2013/11/28

やっぱり最高!日本のスイーツ

日本滞在の様子、ブログに書きたいことはたくさんあるのに、更新が滞っています。。。
ミネソタ暮らしの反動で、毎日精力的にお出かけしまくっているためです・・・すみません。

おいしいものがいっぱいの日本、甘いものに目のない私にとっては、メインのお食事だけではなく、デザートも大きな楽しみのひとつです。

お食事編は、また後日まとめることにして、今日はスイーツの大特集です!
甘くて大きければいいでしょ、みたいなアメリカのケーキを見慣れてしまった目には、日本のスイーツは芸術品のように輝いて見えます。
味、食感、見た目、どれをとっても最高です
デパ地下をウロウロするだけでも、幸せ~な気分になってしまいます。

日本にいる間は、体重がどうのこうの、コレステロールがどうのこうのなんてことは一切気にせず、思いきり楽しむことに決めました。

・・・で、今まで口にしたスイーツの数々。。。
こうして並べてみると、やっぱり少々恐ろしくなるのですが・・・

irina という店で、ミニサイズのかわいらしいロールケーキをゲット。
このロールタワーが売りのお店です。 お店の方に許可をいただいて、写真を撮らせていただきました。


たくさんの種類のロールケーキ!きれいだわ~♪♪


隣りには、くマカロンも! かわいい!! でも、かわいすぎて食べられなそう・・・


私が買ったのは、この5種類です。 妹の家へのおみやげにしました。


妹もこんなケーキを用意してくれていたので、二人でガッツリいただきました♪


元同僚たちとランチした、二子玉川の Shutters でいただいたデザート。
アップルパイアラモードのキャラメルソースがけです。
これは、アメリカにもありそうかな?


これも、妹がみつけて買ってきてくれました。 姉妹で 「かわいいもの好き」 なのです。



みなとみらいで友人と・・・ランチとティータイムでこんなにいただいてしまったのは、さすがにヤバかったかも。
イタリアンスタイルのシュークリーム。 盛り付けが美しいわ。
そして、モンブランワッフル。 栗の味に飢えていたので、うれしな!




もちろん、和スイーツもはずせません。
あんこもの、大好きです♪




写真には撮らなかったその他のスイーツも、数知れず (?) お腹におさまりました。
たくさん歩き回っているから、きっと大丈夫ねと自分に言い聞かせています。
(ホントかな???)  (^_^;)



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2013/11/20

東京スカイツリー展望デッキより


実は今、日本に遊びに来ています。
出発前日、-19℃にもなった寒~いミネソタを後に、シアトル経由で成田空港へ。 

母と妹、4月から日本で働いている息子、友人たちに会うため、そしてまたまたジュリー沢田研二さん) がいたバンド、ザ・タイガースのコンサートに行くためです ♥♥♥ ♫♫♫

3週間ちょっとだけの滞在ですので、毎日忙しいこと! 美容院や歯医者にも行って、買物もして。。。
時差ボケになっている暇などありません。 

約1年半ぶりの日本・・・それほど違和感はなく、ずっとここで暮らしていたような気さえしてしまいます。
大自然に囲まれたミネソタでの暮らしが、何だか遠い夢の中の出来事のようだわ。 

唯一変わったなと思うのは、電車の中でスマホの画面を眺めている人の方が、ガラケーと呼ばれる普通の携帯電話より、圧倒的に多くなったこと。
この点では夫も私も化石人間で、ついて行けません。。。


先日は、友人たちと東京スカイツリーへ!
前回日本に来た時には、まだ建設中でしたっけ。

「とうきょうスカイツリー駅」 もできていて、そこで降りるとスカイツリーは本当に目の前です。
東武伊勢崎線の一部が、東武スカイツリーラインという名称に変わったみたい。

真下から見上げると、デカすぎて何だかよくわからない・・・


とうきょうスカイツリー駅ホーム
降りるとスカイツリーは目の前で、とても便利です。

友人がランチとセットで予約しておいてくれたので、係員の 「80分待ちで~す!」 の声を遠くに聞きながら、私たちはさっさと展望デッキに上れました♪
地上350メートルの高さまで、50秒で一気に!! 耳がおかしくなりそうでした。

