさらに泡立て続ける。
 6) レモンの皮の黄色い部分だけをすりおろして混ぜる。
 7) 1) のバターが冷めていたらさらに温め、 2) の中から大さじ1の薄力粉を混ぜ合わせておく。
 8) 生地に 2) の粉を2、3回に分けて加える。 さっくりと、けれども粉っぽさが残らないように。
   ここに 7) の溶かしバターを大さじ1位ずつ加えて、底のほうからよく混ぜ合わせる。
 9) バニラエッセンス、好みでラム酒、オレンジリキュールなどを加え、型の9分目位まで生地を入れる。
 10) 180℃に予熱しておいたオーブンで10~13分焼く。 冷めたら型から出す。

 *ひとまわり大きなボウルにお湯を入れた所に、卵のボウルを入れて泡立てました。
 *今日はレモンがなかったので、皮をすりおろして加えるのは省略。 
   ポッカレモンのような市販のレモン汁、バニラエッセンス、ラム酒をそれぞれ小さじ2/3ほど加えました。
   (かなりいい加減・・・)
 *溶かしバターに薄力粉を加えるのは、沈むのを防ぎ、生地に混ざりやすくするための裏ワザだと思います。
 *今日は11分焼きました。 10分でもよかったかな? オーブンによって加減してください。


次の憧れは、千代田金属さんのこのホタテ型。 形がとてもきれいでしょう?
でも高くて手が出ません。 人気商品らしく、よく売り切れになっているし・・・


追記) その後、1個ずつ分かれているタイプのホタテ型を購入しました。 形は激似!
    上記のよりずっとお手頃価格ですが、底が丸くて安定しにくいのが難点。
    セルクル型に乗せて焼くと、いい感じです。





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6 件のコメント:

  1. こんにちは。

    そちらはマドレーヌ、こちらは今ちょうどレーズンブレッドが焼き上がり。部屋寿に香りが漂ってます。マドレーヌにはやはりおへそが必要!可愛いです。

    貝の容器の下準備がちょっと。。でも、奇麗なシェルの形をだしたかったら手抜きできませんね。寒くなってきたので、ベイキングに熱中しそうですね〜〜次は何かしら?

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    返信
    1. ねこちゃんさん、

      マドレーヌの形って、かわいらしいですよね。
      今日友人の家に持って行ったら、この型欲しい!と目を輝かせていました。
      確かに準備が面倒で、時間に余裕のある時しか作れませんが、
      お手軽なシリコン製のものより、焼き色がしっかりついて好きです。

      気温が下がり、庭仕事が減った分、ベイキングの時間が増えるかも?
      自分で食べ過ぎないように、どんどんプレゼントすることにします♪

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  2. こんにちは
    わぁ~マドレーヌ。甘い香りが、画像から漂ってくるようです。
    私はベーキング女子ではないので、こんなお友達にひっつい
    ちゃいます。自家製フキのキャラブキを持ってお宅にお邪魔させて
    いただいてもよろしいでしょうか?うっふん。
    いつも暖かい応援とコメントありがとうございます。

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    返信
    1. みどりさん、

      今度は 「食欲の秋」 の記事です♪
      際限なく食べてしまいそうで、危険ですね~
      こちらには、おしゃれでおいしいケーキ屋さんやパン屋さんは
      ありませんので、家でせっせと焼いています。

      時々は、みどりさんご夫婦みたいに
      ちゃんと体を動かさなきゃ・・・(汗;)

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  3. とっても美味しそうです~!
    マドレーヌ大好きですが、そういえば最近作ってないなあ。
    マドレーヌ、母はいつも上で紹介されてらっしゃるような平たい型で作っていたので、
    シェルの型のものを初めて見た時はびっくりしたのを覚えてます(笑)。
     

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    1. Reiko さん、

      お母様もベイクがお好きなのですね。
      きっと、思い出深い手作りお菓子がたくさんあることでしょう。
      うちの母は、水羊羹などの和菓子がほとんどでしたので、
      洋菓子系はいつも私の係でした。

      あの平たいマドレーヌ型専用の懐かしい敷紙が、
      今でも売られているのを知って、ちょっとびっくりしました!

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