「ケルト音楽」って何だか琴線に触れるな~と感じていたのですが、「アイリッシュ音楽」とどう違うの?と聞かれても、今までよくわかりませんでした。
3月のコンサートは「アイリッシュ音楽」の特集ということで、ど~んと楽譜を渡されたのは、2月のコンサートのリハーサル中。
終了後にさっそく練習を開始すると共に、改めてそのジャンルについて調べてみました。
「ケルト音楽」はアイルランド以外にも、スコットランド、ウェールズ、ブリトンなどケルト文化圏の音楽を指す広い概念の呼び方だそうですが、アイリッシュ音楽はその中核をなしているということがわかりました。
踊りのための陽気な曲から心癒やす静かなバラードまで、様々な雰囲気の曲が含まれます。
アイルランドの音楽で使われる「フィドル」は、楽器そのものはヴァイオリンと全く同じもので、呼び方が違うだけです。
今回のコンサート用に配られた楽譜も、パート名が Fiddle となっているものがありました。
アイリッシュ音楽は元々、楽譜に頼らずに聞き覚えで伝えられた伝統音楽です。
今でもパブなどで、独自の装飾音を加えたりして、即興的にセッションが行われるそうで楽しそうですね。
私たちは、しっかり楽譜通りに演奏しました。
いかにも「フィドル」という感じで、ノリノリのきらびやかな速いパッセージが続く部分は、聴くのは楽しいですけれど演奏するのはとても大変・・・!
Irish Rhapsody No. 6 という曲、前半はテンポがゆっくりでうっとりするほど美しく、下の動画では8分頃から急に雰囲気が変わって踊り出したくなります。
そして、最後までそのまま突っ走ります♪♪
オケはそうでもないけれど、ソリストにとっては大仕事・・・でも、本当に魅力的な曲だこと!
ヴァイオリンのソリストの Maureen Murchie さんは、ミネソタ州の隣りのノースダコタ州から来てくださいました。
前にも一度お会いしたことがあるのですが、何と仙台市で育った方で、高校まで日本の学校に通っていたそう。
日本語は会話だけでなく読み書きも完璧で、どこかの大企業(トヨタだったかな?)の通訳としても活躍していたことがあるという、ユニークな経歴の持ち主です。
もちろん、私とは普通に日本語で会話してくれて、とても嬉しかった💛
アメリカの寿司にクリームチーズが使われてるのって許せないよね~ということで、意見が一致しました(笑)
私たちの指揮者は、ノースダコタ州のビズマークのオーケストラでも常任指揮者なのですが、Maureen さんは、そこのコンサートマスターです。
5月のコンサートにも来てくださるそう。今度はヴィオラですって!
弦楽器だけで演奏した「ダニー・ボーイ」は、ダンスの曲とは違って、しっとりと美しく。
一音一音に細心の注意を払い、とても温かな仕上がりになったと思います。
元々はアイルランドの民謡ですけれど、素晴らしいアレンジの曲でした。
最後は、大好きな「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」でした。
エルフやドワーフなどが登場するこの話は、作者のトールキンが、ケルト神話やアイルランドの美しい風景から、多くのインスピレーションを得て書いたものだそう。
1月にサンフランシスコに行った時、飛行機で暇をつぶすためにこの映画を観たばかり。
公開されてから3、4回は観ているので、ストーリーもかなり覚えています。
あの独特の世界観に、何とぴったりの音楽なのでしょう♪
そして、コンサートの最後を盛り上げるのにふさわしい曲だったと思います。
3月は、17日の St. Patrick's Day に続き、アイルランドにご縁の深かった月でした。
ミネソタ州では、人口の約12%がアイルランドにルーツを持つ方々ですので、今回のコンサートも喜んでいただけたことでしょう。
★3月28日のコンサートのプログラム★
Rainbow Bridge 虹の橋 Joseph Adams(世界初演)
Rainbow Bridge 虹の橋 Joseph Adams(世界初演)
Shepherd's Hey 羊飼いの踊り Percy Grainger
Irish Rhapsody No. 6, Op. 191 アイルランド狂詩曲第6番
Charles Villiers Stanford
Lord of the Dance Selections ロード・オブ・ザ・ダンス抜粋
Ronan Hardiman, arr. Larry Moore
INTERMISSION
When Irish Eyes are Smiling アイルランドの瞳が微笑むとき traditional
Molly on the Shore 岸辺のモリー Percy Grainger
Irish Tune from County Derry (Danny Boy)
ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ) Percy Grainger
The Fellowship of the Ring: Symphonic Suite ロード・オブ・ザ・リングより
The Fellowship of the Ring: Symphonic Suite ロード・オブ・ザ・リングより
「旅の仲間」組曲 Howard Shore / John Whitney

Sakuraさん 御無沙汰しております。新居にはお慣れになったと思います。日本も米国も外国人に対して厳しくなっていますね。昨年末現在、在日外国人数は、4,125,000人だそうです。以下を御参照ください。https://news.yahoo.co.jp/articles/48e700d646af93b2c8621b14ca81594706ba318d
返信削除匿名さん、
削除お久しぶりです。お変わりなくお過ごしでしたか。
おかげ様で、新居での暮らしにもすっかり慣れました。
ミネソタでは、4月だというのに大雪に見舞われてびっくりでした
が、そちらはすっかり春ですね。
お花見を楽しまれましたか。
私たちの住む町でも、3月28日には "No Kings" の抗議デモが行われました。
そのようなデモには決して近づかないよう、日本領事館からお知らせが届いています。
息を潜めるように暮らさなければならない日が来るとは、思ってもみませんでした。
在日外国人の数はずい分増え、過去最多を更新し続けているようですね。
けれども近いうちに、ビザ更新の手数料が大幅に引き上げられるそうで、お嫁ちゃんも困っています。