おまけのページ

2020/06/24

やみつき間違いなしの、ガーリックランチプレッツェル

ガーリック・ランチ・プレッツェルの「ランチ」は、昼ご飯の lunch ではなくて Ranch(アメリカで人気のドレッシングの種類)です。
このスナック菓子、ビールのおつまみにもぴったりですが、糖質・脂質・塩分たっぷりの不健康食品であることを、先にお断りしておきます(汗;)

自分たちが食べることは控えているものの、人に作ってあげると大喜びされる♪
大人も子供も、どんどん手が延びちゃう! 美味しくて、しかも簡単!!

やれやれ、またアメリカ人の健康を蝕むことに貢献(笑)してしまった・・・と、ちょっぴり罪悪感にひたりながら、手土産用に今日も作ってしまいました。。。


材料は、アメリカのスーパーでなら手軽に買えるものばかり。


日本ではどうでしょう?
もっと体に良さそうで美味しいものがいくらでもあるので、こういうのを作る必要はないかな。

とにかくあっという間にできますから、アメリカ在住の方はぜひ作ってみてね!
レシピをご紹介します。
プレッツェルはこの種類でなくても、sticksspindles など、どんな形でもOKです。


ガーリック・ランチ・プレッツェル
  Garlic Ranch Pretzels

材料
  Pretzels (今回は Old Dutch Tiny Twists) 1袋(15oz. / 425g)
  Canola oil  1/2カップ(アメリカのサイズ:約120cc)
  Garlic powder  大さじ1/2
  Hidden Valley Ranch dressing mix  1袋(1oz. / 28g) 
  
作り方
 1) 大きなボウルにプレッツェル以外の材料を入れて先に混ぜ合わせ、プレッツェルを加える。
 2) オーブンを270°F(約130℃)で予熱開始。
 3) オーブンが温まる間に、1) をよく混ぜ合わせて、ホイルを敷いた天板に広げる。
 4) 指定の温度になったら、17分ほど焼く。
 5) 完全に冷めてから、保存容器に入れる。

スパイス類がプレッツェルに均等にからみつくように、シリコンべらを使ってボウルの底からよ~く混ぜてくださいね♪




おまけ 昨日は、雨上がりにきれいな虹が見えました!


2020/06/21

ハスキー犬に育てられたネコ / ハシボソキツツキの砂浴び

ジョージ・フロイド事件で世界中の話題になったミネアポリスが、相次ぐ銃撃事件でまたニュースに・・・
アップタウンで12名が撃たれた銃撃事件により、2人の幼いお子さんのお父さんであった若い男性が犠牲者となってしまいました。
ご家族にとっては、とても辛い父の日だったことでしょう。

救われるのは、事件現場には警官だけでなく多くの一般市民も駆けつけ、怪我人を助けようと手を差し伸べたこと。
この前の暴動後にも、めちゃくちゃになった通りや建物を、多くのボランティアが片付け清掃し、元のきれいな街並みを取り戻すことに大いに貢献しました。

ここにはまだ「希望」があり、多くの住人は自分の住む都市に誇りを持っているという証拠です。
人々の気持ちが「分断」ではなく「団結」に向かうよう、心から願っています。


人間界では嫌な恐ろしいニュースが続くので、今日は動物の話題でほっこりしましょうか。

何年か前にハスキー犬に育てられたネコの画像を見て、胸がキュンキュンしたのですが、
そのワンコ&ニャンコについての動画を見つけました♪

瀕死だった小さな子ネコが、ハスキー犬リロの深い愛情を受けて助かり、ロージーと名付けられたところから始まっています。
二匹は本当の親子みたいにいつでも一緒・・・何でもリロお母さんに教わって、ロージーは日に日に犬らしく立派に成長しました(笑)
散歩も大好き、泳ぎも得意。雪道だって山道だってヘッチャラよ~!


その後飼い主のご家族は、恵まれないネコたちを助ける保護活動を始めました。
リロは慣れた様子ですぐに子ネコたちの面倒を見始めるものの、ロージーはちょっと戸惑った表情。

でも、リロおばあちゃん(?)のアドバイスを受けながら、ロージーも子ネコたちのお母さんとして子育てを始めました。
最初は恐る恐るだったけれど、すっかり貫禄が出てきて、ロージーも今では立派なお母さんに♪
良かったね~ みんなお幸せに・・・

本当にじ~んとくる、素敵な動画です。ワンコ好きの方もニャンコ好きの方もぜひ観てね!