東京の町の様子を、鳥になった気分で上から眺めることができるとは、何と素敵な経験でしょう。
天気が良くて、遠くには富士山も見えました。
ああ、日本に帰ってきたのだな~

写真にすると鮮明でないけれど、富士山が!
ドアップにしてみた・・・
六本木方面には東京タワーも!
隅田川は近い。 一番右は言問橋

まさに、コンクリートジャングルですよね。 よくもまあ、ビルがこんなにびっしりと・・・
でも、東京は私が生まれ育った故郷ですので、やはり懐かしさ、そこに存在する人たちへの愛おしさで、胸がいっぱいになってしまいます。

以前、六本木ヒルズの展望台から下を見降ろした時には、本当に足がすくみました。
スカイツリーから見える建物は、小さすぎて冗談みたいなので、かえって怖くはなかったかも。


さて、ぐるっと一周して景色を楽しんだ後は、ランチです♪
展望デッキの一つ下のフロアにある、Sky Restaurant 634 (Musashi) のコンセプトは、様々な食材と伝統の江戸東京野菜を組み合わせた 「東京キュイジーヌ」 だそう。
フレンチっぽい新日本料理という感じでした。

このような凝った美しい盛り付け、ミネソタのド田舎のレストランでは絶対に期待できないもののひとつです。
見た目だけではなく、お味も食感もすばらしかったですよ。





気の合う友人たちとの会話もはずみ、大満足の1日でした♪

もし東京に住んでいたら、スカイツリーなんていつでも行けるからいいや・・・と延び延びになっていたことでしょう。
たまの里帰りだからこそ、友人たちが色々とナイスな企画を立ててくれます。
皆さんに心から感謝です。 ありがとう!!

いつかは、スカイツリーからの夜景も見てみたいな~


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2013/11/12

ドヴォルザークはドヴォジャーク?

10日 (日) は、コンサート本番でした。
鹿のハンティングシーズンが始まったため、いつもより客入りがやや悪かったかな。

ドヴォルザークの、交響曲第8番チェロ協奏曲を演奏しました。
彼の名前は、出身地のチェコでは Antonín Leopold Dvořák と表記されます。


日本ではドボルザークドヴォルザークドヴォルジャークなど様々ですが、「ク」 以外は平坦な感じで言うのが普通ですよね。
こちらでは 「ヴォ」 にアクセントをつけるので、へえ、そうだったの・・・という感じ。

発音をカタカナで表すのは不可能ですが、ドヴォジャークが近いでしょうか。 (初めのドは母音を入れずに d の音だけです。)
本場のチェコでは、また少し違うのかもしれませんが。

日本で慣れ親しんでいる作曲家や画家の名前って、アメリカ人の発音とはずい分違うことが多く、驚かされることがしばしばです。
アメリカ暮らしが長くなると、そのうちに日本式の発音に戸惑うようになるかも?


さて昨日のコンサート、オープニングは Wretched Bloomed という怪しい雰囲気 (?) の曲でした。
タイトルの意味がわからない・・・と思っていたら、アメリカ人にとっても、???だそうです。

作曲者 James Young さんが小学校5年生の時、ピアノを教わったのが私たちの指揮者だった、というご縁で演奏することになりました。
ご本人も、会場にいらしていたようです。


そして、ドヴォルザーク交響曲第8番、日本では通称 「ドボ8」 です。
この曲は日本でも演奏したことがあるので、練習はかなり楽でした♪
でも、日本のオーケストラ仲間のことを思い出し、ちょっとウルウルします。

超有名な第9番 「新世界より」 も、もちろん大好きですが、第8番はもっと好きかも。
チェロ奏者にとっては、とてもおいしい曲です。
流暢なチェロの出だしに、みんな聴き惚れてしまいます。

全体的に、ものすご~く親しみやすくてわかりやすいメロディーが続きます。
ダンス音楽のようだったり、やたらと土臭かったり、きらびやかだったり、変化に富んでいるのが魅力。

チェコ民謡のメロディーに、かなり影響を受けているそうです。
日本人の心の琴線に触れる、何だか懐かしい音階でできているのが、きっと人気の秘密ですね。

トランペットの朗々とした響きで始まる第4楽章には、 「黄金虫は金持ちだ」 に似たメロディーが登場します。
あっ、アメリカ人にはそういう風には聞こえていないか・・・




