おまけのページ

2014/06/23

美味♪ クレープディング

とても久しぶりに、クレープディングというお菓子を作ってみました。
これは、若い頃にほんの短期間バイトしていた神谷町のカフェで人気だったものです。

ミルクレープの一種と言えばわかりやすいかな?
ネーミングの通り、クレーププディングが一体となったお菓子なのです♪
詳しいレシピは、最後にまとめて載せます。

ありゃ~、取り出し方がヘタで表面がボコボコ (;´д`)

まずはクレープの生地作り。 しばらく生地を休ませてから、クレープ専用のフライパンで焼きました。
(店では、クレープ用の特別な機械で、毎日大量生産していたようです。 )


カラメルソースも、プリン種も、クレープを焼きながら同時進行で用意しました。
段取りを考えるのに頭を使うので、こういう作業は老化防止になるかな?


余談ですが、ミネソタに引越してきたばかりの頃、カラメルソース作りで失敗してしまったことがあります。
カラメルソースなんて、子供でも作れると侮っていました。 ずっと失敗知らずだったので、ちょっとショックでした。

砂糖に水少々を加えて火にかけると、段々焦げ色がついてきて、あのおいしそうな香りが漂ってくるのが普通。
でもその時は全く茶褐色にならず、水分だけが蒸発して、砂糖が結晶化し始めてしまいました。。。

敗因は何だったのかしら?

日本でお菓子作りによく使うのは上白糖。 アメリカの店では上白糖らしきものを見かけないのでグラニュー糖。 
砂糖の純度が違うのがひとつの原因かも、と思いました。

それから鍋・・・後片付けが簡単と期待して、焦げ付かないテフロン加工のものを使ったからかな?
「焦げ付かない」 というのが、カラメルソース作りでは逆に災いするのかも。

もうひとつ思い当たること・・・カララメルソースを作る時に、鍋は軽く揺する程度でかき混ぜたりしないほうが良いと聞いていましたが、その時はあせって木じゃくしで思い切り混ぜちゃった!
それがますます裏目に出たのでしょうね。 結晶化が始まると、もう後戻りは不可能なようです。

あきらめて厚手のステンレス鍋で最初からやり直したところ、グラニュー糖でもちゃんとできました。 
砂糖が原因ではなかったようです。 グラニュー糖よ、犯人扱いしてごめん。。。
この経験を生かし、その鍋を カラメルソース専用鍋」 に認定しました♪

実は火加減も大事らしい。 カラメルソースって、意外と奥が深いのね。
今まであまり気にせずに作っていたけれど、火が弱すぎると先に水分だけが蒸発し、うまくいかないようです。


話が脱線してしまいました・・・クレープディングの作り方の続きです。
丸いケーキ型の底に、出来上がったカラメルソースを流し込みます。

う~んと年季の入ったケーキ型

それから、間にプリン種を流し込みながらクレープを重ねていき、オーブンで湯せん焼きに。
今回はボウルに熱湯を入れて使いましたが、天板のほうが安定していて良いと思います。


十分に冷やしてからひっくり返してみると・・・
一番最初の写真のように、表面が何だか汚くなってしまった。。。

カラメルソースもあふれてきちゃった。 焦げ色も濃度も、少し足りなかったかな。
まっ、いいか。


ところがこの後、さらにとんでもない事態に!!

食べやすい大きさのピースに切るために、丸いまな板の上に移そうとしたら、手が滑ってキッチンカウンターの上にべしゃっと・・・
考えられない大失敗に、しばし茫然。 L(・o・;)」

不幸中の幸いでカウンターはきれいでしたし、クレープのおかげで、何とか原形をとどめていました。
プリン部分の損失はあったものの、クレープ面を上にすると何事もなかったように (?) ごまかせた。 (*^^)v
バイトしていた店でも、カラメルソース側ではなく、こちらの面を上にして売っていたと思います。

この状態で、友人の家への手土産にしました。 反省点は多いものの、まずまずの出来上がり。


プリンクレープの食感が混ざり合った所にカラメルソースがからみ、この辺に住む方たちにとっては未知のおいしさだったようで、とても喜んでもらえました。
肝心の断面の写真を撮り忘れてしまいましたが、層になっていてきれいなのです。


バイトしていたカフェでは、5種類ほどのクレープ菓子を作って売っていました。

売れ残りはその日のうちに処分・・・っていうか、捨てるくらいならと従業員にくださる寛大なお店でした。
食品衛生法がどうのこうのとか大騒ぎせず、ゆるくて良い時代でしたね~

ラズベリー・スフレレアチーズ・クレープなど、どれもとてもおいしくて、売れ残るのが楽しみでした。
(えへへ、ごめんなさい。)

太っ腹が災いしたのか、手間暇かかりすぎて毎日作るのが大変だったのか、ほんの数年で閉店になってしまったのが残念。。。
まさか今になって、ミネソタの田舎であの味をひそかに再現する奴がいるなんてね。
お店の方が聞いたら、びっくりするだろうな。


クレープディングのレシピです。
お店のオリジナルのレシピに部分的に手を加え、さらに詳しい説明を付けてみました。

クレープディング (直径21cmのケーキ型1台分)

材料  

【クレープ】  
  薄力粉  80g
  砂糖  20~30g
  卵  2個
  牛乳  200cc
  塩  少々
  溶かしバター  30g

【カラメルソース
  砂糖  60g 
  水  大さじ2
  熱湯  大さじ2

【プリン種】
  牛乳  500cc
  砂糖  80g
  卵  3個
  卵黄  1個分
  生クリーム  100cc
  バニラエッセンス  少々
 
 
作り方

【クレープ】 
 1) ボウルに薄力粉、砂糖、塩をふるい入れ、卵も加えて泡立て器で軽く混ぜる。
   牛乳を少しずつ加え、溶かしバターも入れて全体をよく混ぜ、しばらく寝かせておく。
 2) 直径20cmのフライパンに最初だけ薄くサラダ油を塗り、弱めの中火にかける。
   お玉7分目ほどのクレープ生地を入れて、薄く全体に広げて焼く。
 3) 裏返して反対側も少し (20~30秒?) 焼き、皿に取る。 9~10枚できるはず。

