おまけのページ

2024/04/13

不用品の処分には、かなりの痛みが伴う

やっと、家の前の湖のが全部解けました!
完璧なタイミングで、ミネソタの州の鳥であるルーン Loon も戻ってきて、よく響き渡る懐かしい鳴き声を聞かせてくれます。
スワンカナダグース、色々な種類のダックも混ざって、湖はとても賑やかです♪

画像はこちらのサイトより

これから、庭の草花の世話や芝の手入れに忙しくなる前に、ぜひやっておきたいことがあります。
それは、じわじわと増えてきている「もの」の整理です。

日本からアメリカに引っ越した時に、かなりのものを処分したはずなのですが、いつの間にこんなに増えちゃったのかしら・・・?
・・・というか、アメリカでは買えないだろうと思って日本から持ってきたのに、結局使っていないものも多いようです。

平均的な日本の家よりはずっと広くて、収納場所も多いので、つい色々な所にものを突っ込んでしまっています。
雑然とではなく、一応は片付いて見えるため、あまり危機感を持たずにいました。

でも、数年以内にはもう少し町に近くて小ぢんまりした家に引っ越そうと考えています。
それまでに、大幅な断捨離をまたまた実行しなくては。


年と共に、身近な方があの世に旅立ってしまうことも多くなりました。
どんなにたくさんの素敵なものを所有していても、「あの世」には何一つ持って行けないのだと実感・・・

まだまだ道は遠いのですが、毎日少しずつ、引き出し1つ分ぐらいのペースで頑張っています。
以前はよく使っていたのに、好みが変わったりして使わなくなってしまったものも多いです。
「こんまり」式に(あれ?何だか懐かしいな)、今「ときめき」を感じるものだけを残すことにしましょう。

写真を撮り、心の中で「今までありがとう」と声をかけて、まだ使えるものは町にいくつかある thrift shop(リサイクルショップ) に持ち込みます。
気軽に引き取ってもらえるのが、とても有難い。不用品がまた生き返って、どなたかのお役に立つのなら嬉しいです。

懐かしい思い出がいっぱいのものは、整理する手が止まってしまいますよね。
いただいた手紙カード、捨ててしまったらそれっきりなので、特にじ~んときたものは大切に保存。
これも、私がいなくなったら「ゴミ」になってしまうのでしょうけれどね。

大量に持って来てしまった日本語の本は、残念ながらこちらでは引き取り先がないので、もう読まないものは処分するしかなく、苦痛を伴います。
冬がやたらと長いミネソタでは、暇つぶしにたくさんの本が読めるだろうと思っていたのに、つぶすような「暇」がちっともなくて、いつもシャカシャカ動いている自分に笑ってしまう・・・

だいぶ前に日本で使った英語の教材、また目を通すかもと思って持って来てしまいましたが、結局使わなかったな。
日本にいればどなたかに譲ることもできたでしょうが、残念ながらこれは処分。



役には立ったと思うので、これも「ありがとう」と共に「さようなら」です。


夫は、図書館からプロジェクターを借りてきて、昔撮ったスライドに目を通しています。
自分だけでなく、おじいちゃんとお父さんが撮ったものも物置に大量にあって、大変な作業みたい。

彼曰く、ほとんどは取っておく価値のないものだそう。
もったいないなあと思いますが、心を鬼にして、口は出さないことにします。
自分が本当に気に入っているものだけ残して身軽になりたい気持ちは、私以上に強いようですから。

夫はハンティングももうやめてしまったので、色々な用具も、結構たくさん持っているも、みんな処分するとのこと。
先祖代々受け継がれている大切な銃もありますが、息子は日本なので使わないでしょうし。
銃が家から消えるのはほっとしますけれど、夫にとってはやはり寂しいことでしょう。

食器調理器具の量も半端じゃなく、少しずつ減らしています。
柄がついていて可愛い!と思って飛びついた包丁は、恐ろしく切れ味が悪くて結局使わなかった。
こういうのが、少しずつ増えてしまうのですよね。。。


気に入っていた店が閉店する時に、どの服も70~90%オフなんていう大安売りがあり、つい値段につられて必要ないものまで買ってしまい、結局袖を通したことがなかったものも・・・

何だかもう、ものを買うのが恐ろしくなってきました。
田舎暮らしなので、都会より誘惑は少ないと思いますけれど、それでも気を付けなくちゃね。

人がその一生で使う「もの」の数は、一体どれほどなのでしょう。
道具を持たず身一つで生きている野生の動物が、時々うらやましくなります。


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