ドヴォルザークチェロ協奏曲のソリスト Eric Haugen 君は、プロのチェロ奏者になるために、現在ミシガン大学で勉強中の学生さん。


何と3歳半でチェロを始め、小学校から高校にかけての時期、このオーケストラのメンバーだったそう。
ものすごいテクニック!!将来が大いに期待されます。
地元出身ですので、温かい拍手がいつまでも鳴り止みませんでした。

彼の最初のチェロの先生も、20年近くこのオーケストラで演奏しています。
師弟での共演、さぞ感慨深いものだったでしょうね。

チェロの響きは、人間の声の周波数に近いと聞いたことがあります。
落ち着いた艶のある響きはとても魅力的ですが、低音ゆえにオーケストラの他の楽器とのバランスを考えるのは難しいらしく、ヴァイオリン協奏曲やピアノ協奏曲ほどには数が多くありません。

このドヴォルザークのチェロ協奏曲は、その中で一番好きという方が多いですね。
ブラームスが、「このような曲が書けると知っていたら、自分もチェロのための協奏曲をとっくに書いたのに。」 と言ったそう。 残念でした・・・

この曲、実はファーストヴァイオリンはとても暇なのです。
穏やかで美しい第2楽章なんて、数10小節も休みが続きます。 こんなに休める曲はめずらしいかも。
(ちゃんと小節数を数えていないと、落っこちますが。。。)

第3楽章の終わりのほうにも、コンサートマスターのとても美しいソロがあるので、それ以外のファーストヴァイオリンは休み。
普段はほとんど働きづめなのにね。
聴き惚れていると、夢の世界に入っていってしまいそう。。。


今回も、自宅練習は YouTube と共に。
ただヴァイオリンパートを弾いているより、ずっと楽しいです。

Gautier Capuçon というフランスの若いチェリストの演奏を選びました。
とても表情豊かで、色気を感じる (?) 演奏です。
おっと、練習中に淫らな妄想に浸ってはいけませんね。



★今日のコンサートのプログラムです★

     Wretched Bloomed (James Young)
       
     Symphony No.8 in G major, Op. 88, B.163 (Antonín Dvořák)
       Ⅰ. Allegro con brio
       Ⅱ. Adagio
       Ⅲ. Allegretto grazioso - Molto vivace
       Ⅳ. Allegro ma non troppo

     Concerto in B minor for Violoncello and Orchestra, Op. 104 (Antonín Dvořák)
       Ⅰ. Allegro
       Ⅱ. Adagio, ma non troppo
       Ⅲ. Finale: Allegro moderato - Andante- Allegro vivo



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2013/11/06

スタバの 「パンプキン スパイス ラテ」 を再現してみた

秋になると、必ず飲みたくなるドリンク。
それは、スターバックス Starbucks パンプキン スパイス ラテ Pumpkin Spice Latte です。

日本でも販売されているようですね。
スターバックスの季節限定フレーバーには、つい癖になってしまうものが色々・・・
中毒症状を起こす物質がこっそり入れられているのではと、疑ってしまいます (笑)

とてもおいしいけれど、決してお安くはないので、家で真似して作ってみることにしました。
これなら、毎日でも飲めるわ♪


Starbucks のサイトをチェックすると、 Pumpkin Spice Latte に使われているのは、エスプレッソと、パンプキンフレーバーのシロップと、スチームしたミルクだそう。
それが、ホイップした生クリームとパンプキン パイ スパイスでトッピングされていると書いてあります。

スタバの パンプキン スパイス ラテ

パンプキン パイ スパイス Pumpkin pie spice の中身はというと、お菓子作りではおなじみの、シナモン、ジンジャー、ナツメグ、オールスパイスです。
オールスパイスも、ジンジャー、ナツメグ、クローブをあわせ持った香りなので、代わりにクローブを使っても良いと思います。

上記のスパイスは家にみんな揃っていますが、今回はお手軽に下の写真のスパイスだけを使ってみました。
名前もそのまんまだし・・・



エスプレッソの豆は家にないので、普通のインスタントコーヒーを濃い目に淹れました。
いつも買う牛乳は2%の低脂肪乳・・・あっさりしすぎかな?ハーフ&ハーフ Half & Half も混ぜちゃえ!