家の庭でも、思わず笑顔になってしまう光景が・・・
Northern flicker(ハシボソキツツキ)という鳥の、砂浴び dust bath の様子です。
砂浴びは、羽についたダニ寄生虫を落とす目的で行われます。

くちばしでせわしなく地面をつつきながら、何度もパタパタと。
いつもは飛んでいる時にだけちらっと見える美しい黄色い羽、砂浴び中は惜しげもなく見せてくれました。


片方が終わったら、もう片方もきれいに・・・とても念入りです。


こんなに幸せそうな顔をした鳥、見たことあります? 抱きしめたくなっちゃう♪


毎日飛んできて同じ場所で砂浴びしていたけれど、最近見かけなくなってしまいました。
そう言えばこの鳥は渡りをするので、違う地方に飛んで行ってしまったかも。
どこかで元気にしていてくれますように・・・

2020/06/14

鳥のような蜂のような・・・?実は蛾でした

先日、庭のペチュニアに水やり中、今までに見たことのない不思議な生き物を発見!

最初ハミングバード(ハチドリ)かと思いましたが、ひとまわり小さく、ホバリングはしていても羽音がブンブン聞こえません。

ひょっとして、やたらと大きい!?
そう思ったとたん私に近づいてきたので、キャ~っと逃げた・・・

やがて戻ってきてせっせと花の蜜を吸い始め、私も落ち着いて近づいてみました。
花に潜って、美味しそうに蜜を吸っています。

写真を撮ったけれど、残念ながらボケボケの失敗作。
せわしなく動いて、ちっともじっとしていません。


あとでググったら、Hummingbird moth (Clearwing moth) という名のらしい。
私のより鮮明な写真だけど、構図がそっくり!

が透明でとてもきれい。それに、にしてはお上品な顔立ちだこと・・・
口吻が、ずい分長いのね。蝶と違って、蛾の多くには口吻がないと聞いていたけれど。

画像は Mass Audubon より

Snowberry clearwing moth という名も、検索でヒットしました。
同じ仲間だけど、色合いなどが少し違う種類のようです。
私が見たのはどちらだったのか、ボケた写真からは判断できないのが残念ですが。

日本語で検索したら、形がそっくりで、羽は透明でない蛾が出てきました。
ホシホウジャク(星蜂雀)っていうのですって。素敵な名前ですね。

画像は PHOTOHITO より

これも可愛い ♥♥♥ (実は、私は結構虫好き・・・嫌いな方、ごめんなさい)


初夏の庭では、次の世代に命が受け継がれつつあります。
産卵中の、ニシキガメ Painted turtle のお母さん。


カナダグースファミリーも元気そうで、どんどん大きくなっています。
私の子供たちが小さかった頃も、よそのお子さんたちと一緒に公園で賑やかに遊んでいたな~
見守るお母さん同士のおしゃべりも楽しかった・・・懐かしく平和な光景です。
(カナダグースはつがいで子育てするので、この写真にはお父さんも混ざっています。)


入り口の階段下には、小鳥の巣の中に卵が5個。
普段はちょうどマットに隠れて、雨がしのげる場所にあります。

ちょっと失礼して、マットをめくって撮影・・・2羽だけ孵った時の写真です。


今はもう全部孵って、少しずつ鳥らしくなってきています。

世界は(特にアメリカは)不安な要素に満ちていて、どこに向かうかわからない危うさがありますが、この子たちの未来が穏やかでありますように。

2020/06/09

少しずつ戻ってきた日常

ミネソタでは、コロナによる自宅滞在命令が解除になってから、段々と町にも人々にも活気が戻ってきています。
会いたい人にまた会えるようになったのが、何よりも嬉しいですね。

感染を恐れて、孫たちと時間を過ごすことをずっと我慢していた義妹夫婦も、ここ数週間は以前のようにジジババ馬鹿ぶりを発揮!