【カラメルソース】
 1) 小鍋に砂糖と水大さじ2を入れて、やや強めの中火にかける。
 2) 泡が立って少し色づいてきたら、時々鍋を軽く揺する。
 3) 焦げ色がつき始めるとあっという間。 注意しながら加熱を続ける。
 4) 予熱でも焦げるので、好みの色になる直前で火からおろしてシンクに移し、熱湯を一気に加える。
   派手な音と共に蒸気が出てはねるので、火傷に注意!
 5) もう一度弱火にかけ、全体が均一に混ざるようにする。
 6) 直径21cmの底の抜けない丸いケーキ型に、すぐに流し込む。

【プリン種
 1) 中鍋に牛乳と砂糖を入れ、人肌まで温めて砂糖を溶かす。
 2) ボウルに全卵と卵黄を入れ、なるべく泡立たないように注意しながらしっかりと溶く。
    これを1) に加える。
 3) 生クリームとバニラエッセンスも加えて混ぜる。

【仕上げ】
 1) カラメルソースを流しておいたケーキ型に、お玉1~1.5杯のプリン種を流し、クレープ1枚を敷く。
 2) プリン種、クレープの順に重ね、1番上はクレープになるようにする。
 3) 180℃に予熱したオーブンで、湯せんで30~40分焼く。
 4) 型に入れたまま粗熱をとってから、冷蔵庫で冷やす。
 5) 竹串かナイフで型の側面の内側を1周させ、皿を上にかぶせてひっくり返して取り出す。 



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8 件のコメント:

  1. はじめまして。いつも楽しく拝読しています^^
    アメリカに住んでいた時はおいしいケーキがなかなかないのでせっせとお菓子を作っていましたが、帰国したら手軽においしいものがたくさんあるのでついつい手抜きに・・・^^;

    このクレープディング、すっごくおいしそう!!ミルクレープは生クリームが苦手な私にとってはチョイスにならないのですが、これはたまらなくおいしそうです~。
    久しぶりにがんばって作ってみようかな!

    またブログのアップを楽しみにしていますね。

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    返信
    1. リサさん、

      はじめまして♪ コメントありがとうございます。
      日本では、目移りしてしまうほどおいしくて美しいお菓子ばかり・・・
      お金さえ出せばパティシエの味を手軽に楽しめるのが、うれしいですね。

      リサさんも、アメリカに住んでいらしたことがあるのですか?
      やたらと甘くてやたらとデカく、色も毒々しいことがある市販のアメリカのケーキ、
      あれだけは、あまり懐かしくは思い出さないことでしょう (^_^;)

      クレープディング、ちょっと手間がかかりますけれど、
      ぜひ作ってみてくださいね♪

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  2. はじめまして。

    myTasteと言うレシピ専用の検索エンジンのサイト管理者です!

    素敵なレシピを拝見させていただきました。

    よろしければ mytaste.jp/top-food-blog に参加してみて下さい!

    すでに有名なブロガーさんの方々に多く参加して頂いています。

    よろしくお願いします★

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    返信
    1. MyTaste さん、

      はじめまして♪
      お誘いありがとうございます。

      レシピ専門のブログではないので、話題があちこち飛びますが (^_^;)
      それでもOKでしたら、参加を考えさせていただきます。

      削除
  3. たまごろう2014年6月26日 8:49

    かなり手の込んだお菓子ですね~、しかし、さくらさんがそんなお店で働いていたキャリアがあったとは!その時のレシピが体に染みついていたのでしょうね。キャラメル大好きなので、とっても美味しそう♪
    私も自由が丘のお店で結局1年勤めていましたが、カスタード2kgとかを毎日大量に作っていて嫌気がさして、今はなんとなく作る気になれないのです~。レシピは持っているのですけどね。
    あのお店のスコーン作ってみようかな。
    やっぱりお菓子は少量で作るのがみそですね。

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    1. たまごろうさん、

      飲食店関係のバイト、色々経験あります。
      やっぱり、根が食いしん坊だからかしら??
      この店では、直接お菓子作りに参加していたわけではありませんが、
      ランチタイムのサンドイッチなどは作っていました。

      カスタード2kgとは、腱鞘炎へまっしぐらのコースですね。
      いくら好きなことでも、度を超すと嫌になってしまうのは当然だわ。
      家族や友人に配る程度を、楽しんで作るのが一番ね♪

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  4. こんにちは、

    クレープディング、名前から言って絶対美味しいですよね~。
    プリンは好きなのですが、あのカラメルソースを作るのがちょっとムズカシそう、というのでいつも躊躇してしまうのですが、コレはぜひぜひ試してみたいです~!
    夫もこういうの絶対喜びそうですし。
    ↓のクマドレーヌもキュート!
    早速レシピ元の浅井商店さんのサイト拝見しました。
    なんだか欲しいものが沢山見つかって困りました(笑)。

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    1. Reiko さん

      ああ~、禁断の地に足を踏み入れてしまいましたか!?
      浅井商店さんのサイトは、チェックし始めると止まらなくなってしまいますね。

      カラメルソースは、プリン系だけでなく、
      ケーキやブラウニーなどに混ぜてもコクが出ておいしいですし、
      作り方を覚えておくと、何かと重宝します。
      ご成功をお祈りします♪

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