アメリカでは定番のハーフ&ハーフは、牛乳と生クリームが半分ずつ配合された、主にコーヒー用に使われている乳製品です。 (低脂肪乳と混ぜると、トータルで乳脂肪分は一体何パーセントになるのだろう。。。)

これを日本製の秘密兵器に入れて容器ごと電子レンジで温め、ハンドルを上下にしゃかしゃかすると、細かくふんわりと泡立ったミルクができます。


泡立てると、ミルクの量がだいぶ増えますね。


カップの半分までコーヒーを入れ、先ほどのパンプキン パイ スパイスを適量と、砂糖小さじ1ほどを入れて、よく混ぜます。
スパイスをあまり入れ過ぎるとしつこくなりそうですので、控え目に・・・(小さじ1/4位だったかな?)
そこに、温かいホイップミルクを注ぎます。

砂糖少々を加えてホイップした生クリームをその上に絞り出しました。
これは、 Heavy whipping cream を使用。
アメリカでよく使われている冷凍の生クリームは、お手軽だけれど味もそれなりなので。

パンプキン パイ スパイスを少し振りかけて、出来上がり!
スタバのより、生クリームの量は控えめにしました。


パンプキンという名前がついていても、パンプキン スパイス ラテは濃厚なかぼちゃの味がするわけではないので、こんなものでいいかな?

ハロウィーンクッキーを焼いた残りの生地を使った、クマクッキーがお供です。
うふふ・・・いただきま~す! 作り方は自己流でも、十分においしかったです。



アメリカでは、秋になるとこのパンプキン風味が大人気です。
パンプキンパイパンプキンマフィンの他に、
アイスクリームも、


チョコレート専門店で買ったチョコレートトリュフも、


みんなおいしい、パンプキン パイ スパイス風味♪
やれやれ、また食べ過ぎてしまうわ・・・

日本の秋の味、やたくさんの種類のキノコなどにはお目にかかれないので、
アメリカでは、これが私の秋の味になりそうです。



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2013/11/03

話題の映画 Gravity (ゼロ・グラビティ) レビュー

10月4日に全米で公開になった映画 Gravity を、遅ればせながら観てきました♪
日本では、「ゼロ・グラビティ」という邦題で12月13日に公開だそうですね。
ちらっとだけネタバレもあるかもしれませんが、観た感想などを書いておくことにします。

アルフォンソ・キュアロン監督によるこの映画、公開から5日で興行収入1億ドルを突破したという、超話題作!
アカデミー賞も大いに期待されているそう。

ストーリーそのものはごく単純で、ハリウッド映画にしては地味・・・?
あらすじを簡単に言うと、スペースシャトルの船外活動中に、突然の事故で地上から600kmという無重力の宇宙空間に放り出されてしまった乗組員のサバイバルドラマです。



出演者は何と2人だけ!メディカルエンジニアのライアン・ストーン博士と、ベテラン宇宙飛行士のマット・コワルスキーです。
あと、若干の死体が登場しますが。。。

ですから、セリフと言ってもほとんどが、2人の間に交わされるものと独り言だけです。

しかも、絶望的な状況で励ますにしては、ちょっとありきたりすぎないか?みたいな会話だったりして・・・
残念ながら、最高のシナリオとは言い難いものだったようです。
(というのは、夫の感想です。私の英語力では、細部まで完璧に理解するのは無理。。。)


それでも、この映画を観る価値のあるものにしているのは、漆黒の宇宙空間とスペースシャトル、そして青くて大きな輝く地球の描き方です。
これはぜひ、映画館の大きなスクリーンで観なくちゃね。

奇跡の美しい惑星、私たちの故郷である地球!
人間が国境なんかを勝手に作って戦争したり、自然を破壊して汚したり、何だか地球に申し訳ない気持ちになってしまいます。

小さな島をめぐって領土問題で争うなんて、本当にアホくさいこと。
ジョン・レノン「イマジン」の歌詞みたいに、将来は国なんてなくなって、世界がひとつになればいいのにね。

映画のタイトルである無重力空間の描き方も、細かい所まですごい・・・職人技でした。
宇宙に飛び出す勇気はないけれど、無重力はちょっと経験してみたいかも。


もうひとつ特記すべきは、ほとんどひとり芝居である主役のサンドラ・ブロック Sandra Bullock の抜群の演技力です。
世間で言われているように、オスカーの主演女優賞が狙えるでしょうね。