一緒に魚釣り、嬉しそうだな~
この時は夫も一緒に行ったので、私たちもその晩、美味しい新鮮なウォールアイのフライにありつけました。



テイクアウトとデリバリー以外はずっと休業していたレストランも、6月に入ってからオープン♪
駐車場が広い店はそこに、狭い店は前の道路を通行止めにして、テーブルと椅子を並べています。
メニューは使い捨てのものが用意されていたり、客が各自のスマホでチェックしたり・・・

美容院はすべて予約制で、到着したら車の中から電話して美容師に知らせると、前の客が終わった時点で迎えに来てくれます。
それまでは店内ではなく、自分の車の中で待っていなくてはいけないということです。

美容師もずっとマスクをしたままですが、お互いに久しぶりで、おしゃべりが弾んでしまうのは仕方ないな。
自宅滞在命令中は髪を切りに行くこともできなかったので、あっちもこっちもボサボサ髪の人だらけでした。


歯医者もしばらくは、緊急の患者以外は診てもらえませんでした。
再開してからすぐにタイミング良く(?)、食事中に夫の奥歯の先がほんの少し欠けてしまいました。
さっそく、予約を入れて治療してもらうことに・・・

行ってみると入り口のドアはロックされていて、やはり「電話をするように」との張り紙があったそう。
美容院と同じく、自分の番が来るまで車中で待っていると、スタッフが知らせに来てくれたそうです。

中に入ると、受付は透明のアクリル板のようなものでカバーされ、まずハンドサニタイザーで手を徹底的に消毒するよう指示されたとのこと。
診察室に入ると、今度は口の中の消毒。
普通のマウスウォッシュより強力そうな薬品で、30秒間口をクチュクチュして吐き出すように命じられたそうです。

歯医者は、マスクを二重につけていたそう。(息苦しそうだな。。。)
助手は、マスクに加えて透明のフェイスシールドで防御していたとのこと。

今は場所によってマスク着用が義務付けられていたり、奨励されたりですが、歯医者の患者はさすがに無理ですね。
でも、これだけ徹底的にお互いの感染防止に気を配っているのでしたら、安心して行けそうです。


週末には、1月以来久しぶりに娘が来てくれました。
3月からずっとテレワークで、ダウンタウンにもしばらく行っていないそうですから、きっと大丈夫だろうということで・・・
当然のように以前通りハグしてきたので、久しぶりにぎゅ~っとね♪

湖でボートに乗ってのカクテルタイム、ジープ乗り、4月に新しくお迎えしたワンコの散歩・・・


人生初の緊張感に包まれた数ヶ月を何とか無事に切り抜け、やっと少しずつ日常が戻ってきたのを実感できて嬉しい週末でした。

とは言え、ミネソタでのコロナ新規感染者は、5月には毎日800名位という日々がしばらく続いたのが、最近はやっと300名位になったというだけ。
目に見えて落ち着いてきた日本に比べると劣等生的な数で、まだまだ決して油断はできない状況だというのが現実です。

それでも許される範囲で、やはり人生を楽しみたい♪と思っていますが。
オーケストラ活動の再開が、待ちきれませ~ん!
大勢が1ヶ所に集まることはもちろんまだ許されず、しばらく先になりそうです・・・

2020/06/01

ミネアポリスで起こったジョージ・フロイド事件から、全米に広がった抗議デモと暴動

ミネアポリスで、黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警官に拘束されて亡くなるという痛ましい事件が起こってから、もう1週間が経ちました。

これについて書くべきかどうか迷いましたけれど、やはりこのまま素通りはできない大きな出来事ですので、記録を残しておくことにします。


偽札を使ったようだという通報を受けて警官が彼を拘束したという話ですが、その一部始終はまだ解明されていない様子。
警察が主張する「容疑者はアルコールか薬の影響下にあった」「抵抗した」についても、これから明らかになることでしょう。

すでに手錠をされた後の動けない状態で、フロイド氏は警官の膝によって首を強く地面に押さえつけられました。
「息ができない・・・」と何度も訴えているのに、無情にも決して力を緩めない警官。
そのうちについに息絶えてしまう動画は、とてもショッキングで思わず目を覆うものでした。

この事件から間もなく抗議デモが起こり、大勢の人々が参加しました。
それはミネソタ州だけに留まらず、他の多くの州に飛び火し続け、有名人たちも次々と自らの声明を発しています。

白人警官が無慈悲に黒人を殺してしまう・・・これまでに何度もくり返され、その度にアメリカに残る根深い人種差別がむき出しにされてきました。
一体いつになったら、これが断ち切られるのでしょう。

白人警官が咎められなかったケースもありましたが、今回はこの場にいた4人の警官はすぐに免職処分となり、実際に膝で押さえつけていた警官は過失致死容疑で起訴されることに。

権力者に反抗することなど決してできない国も存在する中、人々が正義に対して声を上げることができるのは、恵まれた国だと言えるのでしょう。
そういう勇気ある行動があるからこそ、世の中は少しずつ動いているのです。

けれども、最初は別に暴力的でなかった抗議デモも、だんだん様子が変わってきました。
警官隊が催涙ガスやゴム弾などで抑えようとすると、一部の抗議者は反抗して暴徒化。

多くの暴動略奪が発生するようになり、町はめちゃくちゃに荒らされています。
警察署やパトカーなどが放火され、建物の窓を割ったりする破壊行為が次々と起こりました。
そして、ターゲットなどの店で売り物が盗まれています。
ちゃっかり、大型テレビまで略奪する人も!

「非常事態」というと最近はコロナのことしか頭に浮かびませんでしたが、今回は違うことで多くの都市でそれが宣言され、夜間外出禁止令も出てしまいました。

正当な理由で始まった平和的な抗議デモと、暴動・略奪は別だと考えたほうが良さそうです。
ミネソタの住人ではなく、外部からやってきた人たちが騒ぎを起こしているという情報も・・・

日頃の鬱憤を晴らすために、この事件を利用している人がいるのでは・・・と勘ぐってしまいます。
特に今はコロナによる失業者も増え、怒りや不安をぶつける対象を探していた人も多いでしょうから。
実際に自分の目で見たわけではないので、あまり無責任なことは言えませんが。

コロナによる自宅滞在命令がやっと解除となり、長いこと閉店していたレストランなども6月から営業できることになって、準備を進めていた矢先にこの騒ぎ。
めちゃくちゃにされた店を黙々と片付けるしかない、オーナーのやり切れなさが伝わってきます。

人種差別に反対しているはずなのに、マイノリティの住む地域までが破壊されていると聞くと、一体何が目的でどんな人たちが行っているのだろうという疑問でいっぱいになってしまいます。

警官への不信感はもっともですが、私たちの暮らしの安全は、残念ながら彼らなしでは守られないのも事実です。
過剰に、そして不当に力を行使することがある「警察」という組織への嫌悪感の一方で、個人としての「警官」ひとりひとりのことも考えなくてはいけません。

使命感に燃えて、その職に就いている警官も多いと信じたいです。
彼らとそのご家族も、こういった事件の後は特に、恐れを感じてしまっているのではないでしょうか。

ニュースはここ数ヶ月ずっとコロナのことが中心でしたのに、最近はこの話題がほとんどです。
この騒ぎの中ではマスクなんてしていない人も多く、social distancing も無視されている様子。
まだまだコロナは収束したわけではないので、これが元での感染の拡大も心配です。

アメリカはの国というのも怖い・・・この事件が発端で、さらなる犠牲者の出ないことを祈っています。
被害者とそのご家族も、この事件が発端となってコミュニティが破壊され、人々がますます分裂することは、決して望んでいないでしょう。

ミネソタがこんなことで話題の中心になるなんて、何ともやりきれない思いです。
何か大きなものに、悪意を持ってコントロールされているような気さえしてきます。
事件の全容が解明され、この国が分裂ではなくより良い方向に向かうことを願うばかりです。


我が家の周りは、おかげ様で静かで平和です。
ご心配くださった皆さん、ありがとうございます。

ミネアポリスに住む娘も、4月にダウンタウンから少し離れた住宅街に引越したので、多分安全だと思います。
それまで住んでいたアパートメントの建物の窓と外壁は、ひどい言葉を並べた落書きで埋め尽くされたそうで、ぞっとしていますが・・・


一昨日は肌寒くて夜はヒーターを使ったほどでしたのに、今日はまさかの32℃!!
すっかり夏の景色です。

庭のクラブアップルの花は、あっという間に盛りを過ぎ、


今は、あちこちでライラックが満開です。


少し手折って、その芳香をしばらく楽しむことにしました。
世界平和と、肌の色に関わらず全ての人命が尊ばれることを祈って・・・