ベテラン宇宙飛行士役のジョージ・クルーニー George Clooney の、頼りがいのある温かい表情も良かった♪



約1時間半ですから、大して長い作品ではありません。
次々に訪れる困難な状況にハラハラドキドキはしますが、もうそろそろ勘弁してよと思った頃に、ちょうどよく終わりました。
これ以上はネタバレになるので、どんな終わり方だったかは秘密・・・

時々、主人公ライアンのヘルメット内からはどのように見えるかという視点に変わり、より一体感を感じられようになっています。

酸素はどんどん減るばかり、地球との通信も断たれてしまう、自分がどこにいるのか把握できず、たった1本のロープだけで必死につながっている。
「エイリアン」みたいに、とんでもない生物が襲いかかってくるわけではありませんが、十分に恐ろしい状況です。

こんな極限状態では、パニクらずに冷静でいろという方が無理!
ごく普通の人は、一生こんな目には遭わずにすむのが幸いです。


3Dで観ましたが、立体感や一緒に宇宙を漂うような浮遊感がもう少し感じられるとよかったかなあ。
だんだん3D映画に慣れてきてしまい、あまり感激がなくなってしまったのかもしれません。

最初のシーンはとても良かったです。
真っ暗な宇宙空間に小さな白い点々が見えてきて、それが徐々にズームアップされると、この映画の登場人物たちだということがわかります。
私たちの美しい地球、暗い宇宙、飛行士、スペースシャトル、順にフォーカスされる印象的なカメラワークでした。


ツッコミどころも、色々ありましたよ~

宇宙服って脱ぎ着がものすごく大変で、1人ではできないのではなかったかしら・・・とか、
宇宙服の中が、あんなに軽装なわけないよなあ・・・とか、
ちらっとマニュアルに目を通しただけで、いきなり操縦は無理だよなあ・・・とか。


ドキュメンタリー映画ではなくてSF映画ですので、お堅いことは言わないことにしましょう。


原題は Gravity なのに、邦題にはご丁寧にゼロが加わって「ゼロ・グラビティ」
無重力の宇宙空間での出来事だということを、強調したかったのでしょうか。

でも、ちゃんと重力がある地上への帰還を切に願う気持ちも、Gravity というタイトルには込められているのではないかと、ふと思ったのですが。
宇宙空間にいると、普段は当たり前に存在する重力というものが、ひどく懐かしくなるに違いありません。



それから、まるでへその緒のようなロープにつながった宇宙服で漂う様子、ライアンが胎児のようなポーズで丸まっている様子、それにもきっと深~い意味が込められているに違いありません。

1968年の映画「2001年宇宙の旅」にも、最後のシーンで突如として胎児が出てきましたっけ。
あの難解な映画ほどには、Gravity に哲学的なものは感じませんでしたが。


ところで、つい最近のニュースで、巨大な気球で宇宙へ飛び立って地球を眺めるツアーのことが話題になっていましたね。
料金はたったの(?)75,000ドル(約750万円)ですって!
でも上空30kmということで、無重力状態ではないそうです。

もし、何らかのアクシデントで気球が割れてしまったら・・・!!
行ってみようかなと思っていたお金持ちの方々も、この映画を観ると躊躇してしまうかもしれません。

どんなにお金持ちだったとしても、私は多分行かないと思います。
いろんな意味で、地に足のついた暮らしが最高です、ねっ♪



おまけ 日本語の字幕付き、「ゼロ・グラビティ」予告編です。
     映画の中では使われていませんが、予告編の出だしの音楽は私の大好きな曲♪

     エストニアの作曲家アルヴォ・ペルト Arvo Pärt の、 Spiegel im Spiegel です。
     ブロ友の chopiana さんに教えていただいたのがきっかけで、ハマっています。

     「鏡の中の鏡」という意味の曲名で、これをBGMとして使ったセンスに脱帽だわ~
     まるで時空を超越したような、不思議な気分になる曲ですもの・・・

     chopiana さんの記事も、ぜひご覧ください。
     驚くべき映像と共に、この曲が詳しく紹介されています。